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第三章 世界に降りかかる受難
第684話
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アー君が管理システムをハッキングして問題を分析してくれています。
ああやって女神様の管理権限に侵入して情報抜き取ったんだろうなぁ、手慣れておる。
その横で僕は……皆の前でおむつ交換の刑に処されております。
ヘラ母さんが優しい表情と手つきなのがいたたまれない、さすが子供を守る妖怪、子守のプロフェッショナル。
ああ~お尻にパウダーまでぇ、新商品なの、ヘラ母さんの領地の女の子たちが開発したんだぁ、すっごいなぁ。
「ママ、離乳食とか食べれそう?」
「歯がないねぇ、ドリちゃんのミルクで十分さね」
「だって」
「だぁー」
それってお肉食べれないってこと!?
和食どころか白飯も!?
歯が、まだなせいで?
「さぁ食事にしようかね」
まぁそれでも、ドリちゃんミルク美味しいからいいけど――!?
「母よ、さぁたんと飲むがいい」
ヘラ母さんに差し出された先にはタイガが胡坐をかいて待ち構えていた。
飲めと。
オスの姑獲鳥ターンの次はタイガの母乳を飲めと!?
「ママ、タイガは次期魔王って呼ばれるぐらい魔力量が多いから、なんの心配もないんだぞ」
慈愛の瞳で告げるアー君、そういう問題じゃない。
「ドリちゃのミルクは俺が飲んどいてやるから」
「美味しいです!」
『早く大きくなってね』
ここで一つ重大な事に気付いた。
「んぶーー!!」
告げる前に口に押し付けられる逞しい乳、味が濃いですね!!
魔力もたっぷりなのがよく分かります!
拒否したいのに体が勝手に母乳飲んじゃうのはなーぜー!!
「うむ良い飲みっぷりだ」
「おおゴクゴク飲んでる」
「あー肉美味いわぁ」
「海老も美味しいですよー」
『お菓子おいちぃ』
授乳タイムの僕を肴に好き勝手食べる子供達。
おのれっ、元に戻った時に野菜三昧のメニューにしてやろうか。
「タイガの乳が出るのが不思議か?」
「ん、ん!」
「妊娠しているからな」
サラッと爆弾発言。
それは果たしてラセンの子供なんだろうか。
タイガだからなぁ。
ハーレム持ちだからなー。
一時期は控えてた時もあるけど、世界の理に忠実なんだよねタイガって。
つまりえっちぃ事をするのは正義、という女神の教えに適度に従っているんだ。
「母の食事を確保するため、急きょ仕込んだ」
そんな、料理の仕込みじゃないんだから……。
「相手は俺も聞いてなかったなぁ、ここまですぐに妊娠するとなると相手は限られる」
「タイガ栄養摂らないとな、ステーキ食うか?」
「魔力が芳醇なドリちゃんミルクもおススメです」
『隠し子たくさん』
言いたい事はたくさんあるけれど、お腹いっぱいになって眠気が……。
この乳児の体がにくいぜー。
タイガの乳を飲みながら寝る日が来るとは僕も思わなかったのである。
せめてもの救いは眠りについた後はヘラ母さんに選手交代したことだろうか。
ああやって女神様の管理権限に侵入して情報抜き取ったんだろうなぁ、手慣れておる。
その横で僕は……皆の前でおむつ交換の刑に処されております。
ヘラ母さんが優しい表情と手つきなのがいたたまれない、さすが子供を守る妖怪、子守のプロフェッショナル。
ああ~お尻にパウダーまでぇ、新商品なの、ヘラ母さんの領地の女の子たちが開発したんだぁ、すっごいなぁ。
「ママ、離乳食とか食べれそう?」
「歯がないねぇ、ドリちゃんのミルクで十分さね」
「だって」
「だぁー」
それってお肉食べれないってこと!?
和食どころか白飯も!?
歯が、まだなせいで?
「さぁ食事にしようかね」
まぁそれでも、ドリちゃんミルク美味しいからいいけど――!?
「母よ、さぁたんと飲むがいい」
ヘラ母さんに差し出された先にはタイガが胡坐をかいて待ち構えていた。
飲めと。
オスの姑獲鳥ターンの次はタイガの母乳を飲めと!?
「ママ、タイガは次期魔王って呼ばれるぐらい魔力量が多いから、なんの心配もないんだぞ」
慈愛の瞳で告げるアー君、そういう問題じゃない。
「ドリちゃのミルクは俺が飲んどいてやるから」
「美味しいです!」
『早く大きくなってね』
ここで一つ重大な事に気付いた。
「んぶーー!!」
告げる前に口に押し付けられる逞しい乳、味が濃いですね!!
魔力もたっぷりなのがよく分かります!
拒否したいのに体が勝手に母乳飲んじゃうのはなーぜー!!
「うむ良い飲みっぷりだ」
「おおゴクゴク飲んでる」
「あー肉美味いわぁ」
「海老も美味しいですよー」
『お菓子おいちぃ』
授乳タイムの僕を肴に好き勝手食べる子供達。
おのれっ、元に戻った時に野菜三昧のメニューにしてやろうか。
「タイガの乳が出るのが不思議か?」
「ん、ん!」
「妊娠しているからな」
サラッと爆弾発言。
それは果たしてラセンの子供なんだろうか。
タイガだからなぁ。
ハーレム持ちだからなー。
一時期は控えてた時もあるけど、世界の理に忠実なんだよねタイガって。
つまりえっちぃ事をするのは正義、という女神の教えに適度に従っているんだ。
「母の食事を確保するため、急きょ仕込んだ」
そんな、料理の仕込みじゃないんだから……。
「相手は俺も聞いてなかったなぁ、ここまですぐに妊娠するとなると相手は限られる」
「タイガ栄養摂らないとな、ステーキ食うか?」
「魔力が芳醇なドリちゃんミルクもおススメです」
『隠し子たくさん』
言いたい事はたくさんあるけれど、お腹いっぱいになって眠気が……。
この乳児の体がにくいぜー。
タイガの乳を飲みながら寝る日が来るとは僕も思わなかったのである。
せめてもの救いは眠りについた後はヘラ母さんに選手交代したことだろうか。
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