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1章
28. 回顧と考察 ロイド
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日迎えの祭り――聖誕祭から数日が経っている。
空気は日に日に暖かさを増してきている。日も長くなってきていて、過ごしやすいこと、この上ない。
そんな心地好い日の昼下がり、ふと空いた時間に草っ原で寝転ぶと、頭の中に由無し事が去来していく。
「……にしても、有瓜はどうして、あんなにセックスできるのか」
まず浮かんだ疑問がそれというのは我ながら呆れるけれど、実際わりと疑問なのだ。
女は男と違って打ち止めがないとはいえ、聖誕祭のときは性欲旺盛なゴブリンたち全員を一人で相手取って、最後の一人が満足するまで元気に楽しんでいた。あの体力は尋常ではない。
もっとも、その体力は山歩きなど普段の生活ではまったく発揮されないことから考えると、あれはもう体力とは別物の「延々と輪姦されても平気」という特殊能力なのではないかと、わりと本気で疑っている。
――話が逸れた。
性交における持久力については底なしの有瓜だが、俺もあの日は底なしと表して構わないくらいの回数と量だったと思う。溜まっていたのは確かだったけれど、それにしたって精力がつきすぎだった。
「俺の身体に異常が起きている……か」
その兆候はもう大分前から感じていた。野外生活で鍛えられたから、というだけでは納得しかねるほど、自分の身体が頑強になってきている自覚はあった。獣道すら通っていない茂みに踏み入っても擦り傷を負うことがほとんどなくなったし、負ったとしても、擦り傷くらいなら放っておくだけで翌日中には痕のひとつも残さず完治するようになった。
もっと言うと、身体の頑丈さや快復力だけでなく、身体能力そのものが向上されている気がする。
俺はもともと卓球部だった。けっこう真面目にやっていたほうで、走り込みや筋トレもやっていた。だから、倒立くらいならできたけれど、バク転はできなかった。じつは一度挑戦したことがあるのだけど、見事に失敗して怖い思いをしただけだった。
それが最近、ふと思い立ってやってみたら、あっさりとできたのだ。
背後に向かって倒れる自分に、その倒れた身体を両手で支えて、さらに後方へと跳ねさせる自分――その姿が、寝転がってから立ち上がる、くらいの気軽さで想像できたのでやってみたら、するっと跳べてしまったのだった。
バク転だけでなく、バク宙もできた。見えない鉄棒を逆上がりする気持ちで思い切り跳んでみたら、フォークでパスタを巻き取るくらい簡単にできた。なお、バク転からのバク宙もできた。
バク転やバク宙ができる者は、元の世界だろうと、こっちの世界だろうと大勢いるだろう。だけど、それまでできなかったのがいきなり、なんの練習もなしに跳べるようになったというのは稀だろう。
「俺の身体に何かが起きている」
それは間違いない。断言できる。
だが、そうなった理由は? 食生活か? それとも、この場所に何かあるのか? やはり、あの祭壇に――ひいては祭壇に祀られている神あるいは神的な何かのせいなのか?
「……祭壇を調べてみれば、何か分かるか?」
シャーリー、アン、それと村長にも尋ねてみたことがあるけれど、祭壇についての言い伝えもなければ、この地に特別な神が祀られていたこともないという。
この洞窟から一番近い村に何も伝わっていないのなら、あとはもう現地調査しかない。
「とはいえ、調べるってどうやるんだか……」
俺は他人事のように呟いて苦笑した。
祭壇には何度か足を運んでいるわけだが、人工的な場所だという以外の何かを発見できる気がしない。どこをどう調べていいのかも分からないし、かりに記録のようなものがあったとしても、俺が読める文字はシャーリーたちが教えてくれたものだけだ。山での生活には困らないけれど、考古学者の真似事をするには語彙が足りなすぎるだろう。
「とはいえ、とはいえ――他に調べる当てもないし……」
……いやまあ、そもそも調べる意味があるのかよ、と言われたら、何も言えなくなってしまうのだが。
じつは聖誕祭が予定外の輪姦祭りになったとき、少しだけ期待していた。
あのときの舞いを演じていた有瓜は本気で神懸かっていた。その有瓜が求めて始まった輪姦なら、それこそがこの祭壇で行われるべき儀式なのではないか。そして、俺たちが現れたのがこの場所なのだから、またここで儀式を行うことで、俺たちは日本に帰れるのではないか――そんな期待が胸に生まれていた。
まあ現実には何が起きることもなく、ただ全員で性欲を満たし合っただけに終わったわけで……。
「……これ以上、あの場所を調べても無意味ってことなのかね」
他に調べる場所もないし、という気持ち。これ以上調べたって意味ないぞ、という気持ち――。
ふたつの相反する気持ちが入り乱れて、気が滅入ってくる。
「もういっそ、山を下りてみようか……」
それは溜め息に混ざって零れた、無意識の一言だった。だから、そう言った後ではっとする。
「山を下りる……山の外……」
俺自身はまだ会ったことがないけれど、シャーリーたちが暮らしていた村には数ヶ月に一度くらいの頻度で行商人がやってきている。山の外にも人々の生きる世界があるのだ。
平野にはきっと大きな都市があるだろう。やはり中世ヨーロッパ風に城壁が築かれているのだろうか、それとも和風やアジア風だったりするのだろうか。
小麦畑はきっと大々的に広がっているのだろうけど、米は作られてないのだろうか。
それからラノベ好きとしては、冒険者なる職業が存在しているのかどうかは絶対に確かめたい。シャーリーたちに聞いても、よく分からないです、という答えしか返ってこなかった。村に行く機会があったときに村長にも聞いてみたのだけど、しばらく考えた後、顰めっ面でこう言われた。
「魔物や山賊退治を領主に依頼すれば、兵士が派遣されてくる。冒険者というのは知らん――が、ここはド田舎じゃ。都会へいけば、そういう分けのわからん生業もあるのかもしれん。都会のことはよく分からん」
どうやら、村長は都会が嫌いなようだ。都会は年貢を取っていくばかりの連中が暮らす場所、という否定的な認識になっているのだろうか。山中でほとんど自給自足の生活をしてきた村長からすれば、然もありなんだ。もっと若い村人の中には、都会に憧れている者もいそうだけど。
まあ、それはともかく――この山に籠もっていても、日本への帰り方が分かることはないだろう。あの祭壇が何なのかを知るためにも、知識がもっと必要だ。大学とか図書館みたいな、歴史を調べられる場所へ行きたい。それに、文字ももっと覚えたい。
「こうしてみると、やりたいことだらけだな……ははっ」
夢想の空へと思考の翼を羽ばたかせているうちに、自然と笑いが込み上げてきた。
俺はもっと消極的な人間だと思っていたのだけど、じつはけっこう積極性に溢れた男だったみたいだ。――いや、運動神経が良くなったことが精神に影響した結果なのかもしれない。
「ああ……俺の身体に何が起きているのかも、ついでに分かればいいな」
こちらについては現状、実害がないどころか大助かりしているので、理由が分かるのならそれに越したことはない――程度だ。もっとも、この世界に飛ばされてきた理由と、身体に起きている変化との間には何某かの関係があるとは見ている。むしろ、両者にまったく相関関係がないと考えるほうが不自然だろう。
「……外、か」
とりあえずは、みんなに相談してみよう。シャーリーにもついてきてもらいたいから、そのことを頼まなくては。きっとアンは反対するだろうし、「お姉ちゃんがついていくなら、わたしも!」とも言いそうだけど、二人には大事なお勤めがあるのだから、二人とも連れて行くわけにはいかない。しっかり説得しなくては――
「――いや、待て。あれ?」
そこで唐突に思い至った。
二人のお勤め頻度からして、シャーリーもアンもそろそろ妊娠していておかしくないよな、と。
……実際、そこのところ、どうなっているんだ? 二人のお腹、膨らんできていたか? 仮に妊娠していたとして、着床からどのくらいでお腹が大きくなってくるものなんだ? いや、大きくなってくる前に悪阻だとかの自覚症状が出てくるよな……出てくるよな? 異世界だと妊娠や出産まわりの生物的なメカニズムが違っていたりするのか? そこらへん、しっかり聞き取り調査したことなかったよな。しないと不味いよな。ってか、いままで気にしてなかったのって逆にすごいよな!?
「……待て、落ち着こう。よし……落ち着け、俺……ふうぅ……」
青空をゆっくり流れていく雲を見上げながら深呼吸をすると、早鐘を打っていた鼓動も落ち着きを取り戻していく。
「ふぅ……とりあえず、シャーリーがそうなっていたときのことを考えよう……」
そうだな……シャーリーが無理なら、村人の誰かに同行してもらうしかないだろう。本当は神官についてきてほしいのだけど、人間にとってのゴブリンは討伐されるべき魔物枠のようだから、さすがに人里へ連れて行くわけにはいくまい。じつに残念だ。
「……って、そうか」
山を下りるというのは、ゴブリンたちと別れるということなのだ。
ゴブリンたちはなんだかんだと、この山で苦楽を共にしてきた仲間だ。神官だけでなく、「おまえのものは俺のもの」と言い出しそうなところはあるけれど狩りでは頼れる戦士たちに、「自分、不器用ですから」と言い出しそうな職人気質の忍者たちも、みんな等しく仲間だと思っている。
「離れるのか……」
改めてそのことを考え始めると、先ほどまでの高揚感があっという間に霧散していく。
「……」
すぐには答えが出そうになかった。考える時間が必要だった。
けれどもすぐに、悠長に考えている場合ではなくなった。
アンとシャーリーの妊娠が発覚したのだった。
空気は日に日に暖かさを増してきている。日も長くなってきていて、過ごしやすいこと、この上ない。
そんな心地好い日の昼下がり、ふと空いた時間に草っ原で寝転ぶと、頭の中に由無し事が去来していく。
「……にしても、有瓜はどうして、あんなにセックスできるのか」
まず浮かんだ疑問がそれというのは我ながら呆れるけれど、実際わりと疑問なのだ。
女は男と違って打ち止めがないとはいえ、聖誕祭のときは性欲旺盛なゴブリンたち全員を一人で相手取って、最後の一人が満足するまで元気に楽しんでいた。あの体力は尋常ではない。
もっとも、その体力は山歩きなど普段の生活ではまったく発揮されないことから考えると、あれはもう体力とは別物の「延々と輪姦されても平気」という特殊能力なのではないかと、わりと本気で疑っている。
――話が逸れた。
性交における持久力については底なしの有瓜だが、俺もあの日は底なしと表して構わないくらいの回数と量だったと思う。溜まっていたのは確かだったけれど、それにしたって精力がつきすぎだった。
「俺の身体に異常が起きている……か」
その兆候はもう大分前から感じていた。野外生活で鍛えられたから、というだけでは納得しかねるほど、自分の身体が頑強になってきている自覚はあった。獣道すら通っていない茂みに踏み入っても擦り傷を負うことがほとんどなくなったし、負ったとしても、擦り傷くらいなら放っておくだけで翌日中には痕のひとつも残さず完治するようになった。
もっと言うと、身体の頑丈さや快復力だけでなく、身体能力そのものが向上されている気がする。
俺はもともと卓球部だった。けっこう真面目にやっていたほうで、走り込みや筋トレもやっていた。だから、倒立くらいならできたけれど、バク転はできなかった。じつは一度挑戦したことがあるのだけど、見事に失敗して怖い思いをしただけだった。
それが最近、ふと思い立ってやってみたら、あっさりとできたのだ。
背後に向かって倒れる自分に、その倒れた身体を両手で支えて、さらに後方へと跳ねさせる自分――その姿が、寝転がってから立ち上がる、くらいの気軽さで想像できたのでやってみたら、するっと跳べてしまったのだった。
バク転だけでなく、バク宙もできた。見えない鉄棒を逆上がりする気持ちで思い切り跳んでみたら、フォークでパスタを巻き取るくらい簡単にできた。なお、バク転からのバク宙もできた。
バク転やバク宙ができる者は、元の世界だろうと、こっちの世界だろうと大勢いるだろう。だけど、それまでできなかったのがいきなり、なんの練習もなしに跳べるようになったというのは稀だろう。
「俺の身体に何かが起きている」
それは間違いない。断言できる。
だが、そうなった理由は? 食生活か? それとも、この場所に何かあるのか? やはり、あの祭壇に――ひいては祭壇に祀られている神あるいは神的な何かのせいなのか?
「……祭壇を調べてみれば、何か分かるか?」
シャーリー、アン、それと村長にも尋ねてみたことがあるけれど、祭壇についての言い伝えもなければ、この地に特別な神が祀られていたこともないという。
この洞窟から一番近い村に何も伝わっていないのなら、あとはもう現地調査しかない。
「とはいえ、調べるってどうやるんだか……」
俺は他人事のように呟いて苦笑した。
祭壇には何度か足を運んでいるわけだが、人工的な場所だという以外の何かを発見できる気がしない。どこをどう調べていいのかも分からないし、かりに記録のようなものがあったとしても、俺が読める文字はシャーリーたちが教えてくれたものだけだ。山での生活には困らないけれど、考古学者の真似事をするには語彙が足りなすぎるだろう。
「とはいえ、とはいえ――他に調べる当てもないし……」
……いやまあ、そもそも調べる意味があるのかよ、と言われたら、何も言えなくなってしまうのだが。
じつは聖誕祭が予定外の輪姦祭りになったとき、少しだけ期待していた。
あのときの舞いを演じていた有瓜は本気で神懸かっていた。その有瓜が求めて始まった輪姦なら、それこそがこの祭壇で行われるべき儀式なのではないか。そして、俺たちが現れたのがこの場所なのだから、またここで儀式を行うことで、俺たちは日本に帰れるのではないか――そんな期待が胸に生まれていた。
まあ現実には何が起きることもなく、ただ全員で性欲を満たし合っただけに終わったわけで……。
「……これ以上、あの場所を調べても無意味ってことなのかね」
他に調べる場所もないし、という気持ち。これ以上調べたって意味ないぞ、という気持ち――。
ふたつの相反する気持ちが入り乱れて、気が滅入ってくる。
「もういっそ、山を下りてみようか……」
それは溜め息に混ざって零れた、無意識の一言だった。だから、そう言った後ではっとする。
「山を下りる……山の外……」
俺自身はまだ会ったことがないけれど、シャーリーたちが暮らしていた村には数ヶ月に一度くらいの頻度で行商人がやってきている。山の外にも人々の生きる世界があるのだ。
平野にはきっと大きな都市があるだろう。やはり中世ヨーロッパ風に城壁が築かれているのだろうか、それとも和風やアジア風だったりするのだろうか。
小麦畑はきっと大々的に広がっているのだろうけど、米は作られてないのだろうか。
それからラノベ好きとしては、冒険者なる職業が存在しているのかどうかは絶対に確かめたい。シャーリーたちに聞いても、よく分からないです、という答えしか返ってこなかった。村に行く機会があったときに村長にも聞いてみたのだけど、しばらく考えた後、顰めっ面でこう言われた。
「魔物や山賊退治を領主に依頼すれば、兵士が派遣されてくる。冒険者というのは知らん――が、ここはド田舎じゃ。都会へいけば、そういう分けのわからん生業もあるのかもしれん。都会のことはよく分からん」
どうやら、村長は都会が嫌いなようだ。都会は年貢を取っていくばかりの連中が暮らす場所、という否定的な認識になっているのだろうか。山中でほとんど自給自足の生活をしてきた村長からすれば、然もありなんだ。もっと若い村人の中には、都会に憧れている者もいそうだけど。
まあ、それはともかく――この山に籠もっていても、日本への帰り方が分かることはないだろう。あの祭壇が何なのかを知るためにも、知識がもっと必要だ。大学とか図書館みたいな、歴史を調べられる場所へ行きたい。それに、文字ももっと覚えたい。
「こうしてみると、やりたいことだらけだな……ははっ」
夢想の空へと思考の翼を羽ばたかせているうちに、自然と笑いが込み上げてきた。
俺はもっと消極的な人間だと思っていたのだけど、じつはけっこう積極性に溢れた男だったみたいだ。――いや、運動神経が良くなったことが精神に影響した結果なのかもしれない。
「ああ……俺の身体に何が起きているのかも、ついでに分かればいいな」
こちらについては現状、実害がないどころか大助かりしているので、理由が分かるのならそれに越したことはない――程度だ。もっとも、この世界に飛ばされてきた理由と、身体に起きている変化との間には何某かの関係があるとは見ている。むしろ、両者にまったく相関関係がないと考えるほうが不自然だろう。
「……外、か」
とりあえずは、みんなに相談してみよう。シャーリーにもついてきてもらいたいから、そのことを頼まなくては。きっとアンは反対するだろうし、「お姉ちゃんがついていくなら、わたしも!」とも言いそうだけど、二人には大事なお勤めがあるのだから、二人とも連れて行くわけにはいかない。しっかり説得しなくては――
「――いや、待て。あれ?」
そこで唐突に思い至った。
二人のお勤め頻度からして、シャーリーもアンもそろそろ妊娠していておかしくないよな、と。
……実際、そこのところ、どうなっているんだ? 二人のお腹、膨らんできていたか? 仮に妊娠していたとして、着床からどのくらいでお腹が大きくなってくるものなんだ? いや、大きくなってくる前に悪阻だとかの自覚症状が出てくるよな……出てくるよな? 異世界だと妊娠や出産まわりの生物的なメカニズムが違っていたりするのか? そこらへん、しっかり聞き取り調査したことなかったよな。しないと不味いよな。ってか、いままで気にしてなかったのって逆にすごいよな!?
「……待て、落ち着こう。よし……落ち着け、俺……ふうぅ……」
青空をゆっくり流れていく雲を見上げながら深呼吸をすると、早鐘を打っていた鼓動も落ち着きを取り戻していく。
「ふぅ……とりあえず、シャーリーがそうなっていたときのことを考えよう……」
そうだな……シャーリーが無理なら、村人の誰かに同行してもらうしかないだろう。本当は神官についてきてほしいのだけど、人間にとってのゴブリンは討伐されるべき魔物枠のようだから、さすがに人里へ連れて行くわけにはいくまい。じつに残念だ。
「……って、そうか」
山を下りるというのは、ゴブリンたちと別れるということなのだ。
ゴブリンたちはなんだかんだと、この山で苦楽を共にしてきた仲間だ。神官だけでなく、「おまえのものは俺のもの」と言い出しそうなところはあるけれど狩りでは頼れる戦士たちに、「自分、不器用ですから」と言い出しそうな職人気質の忍者たちも、みんな等しく仲間だと思っている。
「離れるのか……」
改めてそのことを考え始めると、先ほどまでの高揚感があっという間に霧散していく。
「……」
すぐには答えが出そうになかった。考える時間が必要だった。
けれどもすぐに、悠長に考えている場合ではなくなった。
アンとシャーリーの妊娠が発覚したのだった。
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