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第二章 聖杯にまつわるお話
第457話
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波乱万丈なピクニックを終え、自宅に戻ってくる事が出来ました。
自宅最高。
お家が一番。
「あの山、ドラゴンだったんだね」
『でっかいイワナ』
シャムスがぺちぺちと叩いているのは1m以上ありそうなイワナ、異世界だからね、牙もあるよ。
「なるほど、魔素の巡りが良いわけだ」
「こっちの鮎もでっけぇ」
異世界の鮎はもはや鮎じゃない、一角を突き出して人を殺せそうな目をしてるのですが。
よくこれ普通に釣れたね、釣り糸にヨムちゃんの加護でも使ったのかな。
「ニジマスかな」
異世界ニジマスは尖ってた。
もはやこれ別の魚な気がするけど、鑑定結果は「ニジマス」って出るんだって。
それニジマスはニジマスでも「虹マス」なんじゃない?
だって本体が七色に輝いている。
「鮭もいます、トラちゃんより一回り小さいけど、重いです」
イネスが魚を盗もうとして失敗したようだ。
鮭はもはや顎が凶器、よく見たらナイフみたいに鋭利な感じになってた。
う、うーん、クラーケンがスルメと呼ばれているのと同じ現象で、似たような魚に知ってる名前つけたのかもしれない、それか地球から輸入して異世界に適応したらこんなになったとか。
どっちもありえるなぁ。
「あのドラゴンは最初からあそこに?」
「うん、俺も最初知らなかったけど涼玉が躍ったら物珍しさに動いた」
「かあちゃマグロがある!」
「マグロって川で釣れるっけ?」
今日の出来事の報告をしあっているため、会話が混雑しております。
でも良く考えたら騎士様の言葉にまともに返してるのアー君だけだね、アー君以外は釣果に夢中です。
「かあちゃ鰻だ! 捌いて食おう!」
「そうだね、スラちゃんお願い」
「ぴぴーー!」
他にも鯛とかヒラメとかいるけどツッコミは終了しました。スルーします。
『海鮮丼もいいなぁ』
「お刺身……海老が足りないです、お庭行ってきますね」
「イクラ足りない、あれって何の魚から取れるんだっけ? クラーケン知らないかな」
シャムス、イネス、涼玉が庭へと出て行った。
どうやら欲しいものがなかったようで、庭の池に取りに行ったようだ。
魔改造に魔改造を重ねた我が家の池、ダンジョンにカウントしてもいいんじゃないかってぐらいランクの高い魔物が住んでいます。
巨大さでいったらクラーケンが一番だけど、トップはトラちゃん、ではなくそのお嫁さんなのはいまだ変わっていない。
「クララー! 伊勢海老狩りしますよぉ!」
「ピキーー!」
イネスの掛け声に池から飛び出したのはミニクラーケン、名前あったんだ……あっ、イネスを頭に乗せて泳ぎ始めた。
子分と下僕、どっちだろう?
自宅最高。
お家が一番。
「あの山、ドラゴンだったんだね」
『でっかいイワナ』
シャムスがぺちぺちと叩いているのは1m以上ありそうなイワナ、異世界だからね、牙もあるよ。
「なるほど、魔素の巡りが良いわけだ」
「こっちの鮎もでっけぇ」
異世界の鮎はもはや鮎じゃない、一角を突き出して人を殺せそうな目をしてるのですが。
よくこれ普通に釣れたね、釣り糸にヨムちゃんの加護でも使ったのかな。
「ニジマスかな」
異世界ニジマスは尖ってた。
もはやこれ別の魚な気がするけど、鑑定結果は「ニジマス」って出るんだって。
それニジマスはニジマスでも「虹マス」なんじゃない?
だって本体が七色に輝いている。
「鮭もいます、トラちゃんより一回り小さいけど、重いです」
イネスが魚を盗もうとして失敗したようだ。
鮭はもはや顎が凶器、よく見たらナイフみたいに鋭利な感じになってた。
う、うーん、クラーケンがスルメと呼ばれているのと同じ現象で、似たような魚に知ってる名前つけたのかもしれない、それか地球から輸入して異世界に適応したらこんなになったとか。
どっちもありえるなぁ。
「あのドラゴンは最初からあそこに?」
「うん、俺も最初知らなかったけど涼玉が躍ったら物珍しさに動いた」
「かあちゃマグロがある!」
「マグロって川で釣れるっけ?」
今日の出来事の報告をしあっているため、会話が混雑しております。
でも良く考えたら騎士様の言葉にまともに返してるのアー君だけだね、アー君以外は釣果に夢中です。
「かあちゃ鰻だ! 捌いて食おう!」
「そうだね、スラちゃんお願い」
「ぴぴーー!」
他にも鯛とかヒラメとかいるけどツッコミは終了しました。スルーします。
『海鮮丼もいいなぁ』
「お刺身……海老が足りないです、お庭行ってきますね」
「イクラ足りない、あれって何の魚から取れるんだっけ? クラーケン知らないかな」
シャムス、イネス、涼玉が庭へと出て行った。
どうやら欲しいものがなかったようで、庭の池に取りに行ったようだ。
魔改造に魔改造を重ねた我が家の池、ダンジョンにカウントしてもいいんじゃないかってぐらいランクの高い魔物が住んでいます。
巨大さでいったらクラーケンが一番だけど、トップはトラちゃん、ではなくそのお嫁さんなのはいまだ変わっていない。
「クララー! 伊勢海老狩りしますよぉ!」
「ピキーー!」
イネスの掛け声に池から飛び出したのはミニクラーケン、名前あったんだ……あっ、イネスを頭に乗せて泳ぎ始めた。
子分と下僕、どっちだろう?
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