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最強勇者と淫魔の結界
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魔王が復活すると、異世界から勇者がやってきて魔王を討つ。それが百年に一度のサイクルで繰り返される世界。
今回もまた魔王が復活したけれど、勇者もまた現れた。異世界の、戦いも知らない気弱な少年ではあったが、勇者には例外なく、超人的な力が宿る。なので今回も、何年かはかかるかもしれないけれど、最後には勇者が魔王を討って予定調和で終わるのだろう。それまで、魔物の攻勢に耐えていればいいだけだ――。
王侯も庶民も奴隷も、誰もがそう思っていたし、実際にそうなりそうだったけれど、今回はひとつだけ、過去に一度もなかったことが起きた。
戦闘力皆無で、人間に近い容姿をしているけれど完全に化けられるというわけでもなく、味方を慰安する以外に能がないと思われていた淫魔たちが発動させた儀式魔術に、勇者が捉えられてしまったのだ。
まあでも最強無敵の勇者だし、最弱無力の淫魔たちの作った結界なんて苦もなく破って戻ってくるのだろう――と、敵も味方も疑わなかった。
最初の三日間くらいは。
淫魔たちが血族総出で創造した結界は、単に中と外とを隔てるものではない。自分たちを中心とした一定範囲を、現実の法則ではなく自分たちが定めた魔法によって支配された全くの異次元、世界に創り変えてしまうという大魔術だった。
しかしながら、それほどの大魔術をもってしても勇者のチート的な超パワーを無効化することはできなかった。だが、勇者もまた、この世界の魔法を破ることはできなかった。
この世界では、あらゆる戦闘および破壊行為が禁止され、ダメージが発生しなくなる。勇者がどれほどの力を込めて斬りつけようと、か弱い淫魔の肌に傷ひとつ負わせることはできないし、どれだけ破壊的な魔術を打ち込もうと、結界内に存在する構造物に罅を入れることも、また結界そのものにダメージを与えることもできなかった。
もし、魔法がこれだけだったなら、結界に囚えられた者は絶対に脱出することができなくなる。それは強すぎるルールで、淫魔の総力を結集した程度では、とてもではないが魔術として成立させることなど不可能だ。
だから、この結界には「脱出させないための魔法」と同時に、「脱出のための魔法」も規定されていた。
その魔法こそが、「結界内の全ての淫魔が妊娠すると、結界は解除される」だ。
全能力をセックスに全振りした、ちょっと頭セックスな魔物である淫魔たちが、そのセックスのことしか考えてない頭でうっかり思いついちゃって、なんだか成功しちゃった超スゴイ魔術。それが、この非殺傷性悠久牢獄結界魔法――アンリミテッド・オマンコ・ワークスなのだ!
……というわけで、前置き終わり。
「あっ♥ あっ♥ あ、ああっ♥ い、いぃっ♥ イくっ……イく、イくっううっ♥ うっきゅううぅ――ッ♥♥」
甘ったるくて粘っこい嬌声が、結界内のけして曇ることも暮れることもない青空に深々と吸い込まれていく。
嬌声はやがて、ぷつんと糸を切るようにして途切れる。声の主が精根尽き果てて、気をやったからだ。
月光を編んだかのような金髪をした、とても美しく、肉感的な女性だ。美女とも美少女とも呼べる絶妙な年頃の彼女で、その白磁を思わせる艷やかな肢体は、蠱惑的な曲線を描いていた。
皮が弾けんばかりに実った果実のような乳房は、彼女自身の細い手指では掴みきれないほど大きく、しかして、朝露のごとき汗艶をまとったその果実にちょこんと載せられているパールピンクの頂はつんと上を向いていて、その膨らみに詰まっているはずの重さよりも、いまにも迸りそうな瑞々しさをこそ、見る者に強く感じさせてくる。
臀部もまた、たっぷりした量感を誇示しているが、その肉付きの重さで皮膚がだらしなく弛んでいるということはない。乳房と同様、つんと上向きに張った曲線からは、ちょうど青から赤へと色づいたばかりの果実を思わせる新鮮な色香が発散されていた。
豊かな乳房と尻に挟まれた腰は、それでいて不可視のコルセットを締めているかのように括れている。細いが、けして細すぎない胴回りには健康的な色気が宿っており、臍の切れ込みですら艶かしくあった。
すらりと伸びた手足もまた、研磨布で丹念に磨き上げた硝子細工のように滑らかで、晴天の日差しを受けて淡雪の如くに燦めいている。殊に臀部から太腿へと至る芸術的な丸みは、老若男女の誰であろうと目を惹かれずにはいられまい。況してや心身に精気を漲らせた筋骨逞しき青年にあっては、たったいまこの女の産毛ひとつ生えていない上生菓子のような秘部の最奥にたっぷりと白濁汁を流し込んだばかりの性器を再度、はち切れんばかりに滾らせていた。
青年はいまさら、彼女のこめかみから生えている左右一対の捻じれた山羊角を気にするようなこともなかった。
この女との交合は体力や精力のみならず、万物を万物たらしめている根源的にして超物理的な“力ある粒子”、すなわち魔力をも奪っていく危険なものなのだけど、勇者と号される青年には腹の奥底から無限に湧き出てくる魔力がある(彼自身は、自分の魂だか存在だかがホワイトホールと接続しているのでは、と思っている)ので、そこに微塵の恐怖も抱いていない。いっそ、魔力を奪われていく感覚ですら、快感のひとつだと思えるまでになっていた。
魔力収奪の感覚がすっかり馴染んでしまうほど、彼はこの女たち――淫魔たちとのセックスを重ねてきていた。それは回数にすれば千や二千では効かず、時間にすれば三年はとっくに過ぎていよう長さだった。
もっとも、この結界内は現実からほぼ完全に隔離された異世界なので、時間の流れなど有って無きが如しものではあるのだけど。
まあ要するに――。
無限回復する魔力を使った自動無限HP回復・自動無限MP回復・自動無限EXP取得・自動無限肉体最適化みたいなフルオート無敵システム搭載のチート勇者(元・フツメンぽちゃオタDK→現・イケメン細マッチョ好青年)が、くっそどちゃシコいIカップどすけべ体型をした雪肌金髪S級美少女JDサキュバス(全裸)に、お股ガン開きな種付けプレスで生ハメ中出しをがっつり決めたところだった。
「ふうぅ……」
長い溜息を吐きながら、ちんぽを抜いていく勇者。
「んおっ♥ おっ、おふぉおぉ♥」
勇者の長くて太いズル剥けカリ高ちんぽがまんこの襞を掻きたくりながら抜けていく刺激に、蟹股で倒れて泡を吹きそうな顔だった淫魔は、おふおふと呻きながら背筋をびくんびくん激しく反らして、フライパンの上で弾けるポップコーンの真似をする。
種族的に名器しかない淫魔まんこは、中出し三連発くらいでは微塵も萎えない無敵勇者ちんぽ(無制限フルオート成長チートの一環)が出ていくのを必死で引き留めようとするように、膣口から内壁の襞に至るまでの全てで、ちゅーっと、ぶちゅちゅーっと、粘膜を勃起ちんぽに吸い付かせて、それでもカリ首の一番太いところが抜けた弾みで、ちゅぱんっと派手なリップ音を上げたとき、ついでに、蟹股まんこをブリッジでぐんっと突き出して、びゅーっと三度目の潮吹きまで決めた。
「おほっ♥ おっ、おふぉ――ッ……♥」
さすがに限界だったのか、その金髪JD淫魔は潮吹き汁を出し切るのと同時に、カクンッと糸が切れたように倒れて、今度こそ本当に気を失った。
「よし、次は――」
勇者は淫汁と種汁ででろでろに濡れて、ほかほかと湯気を立てている勃起ちんぽをぶるんっと真横に薙いで、身体ごと背後に振り返った。
その視界に入ってくるのは、芝生のようでも毛足の長い絨毯のようでもある材質不明のふかふかさらさらした地面でぺたんと女の子座りして、きょとんとした顔をしている生まれたての茶髪ギャルJK風淫魔だ。
「むっ……もう生まれてるし……」
この結界を脱するためには淫魔たちを孕ませないといけないけれど、孕んだ淫魔は三十分以内にポンっと産んじゃう。しかも、人間みたいに膣から物理的に出てくるのではなく、近くの地面にポンっとポップするのだ。それも、赤ちゃんとしてではなく、だいたいJKからJDくらいの容姿体型でポップするので、種付け完了から三十分以内に新品まんこでファック可能というファストフード感覚のまんこ供給速度を実現していた。わんこ蕎麦ならぬ、まんこ蕎麦なのだ。上下のお口で精液ずるずる啜りまくるのだ。
「ちんぽ休ませてる暇もねぇ……」
「ぱぱ?」
淫水まみれの勃起ちんぽをひくひくと小刻みに縦揺れさせながらボヤく勇者に、生まれたてのギャルっぽい茶髪セミロング淫魔ちゃん(推定Gカップ)は、こてりと小首を傾げながら呼びかける。
「うん、そうだね。パパだね。おまえ、俺の子だね。まあ、ポップで生まれてくるんだから厳密にはよく分からねぇけどまあ、俺の子だよね」
「んー……ぱぱ!」
「はいはい、パパだよ」
「ぱぱ、えっちー!」
生まれてすぐに言葉を話せるのはさすが魔族というところだけど、彼女らが淫魔だからなのか、どの子も、エッチまんこちんぽ、あたりのワードしか口にしない。まあ、勇者も淫魔たちとお喋りしたいわけではないし、生まれたての魚が教わらずとも泳ぎ方を知っているレベルでキスやフェラのやり方を知っているので、何も不足はない。
「はいはい、えっちえっち」
背中の蝙蝠羽(出し入れ自由)を羽ばたかせて文字通りの意味で飛びかかってきた淫魔が、釣り針に食いつく魚のように、勇者ちんぽをカポッと咥える。そんな雑な咥え方でも、径の大きな勃起ちんぽに歯が当たることも、喉に刺さった反射で嘔吐してしまうこともなく、喉奥の狭いところまで自分から拡げるように亀頭を食い込ませていって、余裕でちんぽ竿の根元近くまで咥え込んでしまった。
そして、ぐじゅっぽ♥ぐじゅっぽ♥と排水溝が泡立つような爆音のフェラ。ぶちゅっとタコの真似をするように突き出された唇からチラチラと覗く舌先は、その口内で舌が物凄い勢いでちんぽに絡みつき、舐めまわしていることを物語っている。
「うっ、おぉ……っふ! くっ……この!」
結界解除の条件は淫魔たちを孕ませることなので、フェラで射精している暇はない。
勇者は茶髪JK淫魔ちゃんのくるんとカーブしている一対二本の山羊角をそれぞれ両手で握って、彼女の頭をぐいっと強引に自分の股間から遠ざけさせた。
「んにゃっ」
露わになった勃起ちんぽは、淫魔ちゃんの涎ローションがどろどろに絡んで、てらてらと濡れ光っている。
あっ、あっ! もっとしゃぶるのー! パパちんぽしゃぶしゃぶして、パパせーしじゅるじゅるするのーっ!」
「ステイだ、ステイ。おまえも口より、まんこがいいだろ」
「あーっ♥ まんこ! 中出し! 種付けーっ!」
遺伝子に淫語が刻まれているタイプの生き物な淫魔ちゃんは舌をべーっと伸ばして、まだ勇者ちんぽを舐めたり咥えたりしたそうだったけれど、勇者が角を持ったまま大根を引っこ抜くみたいに高い高いさせると、その勢いのまま勇者に抱き着く。
両手を首にまわし、両足で腰をしっかりロック。そして無毛スベスベ桃色まんこの割れ目には、唾液まみれの勃起ちんぽが奥までがっちりと嵌まり込んでいた。
合体ロボの合体シーンよりも滑らかなジャンピング駅弁だいしゅきホールドだ。
「んぐっ……!」
何回繰り返しても、勇者は挿入の瞬間、呻いてしまう。
淫魔まんこはどれも絶品の気持ちよさだけど、締め付けキツキツだったり、複雑な凹凸が蠢いていたり、はたまた子宮口がちゅっちゅく吸い付いてくるようなのだったり――と千差万別の気持ちよさで勇者ちんぽを歓待してくる。おかげで勇者は、挿入の快感に慣れるということができず、いつでも呻かされてしまうのだ。
――と、ここで甘ロリ系JK淫魔ちゃん(桃髪ショートFカップ)の乱入だ。
「生まれるペース早すぎ……!」
勇者の背後から蝙蝠羽で滑空突撃してきた甘ロリちゃんは、勇者の引き締まった臀部にむぎゅっと顔を埋めて、躊躇なく尻穴にべろちゅーを仕掛けていく。
「んごっ!」
いかなチート勇者といえども、括約筋までチートなわけではない。淫魔の舌使いで穴の皺を涎ぬちょぬちょに蕩かされて、ふやけてポカっと開いた口に、窄められた舌先がにゅるるんと潜り込んでいく。ぬっちょぬっちょ、と内側から肛門をローションマッサージして、ふやかせ、柔らかくしていく。
「あ、あっ……やば、あッ‼ あぁ――ッ‼」
括約筋を締めて耐えることを禁止され、前立腺にも甘ったるい振動を送り込まれた勇者は、コアラのようにしがみ付いて駅弁セックスしているギャルJK淫魔ちゃんのまんこ奥に、どっくどっく、と激しい中出し射精をさせられた。
「んにょっ♥ ん、んんっ♥ んにゅううぅ♥」
ギャルちゃんは腰をかくかく震わせながら、まんこの穴も入口から奥へと襞をぐにゅんぐにゅん波打たせて、中出しちんぽが最後の一滴まで気持ちよぉく射精しきれるようにと、勃起ちんぽを付け根から先っぽへと扱きたてていく。
「んっ♥ ん、んんっ……んーっ! ぱぱ、もっとー! もっと種付け♥ どぴゅどぴゅ♥ してして♥」
とりあえず生、って感じで挿入から六十秒以内の射精RTAを決められたギャルちゃんだけど、それくらいで満足できるほど淫魔まんこは雑魚じゃない。こんな早漏ちんぽに孕まされてあげるほど安くないんだからねっ、とお尻を振りつつ、まんこ穴をギューッと締めて、勇者なパパにセックス続行を催促していく。
ところが、ここでオブジェクション。
「だめ! 次はあたし! あたしがお腹ぽっこんさせてもらうのーっ!」
勇者パパのお尻に舌入れキスして射精アシストしていた甘ロリちゃんだ。
彼女はぴょいんと飛んで勇者の背中に縋りつくと、お腹側にしがみ付いている茶髪ギャルちゃんを叩き落とそうとする。もちろん、ギャルちゃんも応戦するから、勇者を挟んで、両手パシパシ、両足ゲシゲシ叩き合いだ。
まあ、どっちも蝙蝠羽でパタパタ浮いているから、手足をいくら払われても落っこちたりしない。唯々、ウザったいだけだ。
「ああもう! 二人ともステイだ。静かにしないと、どっちも後回しにするぞ!」
勇者がそう言うなり、子供の喧嘩をしていた二人はピタッと止まる。本来、淫魔は逆レイプ性の生き物なのだけど、勇者がパパだからなのか、ただ単に力で敵わないことが本能的に分かるからなのか――勇者の言うことはちゃんと聞くのだ。
ただし、ちんぽ欲を我慢できるわけではないので、こうなる。
「んー……あーし、兄貴んとこ行ってくる」
「あたしも行ってくゆー」
喧嘩を止めた茶髪ギャルちゃんと桃髪甘ロリちゃんは目を見合わせると、異口同音にそう言って、ぱたぱた飛んで行ってしまった。
彼女らが飛んで行った先にいるのは、全裸の美少年――雄型の淫魔たちだ。
チート成長のおかげで細マッチョ体型になっている勇者をそのまま少年にしたみたいなワイルド系黒髪ウルフカットDKという風体の少年から、女子淫魔かと見紛うほどに華奢な金髪セミロングDC淫魔くんに、もはや完璧に兄でなく弟としか言いようのない無邪気フェイスのDS淫魔くんらが、満足顔でぐったり寝そべっている女子淫魔たちの真ん中で談笑していた。
もちろん、寝ている女子淫魔ちゃんらの股間からは中出し精液がてろてろと漏れて水溜りを作っているし、少年淫魔くんらの勃起したままちんぽは淫汁と精汁を絡みつかせたまま、ほかほかと湯気を燻らせている。なお、男子淫魔のちんぽは、長めや太めの差はあれど、漏れなく巨根でカリ太だ。
みんな勇者パパの腹違いの兄弟姉妹だけど、まあ淫魔なので、そういう感じだ。問題ない。ちなみに、ちゃんと子供も作れる。つまり、結界解除のためには、ペース的に考えて息子淫魔たちの協力が必須なのだ。それで躊躇するような倫理は、チート依存の不眠不休種付けチャレンジが三百時間を超えるまでの間に擦り切れてしまっていたので問題なかった。
「ふぅ……」
勇者が人心地をつけながら見やると、息子たちのほうに飛んで行った娘二人は早速、駅弁&立ちバックの二穴サンドイッチ姦されていたり、後頭部を両手でがっちり抱え込まれた危険度Sの仁王立ちイラマチオを決められて、出しっぱなしの蝙蝠羽と手足をビクビク痙攣させたりしている。
「元気だなぁ」
実際、淫魔はセックスで栄養補給できているっぽい。適度な睡眠とセックスがあれば、ずっと元気に生きていられるっぽいので、子宮が満腹になってゴロゴロしているとき以外は、寝ても覚めてもセックスしている生き物なのだ。
だから当然、勇者の子供ではない、勇者と一緒に閉じ込められた淫魔たちもまだ元気に生きているわけで――
「パパぁ!」
「あなたぁ♥」
新卒OLのフレッシュ感満々な黒髪ふんわりシニヨンJカップ淫魔さんが、十三番目の娘であるJK風淫魔ちゃんの手を引いてやってくる。
そしてその隣には、淫魔の母娘がもう一組だ。
「んふっ♥ 旦那さまぁ、おちんぽ暇してらっしゃるんなら、わたくしと繁殖しませんことぉ? わたくしの赤ちゃん畑に種蒔きしてくださいなぁ♥ 旦那さまのつよつよおちんぽで子宮の穴まで亀頭でぐぽぐぽ穿り返して、十四人目の赤ちゃん孕ませてくださぁい♥ わたくし、今度は男の子ちゃん産めそうな気がするんでぇ♥」
熟女一歩手前の、まさに超食べ頃のKカップ柔らかドスケベボディを持て余しながら現れた、ゆるふわロングヘアの新妻淫魔さん。こちらは両手に娘と孫娘の手を引いての登場だ。おっとり垂れ目の優し気な顔立ちなのに、目の奥にはピンクの♥が煌めいていて、ぽってりした唇の隙間から覗いた舌先が、てろっと妖しく濡れ光る。左右に引き連れている娘のJDと、孫娘のJKちゃんも、お母さん譲りのおっとりフェイスを淫らに微笑ませて、柔乳をむぎゅむぎゅ揉んでエアパイズリしてみせたり、下品に開いた唇から差し出した舌をれろれろ回してエアフェラを披露したりして、勇者パパにどすけべアピールを決めていく。
「ちんぽ、マジ乾く暇もねぇ……だが!」
勇者ちんぽは勃起を止めない。この結界に囚われてから今まで、一度も萎えたことがない。淫魔たちとのかつてない激戦は、勇者ちんぽを無限の成長チートで萎え知らずの最強絶倫ちんぽに限界突破させていた。
そして、今の勇者には頼れる仲間が――息子たちがいる。
「みんな、ここが正念場だ! 魚鱗の陣を組め!」
勇者の号令に、すぐそこで姉妹たちと4Pしていた二人のみならず、結界内のそこかしこから息子や孫息子や曾孫たちがわらわらと集まってくる。淫魔のY染色体は劣性で、男性淫魔は三毛猫の雄並みに生まれてこないのだけど、それでも十数人はいるのは勇者が中出しを頑張った成果だ。
だけど、それは同時に、理論上無限の広さを持つ結界内には女性淫魔が一万では利かない数、犇めいていることを意味している。
――くすくす♥
――うふふ♥
どこからか影が伸びるように集まってきて、さざめくように艶笑しながら、円陣を組んだ青少年たちを十重に二十重に包囲していく美女と淑女と美少女たち。
二十人に満たない雄たちと、一万人を超える雌たちとの戦い。この時点ですでに勝利を見出すことのできない絶望的な人数差。しかも、戦いが長引けば長引くほど、この戦力差は拡がり続けるのだ。
だが、それでも! 勇者と子供♂たちは少しも臆していない。股間のちんぽは雄々しく勃起し、妻や娘や孫娘や姪っ子や従姉妹や二従姉妹との戦いに向けて戦意ビンビンだ。
「いくぞ、おまえたち――子種の貯蔵は十分か?」
息子たちの返事を待つ暇ない。
まんこから蜜を垂らした淫魔ちゃんたちが歓声を上げ、一斉に抱き着いてくる。勇者と淫魔くんたちが、それを筋張ったフル勃起ちんぽで迎え撃つ。
勇者と息子たちの千年戦争は、まだ始まったばかりだった。
終了♥
今回もまた魔王が復活したけれど、勇者もまた現れた。異世界の、戦いも知らない気弱な少年ではあったが、勇者には例外なく、超人的な力が宿る。なので今回も、何年かはかかるかもしれないけれど、最後には勇者が魔王を討って予定調和で終わるのだろう。それまで、魔物の攻勢に耐えていればいいだけだ――。
王侯も庶民も奴隷も、誰もがそう思っていたし、実際にそうなりそうだったけれど、今回はひとつだけ、過去に一度もなかったことが起きた。
戦闘力皆無で、人間に近い容姿をしているけれど完全に化けられるというわけでもなく、味方を慰安する以外に能がないと思われていた淫魔たちが発動させた儀式魔術に、勇者が捉えられてしまったのだ。
まあでも最強無敵の勇者だし、最弱無力の淫魔たちの作った結界なんて苦もなく破って戻ってくるのだろう――と、敵も味方も疑わなかった。
最初の三日間くらいは。
淫魔たちが血族総出で創造した結界は、単に中と外とを隔てるものではない。自分たちを中心とした一定範囲を、現実の法則ではなく自分たちが定めた魔法によって支配された全くの異次元、世界に創り変えてしまうという大魔術だった。
しかしながら、それほどの大魔術をもってしても勇者のチート的な超パワーを無効化することはできなかった。だが、勇者もまた、この世界の魔法を破ることはできなかった。
この世界では、あらゆる戦闘および破壊行為が禁止され、ダメージが発生しなくなる。勇者がどれほどの力を込めて斬りつけようと、か弱い淫魔の肌に傷ひとつ負わせることはできないし、どれだけ破壊的な魔術を打ち込もうと、結界内に存在する構造物に罅を入れることも、また結界そのものにダメージを与えることもできなかった。
もし、魔法がこれだけだったなら、結界に囚えられた者は絶対に脱出することができなくなる。それは強すぎるルールで、淫魔の総力を結集した程度では、とてもではないが魔術として成立させることなど不可能だ。
だから、この結界には「脱出させないための魔法」と同時に、「脱出のための魔法」も規定されていた。
その魔法こそが、「結界内の全ての淫魔が妊娠すると、結界は解除される」だ。
全能力をセックスに全振りした、ちょっと頭セックスな魔物である淫魔たちが、そのセックスのことしか考えてない頭でうっかり思いついちゃって、なんだか成功しちゃった超スゴイ魔術。それが、この非殺傷性悠久牢獄結界魔法――アンリミテッド・オマンコ・ワークスなのだ!
……というわけで、前置き終わり。
「あっ♥ あっ♥ あ、ああっ♥ い、いぃっ♥ イくっ……イく、イくっううっ♥ うっきゅううぅ――ッ♥♥」
甘ったるくて粘っこい嬌声が、結界内のけして曇ることも暮れることもない青空に深々と吸い込まれていく。
嬌声はやがて、ぷつんと糸を切るようにして途切れる。声の主が精根尽き果てて、気をやったからだ。
月光を編んだかのような金髪をした、とても美しく、肉感的な女性だ。美女とも美少女とも呼べる絶妙な年頃の彼女で、その白磁を思わせる艷やかな肢体は、蠱惑的な曲線を描いていた。
皮が弾けんばかりに実った果実のような乳房は、彼女自身の細い手指では掴みきれないほど大きく、しかして、朝露のごとき汗艶をまとったその果実にちょこんと載せられているパールピンクの頂はつんと上を向いていて、その膨らみに詰まっているはずの重さよりも、いまにも迸りそうな瑞々しさをこそ、見る者に強く感じさせてくる。
臀部もまた、たっぷりした量感を誇示しているが、その肉付きの重さで皮膚がだらしなく弛んでいるということはない。乳房と同様、つんと上向きに張った曲線からは、ちょうど青から赤へと色づいたばかりの果実を思わせる新鮮な色香が発散されていた。
豊かな乳房と尻に挟まれた腰は、それでいて不可視のコルセットを締めているかのように括れている。細いが、けして細すぎない胴回りには健康的な色気が宿っており、臍の切れ込みですら艶かしくあった。
すらりと伸びた手足もまた、研磨布で丹念に磨き上げた硝子細工のように滑らかで、晴天の日差しを受けて淡雪の如くに燦めいている。殊に臀部から太腿へと至る芸術的な丸みは、老若男女の誰であろうと目を惹かれずにはいられまい。況してや心身に精気を漲らせた筋骨逞しき青年にあっては、たったいまこの女の産毛ひとつ生えていない上生菓子のような秘部の最奥にたっぷりと白濁汁を流し込んだばかりの性器を再度、はち切れんばかりに滾らせていた。
青年はいまさら、彼女のこめかみから生えている左右一対の捻じれた山羊角を気にするようなこともなかった。
この女との交合は体力や精力のみならず、万物を万物たらしめている根源的にして超物理的な“力ある粒子”、すなわち魔力をも奪っていく危険なものなのだけど、勇者と号される青年には腹の奥底から無限に湧き出てくる魔力がある(彼自身は、自分の魂だか存在だかがホワイトホールと接続しているのでは、と思っている)ので、そこに微塵の恐怖も抱いていない。いっそ、魔力を奪われていく感覚ですら、快感のひとつだと思えるまでになっていた。
魔力収奪の感覚がすっかり馴染んでしまうほど、彼はこの女たち――淫魔たちとのセックスを重ねてきていた。それは回数にすれば千や二千では効かず、時間にすれば三年はとっくに過ぎていよう長さだった。
もっとも、この結界内は現実からほぼ完全に隔離された異世界なので、時間の流れなど有って無きが如しものではあるのだけど。
まあ要するに――。
無限回復する魔力を使った自動無限HP回復・自動無限MP回復・自動無限EXP取得・自動無限肉体最適化みたいなフルオート無敵システム搭載のチート勇者(元・フツメンぽちゃオタDK→現・イケメン細マッチョ好青年)が、くっそどちゃシコいIカップどすけべ体型をした雪肌金髪S級美少女JDサキュバス(全裸)に、お股ガン開きな種付けプレスで生ハメ中出しをがっつり決めたところだった。
「ふうぅ……」
長い溜息を吐きながら、ちんぽを抜いていく勇者。
「んおっ♥ おっ、おふぉおぉ♥」
勇者の長くて太いズル剥けカリ高ちんぽがまんこの襞を掻きたくりながら抜けていく刺激に、蟹股で倒れて泡を吹きそうな顔だった淫魔は、おふおふと呻きながら背筋をびくんびくん激しく反らして、フライパンの上で弾けるポップコーンの真似をする。
種族的に名器しかない淫魔まんこは、中出し三連発くらいでは微塵も萎えない無敵勇者ちんぽ(無制限フルオート成長チートの一環)が出ていくのを必死で引き留めようとするように、膣口から内壁の襞に至るまでの全てで、ちゅーっと、ぶちゅちゅーっと、粘膜を勃起ちんぽに吸い付かせて、それでもカリ首の一番太いところが抜けた弾みで、ちゅぱんっと派手なリップ音を上げたとき、ついでに、蟹股まんこをブリッジでぐんっと突き出して、びゅーっと三度目の潮吹きまで決めた。
「おほっ♥ おっ、おふぉ――ッ……♥」
さすがに限界だったのか、その金髪JD淫魔は潮吹き汁を出し切るのと同時に、カクンッと糸が切れたように倒れて、今度こそ本当に気を失った。
「よし、次は――」
勇者は淫汁と種汁ででろでろに濡れて、ほかほかと湯気を立てている勃起ちんぽをぶるんっと真横に薙いで、身体ごと背後に振り返った。
その視界に入ってくるのは、芝生のようでも毛足の長い絨毯のようでもある材質不明のふかふかさらさらした地面でぺたんと女の子座りして、きょとんとした顔をしている生まれたての茶髪ギャルJK風淫魔だ。
「むっ……もう生まれてるし……」
この結界を脱するためには淫魔たちを孕ませないといけないけれど、孕んだ淫魔は三十分以内にポンっと産んじゃう。しかも、人間みたいに膣から物理的に出てくるのではなく、近くの地面にポンっとポップするのだ。それも、赤ちゃんとしてではなく、だいたいJKからJDくらいの容姿体型でポップするので、種付け完了から三十分以内に新品まんこでファック可能というファストフード感覚のまんこ供給速度を実現していた。わんこ蕎麦ならぬ、まんこ蕎麦なのだ。上下のお口で精液ずるずる啜りまくるのだ。
「ちんぽ休ませてる暇もねぇ……」
「ぱぱ?」
淫水まみれの勃起ちんぽをひくひくと小刻みに縦揺れさせながらボヤく勇者に、生まれたてのギャルっぽい茶髪セミロング淫魔ちゃん(推定Gカップ)は、こてりと小首を傾げながら呼びかける。
「うん、そうだね。パパだね。おまえ、俺の子だね。まあ、ポップで生まれてくるんだから厳密にはよく分からねぇけどまあ、俺の子だよね」
「んー……ぱぱ!」
「はいはい、パパだよ」
「ぱぱ、えっちー!」
生まれてすぐに言葉を話せるのはさすが魔族というところだけど、彼女らが淫魔だからなのか、どの子も、エッチまんこちんぽ、あたりのワードしか口にしない。まあ、勇者も淫魔たちとお喋りしたいわけではないし、生まれたての魚が教わらずとも泳ぎ方を知っているレベルでキスやフェラのやり方を知っているので、何も不足はない。
「はいはい、えっちえっち」
背中の蝙蝠羽(出し入れ自由)を羽ばたかせて文字通りの意味で飛びかかってきた淫魔が、釣り針に食いつく魚のように、勇者ちんぽをカポッと咥える。そんな雑な咥え方でも、径の大きな勃起ちんぽに歯が当たることも、喉に刺さった反射で嘔吐してしまうこともなく、喉奥の狭いところまで自分から拡げるように亀頭を食い込ませていって、余裕でちんぽ竿の根元近くまで咥え込んでしまった。
そして、ぐじゅっぽ♥ぐじゅっぽ♥と排水溝が泡立つような爆音のフェラ。ぶちゅっとタコの真似をするように突き出された唇からチラチラと覗く舌先は、その口内で舌が物凄い勢いでちんぽに絡みつき、舐めまわしていることを物語っている。
「うっ、おぉ……っふ! くっ……この!」
結界解除の条件は淫魔たちを孕ませることなので、フェラで射精している暇はない。
勇者は茶髪JK淫魔ちゃんのくるんとカーブしている一対二本の山羊角をそれぞれ両手で握って、彼女の頭をぐいっと強引に自分の股間から遠ざけさせた。
「んにゃっ」
露わになった勃起ちんぽは、淫魔ちゃんの涎ローションがどろどろに絡んで、てらてらと濡れ光っている。
あっ、あっ! もっとしゃぶるのー! パパちんぽしゃぶしゃぶして、パパせーしじゅるじゅるするのーっ!」
「ステイだ、ステイ。おまえも口より、まんこがいいだろ」
「あーっ♥ まんこ! 中出し! 種付けーっ!」
遺伝子に淫語が刻まれているタイプの生き物な淫魔ちゃんは舌をべーっと伸ばして、まだ勇者ちんぽを舐めたり咥えたりしたそうだったけれど、勇者が角を持ったまま大根を引っこ抜くみたいに高い高いさせると、その勢いのまま勇者に抱き着く。
両手を首にまわし、両足で腰をしっかりロック。そして無毛スベスベ桃色まんこの割れ目には、唾液まみれの勃起ちんぽが奥までがっちりと嵌まり込んでいた。
合体ロボの合体シーンよりも滑らかなジャンピング駅弁だいしゅきホールドだ。
「んぐっ……!」
何回繰り返しても、勇者は挿入の瞬間、呻いてしまう。
淫魔まんこはどれも絶品の気持ちよさだけど、締め付けキツキツだったり、複雑な凹凸が蠢いていたり、はたまた子宮口がちゅっちゅく吸い付いてくるようなのだったり――と千差万別の気持ちよさで勇者ちんぽを歓待してくる。おかげで勇者は、挿入の快感に慣れるということができず、いつでも呻かされてしまうのだ。
――と、ここで甘ロリ系JK淫魔ちゃん(桃髪ショートFカップ)の乱入だ。
「生まれるペース早すぎ……!」
勇者の背後から蝙蝠羽で滑空突撃してきた甘ロリちゃんは、勇者の引き締まった臀部にむぎゅっと顔を埋めて、躊躇なく尻穴にべろちゅーを仕掛けていく。
「んごっ!」
いかなチート勇者といえども、括約筋までチートなわけではない。淫魔の舌使いで穴の皺を涎ぬちょぬちょに蕩かされて、ふやけてポカっと開いた口に、窄められた舌先がにゅるるんと潜り込んでいく。ぬっちょぬっちょ、と内側から肛門をローションマッサージして、ふやかせ、柔らかくしていく。
「あ、あっ……やば、あッ‼ あぁ――ッ‼」
括約筋を締めて耐えることを禁止され、前立腺にも甘ったるい振動を送り込まれた勇者は、コアラのようにしがみ付いて駅弁セックスしているギャルJK淫魔ちゃんのまんこ奥に、どっくどっく、と激しい中出し射精をさせられた。
「んにょっ♥ ん、んんっ♥ んにゅううぅ♥」
ギャルちゃんは腰をかくかく震わせながら、まんこの穴も入口から奥へと襞をぐにゅんぐにゅん波打たせて、中出しちんぽが最後の一滴まで気持ちよぉく射精しきれるようにと、勃起ちんぽを付け根から先っぽへと扱きたてていく。
「んっ♥ ん、んんっ……んーっ! ぱぱ、もっとー! もっと種付け♥ どぴゅどぴゅ♥ してして♥」
とりあえず生、って感じで挿入から六十秒以内の射精RTAを決められたギャルちゃんだけど、それくらいで満足できるほど淫魔まんこは雑魚じゃない。こんな早漏ちんぽに孕まされてあげるほど安くないんだからねっ、とお尻を振りつつ、まんこ穴をギューッと締めて、勇者なパパにセックス続行を催促していく。
ところが、ここでオブジェクション。
「だめ! 次はあたし! あたしがお腹ぽっこんさせてもらうのーっ!」
勇者パパのお尻に舌入れキスして射精アシストしていた甘ロリちゃんだ。
彼女はぴょいんと飛んで勇者の背中に縋りつくと、お腹側にしがみ付いている茶髪ギャルちゃんを叩き落とそうとする。もちろん、ギャルちゃんも応戦するから、勇者を挟んで、両手パシパシ、両足ゲシゲシ叩き合いだ。
まあ、どっちも蝙蝠羽でパタパタ浮いているから、手足をいくら払われても落っこちたりしない。唯々、ウザったいだけだ。
「ああもう! 二人ともステイだ。静かにしないと、どっちも後回しにするぞ!」
勇者がそう言うなり、子供の喧嘩をしていた二人はピタッと止まる。本来、淫魔は逆レイプ性の生き物なのだけど、勇者がパパだからなのか、ただ単に力で敵わないことが本能的に分かるからなのか――勇者の言うことはちゃんと聞くのだ。
ただし、ちんぽ欲を我慢できるわけではないので、こうなる。
「んー……あーし、兄貴んとこ行ってくる」
「あたしも行ってくゆー」
喧嘩を止めた茶髪ギャルちゃんと桃髪甘ロリちゃんは目を見合わせると、異口同音にそう言って、ぱたぱた飛んで行ってしまった。
彼女らが飛んで行った先にいるのは、全裸の美少年――雄型の淫魔たちだ。
チート成長のおかげで細マッチョ体型になっている勇者をそのまま少年にしたみたいなワイルド系黒髪ウルフカットDKという風体の少年から、女子淫魔かと見紛うほどに華奢な金髪セミロングDC淫魔くんに、もはや完璧に兄でなく弟としか言いようのない無邪気フェイスのDS淫魔くんらが、満足顔でぐったり寝そべっている女子淫魔たちの真ん中で談笑していた。
もちろん、寝ている女子淫魔ちゃんらの股間からは中出し精液がてろてろと漏れて水溜りを作っているし、少年淫魔くんらの勃起したままちんぽは淫汁と精汁を絡みつかせたまま、ほかほかと湯気を燻らせている。なお、男子淫魔のちんぽは、長めや太めの差はあれど、漏れなく巨根でカリ太だ。
みんな勇者パパの腹違いの兄弟姉妹だけど、まあ淫魔なので、そういう感じだ。問題ない。ちなみに、ちゃんと子供も作れる。つまり、結界解除のためには、ペース的に考えて息子淫魔たちの協力が必須なのだ。それで躊躇するような倫理は、チート依存の不眠不休種付けチャレンジが三百時間を超えるまでの間に擦り切れてしまっていたので問題なかった。
「ふぅ……」
勇者が人心地をつけながら見やると、息子たちのほうに飛んで行った娘二人は早速、駅弁&立ちバックの二穴サンドイッチ姦されていたり、後頭部を両手でがっちり抱え込まれた危険度Sの仁王立ちイラマチオを決められて、出しっぱなしの蝙蝠羽と手足をビクビク痙攣させたりしている。
「元気だなぁ」
実際、淫魔はセックスで栄養補給できているっぽい。適度な睡眠とセックスがあれば、ずっと元気に生きていられるっぽいので、子宮が満腹になってゴロゴロしているとき以外は、寝ても覚めてもセックスしている生き物なのだ。
だから当然、勇者の子供ではない、勇者と一緒に閉じ込められた淫魔たちもまだ元気に生きているわけで――
「パパぁ!」
「あなたぁ♥」
新卒OLのフレッシュ感満々な黒髪ふんわりシニヨンJカップ淫魔さんが、十三番目の娘であるJK風淫魔ちゃんの手を引いてやってくる。
そしてその隣には、淫魔の母娘がもう一組だ。
「んふっ♥ 旦那さまぁ、おちんぽ暇してらっしゃるんなら、わたくしと繁殖しませんことぉ? わたくしの赤ちゃん畑に種蒔きしてくださいなぁ♥ 旦那さまのつよつよおちんぽで子宮の穴まで亀頭でぐぽぐぽ穿り返して、十四人目の赤ちゃん孕ませてくださぁい♥ わたくし、今度は男の子ちゃん産めそうな気がするんでぇ♥」
熟女一歩手前の、まさに超食べ頃のKカップ柔らかドスケベボディを持て余しながら現れた、ゆるふわロングヘアの新妻淫魔さん。こちらは両手に娘と孫娘の手を引いての登場だ。おっとり垂れ目の優し気な顔立ちなのに、目の奥にはピンクの♥が煌めいていて、ぽってりした唇の隙間から覗いた舌先が、てろっと妖しく濡れ光る。左右に引き連れている娘のJDと、孫娘のJKちゃんも、お母さん譲りのおっとりフェイスを淫らに微笑ませて、柔乳をむぎゅむぎゅ揉んでエアパイズリしてみせたり、下品に開いた唇から差し出した舌をれろれろ回してエアフェラを披露したりして、勇者パパにどすけべアピールを決めていく。
「ちんぽ、マジ乾く暇もねぇ……だが!」
勇者ちんぽは勃起を止めない。この結界に囚われてから今まで、一度も萎えたことがない。淫魔たちとのかつてない激戦は、勇者ちんぽを無限の成長チートで萎え知らずの最強絶倫ちんぽに限界突破させていた。
そして、今の勇者には頼れる仲間が――息子たちがいる。
「みんな、ここが正念場だ! 魚鱗の陣を組め!」
勇者の号令に、すぐそこで姉妹たちと4Pしていた二人のみならず、結界内のそこかしこから息子や孫息子や曾孫たちがわらわらと集まってくる。淫魔のY染色体は劣性で、男性淫魔は三毛猫の雄並みに生まれてこないのだけど、それでも十数人はいるのは勇者が中出しを頑張った成果だ。
だけど、それは同時に、理論上無限の広さを持つ結界内には女性淫魔が一万では利かない数、犇めいていることを意味している。
――くすくす♥
――うふふ♥
どこからか影が伸びるように集まってきて、さざめくように艶笑しながら、円陣を組んだ青少年たちを十重に二十重に包囲していく美女と淑女と美少女たち。
二十人に満たない雄たちと、一万人を超える雌たちとの戦い。この時点ですでに勝利を見出すことのできない絶望的な人数差。しかも、戦いが長引けば長引くほど、この戦力差は拡がり続けるのだ。
だが、それでも! 勇者と子供♂たちは少しも臆していない。股間のちんぽは雄々しく勃起し、妻や娘や孫娘や姪っ子や従姉妹や二従姉妹との戦いに向けて戦意ビンビンだ。
「いくぞ、おまえたち――子種の貯蔵は十分か?」
息子たちの返事を待つ暇ない。
まんこから蜜を垂らした淫魔ちゃんたちが歓声を上げ、一斉に抱き着いてくる。勇者と淫魔くんたちが、それを筋張ったフル勃起ちんぽで迎え撃つ。
勇者と息子たちの千年戦争は、まだ始まったばかりだった。
終了♥
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