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1章
2. この世との別れ アルカ
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わたしの家は母子家庭でした。
実父がどこのどいつで、いまどうしているのかは気にしたことがありません。生きているのか死んでいるのかも知らないです。
物心がついたときには母一人子一人だったし、それで困ったことはありませんでしたし。
それでも、他人からの心ない一言でもんにょり気分になることがなかったわけじゃありませんでした。でも、わたしはそんなときにぴったりの素敵なストレス解消法を知っていたのです。
それを知ったのは幼稚園児のときでした。
鉄棒に股間を押し当ててぐるんぐるん回ると、気分がふわーっとして、嫌なことをきれいさっぱり忘れられるということに気づいてしまったのです。
それがオナニーという名前のある行為だと知ったのはもう少し先のことなのだけど、とにかく、わたしは幼稚園児のとき以来、オナニーに虜になったのでした。
……はい、嘘です。
オナニーで満足できていたのは小学校低学年のときまででした。
あの頃はどんなエキセントリックなオナニーをしてもマンネリ感で、世界が灰色でした。
そんなわたしに、鉄棒に股間ぐりぐりを知ったとき以来の転機が訪れました。それが、あの人との出会いでした。
あの人はクラスの友達の従兄弟で、わたしたちの小学校の近くで一人暮らししている大学生のお兄さんでした。
わたしとお兄さんの関係は、明け透けに言うならセフレでした。お兄さんとエッチして過ごした日々は、それはもう充実したものでした。最初はお兄さんが提案するプレイについていくので精一杯だったけれど、半年もそんな関係を続けていれば、わたしのほうからも色々な提案をするようになりました。
コスプレなら学校で使っている水着や体操服を使ってみましょうか、とか、友達に口裏合わせを頼んだからお泊まりOKですよ、とか――。
とにかく、あの頃のわたしとお兄さんは、正しくエッチの探求者でした。
だけどそんな快感と刺激に満ち溢れた日々も、わたしの中学卒業のとき、お兄さんが大学卒業して遠方に就職していったことで、あっさりと終わったのでした。
高校に入ってからは、相手を探すことが大変でした。なにせ中学までのわたしは、お兄さんか、お兄さんが連れてきた相手とするだけだったから、自分で相手探しをするというスキルが皆無だったからです。
同級生や上級生から告白されたり言い寄られたりもしましたけど、彼氏面されると死ぬほど面倒だし、エッチのほうも勢いだけで全然気持よくなくて、わたしの女子力の発表会になるだけだし……とにかく、理想の相手と巡り会うのは至難の業なのです。
だというのに、なぜかまったく接点がないはずの相手からストーカーされていたみたいでした。
みたいというのは、わたしがストーカーの存在に気がついたのが、レインコートを着た彼がわたしと義兄の前に飛び出してきたときが最初で最後だったからです。
「有瓜ちゃんは本当に、あいつらが言ってた通りのビッチだった。僕の気持ちに対する裏切りだ! 許さないんだから!」
彼はそんなことを言っていたと思います。正直、聞き流していました。だから、彼とわたしたちの間に突然、真っ黒な穴みたいなものが現れたときには、何が何だか分かりませんでした。いえ、きっと彼の話を真面目に聞いていたとしても分からなかったと思いますけど。
分かることと言えば、明らかにヤバい、ということだけでした。
恐怖のせいなのか、わたしは頭が真っ白になって、その場から動けなくなっていました。意識では、すぐさま逃げなくちゃいけない、と警報が鳴っているのに……。
ああ、わたしはこれで死んじゃうんだな。あーあ。
死を覚悟したわたしが最期に見ていたのは、わたしを庇うようにして立つ義兄の背中でした。まあ、義兄も単に足が竦んでいただけなのかもしれないですけど。
……そうして死んだと思ったわけですが、どうやら生きていたみたいです。
真っ暗だから最初は確証が持てませんでしたが、義兄といつもよりテンション高めに言い合いしているうちに、「あ、これ生きてるなー」という実感が込み上げてきました。
でも、同時に気づいてもしまいました。
まだ危機は去ってないっていうか事態は最悪をさらに更新している――ということに。
「ね、ねえ義兄さん……」
「なんだ、義妹」
わたしの声も義兄さんの声も同じように震えていました。ということは義兄さんも、わたしたちの周りを、饐えた匂いの元である何かが取り囲んでいることに気がついているということでしょう。
だんだん暗闇に慣れてきた目を眇めて、匂いの元の正体を見極めようとしましたが、その必要はありませんでした。
辺りが突然、ぼっと明るくなりました。わたしたちを囲むように配置されていた松明に火が灯されたのです。
急な明るさに、わたしは目を細めました。
「だ……誰だ!」
義兄さんが誰何しました。その声で、わたしもやっと思い至りました。
誰かが火を点けたのです。つまり、周りに犇めいている気配は、獣ではないのです。人間に違いないのです。
わたしは手と膝で歩くようにして、松明に照らし出された義兄さんの腰に縋りつきました。義兄さんも尻餅をつくように座り込んでいましたが、抱きついたわたしを背中に隠すようにして、もう一度、声を荒げました。
「おい、誰だ、おい!」
あまり教養を感じさせない発言だけど、この状況で声を出せるだけでも頼もしいです。わたしの恐怖も少しは和らいだ気がします。
でも、集団から進み出てきた人影が灯りの中に入ってきた途端、そんな緩んだ気持ちは一瞬で元の木阿弥になってしまいました。
暗緑色の肌をした、くしゃくしゃ顔のおじさんでした。
かろうじてポンチョみたいな襤褸布をまとっているだけの、ホームレスのおじさんでした。
いえ、もちろん、本当にホームレスのおじさんではありません。だって、ホームレスのおじさんは黒ずんだ緑色の肌をしていません。あ、いまちょっと混乱しています。
……落ち着きました。これは嘘ではありません。
わたしだって、伊達に野外プレイを嗜んできたわけではないのです。プレイ中、やばい姿をうっかり他人に見られてしまったことは一度や二度じゃありません。おかげで困ったことになりかけたこともあったけれど、いまとなってはいい想い出ですし、混乱から素早く立ち直るという特技も覚えられました。人間、恥と経験は若いうちに積んでおくものですね。
気持ちを立て直したわたしは、改めて暗緑色の相手を見ます。
……本当に本物?
わたしたちがいるこの空間は、天井の高さも広さもかなりのものです。なのに光源は、いくつかの松明だけです。停電した部屋でロウソクを灯した程度の、おぼろげに揺れる弱い明かりでしかありません。事実、周りにいる連中はほとんど人影にしか見えていません。
そのくらいおぼろげにしか見えない以上、わたしたちの正面に出てきた暗緑色の怪人が特殊メイクではないとは言い切れません。というか、特殊メイクじゃなかったら何だというのでしょう? いえ、特殊メイク以外の何かであっていいはずがありません!
……落ち着きました。いえ、落ち着いてませんけど。でも、落ち着いたつもりになって、わたしは目の前の怪人を観察します。
……ああ、駄目です。分かりません。専門家が見たら違いが分かるのかもしれませんけど、わたしには「間違いなく偽物だ」と言い切れるだけの証拠が見つけられません。
というか……ヤバいです。見れば見るほど、本物の肌、本物の造作にしか見えてきません。
暗緑色の肌をした醜い人間のような生き物……そんなもの、この世にいるのでしょうか?
あ……そっか。
ここはあの世なのではないでしょうか。もっと言うなら、地獄です。で、目の前にいるのは地獄の鬼なのです。
わりと腑に落ちる解釈かと思いましたが、ふたつほど辻褄の合わない点があるので、やっぱり違うでしょう。
青鬼や赤鬼はともかく緑鬼なんて聞いたことがありませんし、義兄さんが地獄に落ちるとも思えませんし。
でも、じゃあ……この世でもあの世でもないここは、どの世なのでしょう?
状況も弁えないで自分の脳内に引き籠もっていたわたしでしたが、正面に立った襤褸ポンチョの怪人が突然取った奇行には、恐怖や警戒とは違った意味で度肝を抜かれてしまいました。
ポンチョを着た怪人は、わたしと義兄さんの前で、額を地面に擦りつける勢いで土下座したのでした。
実父がどこのどいつで、いまどうしているのかは気にしたことがありません。生きているのか死んでいるのかも知らないです。
物心がついたときには母一人子一人だったし、それで困ったことはありませんでしたし。
それでも、他人からの心ない一言でもんにょり気分になることがなかったわけじゃありませんでした。でも、わたしはそんなときにぴったりの素敵なストレス解消法を知っていたのです。
それを知ったのは幼稚園児のときでした。
鉄棒に股間を押し当ててぐるんぐるん回ると、気分がふわーっとして、嫌なことをきれいさっぱり忘れられるということに気づいてしまったのです。
それがオナニーという名前のある行為だと知ったのはもう少し先のことなのだけど、とにかく、わたしは幼稚園児のとき以来、オナニーに虜になったのでした。
……はい、嘘です。
オナニーで満足できていたのは小学校低学年のときまででした。
あの頃はどんなエキセントリックなオナニーをしてもマンネリ感で、世界が灰色でした。
そんなわたしに、鉄棒に股間ぐりぐりを知ったとき以来の転機が訪れました。それが、あの人との出会いでした。
あの人はクラスの友達の従兄弟で、わたしたちの小学校の近くで一人暮らししている大学生のお兄さんでした。
わたしとお兄さんの関係は、明け透けに言うならセフレでした。お兄さんとエッチして過ごした日々は、それはもう充実したものでした。最初はお兄さんが提案するプレイについていくので精一杯だったけれど、半年もそんな関係を続けていれば、わたしのほうからも色々な提案をするようになりました。
コスプレなら学校で使っている水着や体操服を使ってみましょうか、とか、友達に口裏合わせを頼んだからお泊まりOKですよ、とか――。
とにかく、あの頃のわたしとお兄さんは、正しくエッチの探求者でした。
だけどそんな快感と刺激に満ち溢れた日々も、わたしの中学卒業のとき、お兄さんが大学卒業して遠方に就職していったことで、あっさりと終わったのでした。
高校に入ってからは、相手を探すことが大変でした。なにせ中学までのわたしは、お兄さんか、お兄さんが連れてきた相手とするだけだったから、自分で相手探しをするというスキルが皆無だったからです。
同級生や上級生から告白されたり言い寄られたりもしましたけど、彼氏面されると死ぬほど面倒だし、エッチのほうも勢いだけで全然気持よくなくて、わたしの女子力の発表会になるだけだし……とにかく、理想の相手と巡り会うのは至難の業なのです。
だというのに、なぜかまったく接点がないはずの相手からストーカーされていたみたいでした。
みたいというのは、わたしがストーカーの存在に気がついたのが、レインコートを着た彼がわたしと義兄の前に飛び出してきたときが最初で最後だったからです。
「有瓜ちゃんは本当に、あいつらが言ってた通りのビッチだった。僕の気持ちに対する裏切りだ! 許さないんだから!」
彼はそんなことを言っていたと思います。正直、聞き流していました。だから、彼とわたしたちの間に突然、真っ黒な穴みたいなものが現れたときには、何が何だか分かりませんでした。いえ、きっと彼の話を真面目に聞いていたとしても分からなかったと思いますけど。
分かることと言えば、明らかにヤバい、ということだけでした。
恐怖のせいなのか、わたしは頭が真っ白になって、その場から動けなくなっていました。意識では、すぐさま逃げなくちゃいけない、と警報が鳴っているのに……。
ああ、わたしはこれで死んじゃうんだな。あーあ。
死を覚悟したわたしが最期に見ていたのは、わたしを庇うようにして立つ義兄の背中でした。まあ、義兄も単に足が竦んでいただけなのかもしれないですけど。
……そうして死んだと思ったわけですが、どうやら生きていたみたいです。
真っ暗だから最初は確証が持てませんでしたが、義兄といつもよりテンション高めに言い合いしているうちに、「あ、これ生きてるなー」という実感が込み上げてきました。
でも、同時に気づいてもしまいました。
まだ危機は去ってないっていうか事態は最悪をさらに更新している――ということに。
「ね、ねえ義兄さん……」
「なんだ、義妹」
わたしの声も義兄さんの声も同じように震えていました。ということは義兄さんも、わたしたちの周りを、饐えた匂いの元である何かが取り囲んでいることに気がついているということでしょう。
だんだん暗闇に慣れてきた目を眇めて、匂いの元の正体を見極めようとしましたが、その必要はありませんでした。
辺りが突然、ぼっと明るくなりました。わたしたちを囲むように配置されていた松明に火が灯されたのです。
急な明るさに、わたしは目を細めました。
「だ……誰だ!」
義兄さんが誰何しました。その声で、わたしもやっと思い至りました。
誰かが火を点けたのです。つまり、周りに犇めいている気配は、獣ではないのです。人間に違いないのです。
わたしは手と膝で歩くようにして、松明に照らし出された義兄さんの腰に縋りつきました。義兄さんも尻餅をつくように座り込んでいましたが、抱きついたわたしを背中に隠すようにして、もう一度、声を荒げました。
「おい、誰だ、おい!」
あまり教養を感じさせない発言だけど、この状況で声を出せるだけでも頼もしいです。わたしの恐怖も少しは和らいだ気がします。
でも、集団から進み出てきた人影が灯りの中に入ってきた途端、そんな緩んだ気持ちは一瞬で元の木阿弥になってしまいました。
暗緑色の肌をした、くしゃくしゃ顔のおじさんでした。
かろうじてポンチョみたいな襤褸布をまとっているだけの、ホームレスのおじさんでした。
いえ、もちろん、本当にホームレスのおじさんではありません。だって、ホームレスのおじさんは黒ずんだ緑色の肌をしていません。あ、いまちょっと混乱しています。
……落ち着きました。これは嘘ではありません。
わたしだって、伊達に野外プレイを嗜んできたわけではないのです。プレイ中、やばい姿をうっかり他人に見られてしまったことは一度や二度じゃありません。おかげで困ったことになりかけたこともあったけれど、いまとなってはいい想い出ですし、混乱から素早く立ち直るという特技も覚えられました。人間、恥と経験は若いうちに積んでおくものですね。
気持ちを立て直したわたしは、改めて暗緑色の相手を見ます。
……本当に本物?
わたしたちがいるこの空間は、天井の高さも広さもかなりのものです。なのに光源は、いくつかの松明だけです。停電した部屋でロウソクを灯した程度の、おぼろげに揺れる弱い明かりでしかありません。事実、周りにいる連中はほとんど人影にしか見えていません。
そのくらいおぼろげにしか見えない以上、わたしたちの正面に出てきた暗緑色の怪人が特殊メイクではないとは言い切れません。というか、特殊メイクじゃなかったら何だというのでしょう? いえ、特殊メイク以外の何かであっていいはずがありません!
……落ち着きました。いえ、落ち着いてませんけど。でも、落ち着いたつもりになって、わたしは目の前の怪人を観察します。
……ああ、駄目です。分かりません。専門家が見たら違いが分かるのかもしれませんけど、わたしには「間違いなく偽物だ」と言い切れるだけの証拠が見つけられません。
というか……ヤバいです。見れば見るほど、本物の肌、本物の造作にしか見えてきません。
暗緑色の肌をした醜い人間のような生き物……そんなもの、この世にいるのでしょうか?
あ……そっか。
ここはあの世なのではないでしょうか。もっと言うなら、地獄です。で、目の前にいるのは地獄の鬼なのです。
わりと腑に落ちる解釈かと思いましたが、ふたつほど辻褄の合わない点があるので、やっぱり違うでしょう。
青鬼や赤鬼はともかく緑鬼なんて聞いたことがありませんし、義兄さんが地獄に落ちるとも思えませんし。
でも、じゃあ……この世でもあの世でもないここは、どの世なのでしょう?
状況も弁えないで自分の脳内に引き籠もっていたわたしでしたが、正面に立った襤褸ポンチョの怪人が突然取った奇行には、恐怖や警戒とは違った意味で度肝を抜かれてしまいました。
ポンチョを着た怪人は、わたしと義兄さんの前で、額を地面に擦りつける勢いで土下座したのでした。
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