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男子校トイレのぽこちんウォッシャー
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この学校の男子トイレには一時期、陰茎洗浄機が設置されていた。
手を洗ったあとに、濡れた手を挿し込むと温風が出てきて乾かしてくれるエアータオル、あるいはハンドドライヤーだとか呼ばれる機器があるけれど、それに陰茎版だ。
男子生徒はトイレで小用を足した後、女子のようにトイレットペーパーで性器を拭き清めることをしない。それは如何なものか、ということがPTAから問題提起されたことで設置されたという経緯があった。
男子生徒らからは「ぽこちんウォッシャー」と呼ばれたこの機器は、今は昔の鉛筆削りを思わせる形状をしていた。鉛筆を横にして挿し込むタイプのやつだ。すなわち、鉛筆の代わりにちんぽを挿し込んで使うのだ。
差し込み口の内部には、蒲や猫じゃらしのような洗浄ブラシが幾つか詰め込まれていて、挿入されたちんぽにセンサーで反応して、洗浄液を噴出させながら自動で回転を始めるのだ。
外観は鉛筆削りだが、内部の機構はガソリンスタンドにある洗車機のほうが近いだろう。
さて、今ここに一人の男子生徒がトイレへとやってきて、ちょうど小用を足したところだ。
特にどうという特徴のない、中肉中背で黒髪短髪。彫りの浅い目鼻立ちも印象が薄くて、逆に「モブ顔」という特徴があると言えるくらいの量産型男子だ。
そんな少年は今、用を足して満足した後、ふと目にした「ぽこちんウォッシャー」に、つい魔が差して、いますっきりしたばかりのちんぽを宛てがってしまった。
途端――しゅんっ、と強力な掃除機のように、少年のちんぽは孔内に吸引された。
「んおッ!?」
少年の口から驚きの声が出る。
でも、ぽこちんウォッシャーは少年の驚きなんて斟酌せずに、ぶいいぃん、と低いモーター音を奏でて稼働開始する。
「おっ、おっ、おおぉあぁッ!?」
洗浄液を噴きながら回転する繊毛ブラシが、今しがた放尿を終えたばかりのふにゃふにゃに萎えた陰茎を強引に洗い立てる。
それは力加減も何もない、AI制御すらされていない一定出力で淡々と回転するブラシがちんぽを洗浄するだけの、まさに「機械的」な刺激でしかなかったけれど――多感な少年のちんぽが勃起するには、それで十分だった。
「――あっ、抜けな……っああ! あ、ぁああッ!? おぉああッ!!」
勃起して体積を増したちんぽの肉に、洗浄液の染みたブラシの束が、ぞりぞりと食い込むように密着していく。密着したまま回転を続け、カリの括れから裏筋の窪み、尿道口の溝まで、無機質に、淡々と、延々と洗浄し続ける。
「ううっ、おおぉ!? なっ、あっ……も、いっ……ぇ、えッ!? 嘘だ、抜けなっ……あ、あ、ぉあああッ!!」
ぽこちんウォッシャーの陰茎挿入孔は、吸引した柔らかな陰茎が回転ブラシの勢いですっぽ抜けてしまわないように、ちんぽが挿入されると、紐を締めるようにして孔の口が絞られるようになっていた。
それでも本来の想定では、使用者が腰を退けば、ちんぽもすぽっと抜ける程度の締め付けでしかなったのだが……それは、使用者のちんぽが萎えている場合の話だった。
陰茎洗浄機の開発者も、試験した者も、いい年をした中年男性だった。彼らのちんぽは、この程度の刺激でいちいち勃起したりはしなかった。だから、使用中にちんぽが勃起してしまうと孔から抜くことができなくなることに気が付かないまま製品化してしまったのだった。
そしてもうひとつの問題は、この洗浄機は「孔内挿入物の洗浄作業は、挿入物が抜かれるまで続けられる」という機構だったため、勃起して抜けなくなったちんぽは延々、ブラシがけされることになるのだった。
「おああぁッ!! あっ、あ、あ、あぁ……あああぁッ!!」
ぽこちんウォッシャーは設置から三日で、業者によって自主回収された。
けれどもその三日で、多くの男子生徒が器具なしではオナニーできない身体にされてしまったのだった。
手を洗ったあとに、濡れた手を挿し込むと温風が出てきて乾かしてくれるエアータオル、あるいはハンドドライヤーだとか呼ばれる機器があるけれど、それに陰茎版だ。
男子生徒はトイレで小用を足した後、女子のようにトイレットペーパーで性器を拭き清めることをしない。それは如何なものか、ということがPTAから問題提起されたことで設置されたという経緯があった。
男子生徒らからは「ぽこちんウォッシャー」と呼ばれたこの機器は、今は昔の鉛筆削りを思わせる形状をしていた。鉛筆を横にして挿し込むタイプのやつだ。すなわち、鉛筆の代わりにちんぽを挿し込んで使うのだ。
差し込み口の内部には、蒲や猫じゃらしのような洗浄ブラシが幾つか詰め込まれていて、挿入されたちんぽにセンサーで反応して、洗浄液を噴出させながら自動で回転を始めるのだ。
外観は鉛筆削りだが、内部の機構はガソリンスタンドにある洗車機のほうが近いだろう。
さて、今ここに一人の男子生徒がトイレへとやってきて、ちょうど小用を足したところだ。
特にどうという特徴のない、中肉中背で黒髪短髪。彫りの浅い目鼻立ちも印象が薄くて、逆に「モブ顔」という特徴があると言えるくらいの量産型男子だ。
そんな少年は今、用を足して満足した後、ふと目にした「ぽこちんウォッシャー」に、つい魔が差して、いますっきりしたばかりのちんぽを宛てがってしまった。
途端――しゅんっ、と強力な掃除機のように、少年のちんぽは孔内に吸引された。
「んおッ!?」
少年の口から驚きの声が出る。
でも、ぽこちんウォッシャーは少年の驚きなんて斟酌せずに、ぶいいぃん、と低いモーター音を奏でて稼働開始する。
「おっ、おっ、おおぉあぁッ!?」
洗浄液を噴きながら回転する繊毛ブラシが、今しがた放尿を終えたばかりのふにゃふにゃに萎えた陰茎を強引に洗い立てる。
それは力加減も何もない、AI制御すらされていない一定出力で淡々と回転するブラシがちんぽを洗浄するだけの、まさに「機械的」な刺激でしかなかったけれど――多感な少年のちんぽが勃起するには、それで十分だった。
「――あっ、抜けな……っああ! あ、ぁああッ!? おぉああッ!!」
勃起して体積を増したちんぽの肉に、洗浄液の染みたブラシの束が、ぞりぞりと食い込むように密着していく。密着したまま回転を続け、カリの括れから裏筋の窪み、尿道口の溝まで、無機質に、淡々と、延々と洗浄し続ける。
「ううっ、おおぉ!? なっ、あっ……も、いっ……ぇ、えッ!? 嘘だ、抜けなっ……あ、あ、ぉあああッ!!」
ぽこちんウォッシャーの陰茎挿入孔は、吸引した柔らかな陰茎が回転ブラシの勢いですっぽ抜けてしまわないように、ちんぽが挿入されると、紐を締めるようにして孔の口が絞られるようになっていた。
それでも本来の想定では、使用者が腰を退けば、ちんぽもすぽっと抜ける程度の締め付けでしかなったのだが……それは、使用者のちんぽが萎えている場合の話だった。
陰茎洗浄機の開発者も、試験した者も、いい年をした中年男性だった。彼らのちんぽは、この程度の刺激でいちいち勃起したりはしなかった。だから、使用中にちんぽが勃起してしまうと孔から抜くことができなくなることに気が付かないまま製品化してしまったのだった。
そしてもうひとつの問題は、この洗浄機は「孔内挿入物の洗浄作業は、挿入物が抜かれるまで続けられる」という機構だったため、勃起して抜けなくなったちんぽは延々、ブラシがけされることになるのだった。
「おああぁッ!! あっ、あ、あ、あぁ……あああぁッ!!」
ぽこちんウォッシャーは設置から三日で、業者によって自主回収された。
けれどもその三日で、多くの男子生徒が器具なしではオナニーできない身体にされてしまったのだった。
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