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✩.*˚第5章 並行世界の未来にいるふたり
☆並行世界の未来にいる結愛
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クリスマスイブの日の夜、二階の自分の部屋で本を読んでいると、不思議なメールが突然来た。
『初めまして! 過去の結愛です。今あなたは、何をしていますか? 横には誰がいますか? 私は今、幸せです!』
何これ……怖い!
そして、家のチャイムがなった。
こんな時間に誰だろう。
メールとの相乗効果で怖さが増す。
こっそりカーテンの隙間から、外を覗いたけれど、誰なのか見えなくてよく分からない。
もう一度チャイムがなる。
階段を下りて、リビングにあるインターホンのカメラでそっと確認してみた。
えっ? 悠真とマロン??
急いで玄関のドアを開けた。
「ひ、久しぶり」
緊張した雰囲気の悠真。
「久しぶり……ってか、どうしたの?」
「いや、なんか、会いたくなって」
「えっ?」
「寒いでしょ? とりあえず上がって」
「あ、ありがとう」
そわそわしながら玄関に入ってきた悠真。
悠真は中学の時よりも大人になっていて、カッコよくなっていた。
久しぶりに会ったマロンもますます美人になっていて。
抱っこさせてもらう。
「可愛い! 会えてすごく嬉しいよ!」
ギュッとしてマロンの匂いをかいだ。
犬の匂いというかマロンの匂い、好きだな。
マロンを膝に乗せて床に座った。
毛並みを整えるように彼女をなでながら、私は悠真に聞いた。
「ねぇ、悠真、本当にどうしたの?」
私が質問した瞬間、悠真のスマートフォンの音が鳴る。
「ちょっと待って!」
悠真が質問に答えずに画面を見る。
「よし! 行くぞ! 暖かい格好してきて」
「はっ?」
突然何?
全く意味も分からないまま私は急いで準備をして、家を出た。
外に出ると、タクシーが来ていて、ふたりと一匹は乗った。
「すみません! この場所までお願いします!」
運転手にスマートフォンを見せている悠真。
「ねぇ、どういうこと? どこに行くの?」
「ずっと昔から結愛に見せたかった景色があるんだ!」
いきなり連れていかれる。
なんだろう、この状況。
多分、悠真じゃなかったらついて行かないな。
だって、彼はそんなことをしないタイプだったから。きっと、何か理由があるんだと思う。
タクシーの運転手さんがたまに話をしたぐらいで、ほぼ無音のまま車は走り、どこか分からない場所に着いた。
タクシーを降りる。
「この奥だ……。すみません! そんなに時間がかからないと思うので、ここで待っててもらっても良いですか?」
タクシーの運転手にそうお願いをした悠真は「おいで!」と私に手招きをしてきた。
とりあえず、マロンを抱っこしながら後をついていく。
小道に入り、抜けると、辺り一面うっすらと雪が積もっている丘に辿り着いた。
空で瞬きをしている星たちがたくさん、キラキラと踊っている。
すごく綺麗!
「ここね、俺の好きな場所なんだ」
「そうなんだ! 本当に綺麗な場所だね!」
「……結愛!」
「はい!」
立って向かい合わせな状況になった。
なんでだろう。悠真、すごい真面目な顔をしている。
「結愛、きちんと聞いて?」
「うん」
ゆっくり深呼吸した悠真は、丁寧にその言葉をくれた。
「小さい頃から、ずっとずっと、大好きでした!」
「えっ?」
思いがけない、いきなりの告白。
暗いけれど、かすかに見える悠真の瞳が濡れてきた。
「あっ、返事はいらないよ! ただ伝えたかっただけだから。それに、結愛、きっと彼氏いるしょ?」
「……いないよ」
「はっ? マジで?」
「うん」
「陸、陸は? もう付き合ってないの?」
「中学卒業した後、すぐに別れたよ!」
「そうなんだ……。あ、あのさ!」
「ん?」
「じゃあ、付き合ってもらえたり、する? しないよね……いや、いきなり何言ってるんだろう、ごめん」
彼はあせっている。
悠真と最後に会ったのは、中学卒業の時。それ以来だから、三年ぶりぐらい?
改めて悠真のことをじっくり見ると、あの時よりもすごく身長が伸びていた。顔つきも大人っぽくなっていて。
ふわっと、小さな頃の悠真を思い出す。
表向きは、どんって構えているように見えて、でも心は繊細で。
悠真は、悠真のお父さんが家から出ていった後、ぽつりと私に聞こえるように呟いていた。
「父さんに、好きだって伝えたかったな」って。
お父さんにも言えなかった“好き”。
小さい頃から私のことを好きでいてくれたってことは、もしかして私に初めて『好き』って言ったのかな? いや、他の人にも言ってるかもしれないけれど。
でも、悠真はきっとその言葉、軽はずみには言えないよね。
私は、悠真が私にくれたその言葉を、私の心の宝箱に、ずっと大切に閉まっておきたいと思った。
「付き合うの、いいよ! よろしくお願いします」
私は丁寧に答えた。
その時の驚いた彼の表情。とても大きく目を開き、初めて見た表情だった。多分一生忘れない気がする。
告白を受け入れた理由。それは、悠真が私に対して思ってくれているような“好き”を、私も同じように彼に対して思えるようになるなって感じたから。そう、私の気持ちがすぐ彼の気持ちに追いつける気がした。
ふたりで照れた空気をまといながら、少しだけぼんやりと景色を眺めた。
「そろそろ行かないとね! 運転手さん、待たせてるよね!」
私はここからは見えないタクシーの方向を向く。
「もう少しだけ、ここにいたいな」
彼は言った。
なごり惜しそうな悠真の表情。
「もう少しだけ、ね!」
その場に座った。すると「ちょっと立ってもらえる?」と悠真は言い、自身のマフラーを外し、私が座ろうとした雪の上に置いた。
「雪で結愛、濡れちゃうからこれ使って?」
「あ、ありがとう! 悠真も座る?」
「いや、俺は立ってるよ!」
そんな会話をした後、何となく見つめ合う。
「ねぇ、どうして急に家に来て、告白してきたの? すごくびっくりしたよ」
本当に不思議だった。
いきなり、ここに連れてこられて、告白されて。何年も音信不通だったのに。
「過去の自分に、勇気をもらったんだ」
「過去の自分?」
「うん、実はね……」
過去の自分が使っていたスマートフォンのメールアドレスに、過去の自分と連絡をとりたいと考えながらメールを送ってみたら、実際に送信出来たことを話してくれた。それからその過去の彼とメールをやりとりして。メールをしたことによって、過去の悠真はどんどん変わっていき、なんと過去の彼は過去の私に告白したらしい。
嘘みたいな話だけど、悠真の話し方はとても真剣で。きっと全部真実だと思う。
「詳しく話すと、もっと複雑なんだけどね。近いうちに話すよ!」
「うん、気になるから聞かせてね? ていうか、こういうお話って、信じてもらえないなって思ったりして、言いずらくない? 大丈夫?」
「いや、結愛なら信じてくれるかなって思った」
「そっか! 教えてくれてありがとね」
幼なじみって不思議。
久しぶりに会って、こうやって並んでも、安心する。
「あっ、そっか!ってことはあれって……」
「結愛、どうしたの?」
「ん? ちょっとそこでじっとしてて?」
「う、うん」
私は、立つと、悠真から離れた。
スマートフォンで悠真と星空を撮る。
そしてその写真を添えて、さっき来た謎のメールに返信した。
『私も今、悠真といます!(*^^*)』。
『初めまして! 過去の結愛です。今あなたは、何をしていますか? 横には誰がいますか? 私は今、幸せです!』
何これ……怖い!
そして、家のチャイムがなった。
こんな時間に誰だろう。
メールとの相乗効果で怖さが増す。
こっそりカーテンの隙間から、外を覗いたけれど、誰なのか見えなくてよく分からない。
もう一度チャイムがなる。
階段を下りて、リビングにあるインターホンのカメラでそっと確認してみた。
えっ? 悠真とマロン??
急いで玄関のドアを開けた。
「ひ、久しぶり」
緊張した雰囲気の悠真。
「久しぶり……ってか、どうしたの?」
「いや、なんか、会いたくなって」
「えっ?」
「寒いでしょ? とりあえず上がって」
「あ、ありがとう」
そわそわしながら玄関に入ってきた悠真。
悠真は中学の時よりも大人になっていて、カッコよくなっていた。
久しぶりに会ったマロンもますます美人になっていて。
抱っこさせてもらう。
「可愛い! 会えてすごく嬉しいよ!」
ギュッとしてマロンの匂いをかいだ。
犬の匂いというかマロンの匂い、好きだな。
マロンを膝に乗せて床に座った。
毛並みを整えるように彼女をなでながら、私は悠真に聞いた。
「ねぇ、悠真、本当にどうしたの?」
私が質問した瞬間、悠真のスマートフォンの音が鳴る。
「ちょっと待って!」
悠真が質問に答えずに画面を見る。
「よし! 行くぞ! 暖かい格好してきて」
「はっ?」
突然何?
全く意味も分からないまま私は急いで準備をして、家を出た。
外に出ると、タクシーが来ていて、ふたりと一匹は乗った。
「すみません! この場所までお願いします!」
運転手にスマートフォンを見せている悠真。
「ねぇ、どういうこと? どこに行くの?」
「ずっと昔から結愛に見せたかった景色があるんだ!」
いきなり連れていかれる。
なんだろう、この状況。
多分、悠真じゃなかったらついて行かないな。
だって、彼はそんなことをしないタイプだったから。きっと、何か理由があるんだと思う。
タクシーの運転手さんがたまに話をしたぐらいで、ほぼ無音のまま車は走り、どこか分からない場所に着いた。
タクシーを降りる。
「この奥だ……。すみません! そんなに時間がかからないと思うので、ここで待っててもらっても良いですか?」
タクシーの運転手にそうお願いをした悠真は「おいで!」と私に手招きをしてきた。
とりあえず、マロンを抱っこしながら後をついていく。
小道に入り、抜けると、辺り一面うっすらと雪が積もっている丘に辿り着いた。
空で瞬きをしている星たちがたくさん、キラキラと踊っている。
すごく綺麗!
「ここね、俺の好きな場所なんだ」
「そうなんだ! 本当に綺麗な場所だね!」
「……結愛!」
「はい!」
立って向かい合わせな状況になった。
なんでだろう。悠真、すごい真面目な顔をしている。
「結愛、きちんと聞いて?」
「うん」
ゆっくり深呼吸した悠真は、丁寧にその言葉をくれた。
「小さい頃から、ずっとずっと、大好きでした!」
「えっ?」
思いがけない、いきなりの告白。
暗いけれど、かすかに見える悠真の瞳が濡れてきた。
「あっ、返事はいらないよ! ただ伝えたかっただけだから。それに、結愛、きっと彼氏いるしょ?」
「……いないよ」
「はっ? マジで?」
「うん」
「陸、陸は? もう付き合ってないの?」
「中学卒業した後、すぐに別れたよ!」
「そうなんだ……。あ、あのさ!」
「ん?」
「じゃあ、付き合ってもらえたり、する? しないよね……いや、いきなり何言ってるんだろう、ごめん」
彼はあせっている。
悠真と最後に会ったのは、中学卒業の時。それ以来だから、三年ぶりぐらい?
改めて悠真のことをじっくり見ると、あの時よりもすごく身長が伸びていた。顔つきも大人っぽくなっていて。
ふわっと、小さな頃の悠真を思い出す。
表向きは、どんって構えているように見えて、でも心は繊細で。
悠真は、悠真のお父さんが家から出ていった後、ぽつりと私に聞こえるように呟いていた。
「父さんに、好きだって伝えたかったな」って。
お父さんにも言えなかった“好き”。
小さい頃から私のことを好きでいてくれたってことは、もしかして私に初めて『好き』って言ったのかな? いや、他の人にも言ってるかもしれないけれど。
でも、悠真はきっとその言葉、軽はずみには言えないよね。
私は、悠真が私にくれたその言葉を、私の心の宝箱に、ずっと大切に閉まっておきたいと思った。
「付き合うの、いいよ! よろしくお願いします」
私は丁寧に答えた。
その時の驚いた彼の表情。とても大きく目を開き、初めて見た表情だった。多分一生忘れない気がする。
告白を受け入れた理由。それは、悠真が私に対して思ってくれているような“好き”を、私も同じように彼に対して思えるようになるなって感じたから。そう、私の気持ちがすぐ彼の気持ちに追いつける気がした。
ふたりで照れた空気をまといながら、少しだけぼんやりと景色を眺めた。
「そろそろ行かないとね! 運転手さん、待たせてるよね!」
私はここからは見えないタクシーの方向を向く。
「もう少しだけ、ここにいたいな」
彼は言った。
なごり惜しそうな悠真の表情。
「もう少しだけ、ね!」
その場に座った。すると「ちょっと立ってもらえる?」と悠真は言い、自身のマフラーを外し、私が座ろうとした雪の上に置いた。
「雪で結愛、濡れちゃうからこれ使って?」
「あ、ありがとう! 悠真も座る?」
「いや、俺は立ってるよ!」
そんな会話をした後、何となく見つめ合う。
「ねぇ、どうして急に家に来て、告白してきたの? すごくびっくりしたよ」
本当に不思議だった。
いきなり、ここに連れてこられて、告白されて。何年も音信不通だったのに。
「過去の自分に、勇気をもらったんだ」
「過去の自分?」
「うん、実はね……」
過去の自分が使っていたスマートフォンのメールアドレスに、過去の自分と連絡をとりたいと考えながらメールを送ってみたら、実際に送信出来たことを話してくれた。それからその過去の彼とメールをやりとりして。メールをしたことによって、過去の悠真はどんどん変わっていき、なんと過去の彼は過去の私に告白したらしい。
嘘みたいな話だけど、悠真の話し方はとても真剣で。きっと全部真実だと思う。
「詳しく話すと、もっと複雑なんだけどね。近いうちに話すよ!」
「うん、気になるから聞かせてね? ていうか、こういうお話って、信じてもらえないなって思ったりして、言いずらくない? 大丈夫?」
「いや、結愛なら信じてくれるかなって思った」
「そっか! 教えてくれてありがとね」
幼なじみって不思議。
久しぶりに会って、こうやって並んでも、安心する。
「あっ、そっか!ってことはあれって……」
「結愛、どうしたの?」
「ん? ちょっとそこでじっとしてて?」
「う、うん」
私は、立つと、悠真から離れた。
スマートフォンで悠真と星空を撮る。
そしてその写真を添えて、さっき来た謎のメールに返信した。
『私も今、悠真といます!(*^^*)』。
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