4 / 35
本編
月姫の美しい想い出と不調と突然の惨事
しおりを挟む
皇城で開催された仮面舞踏会の美しい夜。
自ら進んで無垢な花を散らし、大胆にも淫欲に溺れた伯爵令嬢セレーナ。
(私は後悔などしていないー……)
それ程に甘美的で背徳的な素晴らしい夜。
或いは、本能的に惹かれたとも。
どちらにしろ、
(彼であったからこそ、受け入れたのかもしれないー……)
そう思えてならない伯爵令嬢セレーナ。
* * * * * * * * * *
仄かな月が照らす美しい夜。
秘密の目合いは熱い接吻から始まり、口移しで飲まされた美酒が令嬢セレーナを酔わせる所為で、身体の奥底から熱に侵され、もはや記憶は曖昧とも。
伯爵令嬢セレーナが不確かな記憶ながらも覚えているのは、無垢な蕾をぬちゅりと貫く容赦のない肉楔。
ーしかし、最初こそ身を裂かれるような痛みを経験するも、互いを求め合う気持ちの方が断然強く、気が付けば、すんなりと滾る肉楔を咥え込んでいた伯爵令嬢セレーナ。
初めての目合いにもかかわらず、快美の極みへと二人で登りつめ、めくるめく瞬間を味わった。
(……密な肌の重なり合いが、あれ程に素敵だなんてー……)
想い出は美しく鮮明に刻まれ、今でも伯爵令嬢セレーナの胸は高鳴り、その顔さえも火照り出す。
いけない事だとは思いつつも、時には下腹部が疼く事も。
(今でも夢のようー……)
まさに至高のひと時を過ごした伯爵令嬢セレーナの蜜穴からは、自然と熱いとろみが滴り落ちる。
名前も顔も知らない貴公子にもかかわらず、その身を捧げた伯爵令嬢セレーナ。
(わかっている。わかっているのにー……どうしてこれ程に胸が苦しいの? あの方にもう一度だけでも逢いたいー……そう思う事は罪なの……?)
あの夜のような甘美的な夜が、もう二度とは訪れない事に何故か淋しさを覚える。
一夜限りの背徳的な甘い夜だからこそ、二夜目が訪れる事はない。
伯爵令嬢セレーナを優しく、時に荒々しいまでに激しく抱いた名も知らない貴公子。
(……あの方には、もう逢えないー……)
それが、これ程に切ないとは思わず、伯爵令嬢セレーナは憂慮する。
* * * * * * * * * *
日々は刻一刻と無常にも過ぎて行く。
どうする事も出来ない伯爵令嬢セレーナの日常は変わらない。
今でも変わらず屋根裏部屋が住まいとされ、義母エミリアと義妹フラヴィアに見下されては粗雑に扱われる日々。
今となっては夢のような夜を過ごした事が、かえって不遇な現実の世界に置かれる伯爵令嬢セレーナの現状を際立たせる。
現実は時として無情なもの。
* * * * * * * * * *
更に伯爵令嬢セレーナを非情な境遇へと追い込む現実が待ち受ける。
伯爵令嬢セレーナの想いとは裏腹に、辺境の田舎貴族に嫁ぐ準備が、義母エミリアにより着々と成されて行く。
辺境の地からは、花嫁として迎える伯爵令嬢の為にと用意された色とりどりの衣装や装飾品が贈られてくる所為で、否応なしに現実を思い知らされる伯爵令嬢セレーナ。
最早、確実に迫っている。
「……嫌っ、嫌よー……愛してもいない好色な男の後添えなんてー……」
身を震わせ呟く伯爵令嬢セレーナ。
好きでもない男に抱かれる自分を思えば、思わず身震いが止まらない。
「……うぐっ!」
吐き気さえ込み上げ、思わず嘔吐く。
これまで幸いにして、病一つさえも患った事がない伯爵令嬢セレーナ。それがここ最近になり、これまで経験した事のない不調に悩まされている。
身体中が気怠く、不意に込み上げる吐き気が続いている。
(私はどうしてしまったのー……)
それを聞ける相手など存在しない。
この屋敷には、妾腹の伯爵令嬢セレーナを心配する者は誰一人として存在しない。
このところ頓に体調が悪く、その所為で気落ちし、余計な事ばかりが頭を擡げ、もはや気鬱する伯爵令嬢セレーナ。
「……どうして? どうして私ばかりがー……」
不意に、悲しげに本音を吐露する伯爵令嬢セレーナ。その言葉にまさかの返答。
伯爵令嬢セレーナの住まう屋根裏部屋へと訪れ、平然と無断で入る義妹フラヴィア。
突如現れたかと思えば、やはり言いたい放題。
「あらっ! お義姉様ったら今更何を言っているの? 引くて数多の若く美しい私が、まさか辺境の田舎貴族に嫁ぐわけないでしょう? ふふっ、その点お義姉様は、この屋敷の厄介ものー……お母様も仰られていたわ。ただの役立たずには早く出て行って欲しいとー……ふふっ」
相変わらず義姉セレーナを義姉とは敬わず、毒を吐く義妹フラヴィアは、底意地の悪い笑みを浮かべる。
表では、美しい金糸の髪と愛らしい相貌から「陽の姫」と呼ばれている義妹フラヴィア。
実際は底意地が悪い。その姿を皆が知れば誰もがそうは思わず、ただ幻滅するだけ。
その傍らでは、胃の底から込み上げるような不快感にくらりと目眩を起こし、倒れそうになる伯爵令嬢セレーナがいる。
(ああっ……だめ、やはり気分が悪いー……)
どうにか思いとどまり、静かに告げる。
「フラヴィア、お願いー……どうか大きな声を出さないでー……本当に気分がすぐれないのー……お願い、今すぐに此処から出てー……うぐっ!」
再び嘔吐く伯爵令嬢セレーナ。
(……気持ち悪いー……)
実際、不調な伯爵令嬢セレーナは、毒を吐く義妹フラヴィアの相手をしている余裕はない。それに、余計に気落ちさせられる事は目に見えている。
「何よっ! その言い草は……! せっかく頂いた焼き菓子でも、たまには分けてあげようと思っていたのにー……!」
思い通りにならないと気が済まない義妹フラヴィアは、すぐに癇癪を起こす。
怒りに湧く義妹フラヴィアは、手にする小皿に盛られた焼き菓子ごと、容赦なく義姉セレーナへと投げ付ける。
思わず避ける伯爵令嬢セレーナ。
ガッシャーン!
おかげで床へと落ちた小皿が砕け散り、散乱する焼き菓子さえも粉々に散らばる。
ちょうどそこへ、運悪く現れたのが義母エミリア。
自身の愛娘フラヴィアの様子を見に訪れれば、今しがた起きた惨状を目にする。
頂き物の焼き菓子が床へと散らばり、高価な皿さえも砕け散っている。
義母エミリアの固く握られた拳が震えている。
「おまえと云う娘はー……! フラヴィアの好意を踏み躙り、高価な皿までー……この恩知らずがっ!」
義母エミリアの拳が咄嗟に振り上げられ、そのまま義娘セレーナの頬を容赦なく打ち据える。
パァンッ!
「あっ……きゃあっ!」
床へと倒れる伯爵令嬢セレーナ。
「違う! お義母様! フラヴィアがー……」
パァンッ!
再び頬を打たれる伯爵令嬢セレーナ。
「自分で過ちを犯しておきながら、私の可愛いフラヴィアの所為にするなんてー……!」
「違うのっ! お義母様! 本当にー……ふっ、うぐぅ……ううっ、うぐっ!」
頬を酷く打たれた衝撃に触発されてか、激しく嘔吐く伯爵令嬢セレーナは、もはや一方的な暴挙に打ちひしがれては、琥珀色の美しい瞳からとめどなく涙を零す。
その様子に何かを悟る義母エミリア。一瞬にして、相貌を酷く歪める。
「おまえー……まさかっ!」
そして伯爵令嬢セレーナも気付いてはいなかった現実を突き付ける義母エミリア。その恐ろしいまでの形相が、伯爵令嬢セレーナの心根を挫く。
この後。
更なる無慈悲な現実が、哀れな伯爵令嬢セレーナを襲う。
自ら進んで無垢な花を散らし、大胆にも淫欲に溺れた伯爵令嬢セレーナ。
(私は後悔などしていないー……)
それ程に甘美的で背徳的な素晴らしい夜。
或いは、本能的に惹かれたとも。
どちらにしろ、
(彼であったからこそ、受け入れたのかもしれないー……)
そう思えてならない伯爵令嬢セレーナ。
* * * * * * * * * *
仄かな月が照らす美しい夜。
秘密の目合いは熱い接吻から始まり、口移しで飲まされた美酒が令嬢セレーナを酔わせる所為で、身体の奥底から熱に侵され、もはや記憶は曖昧とも。
伯爵令嬢セレーナが不確かな記憶ながらも覚えているのは、無垢な蕾をぬちゅりと貫く容赦のない肉楔。
ーしかし、最初こそ身を裂かれるような痛みを経験するも、互いを求め合う気持ちの方が断然強く、気が付けば、すんなりと滾る肉楔を咥え込んでいた伯爵令嬢セレーナ。
初めての目合いにもかかわらず、快美の極みへと二人で登りつめ、めくるめく瞬間を味わった。
(……密な肌の重なり合いが、あれ程に素敵だなんてー……)
想い出は美しく鮮明に刻まれ、今でも伯爵令嬢セレーナの胸は高鳴り、その顔さえも火照り出す。
いけない事だとは思いつつも、時には下腹部が疼く事も。
(今でも夢のようー……)
まさに至高のひと時を過ごした伯爵令嬢セレーナの蜜穴からは、自然と熱いとろみが滴り落ちる。
名前も顔も知らない貴公子にもかかわらず、その身を捧げた伯爵令嬢セレーナ。
(わかっている。わかっているのにー……どうしてこれ程に胸が苦しいの? あの方にもう一度だけでも逢いたいー……そう思う事は罪なの……?)
あの夜のような甘美的な夜が、もう二度とは訪れない事に何故か淋しさを覚える。
一夜限りの背徳的な甘い夜だからこそ、二夜目が訪れる事はない。
伯爵令嬢セレーナを優しく、時に荒々しいまでに激しく抱いた名も知らない貴公子。
(……あの方には、もう逢えないー……)
それが、これ程に切ないとは思わず、伯爵令嬢セレーナは憂慮する。
* * * * * * * * * *
日々は刻一刻と無常にも過ぎて行く。
どうする事も出来ない伯爵令嬢セレーナの日常は変わらない。
今でも変わらず屋根裏部屋が住まいとされ、義母エミリアと義妹フラヴィアに見下されては粗雑に扱われる日々。
今となっては夢のような夜を過ごした事が、かえって不遇な現実の世界に置かれる伯爵令嬢セレーナの現状を際立たせる。
現実は時として無情なもの。
* * * * * * * * * *
更に伯爵令嬢セレーナを非情な境遇へと追い込む現実が待ち受ける。
伯爵令嬢セレーナの想いとは裏腹に、辺境の田舎貴族に嫁ぐ準備が、義母エミリアにより着々と成されて行く。
辺境の地からは、花嫁として迎える伯爵令嬢の為にと用意された色とりどりの衣装や装飾品が贈られてくる所為で、否応なしに現実を思い知らされる伯爵令嬢セレーナ。
最早、確実に迫っている。
「……嫌っ、嫌よー……愛してもいない好色な男の後添えなんてー……」
身を震わせ呟く伯爵令嬢セレーナ。
好きでもない男に抱かれる自分を思えば、思わず身震いが止まらない。
「……うぐっ!」
吐き気さえ込み上げ、思わず嘔吐く。
これまで幸いにして、病一つさえも患った事がない伯爵令嬢セレーナ。それがここ最近になり、これまで経験した事のない不調に悩まされている。
身体中が気怠く、不意に込み上げる吐き気が続いている。
(私はどうしてしまったのー……)
それを聞ける相手など存在しない。
この屋敷には、妾腹の伯爵令嬢セレーナを心配する者は誰一人として存在しない。
このところ頓に体調が悪く、その所為で気落ちし、余計な事ばかりが頭を擡げ、もはや気鬱する伯爵令嬢セレーナ。
「……どうして? どうして私ばかりがー……」
不意に、悲しげに本音を吐露する伯爵令嬢セレーナ。その言葉にまさかの返答。
伯爵令嬢セレーナの住まう屋根裏部屋へと訪れ、平然と無断で入る義妹フラヴィア。
突如現れたかと思えば、やはり言いたい放題。
「あらっ! お義姉様ったら今更何を言っているの? 引くて数多の若く美しい私が、まさか辺境の田舎貴族に嫁ぐわけないでしょう? ふふっ、その点お義姉様は、この屋敷の厄介ものー……お母様も仰られていたわ。ただの役立たずには早く出て行って欲しいとー……ふふっ」
相変わらず義姉セレーナを義姉とは敬わず、毒を吐く義妹フラヴィアは、底意地の悪い笑みを浮かべる。
表では、美しい金糸の髪と愛らしい相貌から「陽の姫」と呼ばれている義妹フラヴィア。
実際は底意地が悪い。その姿を皆が知れば誰もがそうは思わず、ただ幻滅するだけ。
その傍らでは、胃の底から込み上げるような不快感にくらりと目眩を起こし、倒れそうになる伯爵令嬢セレーナがいる。
(ああっ……だめ、やはり気分が悪いー……)
どうにか思いとどまり、静かに告げる。
「フラヴィア、お願いー……どうか大きな声を出さないでー……本当に気分がすぐれないのー……お願い、今すぐに此処から出てー……うぐっ!」
再び嘔吐く伯爵令嬢セレーナ。
(……気持ち悪いー……)
実際、不調な伯爵令嬢セレーナは、毒を吐く義妹フラヴィアの相手をしている余裕はない。それに、余計に気落ちさせられる事は目に見えている。
「何よっ! その言い草は……! せっかく頂いた焼き菓子でも、たまには分けてあげようと思っていたのにー……!」
思い通りにならないと気が済まない義妹フラヴィアは、すぐに癇癪を起こす。
怒りに湧く義妹フラヴィアは、手にする小皿に盛られた焼き菓子ごと、容赦なく義姉セレーナへと投げ付ける。
思わず避ける伯爵令嬢セレーナ。
ガッシャーン!
おかげで床へと落ちた小皿が砕け散り、散乱する焼き菓子さえも粉々に散らばる。
ちょうどそこへ、運悪く現れたのが義母エミリア。
自身の愛娘フラヴィアの様子を見に訪れれば、今しがた起きた惨状を目にする。
頂き物の焼き菓子が床へと散らばり、高価な皿さえも砕け散っている。
義母エミリアの固く握られた拳が震えている。
「おまえと云う娘はー……! フラヴィアの好意を踏み躙り、高価な皿までー……この恩知らずがっ!」
義母エミリアの拳が咄嗟に振り上げられ、そのまま義娘セレーナの頬を容赦なく打ち据える。
パァンッ!
「あっ……きゃあっ!」
床へと倒れる伯爵令嬢セレーナ。
「違う! お義母様! フラヴィアがー……」
パァンッ!
再び頬を打たれる伯爵令嬢セレーナ。
「自分で過ちを犯しておきながら、私の可愛いフラヴィアの所為にするなんてー……!」
「違うのっ! お義母様! 本当にー……ふっ、うぐぅ……ううっ、うぐっ!」
頬を酷く打たれた衝撃に触発されてか、激しく嘔吐く伯爵令嬢セレーナは、もはや一方的な暴挙に打ちひしがれては、琥珀色の美しい瞳からとめどなく涙を零す。
その様子に何かを悟る義母エミリア。一瞬にして、相貌を酷く歪める。
「おまえー……まさかっ!」
そして伯爵令嬢セレーナも気付いてはいなかった現実を突き付ける義母エミリア。その恐ろしいまでの形相が、伯爵令嬢セレーナの心根を挫く。
この後。
更なる無慈悲な現実が、哀れな伯爵令嬢セレーナを襲う。
210
お気に入りに追加
847
あなたにおすすめの小説
【R18】婚約者の浮気現場を見た令嬢が空き部屋に連れ込まれて色々とされてしまう話
瀬月 ゆな
恋愛
タイトルの補足をすると、婚約者の浮気現場を見てしまった令嬢が空き部屋に連れ込まれ、誰とも知れない相手に目隠しをされて胸を弄られ、素股をされるうちに快楽に流されて最後までしてしまう話です。
婚約者がいるのを知っていながら横恋慕するヒーロー×婚約者がいながら見ず知らずの相手に絆された挙句に身体を許すヒロインの話なので、貴族令嬢の貞操観念の緩さが気になる方はご注意下さい。
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
【R18】幼馴染な陛下と、甘々な毎日になりました💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に、気持ちだけでも伝えたくて。いい思い出にしたくて告白したのに、執務室のソファに座らせられて、なぜかこんなえっちな日々になりました。
あららっ、ダメでしたのねっそんな私はイケメン皇帝陛下に攫われて~あぁんっ妊娠しちゃうの♡~
一ノ瀬 彩音
恋愛
婚約破棄されて国外追放された伯爵令嬢、リリアーネ・フィサリスはとある事情で辺境の地へと赴く。
そこで出会ったのは、帝国では見たこともないくらいに美しく、
凛々しい顔立ちをした皇帝陛下、グリファンスだった。
彼は、リリアーネを攫い、強引にその身体を暴いて――!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【完結】勇者の幼馴染ですがパーティーを勝手に抜けたら、ヤンデレ化してどこまでも追いかけて来た【R18】
Rila
恋愛
■ストーリー■
ラナは幼馴染であり勇者のルイスに幼馴染だという理由だけでパーティーに入れてもらっている。
完全にお荷物状態であることを気にしてるラナは抜ける事を決意する。
置手紙を残して勝手に勇者パーティーを抜けたら、何故かヤンデレ化した勇者がどこまでも追いかけてくる話。
全25話で完結になります。
***補足説明***
R18です。ご注意ください。(R18部分は※をつけてます)
基本的に前戯~本番※ キスのみにはつけてません。
2021.08.08 完結しました。
最後まで読んでくださった方々ありがとうございました!
*ムーンライトノベルさんの方での掲載も始めました*
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる