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第二章 聖杯にまつわるお話
第158話
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面白いことが起きた。
「俺との相性抜群」
「バウ」
ロデオと一緒に我が家に戻った岩の狼くん、涼玉とイネスが面白がって炎で攻撃した所、岩なので炎ダメージはゼロで岩が熱を持ったままになったのです。
うっかり触ると火傷するけど、我が家の住人大体が炎耐性や無効持ってるから安心、ギレンはちょっと危ないかなぁ。
「焼ける!」
「目玉焼き出来ました!」
岩の上で物が焼けるんです。
そして爆誕した移動する肉焼き狼。ちょっと意味が分からないけど、いつものことか。
「ロックこっちに肉一枚ー」
「さつま芋いい感じに焼けてるなぁ」
「鶏肉ウマー」
尖った岩の先に野菜を刺し、広い面積には肉を置かれ、全体像が面白いことになっている岩の狼はロックと名付けられ、庭を忙しく行き来している。
中には炎無効を持っているからと、直接背に乗ってずっと食べている邪神もいるんだよね、銀ちゃんもそのうちの一匹で、鶏肉とじゃが芋を交互に食べてご満悦です。
「ギレン、お疲れ様、これ僕が作ったんだよ」
「っひ」
「豆乳スープに根菜で作ったお団子を入れたんだけど、どうかな?」
「は、はは、美味しいです」
「もう! まだ食べてないのに!」
ニコニコと上機嫌なアカーシャさん、夕食の準備が終わった後、姿が見えないと思ったらドリちゃん監修のもとあのスープを作っていたらしい。
旦那様であるギレンへ日頃の激務を労わる気持ちで作ったらしいのだけど、当の本人の表情は恐怖でひきつっている。
心の中で応援しながら観戦していたら、笑顔であーんをしてくる嫁に逆らえず、引きつった笑顔のままギレンが口を開けていた。
大丈夫、ドリちゃんが揃えた材料を、ドリちゃんの指示通りの手順で調理したから、ないわーって言う物は使ってないらしいから!
「丸いパンを用意!」
『あい』
「真ん中に開けた穴にチーズをどん」
『どーん』
「好きな野菜を詰め込んで」
「俺はさつま芋かな」
「私はじゃが芋を入れます」
『僕はね、カボチャ』
「涼、やれ!」
「ドラゴンファイヤー!」
「グラタンパンの出来上がり!」
大人がバーベキューを楽しみながらお酒を楽しむ横で、幼児らがパンを持ってキャッキャしていると思ったら、自分達でパンをアレンジして楽しんでいました。
「これパパたちにも作ってあげてくれる?」
「分かった!」
『神薙様にはトースト一斤使うの!』
「俺の炎は絶好調だぜ!」
「フランスパンも使ってみましょう!」
ちなみにパンに穴を開けるのは白ちゃんがやっていました。
「対価はエヴァへのお土産!」
「ピザトーストでいいか?」
「おう!」
「面白そう、俺もやる。嫁へのお土産」
「俺もシャムスに作るぞ!」
わらわらと寄ってくる邪神兄弟、一緒にロックもやってきたので、これ幸いにと野菜や肉を回収されている。
『キノコグラタンパン!』
「俺はとうちゃに激辛カレー入れてみた」
「匂いがキツイです」
「目に来るんだけど、涼はなんで平気なんだ?」
こうして作られた大量のグラタンパンはパパ達に差し入れされ、酒の入った大人たちに大いに喜ばれて捕まってはちゅっちゅっされていました。
僕は巻き込まれないように肉を焼くふりして遠くで見守ってたよ!
「俺との相性抜群」
「バウ」
ロデオと一緒に我が家に戻った岩の狼くん、涼玉とイネスが面白がって炎で攻撃した所、岩なので炎ダメージはゼロで岩が熱を持ったままになったのです。
うっかり触ると火傷するけど、我が家の住人大体が炎耐性や無効持ってるから安心、ギレンはちょっと危ないかなぁ。
「焼ける!」
「目玉焼き出来ました!」
岩の上で物が焼けるんです。
そして爆誕した移動する肉焼き狼。ちょっと意味が分からないけど、いつものことか。
「ロックこっちに肉一枚ー」
「さつま芋いい感じに焼けてるなぁ」
「鶏肉ウマー」
尖った岩の先に野菜を刺し、広い面積には肉を置かれ、全体像が面白いことになっている岩の狼はロックと名付けられ、庭を忙しく行き来している。
中には炎無効を持っているからと、直接背に乗ってずっと食べている邪神もいるんだよね、銀ちゃんもそのうちの一匹で、鶏肉とじゃが芋を交互に食べてご満悦です。
「ギレン、お疲れ様、これ僕が作ったんだよ」
「っひ」
「豆乳スープに根菜で作ったお団子を入れたんだけど、どうかな?」
「は、はは、美味しいです」
「もう! まだ食べてないのに!」
ニコニコと上機嫌なアカーシャさん、夕食の準備が終わった後、姿が見えないと思ったらドリちゃん監修のもとあのスープを作っていたらしい。
旦那様であるギレンへ日頃の激務を労わる気持ちで作ったらしいのだけど、当の本人の表情は恐怖でひきつっている。
心の中で応援しながら観戦していたら、笑顔であーんをしてくる嫁に逆らえず、引きつった笑顔のままギレンが口を開けていた。
大丈夫、ドリちゃんが揃えた材料を、ドリちゃんの指示通りの手順で調理したから、ないわーって言う物は使ってないらしいから!
「丸いパンを用意!」
『あい』
「真ん中に開けた穴にチーズをどん」
『どーん』
「好きな野菜を詰め込んで」
「俺はさつま芋かな」
「私はじゃが芋を入れます」
『僕はね、カボチャ』
「涼、やれ!」
「ドラゴンファイヤー!」
「グラタンパンの出来上がり!」
大人がバーベキューを楽しみながらお酒を楽しむ横で、幼児らがパンを持ってキャッキャしていると思ったら、自分達でパンをアレンジして楽しんでいました。
「これパパたちにも作ってあげてくれる?」
「分かった!」
『神薙様にはトースト一斤使うの!』
「俺の炎は絶好調だぜ!」
「フランスパンも使ってみましょう!」
ちなみにパンに穴を開けるのは白ちゃんがやっていました。
「対価はエヴァへのお土産!」
「ピザトーストでいいか?」
「おう!」
「面白そう、俺もやる。嫁へのお土産」
「俺もシャムスに作るぞ!」
わらわらと寄ってくる邪神兄弟、一緒にロックもやってきたので、これ幸いにと野菜や肉を回収されている。
『キノコグラタンパン!』
「俺はとうちゃに激辛カレー入れてみた」
「匂いがキツイです」
「目に来るんだけど、涼はなんで平気なんだ?」
こうして作られた大量のグラタンパンはパパ達に差し入れされ、酒の入った大人たちに大いに喜ばれて捕まってはちゅっちゅっされていました。
僕は巻き込まれないように肉を焼くふりして遠くで見守ってたよ!
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