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「神」の啓示を受け、正しい世界の知識を保持することのできる「正者」。
「神」の加護がある限り、「正者」は「改竄者」からの「改竄」を受けないと言われている。
「改竄」を受けた世界というのは、総じて正しい世界に比してどこかいびつだ。
特に「改竄者」であるという自覚を持たないものが「改竄」した世界は、「改竄者」にとって不自然に都合のよい世界になっていることが多い。
難しいのは、「改竄者」であるという自覚を持つものが「改竄」した場合である。
自覚ある「改竄者」は当然、「正者」に正体を突き止められないように様々に工夫を凝らす。
しかしいくらその手の工作をしても、やはり「改竄」された世界というのは、どこか整合性がなくいびつなものである。
「正者」が「改竄者」にたどり着くまでに時間がかかるだけで、やはり自覚のあるなしにかかわらず、根気よく追跡すれば「改竄者」というものはおのずとだれなのかわかってくる。
わたしは側妃アルテミシア様の客人として、「改竄者」を退治する「正者」として、王宮に留め置かれることになった。
これも『まばルナ』のシナリオ通り。
となればわたしが次にすることは、攻略対象キャラクターに接触することだ。
「改竄者」アステリオスを異界へ送り帰すなり、倒すなりするには、わたしひとりだけの力では心もとない。
普通に考えてもっとも頼りになるのはわたしと同じ「正者」であるアステリア様だろうが、彼女は「改竄者」アステリオスとは姉弟の関係だ。
そしてアステリア様は優しすぎる。
加えて、弟であるアステリオスに対してどこか後ろめたさを感じているということを、わたしは前世『まばルナ』をプレイした記憶から知っていた。
その罪悪感や後ろめたさゆえに、アステリア様はルートによっては「改竄者」の味方をする「隠匿者」となってしまうのだ。
今のところ、アステリア様が「隠匿者」であるかどうかは不明だ。
「正者」としてわたしと共に「改竄者」を相手取って戦っているところを見るに、まだ「隠匿者」ではないと思いたい。
アステリア様には、わたしの味方でいて欲しい。
率直な願望を言えばそうで、その理由はアステリア様が味方であれば、万が一にもわたしが死ぬような事態にはならないだろうというところからきている。
それから他にも理由がある。
わたしは攻略対象キャラクターとの接触自体は容易にできると考えていたのだが……今のところさっぱりなのだ。
攻略対象キャラクターの各個別ルートのクライマックスは、「改竄者」アステリオスとの対峙。
アステリオスを撃退するまでの過程は当然異なるものの、各攻略対象キャラクターと協力して主人公のルナが最終的に「正者」の力を使い、アステリオスを異界へと送り帰すわけである。
けれども肝心の攻略対象キャラクターと出会えない。
乙女ゲームの世界ならば、攻略対象キャラクターと出会う難易度は基本的に低いはずだと見積もっていたのに、これだ。
『まばルナ』には隠しキャラクターなどは存在しない。
『まばルナ』の公式サイトで紹介されていたメンツで攻略可能なキャラクターはすべて。
乙女ゲームというものは、キャラクターとの恋愛を楽しむゲームなのだから、まずキャラクターと出会わなければお話にならない。
……はずなのに、なぜかさっぱり出会えない。
しかしわたしが頭を悩ませているあいだにも、事態は刻一刻と進んで行く。
「正者」として、同じ力を持つアステリア様と共に宮廷に蔓延る「改竄者」に対処する日々を送りながら、わたしはどうにか攻略対象キャラクターに出会えないかと四苦八苦したが、すべて徒労に終わった。
もしかしたら攻略対象キャラクターはこの世界に存在しないのではないか――。
そういう事態を考えるようになるまでに、時間はかからなかった。
となれば、話はまた元に戻って、わたしと同じ「正者」の力を持つアステリア様が頼みの綱となってくる。
幸いにも「改竄者」たちとの戦いを経て、アステリア様とはまあまあの信頼関係を築けているという自信があった。
何度も言っているように、アステリア様は優しく……悪く言えばちょっとチョロいところがある。
アステリア様から信頼されて、同じ「正者」として頼りにされる状況はうれしかったものの、そうなると余計にアステリア様の弟君が「改竄者」であるという事実は言い出しにくかった。
ゲームの共通ルート中で描かれるアステリア様は、父王同様にアステリオスが「改竄者」であるという確信が持てないものの、薄々その正体には勘づいていた。
そして個別ルートに入ると、どこかの段階でアステリオスが「改竄者」であることに完全に確信を得て、裏切り者の「隠匿者」となるか、あるいは涙を呑んでアステリオスの退治を主人公のルナに頼む――という流れだったはずだ。
だから、主人公であるルナ……わたしが個別ルートに入っていない今は、アステリア様はまだアステリオスが「改竄者」だとは確信していないはずである。
そもそもわたしはまだ攻略対象キャラクターとはひとりとして出会っていない。
この状態では「改竄者」アステリオスを異界へ送り帰せるかは不明瞭だ。
……と思っていたけれども、逆に考えれば、もしかしたら好機かもしれないと感じた。
アステリア様が「隠匿者」として、いわば悪堕ちとか闇堕ちと言われるような状態になるのは、個別ルートに入ってから。
推定共通ルート中の現在のアステリア様であれば、わたしの味方になってくれる確率は、個別ルート中よりも高いのではないか。
幸い、アステリア様とはそこそこ信頼関係を築けている。
そしてアステリア様は暗愚ではない。
たしかに優しすぎるし、それゆえに他人に流されやすいところもあるけれど、本質的に彼女は善人だ。
王として君臨できる素質があるかはわたしにはわからないけれど、この世界を救うにはその善良さはじゅうぶんに思えた。
わたしが身の振り方に悩んでいるあいだにも、刻々と国王陛下の容体は悪化の一途をたどっていた。
「改竄者」アステリオスが本格的に動き出すのは、国王陛下の崩御後。
……ここはもう、一か八かに賭けるしかない。
わたしはアステリア様を信じて、彼女にすべてを打ち明けることにした。
「神」の加護がある限り、「正者」は「改竄者」からの「改竄」を受けないと言われている。
「改竄」を受けた世界というのは、総じて正しい世界に比してどこかいびつだ。
特に「改竄者」であるという自覚を持たないものが「改竄」した世界は、「改竄者」にとって不自然に都合のよい世界になっていることが多い。
難しいのは、「改竄者」であるという自覚を持つものが「改竄」した場合である。
自覚ある「改竄者」は当然、「正者」に正体を突き止められないように様々に工夫を凝らす。
しかしいくらその手の工作をしても、やはり「改竄」された世界というのは、どこか整合性がなくいびつなものである。
「正者」が「改竄者」にたどり着くまでに時間がかかるだけで、やはり自覚のあるなしにかかわらず、根気よく追跡すれば「改竄者」というものはおのずとだれなのかわかってくる。
わたしは側妃アルテミシア様の客人として、「改竄者」を退治する「正者」として、王宮に留め置かれることになった。
これも『まばルナ』のシナリオ通り。
となればわたしが次にすることは、攻略対象キャラクターに接触することだ。
「改竄者」アステリオスを異界へ送り帰すなり、倒すなりするには、わたしひとりだけの力では心もとない。
普通に考えてもっとも頼りになるのはわたしと同じ「正者」であるアステリア様だろうが、彼女は「改竄者」アステリオスとは姉弟の関係だ。
そしてアステリア様は優しすぎる。
加えて、弟であるアステリオスに対してどこか後ろめたさを感じているということを、わたしは前世『まばルナ』をプレイした記憶から知っていた。
その罪悪感や後ろめたさゆえに、アステリア様はルートによっては「改竄者」の味方をする「隠匿者」となってしまうのだ。
今のところ、アステリア様が「隠匿者」であるかどうかは不明だ。
「正者」としてわたしと共に「改竄者」を相手取って戦っているところを見るに、まだ「隠匿者」ではないと思いたい。
アステリア様には、わたしの味方でいて欲しい。
率直な願望を言えばそうで、その理由はアステリア様が味方であれば、万が一にもわたしが死ぬような事態にはならないだろうというところからきている。
それから他にも理由がある。
わたしは攻略対象キャラクターとの接触自体は容易にできると考えていたのだが……今のところさっぱりなのだ。
攻略対象キャラクターの各個別ルートのクライマックスは、「改竄者」アステリオスとの対峙。
アステリオスを撃退するまでの過程は当然異なるものの、各攻略対象キャラクターと協力して主人公のルナが最終的に「正者」の力を使い、アステリオスを異界へと送り帰すわけである。
けれども肝心の攻略対象キャラクターと出会えない。
乙女ゲームの世界ならば、攻略対象キャラクターと出会う難易度は基本的に低いはずだと見積もっていたのに、これだ。
『まばルナ』には隠しキャラクターなどは存在しない。
『まばルナ』の公式サイトで紹介されていたメンツで攻略可能なキャラクターはすべて。
乙女ゲームというものは、キャラクターとの恋愛を楽しむゲームなのだから、まずキャラクターと出会わなければお話にならない。
……はずなのに、なぜかさっぱり出会えない。
しかしわたしが頭を悩ませているあいだにも、事態は刻一刻と進んで行く。
「正者」として、同じ力を持つアステリア様と共に宮廷に蔓延る「改竄者」に対処する日々を送りながら、わたしはどうにか攻略対象キャラクターに出会えないかと四苦八苦したが、すべて徒労に終わった。
もしかしたら攻略対象キャラクターはこの世界に存在しないのではないか――。
そういう事態を考えるようになるまでに、時間はかからなかった。
となれば、話はまた元に戻って、わたしと同じ「正者」の力を持つアステリア様が頼みの綱となってくる。
幸いにも「改竄者」たちとの戦いを経て、アステリア様とはまあまあの信頼関係を築けているという自信があった。
何度も言っているように、アステリア様は優しく……悪く言えばちょっとチョロいところがある。
アステリア様から信頼されて、同じ「正者」として頼りにされる状況はうれしかったものの、そうなると余計にアステリア様の弟君が「改竄者」であるという事実は言い出しにくかった。
ゲームの共通ルート中で描かれるアステリア様は、父王同様にアステリオスが「改竄者」であるという確信が持てないものの、薄々その正体には勘づいていた。
そして個別ルートに入ると、どこかの段階でアステリオスが「改竄者」であることに完全に確信を得て、裏切り者の「隠匿者」となるか、あるいは涙を呑んでアステリオスの退治を主人公のルナに頼む――という流れだったはずだ。
だから、主人公であるルナ……わたしが個別ルートに入っていない今は、アステリア様はまだアステリオスが「改竄者」だとは確信していないはずである。
そもそもわたしはまだ攻略対象キャラクターとはひとりとして出会っていない。
この状態では「改竄者」アステリオスを異界へ送り帰せるかは不明瞭だ。
……と思っていたけれども、逆に考えれば、もしかしたら好機かもしれないと感じた。
アステリア様が「隠匿者」として、いわば悪堕ちとか闇堕ちと言われるような状態になるのは、個別ルートに入ってから。
推定共通ルート中の現在のアステリア様であれば、わたしの味方になってくれる確率は、個別ルート中よりも高いのではないか。
幸い、アステリア様とはそこそこ信頼関係を築けている。
そしてアステリア様は暗愚ではない。
たしかに優しすぎるし、それゆえに他人に流されやすいところもあるけれど、本質的に彼女は善人だ。
王として君臨できる素質があるかはわたしにはわからないけれど、この世界を救うにはその善良さはじゅうぶんに思えた。
わたしが身の振り方に悩んでいるあいだにも、刻々と国王陛下の容体は悪化の一途をたどっていた。
「改竄者」アステリオスが本格的に動き出すのは、国王陛下の崩御後。
……ここはもう、一か八かに賭けるしかない。
わたしはアステリア様を信じて、彼女にすべてを打ち明けることにした。
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