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芙美花視点(8)
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「前々からお聞きしたかったのですが……芙美花様は……その、平気なのですか?」
丘の上に立つ屋敷へとつながる、ゆるやかな坂道。その道すがらに木槿がためらいがちに問うてきた。一瞬、芙美花はなにを問われたのか理解できなかったが、すぐに“偉大なる魔女”の言葉を思い出した。
――「あたしのいる世界って簡単に言うと『男だけ美醜逆転』してる世界なんだ。まあ、だから、なんだって話なんだけどね」
ずっと、“偉大なる魔女”に与えられた屋敷で暮らしていたので、芙美花がその言葉を実感する機会はなかった。けれど、今日街に出て“偉大なる魔女”の言葉をうっすらとながら実感した。
率直に言って、芙美花の美的感覚からすると特にイケメンではないナンパ男が自信満々だった理由。それはこの世界では彼はイケメンとして扱われているから、あんなにも自信過剰だったのだろう。
「ああ」と芙美花は合点がいった声を出す。
「えーっと……容姿のこと、だよね」
「はい。そうです。言葉足らずで申し訳御座いません……」
「平気かどうかって言えば、平気だよ。……急にどうしたの?」
「平気」などと控えめな表現をしたが、芙美花からすると木槿は拝み倒したくなるほどのイケメンだ。「尊い」という言葉はこういうときのために取っておくべきだと思うほど、木槿の容姿は芙美花からすると百点満点で一億点。好みドストライクであった。
けれども、先ほどのナンパ男のような容姿がイケメンとされるのであれば、たしかに木槿はこの世界ではブサイクなのかもしれない。木槿は痩せぎすというわけではないのだが、細身であったし、目も大きめで鼻が高く唇は薄い。ナンパ男とは正反対の要素を兼ね備えてるのは見れば明らかだ。
木槿しか見えていない芙美花からすると、だからなんだという話なのだが、木槿からするとまた話が変わってくるようだった。
「いえ……ただ、芙美花様にご不快な思いをさせていたら申し訳ないと思いまして……」
絞り出すような声。そんな心苦しそうな声音を聞いたことがなかった芙美花はおどろきつつ、木槿に問い返す。
「ぜんぜん不快なんかじゃないけど……。……あれ、もしかして魔女さんから聞いてなかったり、する?」
「申し訳御座いません。話の意図がよく……」
「えーっと……どう言ったらいいのかな。わたしってB専になるのかな? この世界では」
B専。そんな言葉を口にする日がくるとはまさか芙美花も思っていなかった。これまでずっと二次元のイケメンと美少女を愛していたのだ。そんな芙美花の好みを表すのは「メンクイ」であって「B専」ではなかった。
「びーせん……?」
木槿が不思議そうに芙美花を見る。目を丸くしているのがわかって、そういう無防備な表情が可愛いと芙美花は思った。
「えっと、不愉快かもしれないけど、えっと……ブサイクとされる人たちが好きな人のこと、かな。簡単に説明すると。――あ、別にムーさんのことをブサイクだと思ったことはないよ! これは本当! もしわたしのいた世界にムーさんが来たら、絶対すごくモテるから!」
もし逆に木槿が芙美花の世界にきたとすれば――その容姿に金を払うという人間などいくらでもいるだろうと芙美花は確信する。おまけに性格も謙虚で家事もひと通りこなせるだなんて世の女性たちが放っておくはずがない。
木槿の容姿がブサイクとされることに芙美花はわずかな不満を抱く一方、また大いに安堵している自分がいることに気づいた。木槿の容姿が好まれないのであれば、恋のライバルが現れる心配はないだろう。競争相手がいないのは喜ばしいことだ。まあ、仮にそんな相手が現れたとしても、木槿が大好きな芙美花が一歩たりとて退くわけがないのだが。
「そう……なのですか?」
戸惑いを見せる木槿に、芙美花はチャンスとばかりに畳みかける。
「ホントホント。なんかどうもわたしのいた世界と、この世界では男性に限っては『美しい』とされる基準がぜんぜん違うみたいでさ……。最初に魔女さんが言ってただけで今日までずっと屋敷で課題をこなしてたから、そういうのを実感したのは今日が初めて、かな。魔女さんが言ってたこと、今の今まで忘れてたよ。……えっと、だからムーさんの容姿はわたしにとってはすごく良く見えるっていうか……その、初めて見たときからカッコイイと思ってるから。うん」
とは言え、ストレートに好意を示す機会に恵まれなかった芙美花なので、そうすることへの気恥ずかしさがにじみ出て歯切れが悪くなってしまう。きちんと木槿へ好意が届いたのかどうか気になって、芙美花は木槿を見上げた。けれどもすぐに恥ずかしさに耐え切れなくなって視線を外す。
「芙美花様からのお褒めの言葉、恐悦至極に御座います」
真っ赤な夕暮れの光に照らされて、微笑む木槿の姿が赤く染め上げられている。恐らく芙美花も似たような感じだろう。気恥ずかしさから頬を熱くさせていた芙美花は、夕日がきっとそんな自分を隠してくれていると思い込むことにした。そうしないと、恥ずかしさで爆発してしまいそうだった。
「あ! カッコイイって言ったのは本気だけど、見た目だけの話じゃないからね? ムーさんがカッコイイのは中身もだから!」
「は、はい。光栄で御座います……」
「この世界の男の人たちもそれぞれの美意識に沿ってああいう体型を維持してるのはわかるし、そういう努力はすごいと思うんだけども……わたしはスリムな体型が好みみたい。威圧感ないし。……それに今日のナンパ野郎みたいなやつはイケメンだろうとそうでなかろうとムリ!」
その言葉にも嘘はなかった。芙美花は過去の出来事から、体格のいい男性は苦手だ。芙美花は小柄と言うほどではないにしても、平均的な日本人女性の体格だから、たいていの成人男性は彼女からすると恐怖の対象なのであった。
そのことに申し訳なさを覚えることもある。世の男性のほとんどはマトモだろうと芙美花もわかっている。けれども頭では理解していても、心はどうしようもできない。自分よりも体格のいい男性に目の前に立たれると、どうしても怖くなってしまうのだ。これはアルバイトをすることでほんの少しだけ解消されたが、しかし微々たる効果しか上げられなかったこともたしかだ。
そんな中、木槿だけが特別だった。当初抱いた、生身の木槿に対する不安はすでに払拭されて久しい。『魔女ノ執事』を介して知っている木槿そのままだったから、一緒にいても苦痛に感じることは一度としてなかった。
ただ、そのことを説明しても木槿を困らせそうだったし、上手く説明できる自信がなかったので、芙美花はちょっと誤魔化して伝える。
「そう、なのですね」
木槿はなぜかほっとしている様子だった。芙美花はそれを「脈アリ」かと捉えて舞い上がりそうになって、どうにか「まだ断じるには早い」と速まる鼓動を押しとどめようとする。
「うん。ぐいぐい攻めてくるイケメンが好みの人もいるのかもしれないけど……わたしはそういうのムリなんだ。ムーさんはそういうことしないからすごく安心できる。……まあ、ちょっと控え目すぎるかなと思うこともあるけど」
「私は、執事ですから」
「……うん。知ってる」
よく知っている。けれど、芙美花はすぐにはあきらめられそうにはなかった。あきらめるのならば、最善を尽くしてからだ。そうしても木槿が執事以上の関係を望まないのであれば、芙美花はきっぱりさっぱりとあきらめるつもりだった。
木槿のことを恋愛対象として見ているのはたしかだ。けれども、それ以外に親愛の情もたしかにある。その親愛の情からは、木槿を困らせたくないという思いもあった。
でも、やっぱり、芙美花は木槿が好きで。
だから、芙美花はそれ以上はなにも言わなかった。木槿を追い詰めようと思えばいくらでもできるだろう。けれどもそれは芙美花の本意ではない。だから、芙美花は口を閉じた。
時間は、まだまだある。これからもっと時間をかけて、木槿が誇れる主人であり続ける。そして、惚れさせる。
芙美花はそう己に誓いを立てた。
丘の上に立つ屋敷へとつながる、ゆるやかな坂道。その道すがらに木槿がためらいがちに問うてきた。一瞬、芙美花はなにを問われたのか理解できなかったが、すぐに“偉大なる魔女”の言葉を思い出した。
――「あたしのいる世界って簡単に言うと『男だけ美醜逆転』してる世界なんだ。まあ、だから、なんだって話なんだけどね」
ずっと、“偉大なる魔女”に与えられた屋敷で暮らしていたので、芙美花がその言葉を実感する機会はなかった。けれど、今日街に出て“偉大なる魔女”の言葉をうっすらとながら実感した。
率直に言って、芙美花の美的感覚からすると特にイケメンではないナンパ男が自信満々だった理由。それはこの世界では彼はイケメンとして扱われているから、あんなにも自信過剰だったのだろう。
「ああ」と芙美花は合点がいった声を出す。
「えーっと……容姿のこと、だよね」
「はい。そうです。言葉足らずで申し訳御座いません……」
「平気かどうかって言えば、平気だよ。……急にどうしたの?」
「平気」などと控えめな表現をしたが、芙美花からすると木槿は拝み倒したくなるほどのイケメンだ。「尊い」という言葉はこういうときのために取っておくべきだと思うほど、木槿の容姿は芙美花からすると百点満点で一億点。好みドストライクであった。
けれども、先ほどのナンパ男のような容姿がイケメンとされるのであれば、たしかに木槿はこの世界ではブサイクなのかもしれない。木槿は痩せぎすというわけではないのだが、細身であったし、目も大きめで鼻が高く唇は薄い。ナンパ男とは正反対の要素を兼ね備えてるのは見れば明らかだ。
木槿しか見えていない芙美花からすると、だからなんだという話なのだが、木槿からするとまた話が変わってくるようだった。
「いえ……ただ、芙美花様にご不快な思いをさせていたら申し訳ないと思いまして……」
絞り出すような声。そんな心苦しそうな声音を聞いたことがなかった芙美花はおどろきつつ、木槿に問い返す。
「ぜんぜん不快なんかじゃないけど……。……あれ、もしかして魔女さんから聞いてなかったり、する?」
「申し訳御座いません。話の意図がよく……」
「えーっと……どう言ったらいいのかな。わたしってB専になるのかな? この世界では」
B専。そんな言葉を口にする日がくるとはまさか芙美花も思っていなかった。これまでずっと二次元のイケメンと美少女を愛していたのだ。そんな芙美花の好みを表すのは「メンクイ」であって「B専」ではなかった。
「びーせん……?」
木槿が不思議そうに芙美花を見る。目を丸くしているのがわかって、そういう無防備な表情が可愛いと芙美花は思った。
「えっと、不愉快かもしれないけど、えっと……ブサイクとされる人たちが好きな人のこと、かな。簡単に説明すると。――あ、別にムーさんのことをブサイクだと思ったことはないよ! これは本当! もしわたしのいた世界にムーさんが来たら、絶対すごくモテるから!」
もし逆に木槿が芙美花の世界にきたとすれば――その容姿に金を払うという人間などいくらでもいるだろうと芙美花は確信する。おまけに性格も謙虚で家事もひと通りこなせるだなんて世の女性たちが放っておくはずがない。
木槿の容姿がブサイクとされることに芙美花はわずかな不満を抱く一方、また大いに安堵している自分がいることに気づいた。木槿の容姿が好まれないのであれば、恋のライバルが現れる心配はないだろう。競争相手がいないのは喜ばしいことだ。まあ、仮にそんな相手が現れたとしても、木槿が大好きな芙美花が一歩たりとて退くわけがないのだが。
「そう……なのですか?」
戸惑いを見せる木槿に、芙美花はチャンスとばかりに畳みかける。
「ホントホント。なんかどうもわたしのいた世界と、この世界では男性に限っては『美しい』とされる基準がぜんぜん違うみたいでさ……。最初に魔女さんが言ってただけで今日までずっと屋敷で課題をこなしてたから、そういうのを実感したのは今日が初めて、かな。魔女さんが言ってたこと、今の今まで忘れてたよ。……えっと、だからムーさんの容姿はわたしにとってはすごく良く見えるっていうか……その、初めて見たときからカッコイイと思ってるから。うん」
とは言え、ストレートに好意を示す機会に恵まれなかった芙美花なので、そうすることへの気恥ずかしさがにじみ出て歯切れが悪くなってしまう。きちんと木槿へ好意が届いたのかどうか気になって、芙美花は木槿を見上げた。けれどもすぐに恥ずかしさに耐え切れなくなって視線を外す。
「芙美花様からのお褒めの言葉、恐悦至極に御座います」
真っ赤な夕暮れの光に照らされて、微笑む木槿の姿が赤く染め上げられている。恐らく芙美花も似たような感じだろう。気恥ずかしさから頬を熱くさせていた芙美花は、夕日がきっとそんな自分を隠してくれていると思い込むことにした。そうしないと、恥ずかしさで爆発してしまいそうだった。
「あ! カッコイイって言ったのは本気だけど、見た目だけの話じゃないからね? ムーさんがカッコイイのは中身もだから!」
「は、はい。光栄で御座います……」
「この世界の男の人たちもそれぞれの美意識に沿ってああいう体型を維持してるのはわかるし、そういう努力はすごいと思うんだけども……わたしはスリムな体型が好みみたい。威圧感ないし。……それに今日のナンパ野郎みたいなやつはイケメンだろうとそうでなかろうとムリ!」
その言葉にも嘘はなかった。芙美花は過去の出来事から、体格のいい男性は苦手だ。芙美花は小柄と言うほどではないにしても、平均的な日本人女性の体格だから、たいていの成人男性は彼女からすると恐怖の対象なのであった。
そのことに申し訳なさを覚えることもある。世の男性のほとんどはマトモだろうと芙美花もわかっている。けれども頭では理解していても、心はどうしようもできない。自分よりも体格のいい男性に目の前に立たれると、どうしても怖くなってしまうのだ。これはアルバイトをすることでほんの少しだけ解消されたが、しかし微々たる効果しか上げられなかったこともたしかだ。
そんな中、木槿だけが特別だった。当初抱いた、生身の木槿に対する不安はすでに払拭されて久しい。『魔女ノ執事』を介して知っている木槿そのままだったから、一緒にいても苦痛に感じることは一度としてなかった。
ただ、そのことを説明しても木槿を困らせそうだったし、上手く説明できる自信がなかったので、芙美花はちょっと誤魔化して伝える。
「そう、なのですね」
木槿はなぜかほっとしている様子だった。芙美花はそれを「脈アリ」かと捉えて舞い上がりそうになって、どうにか「まだ断じるには早い」と速まる鼓動を押しとどめようとする。
「うん。ぐいぐい攻めてくるイケメンが好みの人もいるのかもしれないけど……わたしはそういうのムリなんだ。ムーさんはそういうことしないからすごく安心できる。……まあ、ちょっと控え目すぎるかなと思うこともあるけど」
「私は、執事ですから」
「……うん。知ってる」
よく知っている。けれど、芙美花はすぐにはあきらめられそうにはなかった。あきらめるのならば、最善を尽くしてからだ。そうしても木槿が執事以上の関係を望まないのであれば、芙美花はきっぱりさっぱりとあきらめるつもりだった。
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でも、やっぱり、芙美花は木槿が好きで。
だから、芙美花はそれ以上はなにも言わなかった。木槿を追い詰めようと思えばいくらでもできるだろう。けれどもそれは芙美花の本意ではない。だから、芙美花は口を閉じた。
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