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7. まりあの秘密ノート 1

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 おひさまにっこり、ぽかぽか陽気のある日にまりあはまりあとなりました。

 腕の中には大好きな愛しのチマくん…精液べっとべと、きったない白濁がお尻の穴にてんこ盛り。感激も束の間にまりあは彼を担いで、お風呂場へとすっ飛んで行きました。


 足利 真、ド変態のむっつりスケベ。まりあはいつの日からか真の中で、真と共に過ごしてきました。でも、一度だって外に出たことはありません。だって真の身体は、まりあの身体とは大違いだからです。

 まりあはボンキュッボンのお人形さんみたいな体型なのに、こいつときたら…男の中の男、ワンピースなんて絶対着れないような恰幅の良さに、まりあは死んでも外に出るもんかと歯を食いしばっていました。
 時々すごい力で後ろから押され、顔を出しそうになることは何度かありましたが、自分のことは自分でなんとかしなさいよってまりあは中にしがみついていたのです。

 でも、真はそんなことは知りません。まりあは真のことを知っているのに、彼はまりあのことを知らないのです。まぁ、その方が都合がいいでしょう。ごちゃごちゃ言われたら鬱陶しいし。

 彼が何を考えているのかはわかりませんが、彼の見る世界はなかなか面白いもので、退屈はしませんでした。というのも、彼は下着会社の社長。周りには可愛いものがいつも沢山並んでいました。
 それに真は男性が好きなようで、ちらちらと彼等を追いかけるその目線は、口元や腰周り、はたまたお尻だったり…そういうアダルトビデオを見始めた時には、いよいよ少し呆れてしまいましたが。
 別に好きなのは構いません。でも、その癖の歪みように一生一人でやってろと思ったものです。

 まりあは段々心配になってきました。彼は思い込みが激しいし、精神的に少々不安定なようだから…なおさらです。
 面食いの年下好き、おまけに明るくて優しい子が好きなわけです。寝言は寝て言えという話ですが、万が一そんな子に出会ったら掴んで離さないでしょう。

 彼は愛に飢えているようです。両親を早々に亡くし、家に残っているのはご老体の執事ただ一人…時々、夜中に小さな子供のように泣き出すのをまりあは知っています。
 彼の癖は理解に苦しみますが、ちょっとだけ可哀想な気もします。


 そんなある日のこと、とうとうその時はやってきました。チマくんっ、チマくんとの運命の出会いです!!

 まりあは真の中でうっとりとなりました。子犬、それもトイプードルのようなチマくんには母性を激しくくすぐられ、まりあのおっぱいをごくごく飲んで欲しいと思いました。ハァあぁっ…なっ、なんて可愛いのかしら…!抱っこ紐でくくりつけて、まりあから離れないようにしないと…
 
 真もチマくんに心を奪われたようでした。暇さえあればチマくんのストーカー…好都合です。タイミングを見計らい、真の身体を乗っ取ってやる。それで、まりあがチマくんに愛されるのっ♡うふふっ、そうよ、そうしましょ。

 そうやってまりあはまりあとなり、真はまりあの中で深い深い眠りにつきましたとさ。おやすみ…永遠にね。
 心の弱い真を乗っ取るのは簡単でした。まりあは平気で、何よりチマくんのお嫁さんにならないといけないので、くよくよなんてしていられません。
 それに最後は美味しい思いをさせてあげたから、真もきっと満足しているでしょう。…でも、チマくんには悪いことをしちゃったな。いきなりお尻の穴にねじこまれて、かなり痛かったに違いありません。ごめんね、真の代わりにまりあが謝るね。

 気を失っているチマくんをお風呂場で清めると、身体を拭いて新しい服を着せ、ベッドの上に寝かしつけて…とても幸せな時間でした。なんだかすっかり彼女にでもなった気分です。だからつい、そのぷるぷる唇に…きゃっ♡ちゅうをしちゃいました。

 まりあは恥ずかしさでジタバタとなります。もしかして、今ので妊娠したんじゃない…!?キャーッ!!!
 まりあとチマくん、そして赤ちゃんの騒がしくも温かな家庭…欲しいっ、絶対に欲しいぃッ!いや、必ずモノに…してやる。ギリリと固く拳を握りしめます。
 
 まりあはずっと、生まれてからずーっと真の中だけで生きてきました。自分の足で歩いたことなんて、一度だってありません。
 でも、歩くと疲れるということは知っています。知らないのに、知っている。…奇妙ですね。まりあって一体、何なのでしょう…何万回と首を傾げたものです。

 ボンキュッボンの永遠の18歳のはずなのに、誰もまりあに声をかけてはくれません。ハンカチが落ちていても、それを伝える術がありません。みんな自分の身体を持っているのに、まりあにはそれがないのです。

 だから、見ていました。ただひたすら、ジーッと。猛り狂う荒波のような衝動が、まりあの重い背中をドンと押してくれるのを期待して。
 まりあは強いけど、弱いのです。自信があるのに、自信がありません。真とは違うのに、真と同じでした。だから、チマくんに惹かれたのだと思います。

 いつもニコニコ、チマくんはお星様みたいにキラキラ輝いています。不安なんてどこかへ吹き飛び、これでいいんだって笑顔になれる。そばにいてくれたら、どんなに辛いことがあったってきっと乗り越えられる…そうは思いませんか?
 
 いつまでも臆病なままではいられません。星の王子様は捕まえに行かないと、まりあの胸には落ちてこないから。彼はまりあの希望の星でした。
 これからは愛し愛され、幸せな人生を歩んでいくのです。清らかな乙女の願いを胸に、まりあは天に祈ります。

 そうしてふと、気づくのです。鏡に映り込んだその姿に…まりあは絶叫しました。


 そっ、そうだった…い、今の、まりあは…っ…足利 真ぉぉ!!!

 こっ、こんな無精髭ぇありえないッッ!髪だって短いしっ、身体中もじゃもじゃァアア!そう、真って毛深いのよっ、ほんっと信じらんないっ…汚らわしいっ!
 このままじゃチマくんに嫌われちゃうっ…いやっ、それだけは絶対に嫌っ…なんとかしないとォオォ!!
 

 まりあは泣きながら真の屋敷に駆け込みました。絶対に迎えに来るから、それまで待っててね…という言葉を、スヤスヤ眠るチマくんの耳元に添えて。

 真の家の者は少し変わっています。唯一勤める執事の名は司辻…シツジといいますが、この執事が不気味でした。
 真のことを心から崇拝しているようで、歯向かう素振りなんて一度だって見たことがありません。いつもニコニコ、坊ちゃん坊ちゃん…だからといって相当人がいい、というわけではないようです。

 チマくんに恋焦がれる真のために、シツジが用意したものといえば…お楽しみ用の大人のおもちゃから始まり、怪しげな薬やもろもろの拘束具、摩訶不思議な防音部屋、そして…婚姻届。敵に回すと恐ろしいですが、味方となれば頼もしい男です。まりあは賭けをすることにしました。生きるか死ぬか、思い切ってありのままを打ち明け、受け入れてもらうのです。
 ただ、その返答次第ではまりあの頭の中を空っぽにしないと…そんなことを思っていました。

 最初こそシツジは驚いた顔をしており、まりあも身体に力が入っていきました。けれどやがてその顔がにこりと笑ったので、まりあは首元に置いていた手と共に胸を撫で下ろします。これで誰も傷付けることなく、幸せの道を歩いて行けます。

 そうとなればさっそくまりあは自分磨きに励みました。綺麗だね、大好きだよってチマくんに撫でて欲しいからです。まずはこのムダ毛を一掃しないと。

 その甲斐があり、つるつるになった真の身体を鏡でまじまじと見つめます。げぇ、ブっとい大根みたいなチンポっ。しかもこの体型じゃあ、可愛いお洋服なんて…

「大切なのは心ですぞ、まりあ様。それに、チマ様はとても大きな器の持ち主なのでしょう?真正面からぶつかってゆけば、きっとお気持ちは伝わりますとも」

 その言葉にドンッと背中を押され、まりあは夢にまで見たワンピースに腕を通しました。そうよっ、気持ちよ気持ち。優しいチマくんなら、どんなまりあも可愛いってきっと言ってくれるはず!
 
 ワンピースは手作りです。真も手先が器用ですが、まりあだって負けていません。
 そうそう、真はチマくんに女物の下着を着せたがっているようでした。…は?何、寝ぼけたこと…言ってんの?

 結論は出ています。大っ・反・対ッッ!!…ですよ。チマくんには、おむつとよだれかけって決まってんのッッ!!!
 

『ぅぅ…ぁん…ま、ママぁ…よっ、よしよし、して…ほしい…でちゅ』

 あぁん…ハァッ…チマくんは赤ちゃんですッ…その可愛さは、赤ちゃんのようにまるで無条件…!

 身体中を真っ赤にして、親指をちゅうちゅう咥えるその姿…二人のベビたんができるまでは、チマくんがまりあの可愛いベビたんです…♡
 下半身には突如として真が出現し、もうギンっギンのバッキバキ、その赤黒い大根には青筋がピキピキ浮き出ています。これをグロテスクと表現する以外、なんといい表しましょうか。 

 せっかく履かせてあげたおむつもずり下ろして、まりあは彼と共に悲鳴を上げながら一つとなります…はぁ 可愛い、なんて可愛いのかしら…絶対に離さないわ、絶対に。
 たとえ離れ離れになっても、まりあは命懸けで彼を取り戻します。そして、可愛いピンクのおリボンでキュッと手足を結んであげるの。赤ちゃんだからね…よちよちとどこかへ行ってしまっても、目を離したまりあが悪いんだわ。チマくんは何も悪くないの、そう…何も。その無垢な身体で、ただまりあの愛を受け止めてくれたらそれでいいのです。

 そうとなればおしゃぶりでしょ、がらがらにゆりかご、ぬいぐるみちゃん、"ぴよこクラブ"も買わなくっちゃ!…あっ、いっけない。"セクシィ"もね♡
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