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水理編
1.命の受け渡し
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【第二の騎士――フェリオネル・バスティスグラン】
頭の中にまたあの声が響く。
フェリオネルが発生させた竜巻はギジアを巻き込み、猛然とした勢いで雷を弾けさせながら飛んでいく。今だと竜を駆って逃げ出した。正面から挑んで、無傷で済む相手ではない。特に、レウの容体が悪い今は。なにせ、相手の狙いはレウなのだから。
「雪が少ないのはガウル山脈の方です! 急ぎましょう」
息を切らせながらフェリオネルが先行する。エディスは殿を務めながら、大男を二人も乗せているブラックドラゴンを励ました。
一晩中ドラゴンを飛ばして、ようやく落ち着けたのはアリステラを出てから二日目の夕方だった。
「そろそろ休もう。なにかあれば俺が責任を持つ」
フェリオネルは衰弱していたし、アイザックもまだそこまでドラゴンに慣れていないのか神経をすり減らしているのが目に見えていた。
リスティーから教わった周囲から姿を隠せる魔法を唱え、体を温めるために火をおこす。アイザックがトリエランディアから借りたという天幕を張り、中にレウを寝かせてから出てきた。
「飯作るまでアイザックも寝てろ」
だが、そう言うと謝りつつも戻っていく。すぐにがーがーと鼾が聞こえてきて、くすりと笑ってしまう。
「エディス様」
そこらの打ち倒されていた木に腰かけていたエディスの元にフェリオネルが来た。近くから狩ってきた兎を捌きながらなにかと問うと、彼は俯く。兄のレイヴェンから少々内気なのだと聞いていたエディスは鍋を作る手を止めず、話しだすのを気長に待つ。
「……僕なんかでよかったんですか」
王の竜騎士だなんて、身に余ります。とネックレスに手を触れながら呟く。
「お前のことならずっと見ていた」
ビスナルク教官の訓練を逃げ出したことないだろと言うと、怖かっただけですとぼそぼそ自信なさげに口にする。ギジアに立ち向かっていった時の威勢はどこに捨ててきたのかと、エディスは目を丸くした。
「僕は兄さんみたいに優秀でもないですし、アーマーみたいに努力家でもありません。平々凡々で劣るとずっと言われてきました」
魔法に秀でた北、能力者を多く輩出する西、武勇の南。一芸に秀でた者が多い他の地区と比べると東部は引けを取るからか、訓練ばかりをする。任務がなければとかく訓練、訓練、訓練。
だからこそ規則正しく、研ぎ澄まされた技量を持っている者が多いとエディスは思っている。
「他人の評価で自分を語るな。これからの功績で変えてみせろ」
それだけだと断じたエディスに、フェリオネルは顔を上げ、また項垂れた。
お前の努力はいつか報われるよ。従えているドラゴンは白魔の紅蓮龍と呼ばれる希少な種族で、滅多なことでは人に懐かない。自分よりも弱いと見做した主を食い殺すことも多々ある。それを馴らしているのだ、誇れと言うのは簡単だがエディスの言葉だけでは信じられないだろう。
「……ありがとうございます」
実際に、自分で奇跡を起こすまでは。
「はあ~~~~っ、久しぶりに腹いっぱい食べました!」
少佐の手料理を食べられて元気にならないはずないですと声を弾ませるアイザックに、薬草を揉みこんだ兎肉を煮ただけだと苦笑いする。塩もなにもないから、空腹を最大の調味料にしているだけだ。
「フェリオネルも食べろよ」
「はい。……あの、契約の武器なんですけど。使うと魔力を大量に消耗するみたいです」
「必殺技みたいですね!」
アイザックが言う通りだ。レウはもう二日もほとんど寝っぱなしだし、本能的に押さえて使ったフェリオネルでさえ顕著に疲れが出ている。
「食ったらしっかり寝ろ」
俺はレウの様子を見てくる、と元来小食なエディスは席を立つ。
「俺が寝ずの番をするので、レウの所で一緒に寝てください。あの天幕、トリエランディア大将から借りた魔道具なんです」
温かいですよと言われた通り、天幕の中は暖房でもつけたようだった。しかも床が分厚くて、ベッドのような心地で寝られそうだ。
奥に寝かされているレウの隣に寝ころんで、容体を見る。ここまでの道中、何度か起きてアイザックと言葉を交わしていたようだったが、しっかり起きている姿は見なかった。
不安で胸が潰れそうになる。自分が倒れた時もこんな想いをさせていたのかと思い、過去の行動だって反省した。腕の中に入り込んで抱きしめる。とく、とくと心音が伝わってきて涙が出そうになった。
レウを失くしたくない。シルクの時のような想いをするのは嫌だ。
「好きだ……」
溢れだした気持ちを止められず、エディスは胸元に擦り寄る。
傍にいろ、いなくなるな。嫌うな、捨てないでくれーー……家族がいないエディスは無償の愛というものを受けたことがない。だから人のことも、その愛も信じられなかった。こんな自分が恋をして意味があるのだろうかと。
なのに、レウといると際限なく悪い人間になっていく。一人占めしたくて、嫉妬で狂いそうだ。
「レウ、そろそろ起きろよ」
腕をついて上体を起こし、眠るレウに口づける。僅かな間を置いて、すぐに離れた。
――すると、レウの目が開く。驚いて離れようとしたが、項に手を当てられて引き寄せられる。
「ん、んぅ……っ!?」
抑え込んできたレウに口づけられ、声が漏れ出た。
誰かと――ギジアと間違えているのかと何度も離れようと腕を突っ張るが、その度に頭を抑え込まれて口を合わされる。苦しくて開けた口の中にレウの舌が入り込んできて、引っ込めた舌を絡め取られた。舌が痺れる程に吸われ、溢れた唾液を飲みこまれて、恥ずかしさで憤死しそうだった。
「あ……っ、はぁ……」
唇を離してもらえた時には息絶え絶えになってレウの上に凭れかかる。
「なに、人の寝込み襲ってるんですか……しかも泣いてるし」
これくらいで死ぬかよと吐き捨てながら首を撫でてくるレウに、泣き声が出る。
「だってお前起きないし。ギ、ジアが」
「あー……怪しいなとは思ってたけど、アイツとんでもない奴だったな」
アンタ怪我してないかと腕を触って確認してくるレウに、「どこにも行くなよ」と弱音が出ていく。圧し掛かっているエディスの頭と背中に手を回して、レウはまたそれですかとため息を吐いた。
「なんで、そんな怯えてんだよ。俺がアンタを見限ってアイツの所に行くとでも?」
なにが起因だと訊いてくるレウに、自分が赤子の時に捨てられたのだと口にする。
「いやいや、それって母親じゃなくてキシウ・ティーンスに拉致された事件のことだよな。アンタ捨てられたんじゃなくて、敵に邪魔だからって売っ払われたんだよ」
俺をそんな犯罪者と一緒にするなと言われ、ごめんと謝った。
「マジで顔はすっげえ美人だな……普通は泣いたらブッサイクになるだろ」
いい加減にしろと言われ、エディスはぽろぽろと涙をレウの上に落とす。「……くそっ」という声が聞こえてきて、ごめんと言うとレウに押し倒された。
「違う。その、悪かった」
なにを謝っているのか分からずにただ見上げていると、気まずそうな顔で「襲ったのは俺だろ」と眉間に皺を寄せる。
「誰かと間違えたのか?」
「間違えるか! 子ども相手に盛って後悔してんだよ」
後悔したのか、と胸が痛んだ。やはり、自分はレウに好かれていないのだ。
「まあ、魔力を譲ってもらえて元気は出ましたけど」
「え。キスで?」
「アンタ魔力の塊かってくらいあるからじゃないですか」
そういうことかと納得すると同時に、空しささえ溢れ出てくる。
「じゃあ、フェリオネルにもやってくる……アイツも魔力切れみたいだから」
レウの腕の中から這いずり出ようとすると、その方向に倒れ込んできて進路を塞がれた。なら反対側にと手を突いて体を起こすと、手を握って引き留められてしまう。
どうしてこんなことをするんだと、困ったエディスが見下ろすと「一緒に寝てくれないんですか」と意地の悪い笑みを浮かべたレウに問われる。
「あ、や、でも」
「俺に行くなって言うなら、アンタだって他の奴の所に行くなよ」
肩を掴んで引き下ろされ、抱き枕代わりに抱えられてしまう。足を絡められて動揺したエディスの腰に手を回したレウは、「早く大人になってくださいよ」と囁きかけた。
頭の中にまたあの声が響く。
フェリオネルが発生させた竜巻はギジアを巻き込み、猛然とした勢いで雷を弾けさせながら飛んでいく。今だと竜を駆って逃げ出した。正面から挑んで、無傷で済む相手ではない。特に、レウの容体が悪い今は。なにせ、相手の狙いはレウなのだから。
「雪が少ないのはガウル山脈の方です! 急ぎましょう」
息を切らせながらフェリオネルが先行する。エディスは殿を務めながら、大男を二人も乗せているブラックドラゴンを励ました。
一晩中ドラゴンを飛ばして、ようやく落ち着けたのはアリステラを出てから二日目の夕方だった。
「そろそろ休もう。なにかあれば俺が責任を持つ」
フェリオネルは衰弱していたし、アイザックもまだそこまでドラゴンに慣れていないのか神経をすり減らしているのが目に見えていた。
リスティーから教わった周囲から姿を隠せる魔法を唱え、体を温めるために火をおこす。アイザックがトリエランディアから借りたという天幕を張り、中にレウを寝かせてから出てきた。
「飯作るまでアイザックも寝てろ」
だが、そう言うと謝りつつも戻っていく。すぐにがーがーと鼾が聞こえてきて、くすりと笑ってしまう。
「エディス様」
そこらの打ち倒されていた木に腰かけていたエディスの元にフェリオネルが来た。近くから狩ってきた兎を捌きながらなにかと問うと、彼は俯く。兄のレイヴェンから少々内気なのだと聞いていたエディスは鍋を作る手を止めず、話しだすのを気長に待つ。
「……僕なんかでよかったんですか」
王の竜騎士だなんて、身に余ります。とネックレスに手を触れながら呟く。
「お前のことならずっと見ていた」
ビスナルク教官の訓練を逃げ出したことないだろと言うと、怖かっただけですとぼそぼそ自信なさげに口にする。ギジアに立ち向かっていった時の威勢はどこに捨ててきたのかと、エディスは目を丸くした。
「僕は兄さんみたいに優秀でもないですし、アーマーみたいに努力家でもありません。平々凡々で劣るとずっと言われてきました」
魔法に秀でた北、能力者を多く輩出する西、武勇の南。一芸に秀でた者が多い他の地区と比べると東部は引けを取るからか、訓練ばかりをする。任務がなければとかく訓練、訓練、訓練。
だからこそ規則正しく、研ぎ澄まされた技量を持っている者が多いとエディスは思っている。
「他人の評価で自分を語るな。これからの功績で変えてみせろ」
それだけだと断じたエディスに、フェリオネルは顔を上げ、また項垂れた。
お前の努力はいつか報われるよ。従えているドラゴンは白魔の紅蓮龍と呼ばれる希少な種族で、滅多なことでは人に懐かない。自分よりも弱いと見做した主を食い殺すことも多々ある。それを馴らしているのだ、誇れと言うのは簡単だがエディスの言葉だけでは信じられないだろう。
「……ありがとうございます」
実際に、自分で奇跡を起こすまでは。
「はあ~~~~っ、久しぶりに腹いっぱい食べました!」
少佐の手料理を食べられて元気にならないはずないですと声を弾ませるアイザックに、薬草を揉みこんだ兎肉を煮ただけだと苦笑いする。塩もなにもないから、空腹を最大の調味料にしているだけだ。
「フェリオネルも食べろよ」
「はい。……あの、契約の武器なんですけど。使うと魔力を大量に消耗するみたいです」
「必殺技みたいですね!」
アイザックが言う通りだ。レウはもう二日もほとんど寝っぱなしだし、本能的に押さえて使ったフェリオネルでさえ顕著に疲れが出ている。
「食ったらしっかり寝ろ」
俺はレウの様子を見てくる、と元来小食なエディスは席を立つ。
「俺が寝ずの番をするので、レウの所で一緒に寝てください。あの天幕、トリエランディア大将から借りた魔道具なんです」
温かいですよと言われた通り、天幕の中は暖房でもつけたようだった。しかも床が分厚くて、ベッドのような心地で寝られそうだ。
奥に寝かされているレウの隣に寝ころんで、容体を見る。ここまでの道中、何度か起きてアイザックと言葉を交わしていたようだったが、しっかり起きている姿は見なかった。
不安で胸が潰れそうになる。自分が倒れた時もこんな想いをさせていたのかと思い、過去の行動だって反省した。腕の中に入り込んで抱きしめる。とく、とくと心音が伝わってきて涙が出そうになった。
レウを失くしたくない。シルクの時のような想いをするのは嫌だ。
「好きだ……」
溢れだした気持ちを止められず、エディスは胸元に擦り寄る。
傍にいろ、いなくなるな。嫌うな、捨てないでくれーー……家族がいないエディスは無償の愛というものを受けたことがない。だから人のことも、その愛も信じられなかった。こんな自分が恋をして意味があるのだろうかと。
なのに、レウといると際限なく悪い人間になっていく。一人占めしたくて、嫉妬で狂いそうだ。
「レウ、そろそろ起きろよ」
腕をついて上体を起こし、眠るレウに口づける。僅かな間を置いて、すぐに離れた。
――すると、レウの目が開く。驚いて離れようとしたが、項に手を当てられて引き寄せられる。
「ん、んぅ……っ!?」
抑え込んできたレウに口づけられ、声が漏れ出た。
誰かと――ギジアと間違えているのかと何度も離れようと腕を突っ張るが、その度に頭を抑え込まれて口を合わされる。苦しくて開けた口の中にレウの舌が入り込んできて、引っ込めた舌を絡め取られた。舌が痺れる程に吸われ、溢れた唾液を飲みこまれて、恥ずかしさで憤死しそうだった。
「あ……っ、はぁ……」
唇を離してもらえた時には息絶え絶えになってレウの上に凭れかかる。
「なに、人の寝込み襲ってるんですか……しかも泣いてるし」
これくらいで死ぬかよと吐き捨てながら首を撫でてくるレウに、泣き声が出る。
「だってお前起きないし。ギ、ジアが」
「あー……怪しいなとは思ってたけど、アイツとんでもない奴だったな」
アンタ怪我してないかと腕を触って確認してくるレウに、「どこにも行くなよ」と弱音が出ていく。圧し掛かっているエディスの頭と背中に手を回して、レウはまたそれですかとため息を吐いた。
「なんで、そんな怯えてんだよ。俺がアンタを見限ってアイツの所に行くとでも?」
なにが起因だと訊いてくるレウに、自分が赤子の時に捨てられたのだと口にする。
「いやいや、それって母親じゃなくてキシウ・ティーンスに拉致された事件のことだよな。アンタ捨てられたんじゃなくて、敵に邪魔だからって売っ払われたんだよ」
俺をそんな犯罪者と一緒にするなと言われ、ごめんと謝った。
「マジで顔はすっげえ美人だな……普通は泣いたらブッサイクになるだろ」
いい加減にしろと言われ、エディスはぽろぽろと涙をレウの上に落とす。「……くそっ」という声が聞こえてきて、ごめんと言うとレウに押し倒された。
「違う。その、悪かった」
なにを謝っているのか分からずにただ見上げていると、気まずそうな顔で「襲ったのは俺だろ」と眉間に皺を寄せる。
「誰かと間違えたのか?」
「間違えるか! 子ども相手に盛って後悔してんだよ」
後悔したのか、と胸が痛んだ。やはり、自分はレウに好かれていないのだ。
「まあ、魔力を譲ってもらえて元気は出ましたけど」
「え。キスで?」
「アンタ魔力の塊かってくらいあるからじゃないですか」
そういうことかと納得すると同時に、空しささえ溢れ出てくる。
「じゃあ、フェリオネルにもやってくる……アイツも魔力切れみたいだから」
レウの腕の中から這いずり出ようとすると、その方向に倒れ込んできて進路を塞がれた。なら反対側にと手を突いて体を起こすと、手を握って引き留められてしまう。
どうしてこんなことをするんだと、困ったエディスが見下ろすと「一緒に寝てくれないんですか」と意地の悪い笑みを浮かべたレウに問われる。
「あ、や、でも」
「俺に行くなって言うなら、アンタだって他の奴の所に行くなよ」
肩を掴んで引き下ろされ、抱き枕代わりに抱えられてしまう。足を絡められて動揺したエディスの腰に手を回したレウは、「早く大人になってくださいよ」と囁きかけた。
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