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第一章 紡がれる日常
第80話
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鍋ダンジョン本日無事オープンです。
噂を聞きつけた冒険者が凄いことになっています、近付いたら迷子になりそうなので、アグニのお家でシャムスを始めとした幼児とお留守番しております。
幼児と言ってもうちの子だけじゃなく、帝国兄弟、邪神兄弟、その他知り合いの子供たちまでいるのでカオスですよ。
「ヘラ母さんありがとう」
「放置しておいてダンジョンに入って行かれたら大変だからね、特に普段自分たちの領域から出ない分はしゃぎ過ぎるだろうし、私を頼ってもらえて良かったよ」
「きゃぁぁぁ!!」
「ひょおおおお!!」
頼もしい発言に潤んでいたら叫び声が聞こえ、同時に水に飛び込む音が聞こえた。
「ああやって遊び場もあるからね、とりあえず今日は大丈夫だろうよ」
「プールじゃなくてお風呂なんだけどな」
うっかりしたことに町中に大浴場は作ったものの、アグニの住居にお風呂を作り忘れたため、急きょ部屋の外に作られたのが今子供たちが飛び込んでいるローマ風呂。
庭を造る予定だったけれど、炎神に近過ぎて耐えられる植物を探している所だったので何もなかったんだよね。
女神様の入れ知恵で世界遺産のローマ公衆浴場が再現されています、ただし入浴するのが神々なので人間が入ると人体に影響を及ぼす可能性が高いため、一般人は立入禁止です。
転生者がいたら自慢したかったなぁ。
改築する際、お風呂を囲うように軒下空間を作ったのだけど、その増築部分、登れるんだよね。
ジャンプで登ろうとしたのでアー君が慌てて滑り止め付き梯子を設置、屋根部分からお風呂に飛び込めるようになったの上、涼玉の強い要望でウォータースライダーも追加され、あのように子供たちのテンションが壊れております。
実は僕も飛び込みたいけど今は子守優先だから我慢、我慢。
軒下はタイルになっていて、休憩する椅子や桶などが置かれている。
木製だけど火炎無効を持つドリちゃんの一部なので燃えないんだ、アグニの結婚祝いにドリちゃんがプレゼントしてくれたんだって。
あれ?
子供たち全員お風呂にいるし、僕とヘラ母さんはお風呂を見渡せる部屋で休憩中。
子守になってない?
「ところでイツキ、あれ、女湯はないのかね?」
「夫婦どちらも男だからその発想はなかったみたい、女神様の離宮にも同じお風呂あるから入りたいならそっちで入れるよ」
「今度行ってみるよ」
「ただ炎帝さんが男性の体だから、基本混浴だけどね」
「……」
目を閉じて唸っている。
炎帝さん中身は女だから、男に転生しても男湯には入る気になれなかったみたいなんだ。
その代わりあちらの施設はお洒落な設備が多数あるらしい、サウナやエステだけじゃなく、お風呂の種類も岩盤浴や砂風呂、花の浮いたお風呂やジャグジーなどなど。
しかも全体的に女性らしく可愛らしいデザインで統一されているんだって、完全に炎帝さんの趣味ですね。
噂を聞きつけた冒険者が凄いことになっています、近付いたら迷子になりそうなので、アグニのお家でシャムスを始めとした幼児とお留守番しております。
幼児と言ってもうちの子だけじゃなく、帝国兄弟、邪神兄弟、その他知り合いの子供たちまでいるのでカオスですよ。
「ヘラ母さんありがとう」
「放置しておいてダンジョンに入って行かれたら大変だからね、特に普段自分たちの領域から出ない分はしゃぎ過ぎるだろうし、私を頼ってもらえて良かったよ」
「きゃぁぁぁ!!」
「ひょおおおお!!」
頼もしい発言に潤んでいたら叫び声が聞こえ、同時に水に飛び込む音が聞こえた。
「ああやって遊び場もあるからね、とりあえず今日は大丈夫だろうよ」
「プールじゃなくてお風呂なんだけどな」
うっかりしたことに町中に大浴場は作ったものの、アグニの住居にお風呂を作り忘れたため、急きょ部屋の外に作られたのが今子供たちが飛び込んでいるローマ風呂。
庭を造る予定だったけれど、炎神に近過ぎて耐えられる植物を探している所だったので何もなかったんだよね。
女神様の入れ知恵で世界遺産のローマ公衆浴場が再現されています、ただし入浴するのが神々なので人間が入ると人体に影響を及ぼす可能性が高いため、一般人は立入禁止です。
転生者がいたら自慢したかったなぁ。
改築する際、お風呂を囲うように軒下空間を作ったのだけど、その増築部分、登れるんだよね。
ジャンプで登ろうとしたのでアー君が慌てて滑り止め付き梯子を設置、屋根部分からお風呂に飛び込めるようになったの上、涼玉の強い要望でウォータースライダーも追加され、あのように子供たちのテンションが壊れております。
実は僕も飛び込みたいけど今は子守優先だから我慢、我慢。
軒下はタイルになっていて、休憩する椅子や桶などが置かれている。
木製だけど火炎無効を持つドリちゃんの一部なので燃えないんだ、アグニの結婚祝いにドリちゃんがプレゼントしてくれたんだって。
あれ?
子供たち全員お風呂にいるし、僕とヘラ母さんはお風呂を見渡せる部屋で休憩中。
子守になってない?
「ところでイツキ、あれ、女湯はないのかね?」
「夫婦どちらも男だからその発想はなかったみたい、女神様の離宮にも同じお風呂あるから入りたいならそっちで入れるよ」
「今度行ってみるよ」
「ただ炎帝さんが男性の体だから、基本混浴だけどね」
「……」
目を閉じて唸っている。
炎帝さん中身は女だから、男に転生しても男湯には入る気になれなかったみたいなんだ。
その代わりあちらの施設はお洒落な設備が多数あるらしい、サウナやエステだけじゃなく、お風呂の種類も岩盤浴や砂風呂、花の浮いたお風呂やジャグジーなどなど。
しかも全体的に女性らしく可愛らしいデザインで統一されているんだって、完全に炎帝さんの趣味ですね。
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