3 / 7
(3)
しおりを挟む
ふたりは、「いつも」はしないことについて考えて、プレゼントを渡し合うのはどうかという結論に至った。
無論、幼馴染という間柄で、今まで親しくしてきたミリセントとダニエルは、お互いにプレゼントを贈り合った経験はある。
しかしそれは「日常」ではなく、「非日常」のイベント。それをあえてなんでもない今やってみることで新鮮味を引き出し、「恋愛」へと繋がる刺激を引き出せないかとふたりは画策したわけであった。
そういうわけで、ふたりは「『いつも』は相手にしないプレゼントを贈り合う」という制限を設けた。「いつも」通りではダメなのだ。ふたりの考える「恋愛」は「非日常」に繋がっているのだから、「いつも」通りでは企図した効果が見込めないだろう。
ダニエルとの「お出かけ」から一週間後にプレゼントを贈り合う、と期限もしっかりと設定したところでふたりは解散した。と言ってももちろん現地解散ではなく、ダニエルはミリセントをしっかりと家まで送って行った。
ちょうど家にいたミリセントの母親は、わざわざ玄関ポーチにまで出てきてダニエルに礼を言ったあと、ミリセントからあれこれと今日の「お出かけ」について聞き出したがっていたが、ミリセントはほとんど流してしまった。
プレゼントの贈り合いを提案したのはミリセントだ。言い出しっぺである手前、当たり前だが「いつも」通りのものや、それに近しいものなんて贈れはしない。
かと言って、突飛な物を贈るのではミリセントが想像する「恋愛」からはほど遠い気がした。やはり、相手のことを思って、よく考えてプレゼント選びをするのが「恋愛」関係にある者同士としては正しい姿ではないだろうか? いずれにせよ、独りよがりはよくないだろう。
ただそうなると、どうしてもプレゼントの幅は狭くなる。
唯一の救いは、プレゼントの相手が幼いころからよく知るダニエルであるという点だ。ミリセントは彼が嫌いな物、苦手とする物については当然把握していたから、ひとまず消極的な選択ではあったものの、それらを避けてプレゼントを絞り込んで行くことにした。
そうして選んだのは、プレゼントとしては定番だが、ミリセントがダニエルに贈ったことのないもの――
「ハンカチだ」
「わたしの刺繍入りのね」
お小遣いで買った真っ白なハンカチーフに、これまたお小遣いをはたいて買った刺繍糸で花のワンポイントを縫い付けたプレゼントである。
プレゼントとしては先に述べた通りに定番で、面白み、みたいなものはないだろう。けれども相手が日常使いできるものを贈るほうが、なんだか「それ」っぽいかなとミリセントは思って、特別得意でもない手芸ごとと格闘し、花の刺繍を縫い付いたわけである。
「汗を拭くのにでも使えるかなって。ダンはよく庭に出るでしょう」
「そうだね。たしかにハンカチはよく使うけど、でもこれはもったいなくて使えないかな」
「ええ、贈ったんだからちゃんと使ってよ」
ダニエルの趣味は園芸である。土いじりとも言い換えられる。ミリセントにはなにをしているのかまでは理解できていないのだが、彼が家の庭や温室で黙々と作業をするのが好きだということは昔から知っていた。
花の交配だの、接ぎ木だの剪定だのといった領域となるとミリセントにはちんぷんかんぶんだったが、外で作業をするのならハンカチーフは無駄にならないだろうということくらいは、かろうじて想像することができた。
ダニエルの喜びが隠せていない横顔を見ると、針や刺繍糸と格闘した甲斐があったものだとミリセントは鼻高々半分、ほっと安堵すること半分であった。
「ダンは?」
ダニエルがいつまでもきらきらとした目でプレゼントされたハンカチーフを眺めていたので、さすがのミリセントも恥ずかしくなって彼をせっついた。
途端に、ダニエルの顔が少し曇った。理由まではもちろんわかりはしないのだが、きっと彼のそれは杞憂に終わるだろうことはミリセントにはわかりきっていた。ダニエルは心優しい反面、繊細すぎるきらいがある。
そんな風にダニエルの心に雲がかかったとき、それを吹っ飛ばすのがミリセントだった。
「これ、なんだけど」
「マフィン?」
「ハーブマフィン、て言えばいいのかな? ローズマリーとかを使った、あんまり甘くないマフィン」
「……もしかして、ダンが作ったの?」
「うん……。と言ってもうちの料理人に見てもらって作ったものだけれど。このあいだ食べたハーブ入りのパンをミリーが気に入ってたのを見て……。砂糖はあんまり使ってないから、ミリーでも食べられると思う」
「え、すごい!」
ミリセントはおいしいものを食べること自体は好きであったが、残念ながら生来から甘いものはあまり得意な部類ではなかった。幼馴染であるダニエルはもちろんそのことを知っている。
加えて、このあいだの「お出かけ」で立ち寄った街のパン屋で食べたハーブ入りのパンを、ミリセントが気に入っていたことを勘案し、ハーブマフィンを作るという選択をしたのだろう。
紙袋に入れられたハーブマフィンを前に、ミリセントは「しまったな」と思った。
「なんかかかった労力に差がある気がする……。わたし、既製品に刺繍しただけだし」
「え? でもミリーって刺繍とか得意じゃないでしょう」
「そうだけど……」
「ミリーのほうが得意じゃないことに挑戦していて頑張っていると思うけど」
「でもダンだって普段は料理しないでしょう」
「そうだけど」
結論の出ない言い合いのようなものに突入してしまいそうな気配を察知し、ミリセントはわざと話題を変える。
「うーん……プレゼントの渡し合い、いい案だと思ったけど、非対称性が出ちゃうのはちょっと困るかも」
「……でもなにを贈るか先に言ったら楽しみとかなくなっちゃうしね」
「相手の好みから外れないのはそれはそれで長所だとは思うけど。――そうだ。今度はこういう差が出ないものにしよう!」
「それって難しくないかな」
「今度は大丈夫だと思う。――流行りのロマンス小説を読んで感想を言い合うだけだから」
無論、幼馴染という間柄で、今まで親しくしてきたミリセントとダニエルは、お互いにプレゼントを贈り合った経験はある。
しかしそれは「日常」ではなく、「非日常」のイベント。それをあえてなんでもない今やってみることで新鮮味を引き出し、「恋愛」へと繋がる刺激を引き出せないかとふたりは画策したわけであった。
そういうわけで、ふたりは「『いつも』は相手にしないプレゼントを贈り合う」という制限を設けた。「いつも」通りではダメなのだ。ふたりの考える「恋愛」は「非日常」に繋がっているのだから、「いつも」通りでは企図した効果が見込めないだろう。
ダニエルとの「お出かけ」から一週間後にプレゼントを贈り合う、と期限もしっかりと設定したところでふたりは解散した。と言ってももちろん現地解散ではなく、ダニエルはミリセントをしっかりと家まで送って行った。
ちょうど家にいたミリセントの母親は、わざわざ玄関ポーチにまで出てきてダニエルに礼を言ったあと、ミリセントからあれこれと今日の「お出かけ」について聞き出したがっていたが、ミリセントはほとんど流してしまった。
プレゼントの贈り合いを提案したのはミリセントだ。言い出しっぺである手前、当たり前だが「いつも」通りのものや、それに近しいものなんて贈れはしない。
かと言って、突飛な物を贈るのではミリセントが想像する「恋愛」からはほど遠い気がした。やはり、相手のことを思って、よく考えてプレゼント選びをするのが「恋愛」関係にある者同士としては正しい姿ではないだろうか? いずれにせよ、独りよがりはよくないだろう。
ただそうなると、どうしてもプレゼントの幅は狭くなる。
唯一の救いは、プレゼントの相手が幼いころからよく知るダニエルであるという点だ。ミリセントは彼が嫌いな物、苦手とする物については当然把握していたから、ひとまず消極的な選択ではあったものの、それらを避けてプレゼントを絞り込んで行くことにした。
そうして選んだのは、プレゼントとしては定番だが、ミリセントがダニエルに贈ったことのないもの――
「ハンカチだ」
「わたしの刺繍入りのね」
お小遣いで買った真っ白なハンカチーフに、これまたお小遣いをはたいて買った刺繍糸で花のワンポイントを縫い付けたプレゼントである。
プレゼントとしては先に述べた通りに定番で、面白み、みたいなものはないだろう。けれども相手が日常使いできるものを贈るほうが、なんだか「それ」っぽいかなとミリセントは思って、特別得意でもない手芸ごとと格闘し、花の刺繍を縫い付いたわけである。
「汗を拭くのにでも使えるかなって。ダンはよく庭に出るでしょう」
「そうだね。たしかにハンカチはよく使うけど、でもこれはもったいなくて使えないかな」
「ええ、贈ったんだからちゃんと使ってよ」
ダニエルの趣味は園芸である。土いじりとも言い換えられる。ミリセントにはなにをしているのかまでは理解できていないのだが、彼が家の庭や温室で黙々と作業をするのが好きだということは昔から知っていた。
花の交配だの、接ぎ木だの剪定だのといった領域となるとミリセントにはちんぷんかんぶんだったが、外で作業をするのならハンカチーフは無駄にならないだろうということくらいは、かろうじて想像することができた。
ダニエルの喜びが隠せていない横顔を見ると、針や刺繍糸と格闘した甲斐があったものだとミリセントは鼻高々半分、ほっと安堵すること半分であった。
「ダンは?」
ダニエルがいつまでもきらきらとした目でプレゼントされたハンカチーフを眺めていたので、さすがのミリセントも恥ずかしくなって彼をせっついた。
途端に、ダニエルの顔が少し曇った。理由まではもちろんわかりはしないのだが、きっと彼のそれは杞憂に終わるだろうことはミリセントにはわかりきっていた。ダニエルは心優しい反面、繊細すぎるきらいがある。
そんな風にダニエルの心に雲がかかったとき、それを吹っ飛ばすのがミリセントだった。
「これ、なんだけど」
「マフィン?」
「ハーブマフィン、て言えばいいのかな? ローズマリーとかを使った、あんまり甘くないマフィン」
「……もしかして、ダンが作ったの?」
「うん……。と言ってもうちの料理人に見てもらって作ったものだけれど。このあいだ食べたハーブ入りのパンをミリーが気に入ってたのを見て……。砂糖はあんまり使ってないから、ミリーでも食べられると思う」
「え、すごい!」
ミリセントはおいしいものを食べること自体は好きであったが、残念ながら生来から甘いものはあまり得意な部類ではなかった。幼馴染であるダニエルはもちろんそのことを知っている。
加えて、このあいだの「お出かけ」で立ち寄った街のパン屋で食べたハーブ入りのパンを、ミリセントが気に入っていたことを勘案し、ハーブマフィンを作るという選択をしたのだろう。
紙袋に入れられたハーブマフィンを前に、ミリセントは「しまったな」と思った。
「なんかかかった労力に差がある気がする……。わたし、既製品に刺繍しただけだし」
「え? でもミリーって刺繍とか得意じゃないでしょう」
「そうだけど……」
「ミリーのほうが得意じゃないことに挑戦していて頑張っていると思うけど」
「でもダンだって普段は料理しないでしょう」
「そうだけど」
結論の出ない言い合いのようなものに突入してしまいそうな気配を察知し、ミリセントはわざと話題を変える。
「うーん……プレゼントの渡し合い、いい案だと思ったけど、非対称性が出ちゃうのはちょっと困るかも」
「……でもなにを贈るか先に言ったら楽しみとかなくなっちゃうしね」
「相手の好みから外れないのはそれはそれで長所だとは思うけど。――そうだ。今度はこういう差が出ないものにしよう!」
「それって難しくないかな」
「今度は大丈夫だと思う。――流行りのロマンス小説を読んで感想を言い合うだけだから」
13
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
残念なことに我が家の女性陣は、男の趣味が大層悪いようなのです
石河 翠
恋愛
男の趣味が悪いことで有名な家に生まれたアデル。祖母も母も例に漏れず、一般的に屑と呼ばれる男性と結婚している。お陰でアデルは、自分も同じように屑と結婚してしまうのではないかと心配していた。
アデルの婚約者は、第三王子のトーマス。少し頼りないところはあるものの、優しくて可愛らしい婚約者にアデルはいつも癒やされている。だが、年回りの近い隣国の王女が近くにいることで、婚約を解消すべきなのではないかと考え始め……。
ヒーローのことが可愛くて仕方がないヒロインと、ヒロインのことが大好きな重すぎる年下ヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:266115)をお借りしております。

神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!

当て馬令息の婚約者になったので美味しいお菓子を食べながら聖女との恋を応援しようと思います!
朱音ゆうひ
恋愛
「わたくし、当て馬令息の婚約者では?」
伯爵令嬢コーデリアは家同士が決めた婚約者ジャスティンと出会った瞬間、前世の記憶を思い出した。
ここは小説に出てくる世界で、当て馬令息ジャスティンは聖女に片思いするキャラ。婚約者に遠慮してアプローチできないまま失恋する優しいお兄様系キャラで、前世での推しだったのだ。
「わたくし、ジャスティン様の恋を応援しますわ」
推しの幸せが自分の幸せ! あとお菓子が美味しい!
特に小説では出番がなく悪役令嬢でもなんでもない脇役以前のモブキャラ(?)コーデリアは、全力でジャスティンを応援することにした!
※ゆるゆるほんわかハートフルラブコメ。
サブキャラに軽く百合カップルが出てきたりします
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5753hy/ )
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

出発地点がハニトラだったことがバレて好感度ゼロから再出発する口説き話(※注意※左記の文章には間違いが含まれています)
やなぎ怜
恋愛
アルジャノンとオフィーリアは恋人同士。しかしあるときアルジャノンがオフィーリアにハニートラップを仕掛けた過去が露呈。冷めた目をするオフィーリアに、今や本気で彼女のことを愛しているアルジャノンは必死で挽回を図ろうとする――。
※他投稿サイトにも掲載。

【コミカライズ】今夜中に婚約破棄してもらわナイト
待鳥園子
恋愛
気がつけば私、悪役令嬢に転生してしまったらしい。
不幸なことに記憶を取り戻したのが、なんと断罪不可避の婚約破棄される予定の、その日の朝だった!
けど、後日談に書かれていた悪役令嬢の末路は珍しくぬるい。都会好きで派手好きな彼女はヒロインをいじめた罰として、都会を離れて静かな田舎で暮らすことになるだけ。
前世から筋金入りの陰キャな私は、華やかな社交界なんか興味ないし、のんびり田舎暮らしも悪くない。罰でもなく、単なるご褒美。文句など一言も言わずに、潔く婚約破棄されましょう。
……えっ! ヒロインも探しているし、私の婚約者会場に不在なんだけど……私と婚約破棄する予定の王子様、どこに行ったのか、誰か知りませんか?!
♡コミカライズされることになりました。詳細は追って発表いたします。
ケダモノ王子との婚約を強制された令嬢の身代わりにされましたが、彼に溺愛されて私は幸せです。
ぽんぽこ@書籍発売中!!
恋愛
「ミーア=キャッツレイ。そなたを我が息子、シルヴィニアス王子の婚約者とする!」
王城で開かれたパーティに参加していたミーアは、国王によって婚約を一方的に決められてしまう。
その婚約者は神獣の血を引く者、シルヴィニアス。
彼は第二王子にもかかわらず、次期国王となる運命にあった。
一夜にして王妃候補となったミーアは、他の令嬢たちから羨望の眼差しを向けられる。
しかし当のミーアは、王太子との婚約を拒んでしまう。なぜならば、彼女にはすでに別の婚約者がいたのだ。
それでも国王はミーアの恋を許さず、婚約を破棄してしまう。
娘を嫁に出したくない侯爵。
幼馴染に想いを寄せる令嬢。
親に捨てられ、救われた少女。
家族の愛に飢えた、呪われた王子。
そして玉座を狙う者たち……。
それぞれの思いや企みが交錯する中で、神獣の力を持つ王子と身代わりの少女は真実の愛を見つけることができるのか――!?
表紙イラスト/イトノコ(@misokooekaki)様より

【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる