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第三章 世界に降りかかる受難
第626話
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社畜戦士田中はアー君が紹介した通りギルマスの嫁になりました。さすがギルマス手が早い。
朝一緒に出勤してギルマスの部屋でお仕事、すぐサボろうとするギルマスが真面目に仕事をするようになったと職員さんたちから賞賛されたらしい。アー君が。
位置的には副ギルマスというよりギルマスの専属秘書?
「仕事がとにかく丁寧で!」
「真面目に働かないとイチャイチャにも付き合ってくれないと泣いてました!」
「お昼は手作り弁当らしいです! 愛妻弁当とか羨ましぃぃ!!」
「副ギルマスが飲む胃薬の量が減ったって喜んでましたよー」
「所で統括、うちの国にダンジョンが出来るって本当ですか?」
田中氏に会いに行ったらアー君が職員さんに囲まれました。
押し流されそうになった僕を回収してくれたのは近くにいた冒険者の人、食堂に案内されてお子様ランチ奢られています。いい人だなーって思って顔を見上げたら、王様だった。びっくり。
刀国の国王様と同じ自由な空気を感じる。
なるほど今日は休みを貰えたので久々にギルドに来たと、アー君を見れてちょうらっきぃとな、分かる。
市民の声も直接聞けるし、情勢の情報も手に入れられて、なおかつ城では食べれない美味しいものを食べれるから若い頃から通っているのかぁ。
その流れで僕や子供達の顔を知っていたし、触れたら危険、見たら保護するかギルドに報告を聞いていたので、召喚した時に僕がいて息どころか心臓止まりかけたんだ。どんまい。
「おう陛下じゃん、この所見なかったけど忙しかったのか?」
「依頼もう受けた?」
「まだなら俺らのパーティーに入らない、日帰りの仕事があるんだ」
話しかけて来たのは剣士、剣士、筋肉だるまのパーティーだった。
王様、陛下って呼ばれてるんだね、正体ばれてるけどいいのだかな?
「って神子様じゃん、拝んどこ」
「嫁欲しい、嫁欲しい、可愛くて気立ての良い嫁が欲しい」
「かしこみかしこみぃぃ」
気付かれた途端、凄い真剣に拝まれた。
僕を拝んでも出会いは発生しません、獣人の血を引いてる? なら発生の可能性はあるね。
「それでどう?」
「うむ、日帰りならメンバーに加えてもらおうか」
「決まりなー」
「どんなお仕事なの?」
「神子様が元凶だろうアンデッドダンジョンのプレオープンのチケットが当たったんです」
元凶って言われた。
今回は僕じゃないよ、イネスだよ。
「おお、あれにはうちの兵も参加するらしいからありがたい」
「なんでも入り口でスケルトンが良く効く胃薬売ってるらしいぜ」
「洞窟タイプのダンジョンらしいけど、装備どうする? あ、神子様これ賄賂です」
「俺はおっとりしたタイプが好みです、料理は苦手だけど相手が食べたいなら今から練習する所存」
筋肉だるまがグイグイ主張してくる。
おっとりしたタイプ?
いるかなぁ…………いる。一人だけいる! よしついでだ僕も付いて行こう。
アー君への伝言はえっちゃんに任せて、むさ苦しいパーティーと一緒にやって参りましたアンデッド系ダンジョンのプレオープン。
入口近くではスケルトンが白い骨を輝かせながらケバブ焼いてます。イネスのお店で修業したのかな?
「ご紹介します、ダンジョンで働くアンデッドのリーダー、ネクロマンサー君です。性格は基本おっとり、怒らせなければ大丈夫」
カイちゃんの魔力が込められた魔石を使った影響か、性格がカイちゃんに似ています。
イネスの光属性とカイちゃんの闇属性が混ざった結果、光属性の魔法もバンバン撃てるネクロマンサーが誕生してしまいました。修行すればそのうち光線放てるとイネスが言ってました。
「これありなのか?」
「陛下の国って魔物との婚姻どうなってる?」
「城に帰ったらすぐ法整備します」
当の筋肉だるまですが、ネクロマンサー君と見つめ合って動きません。
二人を取り巻く空気がピンクに見えるのでおっけぇだと思う。
朝一緒に出勤してギルマスの部屋でお仕事、すぐサボろうとするギルマスが真面目に仕事をするようになったと職員さんたちから賞賛されたらしい。アー君が。
位置的には副ギルマスというよりギルマスの専属秘書?
「仕事がとにかく丁寧で!」
「真面目に働かないとイチャイチャにも付き合ってくれないと泣いてました!」
「お昼は手作り弁当らしいです! 愛妻弁当とか羨ましぃぃ!!」
「副ギルマスが飲む胃薬の量が減ったって喜んでましたよー」
「所で統括、うちの国にダンジョンが出来るって本当ですか?」
田中氏に会いに行ったらアー君が職員さんに囲まれました。
押し流されそうになった僕を回収してくれたのは近くにいた冒険者の人、食堂に案内されてお子様ランチ奢られています。いい人だなーって思って顔を見上げたら、王様だった。びっくり。
刀国の国王様と同じ自由な空気を感じる。
なるほど今日は休みを貰えたので久々にギルドに来たと、アー君を見れてちょうらっきぃとな、分かる。
市民の声も直接聞けるし、情勢の情報も手に入れられて、なおかつ城では食べれない美味しいものを食べれるから若い頃から通っているのかぁ。
その流れで僕や子供達の顔を知っていたし、触れたら危険、見たら保護するかギルドに報告を聞いていたので、召喚した時に僕がいて息どころか心臓止まりかけたんだ。どんまい。
「おう陛下じゃん、この所見なかったけど忙しかったのか?」
「依頼もう受けた?」
「まだなら俺らのパーティーに入らない、日帰りの仕事があるんだ」
話しかけて来たのは剣士、剣士、筋肉だるまのパーティーだった。
王様、陛下って呼ばれてるんだね、正体ばれてるけどいいのだかな?
「って神子様じゃん、拝んどこ」
「嫁欲しい、嫁欲しい、可愛くて気立ての良い嫁が欲しい」
「かしこみかしこみぃぃ」
気付かれた途端、凄い真剣に拝まれた。
僕を拝んでも出会いは発生しません、獣人の血を引いてる? なら発生の可能性はあるね。
「それでどう?」
「うむ、日帰りならメンバーに加えてもらおうか」
「決まりなー」
「どんなお仕事なの?」
「神子様が元凶だろうアンデッドダンジョンのプレオープンのチケットが当たったんです」
元凶って言われた。
今回は僕じゃないよ、イネスだよ。
「おお、あれにはうちの兵も参加するらしいからありがたい」
「なんでも入り口でスケルトンが良く効く胃薬売ってるらしいぜ」
「洞窟タイプのダンジョンらしいけど、装備どうする? あ、神子様これ賄賂です」
「俺はおっとりしたタイプが好みです、料理は苦手だけど相手が食べたいなら今から練習する所存」
筋肉だるまがグイグイ主張してくる。
おっとりしたタイプ?
いるかなぁ…………いる。一人だけいる! よしついでだ僕も付いて行こう。
アー君への伝言はえっちゃんに任せて、むさ苦しいパーティーと一緒にやって参りましたアンデッド系ダンジョンのプレオープン。
入口近くではスケルトンが白い骨を輝かせながらケバブ焼いてます。イネスのお店で修業したのかな?
「ご紹介します、ダンジョンで働くアンデッドのリーダー、ネクロマンサー君です。性格は基本おっとり、怒らせなければ大丈夫」
カイちゃんの魔力が込められた魔石を使った影響か、性格がカイちゃんに似ています。
イネスの光属性とカイちゃんの闇属性が混ざった結果、光属性の魔法もバンバン撃てるネクロマンサーが誕生してしまいました。修行すればそのうち光線放てるとイネスが言ってました。
「これありなのか?」
「陛下の国って魔物との婚姻どうなってる?」
「城に帰ったらすぐ法整備します」
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