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第三章 世界に降りかかる受難
第569話
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拾った元軍人、超人だった。
「ほぁぁぁ」
「すげぇ」
『神の従者爆誕』
「みゃーおー」
僕らは今、マールス以外まともに抱き上げれない涼玉を抱き上げた純粋な人間を初めて見ました。
身体強化も何も使わずにドラゴンの赤ちゃん、それも超重量を持ち上げてる。本当に人間?
「俺、これほしい!!」
「涼玉様ぁぁぁ!!」
涼玉の反応にマールスが崩れ落ちた。
元軍人の人、おにぎりあげた時から元気もりもり、ひよこ豆は混ぜてないはずだけどなー?
涼玉を持ち上げる事になったのは元軍人の人が僕らの力をレイアさんの手下から説明され、地面に穴を開ける勢いで土下座したことに始まる。
おひげで顔が埋まっていて青年かおじさんか分からないこの人、軍を追い出された直後に故郷の危機を知り、故郷に帰る途中だったらしい。
でも途中で盗賊に襲われ負傷、この村の人に助けてもらったけれど作物の病気で食べることに困っているような状況だったため、空腹でぶっ倒れていた。ということみたい。
「一応、俺らが支援はしているんスけど、そもそもの原因が取り除かれてないから状況悪化する一方で」
「森に入って食料探してはいます、でも森の恵みも枯渇しかけてて……その日食べれるかどうかのギリギリしかとれない日が続いているんです」
村人を餓死させないギリギリラインの支援、それが限界なんてさぞかし辛かっただろう。
でも僕らが来たからには全ての問題は今日解決なのです!
「レイアさん、ひよこ豆のこと知らなかったっけ?」
「ひよこ豆自体は知ってるけど、刀国で人気の栄養満点の豆。炒るとうめぇ。ぐらいだと思う」
「チート発揮は俺が育てたやつだけだしな!」
『筋肉モリモリ』
「今回の件で大量発注されそうですねー、アカーシャに連絡しておきます!」
涼玉が直接育てたひよこ豆の効果は強いからなぁ。特別強いのはこの間の悪魔の案件みたいにハッピーな効果が抜群に出るけど、時間が経てば栄養価が高いただのひよこ豆になる。
特殊効果を持続させる方法はアー君やアカーシャが研究費を出して調べさせてるみたい、思うんだ。多分それ、真面目にやると結果が頭痛いやつ。
まぁとにかく。
元軍人の人は僕らの力を知り、力を貸して欲しい、故郷を救って欲しいと願ったのです。
いいよ。と言うのは簡単。
でもですね、僕を監視するレイアさんの目がここに二人いるんです、簡単にいいよーって言っちゃうと報告が行くでしょ、また説教タイム+社会奉仕活動追加になっちゃう。それは嫌。
何とか建前だけでも整えないといけないのです。
むーんと頭を悩ませ、思いついたのが神の試練。それっぽい試練を与えてクリアしたら助ければ、なんかほら、いいんじゃないかなぁって!
僕が課したのは涼玉をほんの僅かでも持ち上げられたら、そしたら故郷を救いに行く。というもの。
女神様の代理が交わした約束だからね、違えないよ!
あとダメそうだったら元軍人の人をシャムスに強化してもらうか、えっちゃんに涼玉を少しだけ持ち上げてもらうとかの不正する気満々でした。
結果は冒頭の通り、自力で持ち上げて涼玉大喜び。
喜びの波動で僕らの周囲の草が一気に芽吹き、草原になりました。壮観です。
「ほぁぁぁ」
「すげぇ」
『神の従者爆誕』
「みゃーおー」
僕らは今、マールス以外まともに抱き上げれない涼玉を抱き上げた純粋な人間を初めて見ました。
身体強化も何も使わずにドラゴンの赤ちゃん、それも超重量を持ち上げてる。本当に人間?
「俺、これほしい!!」
「涼玉様ぁぁぁ!!」
涼玉の反応にマールスが崩れ落ちた。
元軍人の人、おにぎりあげた時から元気もりもり、ひよこ豆は混ぜてないはずだけどなー?
涼玉を持ち上げる事になったのは元軍人の人が僕らの力をレイアさんの手下から説明され、地面に穴を開ける勢いで土下座したことに始まる。
おひげで顔が埋まっていて青年かおじさんか分からないこの人、軍を追い出された直後に故郷の危機を知り、故郷に帰る途中だったらしい。
でも途中で盗賊に襲われ負傷、この村の人に助けてもらったけれど作物の病気で食べることに困っているような状況だったため、空腹でぶっ倒れていた。ということみたい。
「一応、俺らが支援はしているんスけど、そもそもの原因が取り除かれてないから状況悪化する一方で」
「森に入って食料探してはいます、でも森の恵みも枯渇しかけてて……その日食べれるかどうかのギリギリしかとれない日が続いているんです」
村人を餓死させないギリギリラインの支援、それが限界なんてさぞかし辛かっただろう。
でも僕らが来たからには全ての問題は今日解決なのです!
「レイアさん、ひよこ豆のこと知らなかったっけ?」
「ひよこ豆自体は知ってるけど、刀国で人気の栄養満点の豆。炒るとうめぇ。ぐらいだと思う」
「チート発揮は俺が育てたやつだけだしな!」
『筋肉モリモリ』
「今回の件で大量発注されそうですねー、アカーシャに連絡しておきます!」
涼玉が直接育てたひよこ豆の効果は強いからなぁ。特別強いのはこの間の悪魔の案件みたいにハッピーな効果が抜群に出るけど、時間が経てば栄養価が高いただのひよこ豆になる。
特殊効果を持続させる方法はアー君やアカーシャが研究費を出して調べさせてるみたい、思うんだ。多分それ、真面目にやると結果が頭痛いやつ。
まぁとにかく。
元軍人の人は僕らの力を知り、力を貸して欲しい、故郷を救って欲しいと願ったのです。
いいよ。と言うのは簡単。
でもですね、僕を監視するレイアさんの目がここに二人いるんです、簡単にいいよーって言っちゃうと報告が行くでしょ、また説教タイム+社会奉仕活動追加になっちゃう。それは嫌。
何とか建前だけでも整えないといけないのです。
むーんと頭を悩ませ、思いついたのが神の試練。それっぽい試練を与えてクリアしたら助ければ、なんかほら、いいんじゃないかなぁって!
僕が課したのは涼玉をほんの僅かでも持ち上げられたら、そしたら故郷を救いに行く。というもの。
女神様の代理が交わした約束だからね、違えないよ!
あとダメそうだったら元軍人の人をシャムスに強化してもらうか、えっちゃんに涼玉を少しだけ持ち上げてもらうとかの不正する気満々でした。
結果は冒頭の通り、自力で持ち上げて涼玉大喜び。
喜びの波動で僕らの周囲の草が一気に芽吹き、草原になりました。壮観です。
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