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ようこそ、エルフ娼館へ

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「ああ、ようこそいらっしゃいました。お待ちしておりましたわ、お客様。初めてのご来訪ということで、僭越ながらわたくしが案内役を勤めさせていただきます。ささ、まずは奥へどうぞ」

 その館に訪れた、やんごとなき身分の男性客とその従者たち一団を、一人のエルフ女性が恭しい礼をもって出迎えた。
 案内役を名乗った彼女の姿は、肉感的な体型に薄布をぴったりと貼り付けたようなノースリーブのロングドレスだ。首元から臍の下までの深いVフロントになっており、背中も当然のように開いていて、もちろんスカートのスリットは尻までだ。両肘の上まで覆うロンググローブをしっかり身につけていることに、かえって驚きを覚えるほどの露出度を誇る、ドスケベ仕様のイブニングドレス姿だった。
 しかしながら、使っている布地は深い飴色の肌が透けて見えるほど極薄なのに、目の粗さを感じさせず、一糸一糸が館内の照明を浴びて綺羅びやかに煌めいている。それがどれほど高価な生地なのかが分からないほど教養のない者が、この館の客人に選ばれることはない。
 事実、目元だけを覆うハーフマスクで人相を隠した客人は、従者らが真っ先に案内人エルフの肢体に目を奪われたとき、ただ一人だけ彼女の装束が金を積めば買える類のものではないと見抜いていた。
 この館は単にエルフを抱いて楽しむためだけの娼館ではない。エルフにしか生み出せない産物を見せつける、商品サンプルの展示場でもあるのだ。そしてまた、客が自由に抱いていいエルフたちもまた“試供品”である。客は気に入ったエルフを、一部の例外を除いて、自由に買い取って持ち帰っていいことにもなっていた。
 エルフと、エルフにしか作れない産物を商品として展示するその館は娼館にして商館であり、この地で新たに興ったエルフ産業の象徴なのだった。

「――と言いましても、表向きはあくまでもエルフ種族の大使館であり商館です。少しばかり自由恋愛が多めと言えますが、同族間での妊娠率が極めて低いエルフにとって人間との恋愛は生物的な生存戦略であるため問題ない――ということになっていますね。そのあたりの噂を市井に広めていらっしゃるのはお客様のような貴人の皆様ですから、今更説明するまでもないことかと存じますが」

 飴色の肌をした案内役の女性エルフは、長いスカートに隠されているハイヒールで絨毯の上を音もなく歩きながら、客の一行を大広間へと連れていく。
 玄関ホールから短い廊下を挟んだ先は分厚い扉で閉ざされており、その先が歓待用の大広間となっていた。
 エルフの華奢な腕ではもちろん、屈強な獣人であろうと容易には開けられないだろう大扉が、案内役の人差し指の一振りで、自ら音もなく開いていく。
 客たちの目に入ってきたのは、中央の円形ステージを囲むようにして設えられた何組かのソファセットやベッド、あるいは壁際や、はては何もない絨毯の上で、ぱこぱこぬちゃぬちゃと交尾している人間の男とエルフたちだった。
 エルフの大半は少女のようだが、よく見ると少年も混ざっている。どちらにしてもすこぶる美形で、お世辞にも美しいとはいえない容姿の中年や老年男性に犯されている姿はひたすらに犯罪的だ。というか、犯罪臭しかしていない。

「んふふっ♥ 初めてのお客様はだいたい皆さん、そういうお顔をされるのですけど――はい、これ全部、合法ですからぁ♥」



 ◆ ◆ ◆

 さあほら、あちら――右手のほうを御覧ください。ベッドの上で仰向けになって、贅肉たぷたぷのおっさんどもに上下のお口をちんぽ串刺しされて、ちっぱいの先にぶら下げた鈴付きピアスをちりんちりん鳴らしまくっている、全裸に靴だけ履いた少女がいますね。
 それから反対、左手側を御覧いただきますと、ソファに腰掛けた脂身の油漬けが主食だろう肥満漢の腰に背面座位で跨っている少女がおりますね。ああ――ちょうどいま、足元で仰向けになったエロ爺の顔に向かって放尿を始めたあの子です。お爺さん、甘露甘露と嬉しげですね。念のため言っておきますが、あの子たちの排泄物にそんな効能はありませんので。
 おっと、正面の奥まったところ、見えますでしょうか? 縦長のソファに寝そべっている肥えた芋虫みたいな男の股間に跨って背面騎乗位しながら、左右に立つ男二人の勃起ちんぽを両手で握って交互に舐めしゃぶっている少女です。
 他にも沢山、男どもに群がられている少女はいますが、その誰でも構いません。その全員が全員、うっとりと夢見るような蕩け顔をしているのがお分かりでしょう? ここにいる子たち全員が、人間の殿方に犯していただけることに無上の喜びを覚えているのがお分かりになられるでしょう!
 ――ええ、そうです。これこそが、わたくしどもの御主人様が成し遂げた「エルフ繁殖計画」の成果なのでございます!

 既にご承知かと存じますが、エルフというのは元来、不老長寿の生き物です。それは限りなく不老不死に近いハイエルフの最後の生き残りが自らの血肉を用いて魔法的に創り出した、いわば劣化ハイエルフとでも言うべき存在だからなのですが――やはり、いくら神の御使いたるハイエルフとは言えど、ひとつの種族の生み出すことは無理があったようで、奇跡的に種として確立することができたエルフたちは、生殖機能が極端に貧弱だったのです。いえ、元となったハイエルフの生殖機能からして劣弱でしたから、それも仕方のないことだったのかもしれません。
 エルフは、ハイエルフには劣るけれども人間よりはずっと強大な魔法を使えましたが、結局のところ絶滅が運命づけられていました。どんな魔法を使っても繁殖力を上げることはできませんでしたし、何よりも、エルフたち自身に繁殖への欲求がほとんど無かったのです。おそらくハイエルフがそうだったように、最後の一人になるまで、その欲求を得ることはないのでしょう。いえ――なかったのでしょう。
 エルフたちの指導者として千年のときを過ごしてきたハイエルフが解決できなかったその問題を、人間である御主人様はいとも容易く解決してしまいました。その結果がこの場所であり、この光景なのです!
 分かってしまえば簡単なことでした。
 エルフの男女同士では繁殖の能力も欲求も足りないのであれば、その両方を呆れるほど強烈に持ち合わせている種族と番わせればいいだけだったのです。それで生まれてくるのは純粋なエルフとは言えないかもしれませんが、エルフ自体がそもそもハイエルフの劣化品でしかないのですから、些細な問題でした。

 わたくしからすれば、エルフも、人間とエルフの混血児も、等しく“ハイエルフの劣化模造品”なのですが……運用上の差異という観点から、後者の混血エルフを「ローエルフ」と呼び習わしております。このホール内でお客様方を接待しているメイドたちは全員、ローエルフなんですよ。でも、言わなければ見ても分かりませんよね……え、お分かりになる? はっきり違う?
 ……あぁ、胸ですね。エルフといえば痩身で貧乳なのは、人間にも知られているようですが、ここにいるローエルフたちは、どの子もそれなりに胸がありますものね。でもそれ、じつは厳密に言うと先天的なものではないんですよ。
 どういうことかと言いますと、母体となるエルフたちの子宮を錬金術的に改造して、着床した受精卵がお胸の大きな女性になりやすくなるように調整したのです。ですので、生まれてくるローエルフは約八割が女性になりますし、残り二割の男性も女性的になります。ああ、ほら――あそこで加齢臭ヤバそうな白髪デブのお客様に羽交い締めで立ちバックされているメイドの子がいますでしょう? まあ、メイドと言っても、御主人様が仰るところの「逆バニー風メイド」ですので、胸も股間も普通に丸出しスタイルなのですが、おかげで分かりやすいですね。
 あの子、顔立ちはロングヘアの似合うとっても可愛い女の子なのに、お胸は真っ平らで、股間では可愛いらしいミニサイズおちんぽがぷるんぷるん縦揺れしているのがよく見えますね♥
 あのように、ローエルフの男子は限りなく女性に近い容姿と精神性で生まれくるのです。御主人様曰く、「ローエルフ男子は天然物の男の娘」なのだそうです。

 さて、だいぶ長々と説明を聞いていただきましたが、ウェルカムお口まんこ当番のメイドがやって参りましたので――皆様、どうぞお召し物をお脱ぎくださいな。あ、恥ずかしいという方は下半身だけお脱ぎになるのでも構いませんよ。
 ささ、脱ぎ終わったら、こちらのソファにお座りくださいな♥

 ◆ ◆ ◆

 鼻から上だけを隠すハーフマスクで人相を隠した貴人と、その従者の一団は、案内役エルフに促されるまま、寄ってきたメイドたちの手を借りて衣服を脱いでいく。脱がせた衣服は男の娘メイドに受け渡されて、クロークルームへ運ばれていく。
 衣服から解放された客人らがソファに腰を下ろすと、近くに待機していたメイドたちがすぐさまやってきて、彼らの足元に跪き、そのまま深々と土下座した。

「いらっしゃいませ、お客様。本日は当娼館にようこそお越しくださいました。お客様方のような人間貴族様の尊い子種汁を、わたくしどものような、いつもまでも若く、美しく、締まりが良い程度の取り柄しかない、生まれついての肉便器種族であるエルフごときがお強請りするのは大変恥知らずなこととは存じておりますが、何卒どうか、寛大なお心をお示しになられて、わたくしどもエルフを絶滅からお救いくださいまし♥」

 メイドたちは全員揃った口上を述べると顔を上げ、客人らの股間にその顔を寄せていく。朝露をまとった花弁のように艶やかな唇を開けて、男たちのちんぽを頬張っていく。
 多少の差はあれど、成人男性の勃起ちんだ。どれも十代前半の少女にしか見えないエルフたちの小さな口にはとても入り切らないように思えたが、彼女たちは全員揃って、咥えたちんぽを竿の付け根までがっつり頬張ってみせた。

「んうぅ……♥」
「ふっ……んぐっ、んうぅ♥」

 ソファに座っている男たちの両足の間にすっぽり嵌まる形で絨毯に跪いてセルフイラマしている少女たち。彼女らは皆一様に、頬も目元も、そして人間よりも長く尖った形の耳も、ぽーっと真っ赤に火照らせている。うっとりと緩んだ瞳からは、心底から幸せを感じていることが見て取れるだろう。

「この子たちに限らずローエルフは全員、出生と同時に魔術と錬金術を用いた調整を開始して、肉体も精神も肉便器として最適化させております」

 案内役エルフは自慢げに語りながら、喉まで使って勃起ちんぽをあむあむもぐもぐお迎えしていたエルフ少女の頭を一人一人、撫でていく。

 ◆ ◆ ◆

 ふふっ♥ どうです、分かります?
 この子たちのお口、目一杯に大口を開けても皆様のおちんぽをぎりぎり頬張れるくらいにしか開かないのに、おちんぽに歯が当たって痛い思いをしている方はいらっしゃいませんでしょう? 喉奥まで咥えても嘔吐せず、なおかつ歯を当てることなくバキュームできるのは、この子たちが物心付くよりも前から続けてきているフェラチオ訓練の賜です。
 御主人様が考案されたエルフ肉便器化計画では、子供たちの教育には、生け捕りにしてきたオークを錬金術で脳と肉体を改造した特別な竿役オークを使っています。
 竿役オークが分泌する体液には媚薬が含まれるようになっていて、そのちんぽをしゃぶっているだけで媚薬成分が口内粘膜から摂取されて、どんどん気持ちよくなっていくわけです。この子たちはそんな媚薬分泌ちんぽをおしゃぶり代わりに育ってきたわけですね♥
 媚薬の濃度は我慢汁と精液が特に美味しいものになるよう調整してあって、オークたちには歯を立てられたらちんぽを抜くように指示していますから、この子たちは自然と、歯を立てずに精液を搾り取るフェラチオを学習できるというわけです。
 じつに効率的な肉便器教育メソッドでしょう? これも御主人様が考案されたものなのですっ♥
 この子たちの肉体は、錬金術で改造された子宮内で羊水に浸かっている時点から肉便器に適した体型と感度になるよう調整されていますが、思想の肉便器化については生まれてからの教育が重要になってきます。幼少期のうちにしっかりと男尊女卑、奉仕精神、人間優先主義、おちんぽ崇拝といった思想をしっかりと根付かせれば、同時に施す肉体改造とも相まって、出産からおよそ十年で立派な肉便器としてロールアウトされます。もっとも、実際には本稼働してからも経験を積ませる必要がありますから、しばらくは当娼館で試用させて、正式な商品として販売可能になるにはもう一年ほどかかるのが通例となっていますね。
 ああ、いまお客様方のおちんぽをウェルカムおしゃぶりで洗浄しているこの子たちは、出荷から一ヶ月ほどの新人便器です。まだまだ実践が足りないとはいえ、学習は十分ですから、悪くない吸引と舌使いでしょう?
 ……あ、洗浄という言葉には、どうかお気を悪くしないでくださいな。当娼館は乱交が基本である以上、お客様の健康のためにも必要な処置ですので。
 どうしてもチン滓塗れの汚ちんぽをしゃぶらせたいのでしたら、販売用のメイドをご購入してもらって、ご自分のお屋敷でお楽しみくださいませ♥
 あ、販売可能なメイドと、まだ試用のみのメイドの見分け方は、乳首を見てもらえばすぐに分かります。この子たちは……イラマ中だと少々分かりにくいですね。ええ、では……あ、はい。あちらで小型の揺り木馬に蟹股乗りして後背位で犯されている子を御覧ください。背後からバコバコと腰をぶつけられるリズムで弾むおっぱいの先っぽで、一緒になって跳ねている乳首ピアスのチャームが見えますでしょう? 左右を緑と黄色に塗り分けられた矢筈型のチャームです。あれは若葉を模したもので、試用開始から一年以内の新品便器であることを示す印なのです。
 すなわち、御主人様がお決めになられた、あの“若葉マーク”以外のチャームをぶら下げているメイドなら、どれをお買い上げになっても構わないということですので、気に入ったメイドが出来ましたら、どうぞご遠慮なくお申し出くださいませ♥

 あっ、そろそろ射精します?
 ――ええ、構いませんよ。ごっくんでもぶっかけでも、好きなようにお射精ください。あ、ごっくんさせるのでしたら、その長い耳を掴んでいただいて、頭をぐいっと引き寄せていただくと、亀頭が喉奥にしっかりと嵌って、イイ感じのバイブレーションでお射精いただけるかと♥
 ――はい、もちろん♥ むしろ、少しくらい窒息気味にさせたほうが喉の締りもよくなりますのでお勧めですよ♥
 あっ♥ 精液、出てますね♥ いいですよ、おしっこするつもりでジョボジョボお射精してくださって……え? ああ、大丈夫ですよ♥ この子たちは、竿役オークの精液に含まれる媚薬成分を少しずつ減らしていくことで、無添加の精液をごっくんするだけでも、その味と匂いと喉越しだけで絶頂できるように教育完了しているんです。
 なので、これはごっくんイきの余韻で震えているだけですから、気にしなくて結構ですよ……ん、あら? あ、これは普通に窒息しかけてますね……あっ、あらら! 逝きかけると、よくやっちゃうんですよね、おもらし。
 そして、一人がおもらしすると……ああ、始まっちゃいました。一人がおしっこすると、その匂いにつられて他の子も連れションしちゃうんですよね。
 この連れション癖も矯正できるとは思うんですが、御主人様がなぜか、この悪癖を甚く気に入られておりまして……ですのでまあ、これも余興だと思って御歓笑くださいな。
 あ、絨毯に染みたものは掃除用のスライムがすぐ吸い取ると同時に洗浄しておりますので、館内の清潔度についてもご心配なく。
 え……ああ、いえ。このスライムは単品での販売はしていないんですよ。ですが、メイドをお買い上げいただいたお客様には、メイドの清掃用品として一匹を無料でお付けしていますので、ご一考くださいませ♥

 おっと、そうこうしているうちに今夜のショータイムが始まりますね。
 当娼館では決まった日時に中央ステージでショーを催しているのです。演目は、牡メイドと牝メイドの目隠し交尾ショーですとか、メイド同士のオイルレスリングや、途中で自慰しながら踊る演舞だとかがありますが……今夜のは特別ですね。
 ああほら、来ましたよ。
 御覧ください。あれがローエルフたちの母体、ハイエルフが生み出した自身の劣化模造品。即ち、あれこそが森の守護者を自称していた純正エルフたちです!

 ◆ ◆ ◆

「くっ……殺せ!」
「こんなの嘘よ……これは夢よ……」
「始祖よ、いと貴き貴方様がどうして、人間ごときの手先になど……!」
「ハイエルフのくせにハイエルフのくせに」
「いや……もう生みたくない……もう嫌なの……」
「……また見世物になるのね……もうどうでもいいけど」

 ステージ上にずらりと円形に並んだエルフたちは、自分たちを笑い混じりに鑑賞している人間たちのほうを向いて立つ。
 ある者は恥辱に歪んだ顔で、ある者は現実逃避した半笑いで、またある者は案内役のエルフを睨んだり、呪詛を唱えたりする。そうかと思えば泣いている者や、つまらなそうに嘆息している者もいて――そうした幾つもの表情は、彼女たちがローエルフたちのように“教育”されていないことを物語っていた。

「彼女たちは普通に年増ですからね。今更、教育したところで洗脳するのは難しいんですよ。それでも、竿役オークに施したみたいな人格洗浄は可能なのですが、御主人様が“このほうが面白い”と仰っしゃられましたので、彼女たちの自由意志は残したままにしてあるんです。もっとも、こちらの命令には絶対服従するように仕込んでありますので、表情と言葉くらいしか自由になるものは無いんですけど」

 案内役エルフは微笑みながら、続いてやってきた筋肉質なオークたちがエルフらを抱き寄せていくのを見ている。

「いやっ……いやぁ……もう、オークちんぽ嫌ぁ……!」

 そのエルフは嫌悪の表情でオークにべったりと抱きつき、小さなお尻をへこへこと振って、下腹部でオークちんぽをズリズリと腹コキする。

「見るな! 見るな……見ないで……見ないでよぉ……おっ、おぅあ! あッ!」

 観客の人間たちに吠えていたエルフは、最後には啜り泣きながら四つん這いになって、オークの巨根を膣穴に押し込まれていく。

「助けてっ! 始祖様、ハイエルフ様ぁ! ――んあっ、あああぁッ!!」

 案内役へと必死に呼びかけていたエルフは、寝そべったオークの腰に自ら進んで跨がり、パンッ、パンッと破裂音がするほどの激しさで杭打ちピストンを始める。
 エルフたちはそうやって、泣いて嫌がったり、助けを求めて喚いたりしながら、竿役オークとのセックスを始めていく。
 大広間にはエルフたちの鳴き声と泣き声が響き、そこにローエルフたちの小馬鹿にした失笑や、人間たちの粘ついた溜め息も混ざっていく。

「んー……いつ見ても素晴らしい光景ですね♥」

 案内役のエルフは愛しげに目を細める。
 自分の似姿たちが嫌がりながらも快感に落ちていく姿が、人間風情の劣情を満たす見世物にされている光景。それはまるで、無数の自分が凌辱されているような感覚で、まんこが小刻みにイきっぱなしだ。腰がカクカク震えっぱなしだ。
 エルフの痴態に勃起した人間どものちんぽを、ローエルフたちがすぐさま口に含んだり、パールピンクのまんこにハメてもらうのをオネダリしたりしている。
 自分の似姿を嘲笑されながら、それをさらに劣化させた、ちんぽに媚びるしか能のない肉便器を性欲処理に使われている――。

「っは……あ、あ、ああぁ――ッ♥♥ ……っふあぁ♥ ヤッバいですね、止まんないですにぇッ♥ ふえぇッ♥♥」

 案内役エルフは今夜もまた、種族を一から作り出すレベルで手塩にかけて創り出した遠大なオナニー装置の中で、ノータッチ絶頂を繰り返すのだった。


終了♥
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