93 / 128
最終章 そして、白い鳥たちは大空へ向かう
第7話
しおりを挟む
「今度はバイクですか……?」
土曜日。今日は学校がお休みのため、颯希は静也の家に行くために私服姿で朝食を食べていた。その時に佳澄から昨日の深夜にバイクが燃えているのを通行人が発見し、消防車がきてちょっとした騒ぎになったと言う。警察はこの前の自転車の放火と同一人物ではないかという事で捜査を開始したという事だった。
「一体誰が放火なんか……。颯希も気を付けてね」
「はーい……」
朝食を食べ終えて、出掛ける準備をする。
「いってきまーす!」
玄関を出ると、空は青空が広がっていた。
「……いい天気です」
太陽の眩しさに目を細めながら颯希が微笑むように呟く。日差しを浴びるようにゆっくりとした足取りで道を歩く。途中で店に入り、ハリケーンのドッグフードを買って静也の家に行った。
「よお、来たか」
静也の家に行くと、静也が庭でハリケーンの身体をブラッシングしていた。
「おはようございます!」
颯希が元気よく挨拶をする。
「やあ、いらっしゃい」
拓哉が出てきて颯希に挨拶をする。
「おはようございます!拓哉さん!」
そして、静也にドッグフードを渡し、静也と一緒にハリケーンとじゃれ合っていた。
「もう少ししたら散歩に連れてくか」
「そうですね!行きましょう!」
こうして、颯希と静也でハリケーンの散歩に行くことになった。
あんな場面に出くわす羽目になるとは露知らずに……。
その頃、月子と月弥は家のリビングでお互いにタブレットやパソコンを広げながらゆったりとくつろいでいた。
「ねぇ……」
そこへ、月子が声を発する。
「どうしたの?」
月子の言葉に月弥が反応する。
しばらく沈黙が続く。
「……何でもない」
月子はそう言うと、「部屋に戻る」と言って、戻っていった。その様子を月弥が心配そうに眺める。そこへ、入れ替わるように父親がリビングに入ってきた。そして、父親が月弥と対面になるようにソファーに腰掛ける。
「……父さん、まだ話をしない方がいいの?」
月弥が意味ありげな言葉を父親に問う。
「もう少し待て」
父親がそれだけを言う。
「最近、月子の様子がおかしい気がするんだ……。いつも通りのようでちょっと違う感じがする……」
月弥が沈痛な面持ちで話す。
「思春期だからな。いろいろと不安定な時期でもあるんだろう……」
父親の言葉に月弥は納得しようにも、最近の月子の様子が思春期だけではないような気がしてならない。何かもっと別のことで思い詰めているような、そんな雰囲気だ。
「……お前がそんな顔をしていたら月子は余計に不安になる。ちゃんと芯は持っていろ」
「うん……」
父親の言葉に月弥はそう返事するしかない。
月子のことを守れるのは自分だけ……。
自分が守らなくて誰が守るんだ……。
そんな思いが月弥の中で駆け巡る。
「……はぁ」
月子は自室に戻ると、ベッドに横になっていた。
「なんで、こんな感情なんだろう……」
そうぽつりと呟く。
最近、月弥がどんどん男らしくなっていき、月子の中で月弥を双子の弟ではなく一人の男として意識するようになり、その感情に戸惑っていた。なんとか月弥の前では平静さを保っているが、意識してしまうことが増えてきてどうしたらよいか分からなくなってきている。
「こんな気持ち、許されるはずないのに……」
月弥を男として見ている自分に辛さや苦しさを感じる。
感情が渦巻く。
グルグル……。
グルグル……。
「木津さん、例の内の一名は裏が取れたのですが、立証するのは難しいかもしれません」
「なんでだ?」
呉野の言葉に木津が疑問の声を漏らす。
「どうやら握りつぶしている人物がいるみたいなんです。まだ確証はありませんが、どうやらその人物が――――」
呉野がそう言いながらある人物の名前を挙げる。
「……嘘だろ……?」
呉野が言った人物の言葉に木津が信じられないとでも言うような顔をする。
「確証はまだありませんが……」
呉野の言葉に木津が「うーん……」と唸る。そして、その方面で調べてみようという事になり、捜査を続けることにした。
「沢山お散歩して立派なパトロール犬になってくださいね!」
青空の中を颯希と静也がハリケーンと一緒にお散歩していた。
「わわっ!走るなよ!!」
ハリケーンはお散歩がよっぽど嬉しいのか時折走ったりしてそのたびに静也がリードで引っ張っている。
「ハリケーン、すごくお散歩が嬉しいのですね!」
颯希が元気なハリケーンを見て嬉しそうに言葉を綴る。
その時だった。遠くから人がこちらに向かって歩いてくるのが見える。近付くにつれてその人が誰か分かり、颯希が手を振りながら声を上げる。
「楓さーん!!」
颯希の声に気付き、楓が手を振ったので、颯希たちが近くまで駆け寄っていく。
「こんにちは!楓さん!」
「こんにちは。犬のお散歩?」
楓がハリケーンの頭を撫でながらそう言葉を綴る。
楓は仕事が休みの日という事もあり、散歩をしているところだった。白のパンツに白のタンクトップ。その上に薄い黄色のカーディガンを羽織っている。
「ハリケーンって言う名前なのです。フラフラしているところを保護して静也くんが引き取ってくれたのですよ」
颯希の言葉に静也が軽く会釈する。そして、三人で散歩をすることになり、颯希がハリケーンを保護したときのことを話した。
「……じゃあ、颯希ちゃんたちはその十二年前の放火事件のことを調べているんだ」
「はい。でも、手掛かりが少なくて何処をどう調べればいいのか分からなくて……。楓さんはその事件を知っていますか?」
颯希が少しでも何か手掛かりを探すために話を振る。
「……うーん。そうねぇ~……。関係ないかもしれないけど、その事件のあと直ぐにクラスメートが留学したの。突然だったからみんな驚いてたわ」
「……放火事件と関係があるのですかね?」
「それは無いと思うけど……。ただ単に時期が被っただけで、関係ないと思うわ」
楓の話に颯希がどことなく違和感を持つ。留学なら早々と分かるはずだし、夏休みの中盤に突然、留学に行くのだろうか?もし、行くとしたら夏休みが始まってすぐに行くのなら話は分かるが、楓の話では前々から決まっていた感じではない。
「それで、その留学をしていたクラスメートの方は帰ってきたのですよね?」
「それが、夏休みが終わって帰ってくるのだと思ったら帰らずに向こうの学校にそのまま残ったとかでこっちの高校は辞めたのよ……」
「「えっ……」」
楓の話に颯希と静也が同時に声を出す。
「そんなことがあり得るのでしょうか……?」
颯希の中で疑問が膨らむ。
もしかして、留学ではなく別の理由かもしれない。
例えば、その放火事件で火傷を負った被害者の可能性もある……。
「詳しいことは分からないけど、そう聞いているわ……」
しばらく沈黙が続く。
「……そういえばさ、十二年も前の事なのによく覚えていたな」
その沈黙を静也が破った。
「そうね。当時、私は高校生だったのだけど、その留学したクラスメートの人のことは憧れだったのよ。すごく頭のいい人でね。恋とは少し違うと思うのだけど、勉強ができて弓道も出来て素敵な人だなぁ~って思ってたんだ」
楓がそう言いながら顔を少し赤らめる。きっと、その人のことが本当は好きだったのだろう。でも、自分は生まれつき障がい者だからそんな人とは釣り合わない。だから、好きになるのを諦めて憧れとして胸に思いを秘めたのかもしれない……。
「……どっかでその人に会えるといいな」
楓の気持ちを読み取ったのか、静也がそう言葉を綴る。その言葉に楓は少し複雑そうな表情をするが、微笑みながら言った。
「……そうね、会えるならまた会いたいな……。今、どうしているんだろ……」
すこし寂しそうな表情でそう言葉を綴る。
「元気にしているといいですね……」
颯希が楓を元気付けようとそう言葉を発する。
そして、どんな人だったのかを颯希と静也が根掘り葉掘り聞きながら散歩をしていく。
すると、颯希の目がある場面を捉えた。
「ねぇ……!あれっ……!!」
土曜日。今日は学校がお休みのため、颯希は静也の家に行くために私服姿で朝食を食べていた。その時に佳澄から昨日の深夜にバイクが燃えているのを通行人が発見し、消防車がきてちょっとした騒ぎになったと言う。警察はこの前の自転車の放火と同一人物ではないかという事で捜査を開始したという事だった。
「一体誰が放火なんか……。颯希も気を付けてね」
「はーい……」
朝食を食べ終えて、出掛ける準備をする。
「いってきまーす!」
玄関を出ると、空は青空が広がっていた。
「……いい天気です」
太陽の眩しさに目を細めながら颯希が微笑むように呟く。日差しを浴びるようにゆっくりとした足取りで道を歩く。途中で店に入り、ハリケーンのドッグフードを買って静也の家に行った。
「よお、来たか」
静也の家に行くと、静也が庭でハリケーンの身体をブラッシングしていた。
「おはようございます!」
颯希が元気よく挨拶をする。
「やあ、いらっしゃい」
拓哉が出てきて颯希に挨拶をする。
「おはようございます!拓哉さん!」
そして、静也にドッグフードを渡し、静也と一緒にハリケーンとじゃれ合っていた。
「もう少ししたら散歩に連れてくか」
「そうですね!行きましょう!」
こうして、颯希と静也でハリケーンの散歩に行くことになった。
あんな場面に出くわす羽目になるとは露知らずに……。
その頃、月子と月弥は家のリビングでお互いにタブレットやパソコンを広げながらゆったりとくつろいでいた。
「ねぇ……」
そこへ、月子が声を発する。
「どうしたの?」
月子の言葉に月弥が反応する。
しばらく沈黙が続く。
「……何でもない」
月子はそう言うと、「部屋に戻る」と言って、戻っていった。その様子を月弥が心配そうに眺める。そこへ、入れ替わるように父親がリビングに入ってきた。そして、父親が月弥と対面になるようにソファーに腰掛ける。
「……父さん、まだ話をしない方がいいの?」
月弥が意味ありげな言葉を父親に問う。
「もう少し待て」
父親がそれだけを言う。
「最近、月子の様子がおかしい気がするんだ……。いつも通りのようでちょっと違う感じがする……」
月弥が沈痛な面持ちで話す。
「思春期だからな。いろいろと不安定な時期でもあるんだろう……」
父親の言葉に月弥は納得しようにも、最近の月子の様子が思春期だけではないような気がしてならない。何かもっと別のことで思い詰めているような、そんな雰囲気だ。
「……お前がそんな顔をしていたら月子は余計に不安になる。ちゃんと芯は持っていろ」
「うん……」
父親の言葉に月弥はそう返事するしかない。
月子のことを守れるのは自分だけ……。
自分が守らなくて誰が守るんだ……。
そんな思いが月弥の中で駆け巡る。
「……はぁ」
月子は自室に戻ると、ベッドに横になっていた。
「なんで、こんな感情なんだろう……」
そうぽつりと呟く。
最近、月弥がどんどん男らしくなっていき、月子の中で月弥を双子の弟ではなく一人の男として意識するようになり、その感情に戸惑っていた。なんとか月弥の前では平静さを保っているが、意識してしまうことが増えてきてどうしたらよいか分からなくなってきている。
「こんな気持ち、許されるはずないのに……」
月弥を男として見ている自分に辛さや苦しさを感じる。
感情が渦巻く。
グルグル……。
グルグル……。
「木津さん、例の内の一名は裏が取れたのですが、立証するのは難しいかもしれません」
「なんでだ?」
呉野の言葉に木津が疑問の声を漏らす。
「どうやら握りつぶしている人物がいるみたいなんです。まだ確証はありませんが、どうやらその人物が――――」
呉野がそう言いながらある人物の名前を挙げる。
「……嘘だろ……?」
呉野が言った人物の言葉に木津が信じられないとでも言うような顔をする。
「確証はまだありませんが……」
呉野の言葉に木津が「うーん……」と唸る。そして、その方面で調べてみようという事になり、捜査を続けることにした。
「沢山お散歩して立派なパトロール犬になってくださいね!」
青空の中を颯希と静也がハリケーンと一緒にお散歩していた。
「わわっ!走るなよ!!」
ハリケーンはお散歩がよっぽど嬉しいのか時折走ったりしてそのたびに静也がリードで引っ張っている。
「ハリケーン、すごくお散歩が嬉しいのですね!」
颯希が元気なハリケーンを見て嬉しそうに言葉を綴る。
その時だった。遠くから人がこちらに向かって歩いてくるのが見える。近付くにつれてその人が誰か分かり、颯希が手を振りながら声を上げる。
「楓さーん!!」
颯希の声に気付き、楓が手を振ったので、颯希たちが近くまで駆け寄っていく。
「こんにちは!楓さん!」
「こんにちは。犬のお散歩?」
楓がハリケーンの頭を撫でながらそう言葉を綴る。
楓は仕事が休みの日という事もあり、散歩をしているところだった。白のパンツに白のタンクトップ。その上に薄い黄色のカーディガンを羽織っている。
「ハリケーンって言う名前なのです。フラフラしているところを保護して静也くんが引き取ってくれたのですよ」
颯希の言葉に静也が軽く会釈する。そして、三人で散歩をすることになり、颯希がハリケーンを保護したときのことを話した。
「……じゃあ、颯希ちゃんたちはその十二年前の放火事件のことを調べているんだ」
「はい。でも、手掛かりが少なくて何処をどう調べればいいのか分からなくて……。楓さんはその事件を知っていますか?」
颯希が少しでも何か手掛かりを探すために話を振る。
「……うーん。そうねぇ~……。関係ないかもしれないけど、その事件のあと直ぐにクラスメートが留学したの。突然だったからみんな驚いてたわ」
「……放火事件と関係があるのですかね?」
「それは無いと思うけど……。ただ単に時期が被っただけで、関係ないと思うわ」
楓の話に颯希がどことなく違和感を持つ。留学なら早々と分かるはずだし、夏休みの中盤に突然、留学に行くのだろうか?もし、行くとしたら夏休みが始まってすぐに行くのなら話は分かるが、楓の話では前々から決まっていた感じではない。
「それで、その留学をしていたクラスメートの方は帰ってきたのですよね?」
「それが、夏休みが終わって帰ってくるのだと思ったら帰らずに向こうの学校にそのまま残ったとかでこっちの高校は辞めたのよ……」
「「えっ……」」
楓の話に颯希と静也が同時に声を出す。
「そんなことがあり得るのでしょうか……?」
颯希の中で疑問が膨らむ。
もしかして、留学ではなく別の理由かもしれない。
例えば、その放火事件で火傷を負った被害者の可能性もある……。
「詳しいことは分からないけど、そう聞いているわ……」
しばらく沈黙が続く。
「……そういえばさ、十二年も前の事なのによく覚えていたな」
その沈黙を静也が破った。
「そうね。当時、私は高校生だったのだけど、その留学したクラスメートの人のことは憧れだったのよ。すごく頭のいい人でね。恋とは少し違うと思うのだけど、勉強ができて弓道も出来て素敵な人だなぁ~って思ってたんだ」
楓がそう言いながら顔を少し赤らめる。きっと、その人のことが本当は好きだったのだろう。でも、自分は生まれつき障がい者だからそんな人とは釣り合わない。だから、好きになるのを諦めて憧れとして胸に思いを秘めたのかもしれない……。
「……どっかでその人に会えるといいな」
楓の気持ちを読み取ったのか、静也がそう言葉を綴る。その言葉に楓は少し複雑そうな表情をするが、微笑みながら言った。
「……そうね、会えるならまた会いたいな……。今、どうしているんだろ……」
すこし寂しそうな表情でそう言葉を綴る。
「元気にしているといいですね……」
颯希が楓を元気付けようとそう言葉を発する。
そして、どんな人だったのかを颯希と静也が根掘り葉掘り聞きながら散歩をしていく。
すると、颯希の目がある場面を捉えた。
「ねぇ……!あれっ……!!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
はじまりはいつもラブオール
フジノシキ
キャラ文芸
ごく平凡な卓球少女だった鈴原柚乃は、ある日カットマンという珍しい守備的な戦術の美しさに魅せられる。
高校で運命的な再会を果たした柚乃は、仲間と共に休部状態だった卓球部を復活させる。
ライバルとの出会いや高校での試合を通じ、柚乃はあの日魅せられた卓球を目指していく。
主人公たちの高校部活動青春ものです。
日常パートは人物たちの掛け合いを中心に、
卓球パートは卓球初心者の方にわかりやすく、経験者の方には戦術などを楽しんでいただけるようにしています。
pixivにも投稿しています。
シャ・ベ クル
うてな
キャラ文芸
これは昭和後期を舞台にしたフィクション。
異端な五人が織り成す、依頼サークルの物語…
夢を追う若者達が集う学園『夢の島学園』。その学園に通う学園主席のロディオン。彼は人々の幸福の為に、悩みや依頼を承るサークル『シャ・ベ クル』を結成する。受ける依頼はボランティアから、大事件まで…!?
主席、神様、お坊ちゃん、シスター、893?
部員の成長を描いたコメディタッチの物語。
シャ・ベ クルは、あなたの幸せを応援します。
※※※
この作品は、毎週月~金の17時に投稿されます。
2023年05月01日 一章『人間ドール開放編』
~2023年06月27日
二章 … 未定
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
6年3組わたしのゆうしゃさま
はれはる
キャラ文芸
小学六年の夏
夏休みが終わり登校すると
クオラスメイトの少女が1人
この世から消えていた
ある事故をきっかけに彼女が亡くなる
一年前に時を遡った主人公
なぜ彼女は死んだのか
そして彼女を救うことは出来るのか?
これは小さな勇者と彼女の物語
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
お化けの花子さんは、普通の女の子でした。
真っ白 磨代
キャラ文芸
いつの間にかクラスに現れた!
【花子さん】
その花子さんに夢中になり!
花子さんの体を取り戻す為の!
主人公の【無鉄砲 佳Y】くんのドタバタ!
ラブコメとなっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる