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5章
71-2. 晩夏の日々 アン
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わたしたちの塒である洞窟前の広場では、ロイドさんが板前さんと大工と呼ばれている大小二人組のゴブリンさんと一緒に、合計四人で何かやっています。また新しい料理道具を作ろうとでもしているのかな? その光景を、わたしは広場を包むように生い茂っている木々の木陰で横になりながら、見るとはなしに眺めていました。
木陰に敷いた茣蓙で寝そべっているわたしの隣には、お姉ちゃんと、わたしたちの赤ちゃん二人も一緒に寝ていて、すやすやと幸せそうな寝息を立てています。わたしたちのすぐ傍では、ロイドさんが「若葉のような肌、若布のような髪」と言っていた全体的に緑色の女の子、ユタカちゃんが膝を抱えて座っています。
ユタカちゃんはだいたい、夏場の日中は日差しが強すぎない木陰で膝を抱えて、ぼけっと過ごしています。ユタカちゃんは一見すると、緑色なのが変わっているだけの女の子に見えるのだけど、人間ではなく植物の仲間なのだろうとのことです。これもロイドさんが言っていたことです。わたしにはよく分かりませんけど、もしも木や草がひとの形をしていて動くことできたとしたら、きっとユタカちゃんみたいに太陽が動くのに合わせて過ごしやすいところへと移動しながら、あとはぼけっと過ごすのだろうなぁと思います。だから、ユタカちゃんが草木の仲間だというのも本当なのだろうな、と思います。
難しいことは別にして、ユタカちゃんがぼけっと座っているところは、その日そのとき一番過ごしやすい場所なのです。なので、赤ちゃん二人のお昼寝はユタカちゃんの近くでするようになったのでした。
「ん……?」
お姉ちゃんと赤ちゃん二人の寝息を聞きながら、わたしも眠りに落ちようとしていたのですが……遠くから聞こえてきた妙な鳴き声が気になって、目を開けてしまいました。
「わん……?」
わん、わん、という掠れた鳴き声は、少しずつ大きくなってきています。ここに近づいてきているみたいです。聞こえてくる方角は、河原のほうからです。
河原ではゴブリンさんたちがラヴィニエさんに剣術を教わっていたと思うのですが、何かあったのでしょうか?
少し不安になって身体を起こすとすぐに、河原のほうへと続いている小道からこちらへとやってきた戦士ゴブリンさんの大きな身体が見えてきました。
戦士さんは肩にお尻を担いでいました。よく見てみたら、お尻を前方に向けて担がれているラヴィニエさんでした。
「わ……わん……んぅ♥」
戦士さんが一歩踏み出すたびに、その肩の上でお尻も揺れて、吐息とも鳴き声ともつかない声を漏らしています。少なくとも、人の言葉ではないみたいです。
「ゴブリンさん、ラヴィニエさんはどういう状態で……?」
「わんころの真似さすてだら、終いにゃこぉなっただ」
相変わらず訛りがきついですけど、慣れれば普通に聞き取れる言葉で話してくれた戦士さんが言うには――最初は普通に河原で剣の稽古をつけてもらっていたそうです。でも、その途中で剣を手放した状態での組討ち稽古もすることになると、いつもの流れでエッチなことが始まったそうです。
そこまでは本当にいつものことだったのですけど、今日のラヴィニエさんはアルカさんから「わんわんプレイ」なるものを教えてもらっていたとかで、エッチが始まると犬の真似をして四つん這いになったり、前足を上げてお座りする姿勢になったりしながら、とっても幸せそうな笑顔で「わんわん♥」と鳴き真似しながら交尾した挙げ句、最後は「わおぉん♥」と遠吠えの真似をしながら白目を剥いて気絶してしまったのだそうです。
「はぁ……それで、こっちに運んで休ませておくことにしたんですね。分かりました、わたしが面倒見ておきます」
「頼んだ、よろすく」
戦士さんはまだときどき譫言のように鳴き真似をするラヴィニエさんを茣蓙の上にそっと寝かすと、のっしのっしと河原のほうへ戻っていきました。教官のラヴィニエさんがこうなっても、ゴブリンさんたちはみんなで自習を続けるのだそうです。
他のところのゴブリンはどうだか知りませんけど、ここにゴブリンさんたちはとっても努力家です。それもこれも、彼らにとって巫女様であるアルカさんの期待に応えるためです。
アルカさんは基本的に、誰にも命令しません。でも、それは逆に言うなら、命令するまでもないからです。
ゴブリンさんは、アルカさんのちょっとした言葉や、言葉にすら出していない態度を読み取って、積極的に色々なことをします。
狩りをするのもそうですし、この辺り一帯の見回りをするのもそうです。料理をするようになったり、背負子やその他の道具、家具を作るようになったのも、アルカさんが悲しんだり、不自由な思いをすることがないようにと考えたからです。
山奥の小さな村しか知らないわたしやお姉ちゃんと違って、初めから読み書きができるくらい頭が良くて色々なことを知っていたラヴィニエさんや、ロイドさんが最近連れてきたルピスさんの言葉が正しいのなら、ここのゴブリンさんたちは普通のゴブリンではないか――アルカさんの期待に応えるために、ゴブリンではない何かに変わったか、なのでしょう。
じゃあ何に変わったのかと言われたら、わたしにはさっぱり分かりませんけれど。
「わぅ……わんんぅ……♥」
お姉ちゃんの隣でぐたぁっと横たえられたラヴィニエさん(当然、全裸です)は、夢の中でも犬になっているみたいです。
格好いいひとだったんですよ、本当に。最初のしばらくは。
「ミソラ、ダイチ。ラヴィニエさんは尊敬できるひとだけど、裸でわんわん言うところまでは見習わなくてもいいからねぇ」
わたしの赤ちゃんミソラは、わたしの隣ですやすや眠っています。頭を撫でてあげると、額の角が指に触れました。
わたしの肌よりも色の薄い、白く透けるような肌。髪と瞳はわたしと同じ色みたいだけど、肌の色が薄いからか、わたしのよりも濃い赤茶色に見えます。浅黒い肌のダイチが、じっくり比べてみればミソラと同じ髪色、瞳の色をしているのに、ミソラのそれよりも明るい赤色をしているように見えるのと同じ理屈で、色の対比効果と言うらしいです。ロイドさんが教えてくれました。
「同じ色でも、周りの色が変われば違って見える……ね」
わたしは一年前から随分と変わってしまいました。
一年前から何も変わっていないのに……と言えたら良かったんですけど、思い返してみればもう全然変わってしまってます。
一年前のわたしは人間の住む村にいて、お姉ちゃんに養ってもらっているだけのちっぽけな、ただの村娘でした。でもいまはゴブリンさんたちと一緒に暮らしていて、しかもお母さんです。もう全然違っています。
一年前のわたしがいまのわたしを見たら、どんなふうに見えるのかな? ……きっと、絶望して死んじゃうかな。
「――ハッ」
発作みたいな笑いが出ました。自嘲というのだと思います。
わたしは変わりました。変わらされたし、変わったし――そうしなければ本当に、天気のいい日に「晴れたから死のう」と思って、そうしていたと思います。
「ミソラはこんなに可愛いのにね」
変われなかったわたしには、それが分かりません。だからきっと、変われなかったわたしは、ミソラを……この子を……。
「……ミソラ。お母さんは誰からだって、あなたを守ってあげるからね」
たとえ、わたし自身からだって。
この一年でわたしの身に起きた事実は、何をどうしたって変えることはできません。でも、わたしが変われば、その意味は変えられるんです。
変えられないものを変えるために、わたしは変わったんです。
「……あい?」
ミソラが目を覚ました。ずっと見つめていたせいでしょうか。
わたしを心配するように見てくるミソラの瞳は、滲み出る血のような赤。髪は淀んで黒ずんだ血のよう。日差しを透かすような肌は白く、薄く、まるで死体のよう。そして額には、わたしと同じ生き物ではないのだと見せつけてくる、角。
「あぅ……あー……」
――このとき、わたしはどんな目でミソラを見つめたのでしょうか。自分で思い出すことができません。でも、きっと酷い――お母さんが子供に向けていい目ではなかったはず……。
それなのに、わたしを見つめ返すミソラの目には、わたしへの心配しか浮かんでいないのです。
「……ミソラ!」
わたしはミソラに抱きついていました。ミソラの背中に両手を巻きつけ、小さな胸に顔を押し付けるようにして抱きしめています。
「あっ……ぅー」
ミソラは一瞬驚いたけれど、すぐに両手をわたしの頭に回してきて、ミソラと同じ色の髪をぺちぺちと撫でてくれました。
それはただの反射的な行為だったのかもしれません。でも、わたしには、ミソラが許してくれたのだと思えたんです。
「絶対に守るから……絶対に……絶対に……!」
「あぃ」
優しく返事をしてくれたミソラの甘い匂いをいっぱいに吸い込みながら、どんなふうに変わってでもこの子を守りたいと思いました。そう思えることを幸せと呼ぶのだと知りました。
「わぅんわぉん……♥」
「……」
寝言を漏らしながら寝返りを打ったラヴィニエさんからむわぁっと漂ってくる精液の匂いで、一気に全部台無しになったのでした。
木陰に敷いた茣蓙で寝そべっているわたしの隣には、お姉ちゃんと、わたしたちの赤ちゃん二人も一緒に寝ていて、すやすやと幸せそうな寝息を立てています。わたしたちのすぐ傍では、ロイドさんが「若葉のような肌、若布のような髪」と言っていた全体的に緑色の女の子、ユタカちゃんが膝を抱えて座っています。
ユタカちゃんはだいたい、夏場の日中は日差しが強すぎない木陰で膝を抱えて、ぼけっと過ごしています。ユタカちゃんは一見すると、緑色なのが変わっているだけの女の子に見えるのだけど、人間ではなく植物の仲間なのだろうとのことです。これもロイドさんが言っていたことです。わたしにはよく分かりませんけど、もしも木や草がひとの形をしていて動くことできたとしたら、きっとユタカちゃんみたいに太陽が動くのに合わせて過ごしやすいところへと移動しながら、あとはぼけっと過ごすのだろうなぁと思います。だから、ユタカちゃんが草木の仲間だというのも本当なのだろうな、と思います。
難しいことは別にして、ユタカちゃんがぼけっと座っているところは、その日そのとき一番過ごしやすい場所なのです。なので、赤ちゃん二人のお昼寝はユタカちゃんの近くでするようになったのでした。
「ん……?」
お姉ちゃんと赤ちゃん二人の寝息を聞きながら、わたしも眠りに落ちようとしていたのですが……遠くから聞こえてきた妙な鳴き声が気になって、目を開けてしまいました。
「わん……?」
わん、わん、という掠れた鳴き声は、少しずつ大きくなってきています。ここに近づいてきているみたいです。聞こえてくる方角は、河原のほうからです。
河原ではゴブリンさんたちがラヴィニエさんに剣術を教わっていたと思うのですが、何かあったのでしょうか?
少し不安になって身体を起こすとすぐに、河原のほうへと続いている小道からこちらへとやってきた戦士ゴブリンさんの大きな身体が見えてきました。
戦士さんは肩にお尻を担いでいました。よく見てみたら、お尻を前方に向けて担がれているラヴィニエさんでした。
「わ……わん……んぅ♥」
戦士さんが一歩踏み出すたびに、その肩の上でお尻も揺れて、吐息とも鳴き声ともつかない声を漏らしています。少なくとも、人の言葉ではないみたいです。
「ゴブリンさん、ラヴィニエさんはどういう状態で……?」
「わんころの真似さすてだら、終いにゃこぉなっただ」
相変わらず訛りがきついですけど、慣れれば普通に聞き取れる言葉で話してくれた戦士さんが言うには――最初は普通に河原で剣の稽古をつけてもらっていたそうです。でも、その途中で剣を手放した状態での組討ち稽古もすることになると、いつもの流れでエッチなことが始まったそうです。
そこまでは本当にいつものことだったのですけど、今日のラヴィニエさんはアルカさんから「わんわんプレイ」なるものを教えてもらっていたとかで、エッチが始まると犬の真似をして四つん這いになったり、前足を上げてお座りする姿勢になったりしながら、とっても幸せそうな笑顔で「わんわん♥」と鳴き真似しながら交尾した挙げ句、最後は「わおぉん♥」と遠吠えの真似をしながら白目を剥いて気絶してしまったのだそうです。
「はぁ……それで、こっちに運んで休ませておくことにしたんですね。分かりました、わたしが面倒見ておきます」
「頼んだ、よろすく」
戦士さんはまだときどき譫言のように鳴き真似をするラヴィニエさんを茣蓙の上にそっと寝かすと、のっしのっしと河原のほうへ戻っていきました。教官のラヴィニエさんがこうなっても、ゴブリンさんたちはみんなで自習を続けるのだそうです。
他のところのゴブリンはどうだか知りませんけど、ここにゴブリンさんたちはとっても努力家です。それもこれも、彼らにとって巫女様であるアルカさんの期待に応えるためです。
アルカさんは基本的に、誰にも命令しません。でも、それは逆に言うなら、命令するまでもないからです。
ゴブリンさんは、アルカさんのちょっとした言葉や、言葉にすら出していない態度を読み取って、積極的に色々なことをします。
狩りをするのもそうですし、この辺り一帯の見回りをするのもそうです。料理をするようになったり、背負子やその他の道具、家具を作るようになったのも、アルカさんが悲しんだり、不自由な思いをすることがないようにと考えたからです。
山奥の小さな村しか知らないわたしやお姉ちゃんと違って、初めから読み書きができるくらい頭が良くて色々なことを知っていたラヴィニエさんや、ロイドさんが最近連れてきたルピスさんの言葉が正しいのなら、ここのゴブリンさんたちは普通のゴブリンではないか――アルカさんの期待に応えるために、ゴブリンではない何かに変わったか、なのでしょう。
じゃあ何に変わったのかと言われたら、わたしにはさっぱり分かりませんけれど。
「わぅ……わんんぅ……♥」
お姉ちゃんの隣でぐたぁっと横たえられたラヴィニエさん(当然、全裸です)は、夢の中でも犬になっているみたいです。
格好いいひとだったんですよ、本当に。最初のしばらくは。
「ミソラ、ダイチ。ラヴィニエさんは尊敬できるひとだけど、裸でわんわん言うところまでは見習わなくてもいいからねぇ」
わたしの赤ちゃんミソラは、わたしの隣ですやすや眠っています。頭を撫でてあげると、額の角が指に触れました。
わたしの肌よりも色の薄い、白く透けるような肌。髪と瞳はわたしと同じ色みたいだけど、肌の色が薄いからか、わたしのよりも濃い赤茶色に見えます。浅黒い肌のダイチが、じっくり比べてみればミソラと同じ髪色、瞳の色をしているのに、ミソラのそれよりも明るい赤色をしているように見えるのと同じ理屈で、色の対比効果と言うらしいです。ロイドさんが教えてくれました。
「同じ色でも、周りの色が変われば違って見える……ね」
わたしは一年前から随分と変わってしまいました。
一年前から何も変わっていないのに……と言えたら良かったんですけど、思い返してみればもう全然変わってしまってます。
一年前のわたしは人間の住む村にいて、お姉ちゃんに養ってもらっているだけのちっぽけな、ただの村娘でした。でもいまはゴブリンさんたちと一緒に暮らしていて、しかもお母さんです。もう全然違っています。
一年前のわたしがいまのわたしを見たら、どんなふうに見えるのかな? ……きっと、絶望して死んじゃうかな。
「――ハッ」
発作みたいな笑いが出ました。自嘲というのだと思います。
わたしは変わりました。変わらされたし、変わったし――そうしなければ本当に、天気のいい日に「晴れたから死のう」と思って、そうしていたと思います。
「ミソラはこんなに可愛いのにね」
変われなかったわたしには、それが分かりません。だからきっと、変われなかったわたしは、ミソラを……この子を……。
「……ミソラ。お母さんは誰からだって、あなたを守ってあげるからね」
たとえ、わたし自身からだって。
この一年でわたしの身に起きた事実は、何をどうしたって変えることはできません。でも、わたしが変われば、その意味は変えられるんです。
変えられないものを変えるために、わたしは変わったんです。
「……あい?」
ミソラが目を覚ました。ずっと見つめていたせいでしょうか。
わたしを心配するように見てくるミソラの瞳は、滲み出る血のような赤。髪は淀んで黒ずんだ血のよう。日差しを透かすような肌は白く、薄く、まるで死体のよう。そして額には、わたしと同じ生き物ではないのだと見せつけてくる、角。
「あぅ……あー……」
――このとき、わたしはどんな目でミソラを見つめたのでしょうか。自分で思い出すことができません。でも、きっと酷い――お母さんが子供に向けていい目ではなかったはず……。
それなのに、わたしを見つめ返すミソラの目には、わたしへの心配しか浮かんでいないのです。
「……ミソラ!」
わたしはミソラに抱きついていました。ミソラの背中に両手を巻きつけ、小さな胸に顔を押し付けるようにして抱きしめています。
「あっ……ぅー」
ミソラは一瞬驚いたけれど、すぐに両手をわたしの頭に回してきて、ミソラと同じ色の髪をぺちぺちと撫でてくれました。
それはただの反射的な行為だったのかもしれません。でも、わたしには、ミソラが許してくれたのだと思えたんです。
「絶対に守るから……絶対に……絶対に……!」
「あぃ」
優しく返事をしてくれたミソラの甘い匂いをいっぱいに吸い込みながら、どんなふうに変わってでもこの子を守りたいと思いました。そう思えることを幸せと呼ぶのだと知りました。
「わぅんわぉん……♥」
「……」
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