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神殿編
4.ざぁこ♡ざぁこ♡は?義弟ですけど
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玄関まで送っていくというロイと話しながら歩いていく。
パプリカに契約をしたことを告げると、彼女はそうでしょうねとあたかも最初からこうなることを予測していたかのように微笑んだ。
「あなたが彼に選ばれてよかったわ」
その安堵はどこからなのか。それはすぐに知れた。
神官たちの居住スペース内の廊下を進んでいた時に、前方の部屋からハイデが出てきたのだ。それも、大神官を連れて。
「ハイデに神官長じゃねえか」
相変わらず仲がいいんだなと言うと、大神官はまずいところを見られたといわんばかりに顔を背ける。
「ああ、そうだ。神官長、動物型の魔物からも宝石が取れましたよ」
記念に差し上げましょうかと言うと、顔に喜色を浮かべた。それにエディスはあ~あと内心呟く。質素倹約を守らねばいけない神官長がこんなでは元よりない信心が高まるはずもない。
少しばかりでも恥ずかしいと思えないのかよ、と半眼で見ていたエディスの視界に入り込んでくるものがあった。
眩い銀ーーいや、あれは白だろうか。
「おい、アイツ……」
腰まで伸ばした光沢のある白髪をなびかせ、歩いてくる。長いまつ毛に縁取られた金の目に、ほんのりと頬が色づいた肌は白く滑らかだ。少女めいた顔やフリルのついたシャツは愛らしく、太股の半分程の短さのズボンからすらりと出た足も柔らかそうだ。
「ハイデ様ぁ、コイツらどうしましょう?」
だが、細い腕が握っているのは長柄の戦斧ーー暁の舞台で襲いかかってきた騎士だとエディスは身構える。
どんよりと曇った目でこちらを見たハイデが口をうっすらと開く。
「殺して」
直球すぎないか!? とエディスは慌ててロイの前に飛び出た。それは軍人としての意識が身に染みついていたからであり、戦闘経験のないロイが斧を見て悲鳴を上げたからでもある。
「はぁい、ハイデ様ぁ」
上がり調子の語尾は胸焼けしそうな程だ。戦斧を両手で握り直したソイツは一息で距離を詰めてくる。
「エディス様、ここは俺が」
アンタはロイを連れて逃げてくれとレウが剣を抜く。助かると言って背中を向けようとしたエディスだったが、それより先にロイがエディスの腕を掴んで前のめりになった。
「逃げて! ソイツ、能力者なんだ!」
えーーと目を見開いたエディスの前で、床を蹴って跳び上がったレディークが体を捻る。息を吸って振り下ろされた斧に、レウが床に叩きつけられた。
「うぐ……っ」
思い切り腹に乗り上げられたレウが呻くが、構わずに姿勢を低くしたレディークが首元から胸を撫でる。襟元のホックを外して曝け出させた首に口づけるレディークに、エディスはなにをと叫んで近づこうとするが「危ないって!」と言うロイに腕を掴まれて阻まれた。
「オウル様の弟なのに大したことないんだね~」
その言葉に、レウの目が大きく見開かれる。オウル? とエディスは呟き、そして彼の一番上の兄であることを思い出す。
「自分より小さい子に負けてぇ、くやしくないの? ねえ、なんとか言いなよぉ」
甘ったるい声に、その言葉の含む意味にレウが眉を寄せる。レディークはきゃははと甲高い笑い声を上げ「……ざぁこ、弱いくせに絡んでくんな」と低く凄んでレウの首を掴んだ。ギリギリと締め付けられ、空気を吐き出したレウの名を叫ぶ。
ロイを振り切って駆け出し、レディークの襟を後ろから掴んで引き剥がす。
「大丈夫か、レウ!」
膝をついて抱き起こすと、レウは自由になった首を押さえながら咳き込む。レディークを睨みつけると、「うっわ、こっわぁ~い」とこちらを馬鹿にするように嗤う。
レディークが手を離すと、戦斧は床の石を割って沈み込んだ。乱れた髪を後ろに払って「なぁんだ、拍子抜け」と足を交差させる。
「フレイアムといい、最近の女は力が強いな……すみません」
「はぁ? こんっな可愛い子が女なわけないだろ!?」
まっ平らな胸に手を当てて叫んだレディークに、エディスは瞬きし、それでかと呟く。
「な~にが”それでか”なの。お気に入りだし、負け惜しみぃ?」
「いや、股間が盛り上がってんのが変だなって思ってたんだよ」
あるんだからそりゃそうだよなと笑ったエディスの頭をレウが平手打ちにする。レディークも自分の股間を見下ろしてから「どこ見てんだよっ、変態!」と叫んだ。
眉を吊り上げていたレディークだったが、すぐに調子を取り戻したように「お前弱いよ」とレウを指差す。
「オウル様の足下にも及ばないね!」
言われたレウは、僅かに体を硬くした。優秀な兄二人と比べられるのは耐え難いことなのだろう、レウは悔しげに歯噛みする。
「兄貴は関係ねえだろうが……」
弱々しい言い返しに、レディークは「負け犬の遠吠えはもういいって」と嘲笑を浮かべて斧を引き抜いた。
「せめて苦しまないように逝かせてあげる」
横薙ぎにしてきた斧をエディスが魔法で弾き返す。レディークは目を丸めて見てきたが、すぐに「そういえば、こっちの王子は軍人なんだっけ」と納得したように雫した。
「でも、だからってなに?」
騎士同士の戦いに割って入ってくるなんて無粋だよと、レディークは斧を振り下ろした。それを、拾ったレウの剣で受ける。
(重い……!)
レディークの一撃も、レウの剣もエディスからすると信じられないくらい重かった。かろうじて受け止められたが、力任せに動くタイプじゃねえんだよと苛立つ。
「王子に庇われるなんて、ぶっざま~」
笑い声を発したレディークが力をこめてくるので、どんどん下がってきた剣がついに肩に食い込んできた。刃が服を、皮膚を切り裂いて血が滲む。
喉を詰まらせ、顔をしかめながらも後ろにレウがいる限り引くわけにはいかないと力比べを続ける。
「おっ、王子! 血が……っ」
「騎士を庇って死ぬとか、ばぁか」
悲劇どころか喜劇にしかならないよと嘲るレディークにうるせえと怒鳴り返すが、詰み手かもしれないなとエディスは自嘲した。
(まあいいさ、腕一本くらいで助けられるならーー)
大切だからと、痛みさえ笑ってみせる。そう決意したエディスの頬を風が切った。
「エディスになにするのよ!」
激しい衝突音をさせて、リスティーの蹴りがレディークの横腹に食い込む。口から唾を吐いたレディークは、斧の柄を掴んできたリスティーと力が拮抗することに動転し「なんっなのぉ、この女!」と叫ぶ。
「あたしはリスティー・フレイアム。エディスの筆頭騎士よ!」
腰を落として力を溜めてから、左に薙ぎ払って斧を奪い取る。振り回されたレディークは床に転がるが、すぐに起き上がった。
「エディスにも、彼の大事な人たちにも! 手を出そうってんなら、あたしが許さない!」
向かってくるレディークを避け、ボディーブローをかます。腹を押さえて膝をついたレディークに向かって斧を振り下ろそうとしたリスティーを、氷雪が包み込む。だが、リスティーは自分の周りを炎で覆って吹き飛ばした。
目を見開いたレウが肩口から前に出てきて、エディスは視線を彼に向ける。
「今の魔法……」
嘘だろ、と小さく呟かれた言葉に首を傾げた。ハイデの後ろ側にある階段を低い足音を立てながら、上がってくる者がいる。
見えた緑眼は、まるきり猛獣のそれだ。
「女子どもに守られるとは、なんと情けない。それでも我がバスターグロス家の一員か」
恥を知れと低く落とした男の髪は、鬣のような白金。雄々しい壮年の男は、レウよりも険しい顔立ちでいかにも頑強な軍人といった様相だ。だが、髪の色どころか目の色までもが二人とも同じところが血筋を感じさせる。
「神殿でこんな騒ぎを犯すアンタたちとは比べものにならないわよ!」
馬鹿言わないで差別者と叫んだリスティーをも見下ろし、オウルは外套の裾を翻す。リスティーが「悔しい……」と去っていく背中を睨みつけたまま吐き出した。
「なんでだよ、兄貴! なんでアンタ、そっち側にいるんだ……」
息子をエディスの愛妾にしてくれと言ったのはレウの両親だ。なのに長男もハイデ側に送り込んでいるのかとエディスは彼らのどん欲さに眉を下げた。
ーー結局、俺は彼らの信頼を勝ち取れなかったのだろう。息子を任せるには頼りなく、保険が必要な存在なのだと知らしめられた瞬間だった。
パプリカに契約をしたことを告げると、彼女はそうでしょうねとあたかも最初からこうなることを予測していたかのように微笑んだ。
「あなたが彼に選ばれてよかったわ」
その安堵はどこからなのか。それはすぐに知れた。
神官たちの居住スペース内の廊下を進んでいた時に、前方の部屋からハイデが出てきたのだ。それも、大神官を連れて。
「ハイデに神官長じゃねえか」
相変わらず仲がいいんだなと言うと、大神官はまずいところを見られたといわんばかりに顔を背ける。
「ああ、そうだ。神官長、動物型の魔物からも宝石が取れましたよ」
記念に差し上げましょうかと言うと、顔に喜色を浮かべた。それにエディスはあ~あと内心呟く。質素倹約を守らねばいけない神官長がこんなでは元よりない信心が高まるはずもない。
少しばかりでも恥ずかしいと思えないのかよ、と半眼で見ていたエディスの視界に入り込んでくるものがあった。
眩い銀ーーいや、あれは白だろうか。
「おい、アイツ……」
腰まで伸ばした光沢のある白髪をなびかせ、歩いてくる。長いまつ毛に縁取られた金の目に、ほんのりと頬が色づいた肌は白く滑らかだ。少女めいた顔やフリルのついたシャツは愛らしく、太股の半分程の短さのズボンからすらりと出た足も柔らかそうだ。
「ハイデ様ぁ、コイツらどうしましょう?」
だが、細い腕が握っているのは長柄の戦斧ーー暁の舞台で襲いかかってきた騎士だとエディスは身構える。
どんよりと曇った目でこちらを見たハイデが口をうっすらと開く。
「殺して」
直球すぎないか!? とエディスは慌ててロイの前に飛び出た。それは軍人としての意識が身に染みついていたからであり、戦闘経験のないロイが斧を見て悲鳴を上げたからでもある。
「はぁい、ハイデ様ぁ」
上がり調子の語尾は胸焼けしそうな程だ。戦斧を両手で握り直したソイツは一息で距離を詰めてくる。
「エディス様、ここは俺が」
アンタはロイを連れて逃げてくれとレウが剣を抜く。助かると言って背中を向けようとしたエディスだったが、それより先にロイがエディスの腕を掴んで前のめりになった。
「逃げて! ソイツ、能力者なんだ!」
えーーと目を見開いたエディスの前で、床を蹴って跳び上がったレディークが体を捻る。息を吸って振り下ろされた斧に、レウが床に叩きつけられた。
「うぐ……っ」
思い切り腹に乗り上げられたレウが呻くが、構わずに姿勢を低くしたレディークが首元から胸を撫でる。襟元のホックを外して曝け出させた首に口づけるレディークに、エディスはなにをと叫んで近づこうとするが「危ないって!」と言うロイに腕を掴まれて阻まれた。
「オウル様の弟なのに大したことないんだね~」
その言葉に、レウの目が大きく見開かれる。オウル? とエディスは呟き、そして彼の一番上の兄であることを思い出す。
「自分より小さい子に負けてぇ、くやしくないの? ねえ、なんとか言いなよぉ」
甘ったるい声に、その言葉の含む意味にレウが眉を寄せる。レディークはきゃははと甲高い笑い声を上げ「……ざぁこ、弱いくせに絡んでくんな」と低く凄んでレウの首を掴んだ。ギリギリと締め付けられ、空気を吐き出したレウの名を叫ぶ。
ロイを振り切って駆け出し、レディークの襟を後ろから掴んで引き剥がす。
「大丈夫か、レウ!」
膝をついて抱き起こすと、レウは自由になった首を押さえながら咳き込む。レディークを睨みつけると、「うっわ、こっわぁ~い」とこちらを馬鹿にするように嗤う。
レディークが手を離すと、戦斧は床の石を割って沈み込んだ。乱れた髪を後ろに払って「なぁんだ、拍子抜け」と足を交差させる。
「フレイアムといい、最近の女は力が強いな……すみません」
「はぁ? こんっな可愛い子が女なわけないだろ!?」
まっ平らな胸に手を当てて叫んだレディークに、エディスは瞬きし、それでかと呟く。
「な~にが”それでか”なの。お気に入りだし、負け惜しみぃ?」
「いや、股間が盛り上がってんのが変だなって思ってたんだよ」
あるんだからそりゃそうだよなと笑ったエディスの頭をレウが平手打ちにする。レディークも自分の股間を見下ろしてから「どこ見てんだよっ、変態!」と叫んだ。
眉を吊り上げていたレディークだったが、すぐに調子を取り戻したように「お前弱いよ」とレウを指差す。
「オウル様の足下にも及ばないね!」
言われたレウは、僅かに体を硬くした。優秀な兄二人と比べられるのは耐え難いことなのだろう、レウは悔しげに歯噛みする。
「兄貴は関係ねえだろうが……」
弱々しい言い返しに、レディークは「負け犬の遠吠えはもういいって」と嘲笑を浮かべて斧を引き抜いた。
「せめて苦しまないように逝かせてあげる」
横薙ぎにしてきた斧をエディスが魔法で弾き返す。レディークは目を丸めて見てきたが、すぐに「そういえば、こっちの王子は軍人なんだっけ」と納得したように雫した。
「でも、だからってなに?」
騎士同士の戦いに割って入ってくるなんて無粋だよと、レディークは斧を振り下ろした。それを、拾ったレウの剣で受ける。
(重い……!)
レディークの一撃も、レウの剣もエディスからすると信じられないくらい重かった。かろうじて受け止められたが、力任せに動くタイプじゃねえんだよと苛立つ。
「王子に庇われるなんて、ぶっざま~」
笑い声を発したレディークが力をこめてくるので、どんどん下がってきた剣がついに肩に食い込んできた。刃が服を、皮膚を切り裂いて血が滲む。
喉を詰まらせ、顔をしかめながらも後ろにレウがいる限り引くわけにはいかないと力比べを続ける。
「おっ、王子! 血が……っ」
「騎士を庇って死ぬとか、ばぁか」
悲劇どころか喜劇にしかならないよと嘲るレディークにうるせえと怒鳴り返すが、詰み手かもしれないなとエディスは自嘲した。
(まあいいさ、腕一本くらいで助けられるならーー)
大切だからと、痛みさえ笑ってみせる。そう決意したエディスの頬を風が切った。
「エディスになにするのよ!」
激しい衝突音をさせて、リスティーの蹴りがレディークの横腹に食い込む。口から唾を吐いたレディークは、斧の柄を掴んできたリスティーと力が拮抗することに動転し「なんっなのぉ、この女!」と叫ぶ。
「あたしはリスティー・フレイアム。エディスの筆頭騎士よ!」
腰を落として力を溜めてから、左に薙ぎ払って斧を奪い取る。振り回されたレディークは床に転がるが、すぐに起き上がった。
「エディスにも、彼の大事な人たちにも! 手を出そうってんなら、あたしが許さない!」
向かってくるレディークを避け、ボディーブローをかます。腹を押さえて膝をついたレディークに向かって斧を振り下ろそうとしたリスティーを、氷雪が包み込む。だが、リスティーは自分の周りを炎で覆って吹き飛ばした。
目を見開いたレウが肩口から前に出てきて、エディスは視線を彼に向ける。
「今の魔法……」
嘘だろ、と小さく呟かれた言葉に首を傾げた。ハイデの後ろ側にある階段を低い足音を立てながら、上がってくる者がいる。
見えた緑眼は、まるきり猛獣のそれだ。
「女子どもに守られるとは、なんと情けない。それでも我がバスターグロス家の一員か」
恥を知れと低く落とした男の髪は、鬣のような白金。雄々しい壮年の男は、レウよりも険しい顔立ちでいかにも頑強な軍人といった様相だ。だが、髪の色どころか目の色までもが二人とも同じところが血筋を感じさせる。
「神殿でこんな騒ぎを犯すアンタたちとは比べものにならないわよ!」
馬鹿言わないで差別者と叫んだリスティーをも見下ろし、オウルは外套の裾を翻す。リスティーが「悔しい……」と去っていく背中を睨みつけたまま吐き出した。
「なんでだよ、兄貴! なんでアンタ、そっち側にいるんだ……」
息子をエディスの愛妾にしてくれと言ったのはレウの両親だ。なのに長男もハイデ側に送り込んでいるのかとエディスは彼らのどん欲さに眉を下げた。
ーー結局、俺は彼らの信頼を勝ち取れなかったのだろう。息子を任せるには頼りなく、保険が必要な存在なのだと知らしめられた瞬間だった。
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