義妹ビッチと異世界召喚

Merle

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1章

12-2. 慰め アルカ ★

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「大丈夫、大丈夫……もう怖くないです。それに、アンちゃんは汚くないし、臭くもないです。わたしがちゃんと拭いたんですから」

 わたしはアンちゃんのことを、今度は傷に障らないように触れるか触れないかで抱き締めると、頬擦りで髪を撫でてあげました。

「っ……うそ、です……だって、わたし、臭い……臭いの。ほらっ、臭いが取れないの……!」

 アンちゃんはますます身を縮こまらせて、頭を両手で隠そうとします。

「アンちゃん、べつに臭くないですよ。ちゃんと水拭きしたんですから」

 ……なんて、アンちゃんを宥めるためにそう言いましたけど、本当はちょっと臭いです。雄臭いというか、もっとはっきり言うなら、汗と精液の臭いです。石鹸石を使ってちゃんと洗えば落ちると思いますけど、固く絞ったタオルで拭いただけでは、せいぜい臭いが薄まったくらいです。
 でも、そんなことを馬鹿正直に言うほど、わたしは空気読めなくありません。

「大丈夫です。アンちゃんは全然臭くありません。ふわふわのお菓子みたいな、いい匂いがしてますよ」
「うそ……!」
「嘘じゃないですよ。ほらっ」

 わたしは両手で顔を隠しているアンちゃんを胸にぐいっと抱き寄せて、後頭部に鼻先をぐりぐり押しつけて深呼吸しました。

「んっ……ほら、いい匂いです」

 どうやら山賊の中にはぶっかけマニアがいたようで、アンちゃんの髪はタオルで拭いたくらいではどうにもならないくらい精液でガビガビに固まっていましたけど、そんなのは気にしません。

「全然臭くないですよ。女の子のいい匂いがいっぱいですよぉ」

 鼻先で髪を撫でながら、すーすーっと大きく鼻で息をします。

「うそ……」
「嘘じゃないです」
「……臭くて汚いの、髪だけじゃ、ない……もん……」
「そうなんですか? じゃあ、チェックしていきましょう」

 拗ねたようなことを言うアンちゃんの耳朶に、鼻先をぐいぐい押しつけます。

「ん……お耳はもうちょっと掃除してもいいかもですね」

 耳の穴にも鼻先をぐりりっと押し込んで、ふすーっと音を立てて匂いを嗅いじゃいます。

「あうっ」

 首を竦めて可愛い声を漏らすアンちゃん。可愛いです。あんまり可愛いから、わたしは調子に乗っちゃいます。

「ふふっ……♥」

 鼻先で皮膚を拭うようにようして、耳の裏から首筋へと、猫がそうするように顔を埋めてぐりぐり♥

「あっ、ひゃ……やっ、くすぐったい……っ……」
「ふふっ♥ ん……やっぱり、いい匂いですよぉ♥ すんすんっ♥」

 くすぐったがって震えるアンちゃんの肩に掛かる赤髪を鼻先で掻き分けて、うなじの匂いもたっぷり嗅ぎます。

「やぁ……!」

 アンちゃんは二の腕を上げて、わたしの顔をうなじから押し退けます。でも、わたしはすぐに背中を丸めると、ボタンを留めずに羽織らせていただけのブラウス内に顔を突っ込んで、今度は脇の下に鼻先ぐりぐりっ♥

「ひゃあん!」

 アンちゃんの口から一番可愛い悲鳴。わたしの鼻からは、ふがふがとみっともない鼻息。
 っていうか絵面、ヤバいです。
 裸ブラウスの可憐な少女の脇の下に顔を突っ込んで、鼻息ふごふご鳴らしているとか、これはちょっと犯罪的です。わたし、犯罪者です。ついでに言うと、ブラウスの中に籠もっている臭いも犯罪的にエロエロです!
 肌に染みていた精液や唾液の残り香が、いま発散されている汗と体温に混ざって、ブラウスの中をむわむわと満たしています。女の子の汗と中年男たちの精液臭とが混ざり合って、最強のブレンドになってます!

「ふっ、ふぁ……♥ しゅごい……♥」

 アンちゃんを癒すために始めた匂い嗅ぎプレイですが、アンちゃんの身体に染みついているブレンド臭を嗅いでいると、なんだかスイッチがぎゅーんと入ってきちゃってます。
 ああ……ごめんね、アンちゃん。
 アンちゃんが目を覚ましたら、すぐに石鹸石を使って身体を洗ってあげるつもりだったんですよ。本当ですよ。

「ふっ、ふぁ……アンちゃん、いい匂い……堪んにゃい……♥」

 悪いのは、この匂いです。
 “わたし滅茶苦茶セックスされてました♥”感バリバリのセックス臭をアンちゃんの全身にこびり付けさせた山賊たちが悪いんです。そう、わたしも被害者です♥

「ふあぁ♥ 堪んにゃいぃ♥ 鼻が豚になっちゃういまふぅ♥」
「ひゃっ、ひゃうぅ! 止めっ……んあぁ! んやぁ!」

 腋の下に鼻をぐりぐり押し込み、擦りつけて、盛大に鼻息ふごふごされているのがよっぽどくすぐったいのか、アンちゃんは鼻にかかった悲鳴を上げて、わたしを押し退けようとします。

「ん、んぎゃ……っ」

 体格はわたしのほうが少し大きいのですが、力負けしました。田舎暮らしの腕力、舐めてました。
 ブラウスの中から追い出されたわたしですが、でも、これくらいで終わるわけがありません。だって、押し退けられたわたしの視界を占めたのは、アンちゃんの可憐なおっぱいなんですもん!
 カップで言うなら、間違いなくAです。慎ましやかな膨らみと、つんと上向きの楚々とした乳首。山賊たちが歯や爪を立てたのでしょうか――その色は生憎と痛々しく充血した赤ですが、それでもなお失われることのない可憐さと上品さ!

「可愛いよぅ……んんぅ!」

 わたしははしたなくも、乳首にむしゃぶりついちゃいました。

「ひっ……!」

 その瞬間、アンちゃんが恐怖に息を呑みました。
 アンちゃんの身体の強張りが、触れている肌から伝わってきます。山賊たちに血が滲むまで責められた痛みと恐怖を思い出してしまったのでしょう。
 ……失敗でした。そんなつもりじゃなかったんです。それに、乳首からは錆びた鉄の味がして、わたしのほうまで痛い気分になってしまいました。

「いっ……っ……」

 嫌とも痛いとも言えないくらい身を固くしてしまったアンちゃん。

「……ごめんね。優しくしますから」

 わたしは乳首から唇を離すと、謝罪の意味を込めて、柔らかな膨らみに口付けしました。

「あっ……」

 アンちゃんの口から、息遣いのような小さい悲鳴。感じているというより、戸惑っているような声でしたけど、痛がっている声ではありません。だから、わたしはもっとキスをしました。

「ん……んっ……」
「あっ……ぁ……」

 わたしが控え目な膨らみを唇で撫でて、ときにそっと啄むたび、それに合わせてアンちゃんは息を呑むように喘ぎます。
 押し殺した喘ぎ声と、ひくっひくっと震える肢体。細いのに柔らかな身体がわたしのキスで反応している姿は、ものすごくドキドキします。そして、愛しさが込み上げてきます。

「アンちゃん……んぅ……」

 乳首だけでなく、おっぱいにも歯形や爪痕がいくつか刻みつけられていて、山賊たちがこの愛らしいおっぱいを手荒に扱ったことが容易に想像できました。
 わたしも痛いのはあまり得意じゃありませんから、想像すると胸が苦しくなってきます。

「っ……あ、ぁ……っ……」

 赤い模様になっている歯形や爪痕を舌先でちょんと舐めると、アンちゃんは苦しげに身震いします。それが可哀相だから、できるだけ傷痕を避けるようにキスをしていきます。キスを止めるという選択肢はありません。

「んっ……ん、んっ……♥」

 目を閉じて唇に意識を集中しながらのキス。
 唇の感触でおっぱいの滑らかさを感じ取り、また喘ぎ声の調子や身震いの具合からも唇が傷痕に触れていないかを調べながら、おっぱいの柔らかなところに口付けしていきます。

「はっ、ぁ……んぁ……アルカ、さ、ぁ……ッ」

 アンちゃんの息遣いから次第に硬さが抜けていきます。冷え切った身体がお風呂で温まっていくように、アンちゃんの身体から緊張が解けていくのが伝わってきます。

「あっ……んっ……」

 わたしがキスをするたびに零れる吐息も、傷に触れられた痛みに怯えるものから、快感に戸惑う甘え声になっています。

「あ、ふぁ……不思議……」

 アンちゃんが吐息混じりに呟きました。

「んぅ?」

 何が不思議なんですか、と乳房に口付けしながらの上目遣いで問いかけると、アンちゃんの口元が少しだけ笑みに緩みます。

「あ、あの……アルカさんに、き、キス……してもらったところが……」
「痛かったですか?」
「ううん、違うんです!」

 アンちゃんはぶるるっと慌てて頭を振ると、はっきりこう言った。

「逆なんです。痛かったのが、痛くなくっていくみたいなんです」
「あらまぁ、それは確かに不思議ですねぇ……」

 言われたわたしも、きょとんとしてしまいます。
 よく「このくらいの傷なら舐めとけば治る」みたいな台詞がありますけど、それにしたって効果が劇的すぎでしょう。
 ……いや、待ってください。
 自分でもよく分かっていないのですが、わたしってなんですよね。ということは、キスしたところの傷が痛くなくなるのは、巫女の力なのかもしれません。

「……ちょっと試してみましょう」

 わたしは、最初にしゃぶりついた後はずっと放置していた乳首をあむっと咥えました。

「ひっ……」

 アンちゃんが身を竦ませましたが、わたしはそれを無視して、口に含んだ乳首を舌先でれろれろ捏ねくりまわし、涎をたっぷり染み込ませていきます。

「……んぅ」

 口に中に広がる血の味に、わたしは思わず眉を顰めてしまいます。
 でも、もしも本当に、こうやって舐めたり吸ったりすることで傷を治してあげることができるのなら……。

「……んっ、ん、ちゅ……ちゅっ♥」

 治れ治れぇと念を込めながら、濡れた舌先で優しく撫でるようにして乳首を舐めまわしました。

「あっ、ぁ……アルカさん……っ……気持ち、い……ぃ……♥」

 吐息で途切れ途切れになりながらも、アンちゃんははっきりと言いました。気持ちいいって言いました!

「っ……本当です?」
「は、はぅ……っ」

 問い質したら恥ずかしそうに目を逸らされましたけど、否定されなかったということは肯定されたということです。
 それに、いっぺん顔を離して乳首を見れば、滲んでいた血を唾液ごと啜り取られた乳首は、朝露に濡れた小粒のさくらんぼみたいに煌めいていました。

「乳首の傷、治ってる……やったぁ!」
「ひゃう!」

 わたしが大喜びで反対の乳首にもぱくっとしゃぶりつくと、アンちゃんは喉を反らして甘く嘶きました。
 あぁ、可愛いです……♥

「んんぅ♥ ちゅっ、ちゅーっ♥」

 わたしの唾液に傷を癒す力があると分かった以上は、もう遠慮しません。愛情と欲情の赴くままに、アンちゃんの身体を隅から隅まで舐め尽くしです!

「ちゅ、ちゅっ……んふ……♥」

 猫の水飲み音が、ぴちゃぴちゃと響く。

「ふあぁ、あ、あっ……そんなとこ、舐めちゃ……あぁっ……!」

 アンちゃんの悶える声が昼中の河原に谺します。
 さっきまでは避けていた傷痕を、今度は唇と舌先で探しては、そこに涎を擦り込むように舐めていきます。そして、そのたびに上がる甘い声に、わたしの思考も甘いゾクゾクに痺れていきます。

「ん、ふふっ♥ そんなとこ舐めちゃ……なぁに?」
「あっ……んんっ! 舐めちゃ、ぁ……きっ、汚いっ、からぁ……!」
「汚い? んー……美味しいの間違い、ですよぉ♥」

 言い終わるのと同時に、お臍の窪みを舌先でくりくりーっと穿っちゃいます。

「ひゃああぁっ!?」

 アンちゃん、お臍はすこぶる弱かったみたいです。わたしの額を両手でぐいぐい押してきます。突っ張りです。

「ぐへっ……アンちゃん、そっちがその気なら……こうですっ」

 突っ張りで仰け反らされた顔をぐりんっと曲げて、アンちゃんの手の平にキスです。ついでに鼻腔をふごふご鳴らして、指の股の匂いを嗅いじゃいます。

「ふぁ……♥」

 そういえば、アンちゃんが寝ているうちに身体を拭いていましたが、そのときは指の股までしっかり拭くほど丁寧にはやっていませんでした。
 それに加えて、山賊たちがアンちゃんに手コキを強要していないわけがありません。
 つまり、アンちゃんの手には、山賊たちのち○ぽの匂いがいっぱい擦りつけられているわけで……拭き残していた指の股には、とくに濃い匂いがこびり付いているわけで――。

「……っふうあぁあぁ♥」

 背筋にぞくぞくっと甘い痺れが駆け上ってきて、それがそのまま口を衝いて溜め息になって溢れ出ます。
 恥じらいと快感で体温が上がっているアンちゃんの手から――指の股から立ち上る、過去三十日間で一度も水洗いしていなかっただろう山賊ち○ぽの甘臭い残り香。
 それはさながら、低温で温められて柔らかく揮発するアロマオイルの香りのように、わたしの鼻腔にすぅっと吸い込まれました。

「ふっうぅあぁ……♥」

 もう一回吸い込んで、もう一回、ふにゃふにゃと震える溜め息……♥
 なんですか、この可愛すぎる等身大アロマキャンドルは!? わたしもそこそこ経験豊富なほうだと自負してましたが、こんなにインスタ映えするち○ぽ臭の楽しみ方は、かつて経験したことがありません。
 可愛い女子の身体に残ったち○ぽの残り香をくんくんするプレイ、ありですね! 焦れったさが妄想を捗らせて、とっても高尚な感じです。ゴブさんたちにま○こをひたすらヌコヌコされるのとは違ったベクトルの興奮です。
 みんなでわいわい食べるバーベキューは美味しいけれど、一人でこっそり食べる深夜のチョコもまた美味しいのです。つまりはそういうことなのです!
 アンちゃんの身体を拭いたときには、傷だらけの身体が痛々しくて、あんまりスケベ気分にならなかったのですが、いまはもう箍が外れちゃってます。

「ふあぁ……アンちゃんのお手々、いい匂い……味もきっと……ちゅっ♥」

 アンちゃんの指の股に舌先を擦りつけます。

「あっ、アルカさん……ひゃう! 指を舐めっ、ちゃっ……!」

 アンちゃんは手を引こうとしますけど、わたしは手首をがっちり握って逃がしません。

「んっ、ん……♥」

 と湿った鼻息を漏らしながら、指の股に染みていたち○ぽ味を舌先で舐め取ると、そのまま指に舌を絡めて、舌で扱くようにして指を一本ずつ舐めしゃぶっていきます。

「ん、んっ……ちゅ、ちゅぱ♥」

 吐息とリップ音を交錯させながらの指フェラです。
 男の人の指とは全然違う、細くて滑らかな指。でも味は、ほんのりと男性風味です。わたしの拭き方って相当雑だったんだなと反省する気持ちが二割弱、ちゃんと味が残っていて大満足なのが八割強です。

「やっ……っ……んぁ……♥」

 三本目の指しゃぶに取りかかった頃には、アンちゃんは抵抗しなくなっていました。わたしが「ちゅぱっ♥」とリップ音をさせるたび、「あっ」と短く喘いで身悶えるのです。

「ん、ふふっ……アンちゃん、可愛いです。それに……美味しい♥」
「あうぅ、汚いのに……っひぅ」

 まだ汚い汚いと言い続けているアンちゃんですが、身体は弛緩していて、わたしにされるままです。
 アンちゃんを下草の茂った柔らかな地面に座らせて、両手を指先から腋の下や首の付け根まで、丹念にぺろぺろ舐め上げます。

 ぺろ……ぺちゃ……♥

「あっ、ひゃ……んんっ……♥」

 アンちゃんの可愛い喘ぎ声をBGMに聞きながら、両手に続いて首筋から鎖骨の窪みを舐めまわします。ときに舌先でくすぐるように、ときに舌の平のべろぉっと刮げるように舐めまくりです。
 いまのアンちゃんは等身大キャンディーです。

「はあぁ……アルカさぁ、ん……んぁ……」
「ん……ふふっ、いいんですよぉ。そのまま身を任せてくださいね」

 もう、汚いから、と嫌がることもなくなったアンちゃんをうつ伏せに寝かせると、今度は背中を舐め舐めです。

 ん、ちゅ♥ ぺろ、ぺちゃ……♥

 わたしよりも小さな背中に舌を這わせ、唇を擦りつけます。背中はち○ぽの味がしませんでしたけど、擦り傷が沢山ありましたから、傷を治してあげるためにもしっかり舐め尽くして、背中の隅々にまで唾液を刷り込めてあげました。

「ひゃっ、あっ、ぁ、あっ……!」

 乾いた血のこびり付いた傷痕を舐めると、アンちゃんは最初こそ痛みに声を上げていましたけれど、何度も丹念に舐めているうちに、その声はしっとりと湿り気を帯びた甘い声になっていきました。
 極上のオイルマッサージを受けているかのような嬌声が示すように、わたしの舌と涎で磨き込まれたアンちゃんの背中には、もう傷ひとつ残っていません。高価な花瓶みたいに滑らかです。

「はぁ……ぁ……♥」
「ふふっ、気持よかったみたいですねー♥」
「あっ、あぅ……」

 溶けたアイスみたいにぐんにょりしていたアンちゃんは、わたしの含み笑いにも恥ずかしげに呻くばかりです。
 でも、嫌だとも汚いとも言いません。それだけでもう大勝利です。気分は凱旋門です。

「さぁ、アンちゃん。次はお尻ですよぅ♥」
「へっ……あひゃあぁ!?」

 意外に丸々ぽってりさんなお尻のお肉にむしゃぶりついた途端、鼻先にむわっと香ってくる、ち○ぽと精液の残り香。押しつけた唇に返ってくるのは、固すぎも柔すぎもしない極上の弾力――。

「――ふおぉ♥」

 なんというご馳走すぎなお尻でしょうか。乙女にあるまじき声が出ちゃいました。

「やっ、やんんっ……お尻、噛まないでぇ……!」
「そう言われても、だってこのお尻……んちゅ、はむっ……すっごく、ぷりぷりで……っはぁ……美味しいんですもん……♥」
「ひゃっ! ……やぁん!」

 アンちゃんはお尻甘噛み虫になったわたしから逃げようとして両手をわたわたさせますが、わたしの舐め奉仕プレイにすっかり蕩けた身体には上手く力が入らないようで、かえってお尻をぷるぷるっと震わせて、わたしを誘惑しただけでした。

「可愛いお尻……美味しいお尻っ♥」
「ひゃあぁ!!」

 歯は立てないけれど、唇で噛みつくようなキス。ずごごっと掃除機が空気を吸い込むような音をさせながら、丸いお尻にキスマークをいっぱい付けて、山賊たちが残した傷痕を上書き治療していきます。

「んっ♥ んんっ♥」

 頬を窄めて全力でバキュームキスするたびに、

「あっ! ひゃう!」

 アンちゃんのお尻がきゅっと弾んで、可愛い声が上がります。

「可愛いっ……んんーっ♥」
「ひんん!? そこはぁ!!」

 思わずお尻の穴にキスしちゃいました。
 山賊の中にアナル趣味のひとはいなかったみたいで、アンちゃんは皺の綺麗な肛門をしています。ちなみにわたしのは……って言うまでもありませんね。

「やうぅ! 駄目ですぅ、そこはほんとに汚いからぁ!」
「んちゅー……っは……お尻の穴、舐めちゃ駄目です?」

 お尻の割れ目に押しつけていた顔を上げて問いかけると、アンちゃんはこちらに振り返りながら必死で頷きました。

「はい、駄目です……!」
「じゃあ、他のところなら舐めていいんですね?」
「え……」
「他も駄目なら、もっと奥まで舌入れちゃいます♥」
「他のところ舐めてくださいぃ!!」
「わぁい♥」

 ……というわけで了承を得て、わたしは心置きなく内股から太もも、膝小僧に膝の裏、ふくらはぎ、足首、足の裏、それから足の指を一本一本、舐めて、しゃぶって吸って啜って――アンちゃんの両足が傷ひとつないぴかぴかの艶々になるまで、涎ワックスと舌ブラシと唇タオルで磨きに磨き抜いたのでした。

「はあぁ……っは、はぁぁ……ああぁ……♥」

 仰向けの肢体を満月に見下ろされているアンちゃん。
 肌は全身、茹でたての小海老みたいに桜色でぷりぷりです。下拵えは十分で、あとは仕上げをするばかり――です♥

「じゃあ……メインディッシュ、いただいちゃいますねぇ」
「ふぇ……?」

 ぐったりしすぎて、わたしの言葉に反応するのも億劫そうなアンちゃんですが、わたしに両足を掬い上げられると、さすがに不安げな顔を向けてきました。

「あ、あの……」
「大丈夫ですから。任せて任せてー」

 わたしは微笑み返しながら、力が入らないらしいアンちゃんの両足をM字開脚させました。赤ちゃんのおむつ替えポーズです。

「あぅ、こんな格好……ぁ……」

 アンちゃんはこれからどこを舐められるのか、今更悟ったみたいです。
 わたしは、その通りですよ、という笑顔を見せてから、アンちゃんの股間にがばっと顔を埋めました。

「――ひいぃううぅ!!」

 充血して茹でたみたいになっているクリに鼻先ぐりんっと押しつけたが早いか、アンちゃんはひときわ大きな悲鳴を上げて、仰け反り絶頂を決めちゃいました。

「わっ、即イきですか」
「はあぁ……っふうぅああぁ……♥」
「アンちゃんがちゃんとイってくれてよかったです」
「あ、ぁ……」

 恥ずかしかったけど、これで終わったんですね……みたいな雰囲気のアンちゃんですが、それは勘違いです。

「でも、ま○こは重点的にケアしないとですから、いまから本格的に舐めてあげますからねぇ」
「……ふぇ?」

 ぽかんと口を開けて、お間抜け顔になっちゃうアンちゃん。でも、笑顔のわたしと目が合うと、すぐに意味を理解してくれたようで、アンちゃんの顔からさぁっと血の気が引いていきます。

「あっ、あの! そこは本当の本当に汚いですからっ……!」
「アンちゃん、それ駄目!」
「ふぇ……?」
「それを言われちゃったら、“きみのま○こが汚いわけないだろ。むしろご褒美さ”って言うしかないじゃないですかぁ!」
「ふええぇ!? いっ、意味分かんないですぅ!!」
「っていうか、お尻の穴より汚いの?」
「あ……」

 わたしの投げた素朴な疑問に、アンちゃんはかぁっと顔を赤らめました。

「それにアンちゃん、言いましたよね。お尻の穴以外ならどこを舐めてもいい、って」
「あ、あうぅ……」

 湯気が出そうなくらい真っ赤な顔です。いえ、顔だけではなく、全身余すところなくホカホカに火照っています。わずかに盛り上がったま○こ周りの土手まで桜色です。
 M字開脚で開かされたま○このほうは、ちょっと裂けたり擦れたりしていて傷ついていましたけど、これまでの感じからして、舐めれば治ると思います。というわけで、舐めましょう。奥までがっつり、舌をぐりぐりねじ込みましょう♥

「さあ、お話タイムは終わりです。お食事タイム再開ですっ」
「ふえぇ! 待っ……ふにぇえぇ!!」

 わたしが顔をがばっと埋めて、唇をま○こに密着させた瞬間、アンちゃんは驚いた猫みたいな嬌声を上げて、寝そべりバックブリッジを決めたのでした。
 わたしはその可愛い悲鳴を聞きながら、じゅぼじゅぼーっと排水口の音真似をして、ま○こにたっぷり染みていた愛液を啜り上げ、代わりに涎をたっぷりと注ぎ込んで、根本まで押し込んだ舌をぐるんぐんと泡立て器みたいに使って、涎と愛液を混ぜ混ぜクッキングです。

「ひあっ♥ ひっ、ひうぅ♥ らめっ……にゃあぁ! あっ、あっああぁッ!!」

 アンちゃんは元気に叫びまくりです。
 手足をぐったり投げ出したまま、腰とお尻と背筋だけでびっくんびっくん跳ねまくってます。上海名物、酔っぱらい海老です。
 わたしはM字開脚で跳ねるアンちゃんの太ももを両手でがっちり抱えて、絶賛クンニの真っ最中です。

「んっ、んぅ♥ んぁ、アンちゃん、んんっ♥」
「ひいぃ! ひにゃあぁ!!」

 アンちゃんが切ない悲鳴を上げてブリッジするたび、アンちゃんのお汁ぐしょぐしょま○こが、わたしの顔面に擦りつけられます。水を搾っていない雑巾で雑巾掛けされている状態です。顔面ウォッシュです。
 でも、そんな反撃で参るわたしじゃありません!

「んっ♥ ん、んっ♥ んっふ、ふふっ♥」

 情熱的なキスをしてくるおま○こに、こっちも負けじと舌をぐいぐいねじ込んで唾液をぐちょぐちょ混ぜ混ぜなキスを返していましたが……

「ひゃうあうぅ!」
「んっ♥ んっ♥」
「うぁ、あ、あっ……ひゅあああぁッ!!」
「――んんぅ!?」

 糸を引くような甲高い嬌声を上げて痙攣したアンちゃんのおま○こがから、びゅびゅーっと透明な汁が勢いよく迸って、わたしの顔面を至近距離から直撃したのでした。

「んにゃあぁ! 目があぁ!!」

 とりあえず反射的に言ってしまいましたけど、すんでのところで瞼を閉じるのが間に合っていたので、顔射ならぬ眼射にならずに済みました。

「あ……ぁ……ああぁ……」

 アンちゃんはわたしの顔に潮吹きぶかっけプレイしたことにも気づかずに、蟹股で寝そべっただらしない姿で明るい夜空を見つめています。
 わたしはアンちゃんの身体を拭くのに使ったタオルで顔を拭って、アンちゃんの股間を見下ろしました。

「ん……ま○こも治療完了ですね」

 すっかりふやけて開きっぱなしになっているアンちゃんのま○こは、内側の花弁から、つんと尖った小振りなクリ、その下のおちょぼ口な尿道口、さらにもうひとつ下にぽっかり口を開いている膣口まで――中身の具を全て露わにしていました。
 わたしの涎とアンちゃん自身の愛液とで艶出しコーティングされたま○こは、桜貝のように滑らか艶々です。傷ももありません。

「ほぉ……」

 思わず見とれちゃいました。
 わたし、ま○こにはち○ぽほど煩くありませんけど、傷の癒えたアンちゃんのま○こは溜め息が出るほど綺麗です。

「はぁ……はぁ……」

 と、アンちゃんが荒い呼吸に胸を上下させるたび、ラメ入りのマニキュアで色付けしたみたいなま○このお口も、ひくっひくっと息継ぎします。
 アンちゃんのま○こを見ていると込み上げてくるこの感覚は、清潔感のあるいやらしさ、とでも言うのでしょうか――擬音で言うなら、ムラムラじゃなくてドキドキです。

「アンちゃん……」
「……ふぁ?」

 気怠げに顔を上げたアンちゃんと視線が絡まりました。

「……」
「あ、あの……?」
「アンちゃーん!!」
「きゃあぁ!?」

 わたしに飛びかかられたアンちゃんの可愛い悲鳴が、夜空に口を開いたような満月に吸い込まれていくのでした……♥
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