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木槿視点(4)
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「……それでは改めて。初めまして、御主人様」
「は、初めまして……」
“偉大なる魔女”によって用意された、夢の中で見たそのままの屋敷。窓から見える庭には春バラが咲き誇って、ガラスを通して陽光が部屋に差し込んでいた。
「本当にムーさんだ……」
「はい。御主人様の木槿です」
初めて出会った生身の芙美花が与えてくる情報量に、木槿は飲まれそうになる。タブレット越しにはわからなかった、芙美花が放つ空気が、木槿の心をかき乱す。けれども、そんな動揺はおくびにも出さず、木槿は完璧な微笑を浮かべて芙美花を迎えた。
先に“偉大なる魔女”から話は聞いているらしいので、木槿を前にしても芙美花は取り乱したりはしなかった。しかし、そわそわと落ち着かないそぶりを見せる。木槿はそんな芙美花を見て、己の心の動揺を棚に上げ、微笑ましく思った。
“偉大なる魔女”は「先に話をつけておく」とは言ったものの、果たして彼女がどこまで具体的な説明をしたのかまでは、木槿にはわからない。
一人掛けのソファに座った芙美花はきょろきょろとせわしなく部屋を見回す。夢の中で木槿が過ごした屋敷そのままだったので、木槿自身にそれらを目新しいと思う気持ちは芽生えなかったが、芙美花はどうも違う様子だった。
「御主人様」
「ふわい?!」
「驚かせて申し訳御座いません……。なにかご質問などありましたらお訊ねくださいと申し上げたかったのですが……」
「し、質問ね……? 質問……」
芙美花は長いまつげを伏せたあと、ハッとしたようにまた視線をさまよわせて、考え込むそぶりを見せる。
「質問……うーん。えっと……ムーさんはどこまで知ってるの? たとえば、わたしが異世界人だとか……そういうことは」
「御主人様が異世界からいらっしゃったことは存じ上げております」
「……最初から?」
「いいえ。……正直に申し上げますと、そういった考えには至りませんでした。思えば、違和はありましたが……なにぶん、夢の中のことでしたからでしょうか。あまり深くは考えなかったのです」
「夢……。でも、わたしといた記憶はあるんだよね……?」
「はい。勿論で御座います。御主人様と過ごした三年の日々……一日たりとも忘れられるものではありません」
木槿の言葉に、嘘偽りはなかった。芙美花と出会い、色づいた日々。それは木槿にとってはかけがえのない宝物なのだ。
そんな木槿の言葉を聞いた芙美花は一瞬呆気に取られたような顔になったあと、ゆっくりと視線をそらす。照れているようだということは木槿にも伝わった。芙美花を褒めたとき、彼女はいつもそういう仕草をする。木槿は、それをよく知っていた。
「そ、そっか」
「他にご質問はありますでしょうか?」
「じゃあ……わたしが帰ろうと思えば元の世界に帰れる……ってことは?」
「……存じ上げております」
「そうなった場合って、ムーさんの記憶って消されちゃうんだよね? もちろん、わたしの記憶も……」
「はい。そうなりますね」
「そのことについては、どう思ってる?」
「私は……御主人様が元の世界へ帰ると言う選択肢を望まれるのでしたら、それを尊重したいと思っております」
“偉大なる魔女”は「芙美花と共にいたいのであれば、どんな手段でも使え」というようなことを言っていたが、木槿の心は最初から決まっていた。
色事を用いて籠絡する気も、情につけ込んで泣き落としをするつもりも、木槿にはなかった。
芙美花には、幸せであって欲しい。できればそのそばに木槿はいたかったが、叶わないのであればそれも仕方がないと思っていた。
だがそれでもいい。既に木槿は一生ぶんの、きっと彼女に出会えなければ得られなかっただろう幸福な気持ちをいっぱいに与えられたのだから。
しかし木槿の返答を聞いた芙美花は、なぜだか難しい顔をした。
「ムーさんは……」
芙美花はそう言って口を開いたものの、その先を言葉にすべきかどうか迷っているようだった。
「……私にとっては御主人様が幸せであることが一番なのです。それに容易く故郷を捨てろ、などとは言えません」
「ムーさんは……“魔女の執事”になるために全部捨てたって……聞いた。家も、名前も……」
「はい。けれど家も名前も、私にとっては取るに足らないものです。御主人様に頂いた名前のほうが……好き、なので」
「そうなの?」
「はい」
「……ムーさんはもう、覚悟を決めてるんだね」
「……はい。どんな結末になったとしても、私は御主人様を恨んだりはしません。それだけは、約束します」
顔を上げた芙美花と視線がかち合う。黒っぽい、焦げ茶色の瞳。その瞳は戸惑いに揺れながらも、しかし確固たる光を持って木槿の姿を映していた。
木槿の好きな、芙美花の目。色々なものをあきらめているような表情をしながらも、奥にある芯はずっとぶれることはなかった。不安定で、しかしそれでも惹かれる目。タブレット越しではなく、今は木槿の視線の先に生身の実体を伴って存在している。
「そっか。わかった」
芙美花はそれだけ言ったあと、ふわりと笑った。どこかはにかむような、可憐な微笑。
思えば屋敷で直接会ってから、芙美花はそんな風に笑うどころか、どこか緊張した様子で顔を強張らせたままだった。けれども今はどうだろう。どこか決意を固めた顔に微笑を浮かべるさまは、きっと老若男女を虜にする。
「わたしも、覚悟、決めたよ」
芙美花は高らかに宣言する。
「わたし――“魔女”になる」
「それは……僭越ながら申し上げますと、早々に決めるものではないかと……」
「まあそうだけど。ムーさんがもう覚悟決めてるのに、こっちがうだうだ悩んでるのってなんかイヤだなって思ったから」
「それは――」
「いいの。『家』って言いつつ居場所なんてなかったし、元の世界にいい思い出もほとんどないし。――あ、でも異世界にきたからって全部好転すると思ってるわけじゃないからね? そこはわかってる」
「しかし――」
「『うだうだ悩むのイヤだな』ってのはわたしの問題で、結論をすぐに出したのはムーさんのせいとかじゃないから。そこはわかって欲しい」
「それは、もう」
「さっきも言ったけど、元の世界に『取るに足らない』ものしかないなって気づいちゃったし。でも」
微笑を浮かべたまま、どこか照れくさそうな表情をしながら、芙美花はまっすぐに木槿を見た。
「この世界にはムーさんがいる。わたしにとっては……それだけでこの世界は『取るに足る』世界なんだよ」
にっこりと笑う芙美花を見て、木槿はめまいすら覚える。そのあまりにもまっすぐな好意は、木槿にとってはほとんど毒と同じだった。しかし、嫌ではなかった。むしろ、うれしかった。内心で舞い上がるほどに。
「こ、光栄で御座います……」
木槿はどうにか取り繕うことに成功はしたものの、顔が熱くて仕方がなかった。芙美花はそれに気づいているのかいないのか、いつまでもにこにこと笑っているのだった。
「は、初めまして……」
“偉大なる魔女”によって用意された、夢の中で見たそのままの屋敷。窓から見える庭には春バラが咲き誇って、ガラスを通して陽光が部屋に差し込んでいた。
「本当にムーさんだ……」
「はい。御主人様の木槿です」
初めて出会った生身の芙美花が与えてくる情報量に、木槿は飲まれそうになる。タブレット越しにはわからなかった、芙美花が放つ空気が、木槿の心をかき乱す。けれども、そんな動揺はおくびにも出さず、木槿は完璧な微笑を浮かべて芙美花を迎えた。
先に“偉大なる魔女”から話は聞いているらしいので、木槿を前にしても芙美花は取り乱したりはしなかった。しかし、そわそわと落ち着かないそぶりを見せる。木槿はそんな芙美花を見て、己の心の動揺を棚に上げ、微笑ましく思った。
“偉大なる魔女”は「先に話をつけておく」とは言ったものの、果たして彼女がどこまで具体的な説明をしたのかまでは、木槿にはわからない。
一人掛けのソファに座った芙美花はきょろきょろとせわしなく部屋を見回す。夢の中で木槿が過ごした屋敷そのままだったので、木槿自身にそれらを目新しいと思う気持ちは芽生えなかったが、芙美花はどうも違う様子だった。
「御主人様」
「ふわい?!」
「驚かせて申し訳御座いません……。なにかご質問などありましたらお訊ねくださいと申し上げたかったのですが……」
「し、質問ね……? 質問……」
芙美花は長いまつげを伏せたあと、ハッとしたようにまた視線をさまよわせて、考え込むそぶりを見せる。
「質問……うーん。えっと……ムーさんはどこまで知ってるの? たとえば、わたしが異世界人だとか……そういうことは」
「御主人様が異世界からいらっしゃったことは存じ上げております」
「……最初から?」
「いいえ。……正直に申し上げますと、そういった考えには至りませんでした。思えば、違和はありましたが……なにぶん、夢の中のことでしたからでしょうか。あまり深くは考えなかったのです」
「夢……。でも、わたしといた記憶はあるんだよね……?」
「はい。勿論で御座います。御主人様と過ごした三年の日々……一日たりとも忘れられるものではありません」
木槿の言葉に、嘘偽りはなかった。芙美花と出会い、色づいた日々。それは木槿にとってはかけがえのない宝物なのだ。
そんな木槿の言葉を聞いた芙美花は一瞬呆気に取られたような顔になったあと、ゆっくりと視線をそらす。照れているようだということは木槿にも伝わった。芙美花を褒めたとき、彼女はいつもそういう仕草をする。木槿は、それをよく知っていた。
「そ、そっか」
「他にご質問はありますでしょうか?」
「じゃあ……わたしが帰ろうと思えば元の世界に帰れる……ってことは?」
「……存じ上げております」
「そうなった場合って、ムーさんの記憶って消されちゃうんだよね? もちろん、わたしの記憶も……」
「はい。そうなりますね」
「そのことについては、どう思ってる?」
「私は……御主人様が元の世界へ帰ると言う選択肢を望まれるのでしたら、それを尊重したいと思っております」
“偉大なる魔女”は「芙美花と共にいたいのであれば、どんな手段でも使え」というようなことを言っていたが、木槿の心は最初から決まっていた。
色事を用いて籠絡する気も、情につけ込んで泣き落としをするつもりも、木槿にはなかった。
芙美花には、幸せであって欲しい。できればそのそばに木槿はいたかったが、叶わないのであればそれも仕方がないと思っていた。
だがそれでもいい。既に木槿は一生ぶんの、きっと彼女に出会えなければ得られなかっただろう幸福な気持ちをいっぱいに与えられたのだから。
しかし木槿の返答を聞いた芙美花は、なぜだか難しい顔をした。
「ムーさんは……」
芙美花はそう言って口を開いたものの、その先を言葉にすべきかどうか迷っているようだった。
「……私にとっては御主人様が幸せであることが一番なのです。それに容易く故郷を捨てろ、などとは言えません」
「ムーさんは……“魔女の執事”になるために全部捨てたって……聞いた。家も、名前も……」
「はい。けれど家も名前も、私にとっては取るに足らないものです。御主人様に頂いた名前のほうが……好き、なので」
「そうなの?」
「はい」
「……ムーさんはもう、覚悟を決めてるんだね」
「……はい。どんな結末になったとしても、私は御主人様を恨んだりはしません。それだけは、約束します」
顔を上げた芙美花と視線がかち合う。黒っぽい、焦げ茶色の瞳。その瞳は戸惑いに揺れながらも、しかし確固たる光を持って木槿の姿を映していた。
木槿の好きな、芙美花の目。色々なものをあきらめているような表情をしながらも、奥にある芯はずっとぶれることはなかった。不安定で、しかしそれでも惹かれる目。タブレット越しではなく、今は木槿の視線の先に生身の実体を伴って存在している。
「そっか。わかった」
芙美花はそれだけ言ったあと、ふわりと笑った。どこかはにかむような、可憐な微笑。
思えば屋敷で直接会ってから、芙美花はそんな風に笑うどころか、どこか緊張した様子で顔を強張らせたままだった。けれども今はどうだろう。どこか決意を固めた顔に微笑を浮かべるさまは、きっと老若男女を虜にする。
「わたしも、覚悟、決めたよ」
芙美花は高らかに宣言する。
「わたし――“魔女”になる」
「それは……僭越ながら申し上げますと、早々に決めるものではないかと……」
「まあそうだけど。ムーさんがもう覚悟決めてるのに、こっちがうだうだ悩んでるのってなんかイヤだなって思ったから」
「それは――」
「いいの。『家』って言いつつ居場所なんてなかったし、元の世界にいい思い出もほとんどないし。――あ、でも異世界にきたからって全部好転すると思ってるわけじゃないからね? そこはわかってる」
「しかし――」
「『うだうだ悩むのイヤだな』ってのはわたしの問題で、結論をすぐに出したのはムーさんのせいとかじゃないから。そこはわかって欲しい」
「それは、もう」
「さっきも言ったけど、元の世界に『取るに足らない』ものしかないなって気づいちゃったし。でも」
微笑を浮かべたまま、どこか照れくさそうな表情をしながら、芙美花はまっすぐに木槿を見た。
「この世界にはムーさんがいる。わたしにとっては……それだけでこの世界は『取るに足る』世界なんだよ」
にっこりと笑う芙美花を見て、木槿はめまいすら覚える。そのあまりにもまっすぐな好意は、木槿にとってはほとんど毒と同じだった。しかし、嫌ではなかった。むしろ、うれしかった。内心で舞い上がるほどに。
「こ、光栄で御座います……」
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