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#11 イレギュラー・サイキッカー
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ねえ、聞いてよ。
ええ、そうよ。わたしがこう言うとき、どういう話かはわかっているでしょう?
そう、聖女様のお話。
……ところであなた、もし他人の心を読めるようになる薬があったら、飲む?
え? 違うわよ。別にわたしはそんな薬、作っていないってば。
たしかに、一時的に他人の心を読めるようになる薬、っていうのは一定の需要があるでしょうね。
でも、わたしは作らないわよ。そんなの。
話が逸れたわ。
……で、あなたはそんな薬があったら、飲む? 飲まない?
……飲まない。そう。まあたしかにそうよね。
あなたの言う通り、ろくなことにならないもの。
他人の心に秘めていた言葉を暴いたって、いい結果になんてならないものね。
秘したほうがいい感情や言葉なんて、掃いて捨てるほどあるもの。
正直が得だなんて言えるのは、よほどの善人かバカくらいのものよね。
……で、なんでこんな話をしたかって言うとね、もちろん聖女の話と関係があるんだけれど……。
え? ここまで来ればだいたいわかるって言いたいの?
まあそうよね。そういうところ、あなたは察しがいいもの。
そうよ。お察しの通り「そういう」聖女様だったのよね。
他人の心がわかる。
いえ、正確には他人の心の声が聞こえてしまう、と言ったほうが誤解はないかしら?
とにかくそういう、魔法みたいな力を先天的に持っている子だったのよ。
超能力、って言うのかしら? 異世界の言葉だと。
よくなかったのは、そんな聖女であるあの子を利用しようとした人間が現れたこと。
まあ、王子のことなんだけれど。
一番目じゃなくて三番目ね。
一番目はどうにもこうにも病弱すぎて……だから弟たちが優位に立とうと争ってるんだけれど。
二番目はどうにもボンクラ、三番目は頭は回るけどちょっと冷たすぎる、ってところかしら?
まあどの王子も完璧ではないのは、たしかね。
それでその三番目があの子を利用しようとしたのよ。
味方につけて、それからどうしようとしたのかまではわからないけれど、箔でもつけようとしたのかしら?
なにせ、順当にいっても三番目は三番目。王位継承の順位も第三位だからね。
それをひっくり返そうとおもったら、それなりの理由付けが必要よね。
あるいは、父王にアピールしたかったのかしら。
自分には聖女の加護とか、祈りの力とかがあるぞって感じで。
まあ国王は一番目のどうにも体が弱すぎる点について頭を悩ませているからね。
アピールとしては、まあ、妥当と言えば妥当かしらね?
三番目は顔がいいのよね。
それでパッと見、人当たりもいい。
実際は結構冷酷なんだけれどね。まあ、たいていのひとは上辺だけで騙されちゃう。
でも、今度は相手が悪かったと言わざるを得ないわ。
なにせ、人の心の声が聞こえちゃうんだから。
王子からしたら、反則だ! って感じかもしれないけれど、あの子も好きで心の声を聞いてるわけじゃないみたいだから、仕方ないわよね。
それで、三番目はあの子に優しくしたわ。
あの子もそれをそれなりに受け入れているように見えた。
今となってはただ、当たり障りのない態度で機嫌をうかがっていたって言うのは、わかると思うけれど。
そういうわけで傍目に見ていると三番目があの子に片思いしてアピールしている、って状態だったのよ。
三番目には愛情なんてなかったんだけれどね。
でも、地位を盤石にするためにはそういうイメージも利用していたフシがあるわね。
三番目の本性を知らない周りの人間は、微笑ましげにふたりを見てたわ。
本性を知っている人間は、まあ黙るしかないわよね。
可哀想かもしれないけれど、あの子に忠告する義理なんてないし。
……え? わたし?
わたしは、まあ、直接言ったわけじゃないけどね。
ここに残るのかどうなのかって聞いたら「帰ります」って言っていたから、まあ放っておいても大丈夫かなーって感じだったわ。
帰還の意思がある子は、たいていちょっといい感じになった相手がいても、帰っちゃうからね。
やっぱり元の世界に残してきた家族や友人っていう存在は強いのよね。
だからあの子もそうなのかしらと思って。
……実際は、ちょっと違ったんだけれど。
まあそういうわけで三番目はあの子を口説き落とそうとしたわ。
でも、あの子はのらりくらりかわしてた。
三番目はそれにイライラしていたわ。かなりね。
あの子はまあ……容姿だけで言ったら十人並くらいだから、失礼だけど三番目は簡単に落とせると思ったんでしょうね。
でも、実際は上手くコトが進まない。
巡礼の旅の最中も手紙を送って、涙ぐましい努力はしていたんだけれどね。
不純な動機の上でとはいえ、振り返ると不憫に映っちゃうわね……三番目の努力は。
それで、巡礼の旅から帰ったらまた直接口説こうとしていたみたいだけれど、予想外のことが起こってね。
そう、あなたも記憶に新しいかしら?
ずっと寝ついていた一番目がキレイさっぱり快復したのよね。
当然、国王は大喜び。二番目と三番目の陣営には衝撃が走ったわ。
だって、一番目の病気は治る見込みはない、慢性的なものだって言われていたからね。
そう。それでどうして急に治っちゃったかって言うと、あの子のおかげなのよね。
言い方を変えると、あの子のせいってことにもなるわね。
聖女の祈りの力を使って、一番目の健康を神々に祈願した。それが効いたのね。
二番目と三番目からすれば、青天の霹靂もいいところよね。
え? あの子?
別に、一番目の陣営には頼まれていないんじゃないかしら?
まあもしかしたらそういう裏取引はあったかもしれないけれど、そうするかどうかはあの子の選択次第ではあったし。
まあとにかくあの子は一番目の病弱な性質をさっぱり治しちゃった。
二番目と三番目は大慌てだけど、もう起こっちゃったことだもの。どうしようもないわよね。
国王は一番目を溺愛しているから、継承順位は変動しそうにないし。
不穏な手を使うって選択肢もあるけど、そういうのはリスクも相応にあるしね。
二番目と三番目の陣営がこれからどうするのかは、見ものと言えば見ものかしら。
そういうことがあったから、なおさら三番目はあの子を口説き落とそうとした。
王位が望めないなら「聖女の夫」っていう地位にでも収まろうとしたのかしら?
でもまあ、相手は他人の心の声が読めてしまう子だったから……結果はお察しよね。
……そう。まあ、それはそれはこっぴどくフったわよ、あの子。
「私のこと、『ぼんやりした、うだつの上がらないブス』だって思ってましたよね?」って。
いよいよ三番目に口説かれるのに嫌気が差したのか、引導を渡したのよ。
たしか、「どんな妄想をしていたか知っていますよ。でも、私はあなたに体を開くことはありませんので、ご心配なく」とかも言っていたわね。
それで最後に、
「自分より立場の弱い人間を殴れるようなヒトは、クズです。一点の曇りもなく、クズです。クズ。あなたはご自身がかしこいのだと思っているようですけれど、それと同じくらいクズだともっとご理解したほうがよろしいですよ」
……って言ったのよね。
三番目は……ちょっとこっちが可哀想になるくらい呆然としていたわ。
……まあ、そういうわけであの子は言うだけ言って元の世界に帰って行ったわ。
そうそう。そのときに他人の心が読めるってことを暴露したのよね。
みんなびっくりしていたけれど、中には心当たりがあるヒトもいたみたい。
……まあ、そんなことがあってさすがの三番目も意気消沈しているわ。
わたしとしては今のうちに鼻っ柱を折られてよかったんじゃないかってところだけれどね。
あの子も言った通り、女中に手を上げるようなヒトだったからね、三番目は。
これを機に心を入れ替えてせめて常温程度にまでヒトの心を持って欲しいわね。
でも、他人の心を読めるなんて大変でしょうね。
あの子としては元の世界に愛着があるわけじゃないけれど、気のいい友人がいるぶんこっちの世界よりはマシ、とも言っていたわ。
それだけ三番目の口説きがイヤだったのかしら? ……まあ、うざったかったでしょうね。
自分のことを見下しているってわかっている相手から口説かれるなんて、なかなかうっとうしいことはないでしょうね。
え? わたし?
そりゃあわたしは魔女だけれど、さすがに他人の心の中はのぞけないわよ。
え? そういう魔法はあるのかどうか、気になるの?
それは……ヒミツってことにしておこうかしら。
そのほうが、ヒトのためになると思わない?
ええ、そうよ。わたしがこう言うとき、どういう話かはわかっているでしょう?
そう、聖女様のお話。
……ところであなた、もし他人の心を読めるようになる薬があったら、飲む?
え? 違うわよ。別にわたしはそんな薬、作っていないってば。
たしかに、一時的に他人の心を読めるようになる薬、っていうのは一定の需要があるでしょうね。
でも、わたしは作らないわよ。そんなの。
話が逸れたわ。
……で、あなたはそんな薬があったら、飲む? 飲まない?
……飲まない。そう。まあたしかにそうよね。
あなたの言う通り、ろくなことにならないもの。
他人の心に秘めていた言葉を暴いたって、いい結果になんてならないものね。
秘したほうがいい感情や言葉なんて、掃いて捨てるほどあるもの。
正直が得だなんて言えるのは、よほどの善人かバカくらいのものよね。
……で、なんでこんな話をしたかって言うとね、もちろん聖女の話と関係があるんだけれど……。
え? ここまで来ればだいたいわかるって言いたいの?
まあそうよね。そういうところ、あなたは察しがいいもの。
そうよ。お察しの通り「そういう」聖女様だったのよね。
他人の心がわかる。
いえ、正確には他人の心の声が聞こえてしまう、と言ったほうが誤解はないかしら?
とにかくそういう、魔法みたいな力を先天的に持っている子だったのよ。
超能力、って言うのかしら? 異世界の言葉だと。
よくなかったのは、そんな聖女であるあの子を利用しようとした人間が現れたこと。
まあ、王子のことなんだけれど。
一番目じゃなくて三番目ね。
一番目はどうにもこうにも病弱すぎて……だから弟たちが優位に立とうと争ってるんだけれど。
二番目はどうにもボンクラ、三番目は頭は回るけどちょっと冷たすぎる、ってところかしら?
まあどの王子も完璧ではないのは、たしかね。
それでその三番目があの子を利用しようとしたのよ。
味方につけて、それからどうしようとしたのかまではわからないけれど、箔でもつけようとしたのかしら?
なにせ、順当にいっても三番目は三番目。王位継承の順位も第三位だからね。
それをひっくり返そうとおもったら、それなりの理由付けが必要よね。
あるいは、父王にアピールしたかったのかしら。
自分には聖女の加護とか、祈りの力とかがあるぞって感じで。
まあ国王は一番目のどうにも体が弱すぎる点について頭を悩ませているからね。
アピールとしては、まあ、妥当と言えば妥当かしらね?
三番目は顔がいいのよね。
それでパッと見、人当たりもいい。
実際は結構冷酷なんだけれどね。まあ、たいていのひとは上辺だけで騙されちゃう。
でも、今度は相手が悪かったと言わざるを得ないわ。
なにせ、人の心の声が聞こえちゃうんだから。
王子からしたら、反則だ! って感じかもしれないけれど、あの子も好きで心の声を聞いてるわけじゃないみたいだから、仕方ないわよね。
それで、三番目はあの子に優しくしたわ。
あの子もそれをそれなりに受け入れているように見えた。
今となってはただ、当たり障りのない態度で機嫌をうかがっていたって言うのは、わかると思うけれど。
そういうわけで傍目に見ていると三番目があの子に片思いしてアピールしている、って状態だったのよ。
三番目には愛情なんてなかったんだけれどね。
でも、地位を盤石にするためにはそういうイメージも利用していたフシがあるわね。
三番目の本性を知らない周りの人間は、微笑ましげにふたりを見てたわ。
本性を知っている人間は、まあ黙るしかないわよね。
可哀想かもしれないけれど、あの子に忠告する義理なんてないし。
……え? わたし?
わたしは、まあ、直接言ったわけじゃないけどね。
ここに残るのかどうなのかって聞いたら「帰ります」って言っていたから、まあ放っておいても大丈夫かなーって感じだったわ。
帰還の意思がある子は、たいていちょっといい感じになった相手がいても、帰っちゃうからね。
やっぱり元の世界に残してきた家族や友人っていう存在は強いのよね。
だからあの子もそうなのかしらと思って。
……実際は、ちょっと違ったんだけれど。
まあそういうわけで三番目はあの子を口説き落とそうとしたわ。
でも、あの子はのらりくらりかわしてた。
三番目はそれにイライラしていたわ。かなりね。
あの子はまあ……容姿だけで言ったら十人並くらいだから、失礼だけど三番目は簡単に落とせると思ったんでしょうね。
でも、実際は上手くコトが進まない。
巡礼の旅の最中も手紙を送って、涙ぐましい努力はしていたんだけれどね。
不純な動機の上でとはいえ、振り返ると不憫に映っちゃうわね……三番目の努力は。
それで、巡礼の旅から帰ったらまた直接口説こうとしていたみたいだけれど、予想外のことが起こってね。
そう、あなたも記憶に新しいかしら?
ずっと寝ついていた一番目がキレイさっぱり快復したのよね。
当然、国王は大喜び。二番目と三番目の陣営には衝撃が走ったわ。
だって、一番目の病気は治る見込みはない、慢性的なものだって言われていたからね。
そう。それでどうして急に治っちゃったかって言うと、あの子のおかげなのよね。
言い方を変えると、あの子のせいってことにもなるわね。
聖女の祈りの力を使って、一番目の健康を神々に祈願した。それが効いたのね。
二番目と三番目からすれば、青天の霹靂もいいところよね。
え? あの子?
別に、一番目の陣営には頼まれていないんじゃないかしら?
まあもしかしたらそういう裏取引はあったかもしれないけれど、そうするかどうかはあの子の選択次第ではあったし。
まあとにかくあの子は一番目の病弱な性質をさっぱり治しちゃった。
二番目と三番目は大慌てだけど、もう起こっちゃったことだもの。どうしようもないわよね。
国王は一番目を溺愛しているから、継承順位は変動しそうにないし。
不穏な手を使うって選択肢もあるけど、そういうのはリスクも相応にあるしね。
二番目と三番目の陣営がこれからどうするのかは、見ものと言えば見ものかしら。
そういうことがあったから、なおさら三番目はあの子を口説き落とそうとした。
王位が望めないなら「聖女の夫」っていう地位にでも収まろうとしたのかしら?
でもまあ、相手は他人の心の声が読めてしまう子だったから……結果はお察しよね。
……そう。まあ、それはそれはこっぴどくフったわよ、あの子。
「私のこと、『ぼんやりした、うだつの上がらないブス』だって思ってましたよね?」って。
いよいよ三番目に口説かれるのに嫌気が差したのか、引導を渡したのよ。
たしか、「どんな妄想をしていたか知っていますよ。でも、私はあなたに体を開くことはありませんので、ご心配なく」とかも言っていたわね。
それで最後に、
「自分より立場の弱い人間を殴れるようなヒトは、クズです。一点の曇りもなく、クズです。クズ。あなたはご自身がかしこいのだと思っているようですけれど、それと同じくらいクズだともっとご理解したほうがよろしいですよ」
……って言ったのよね。
三番目は……ちょっとこっちが可哀想になるくらい呆然としていたわ。
……まあ、そういうわけであの子は言うだけ言って元の世界に帰って行ったわ。
そうそう。そのときに他人の心が読めるってことを暴露したのよね。
みんなびっくりしていたけれど、中には心当たりがあるヒトもいたみたい。
……まあ、そんなことがあってさすがの三番目も意気消沈しているわ。
わたしとしては今のうちに鼻っ柱を折られてよかったんじゃないかってところだけれどね。
あの子も言った通り、女中に手を上げるようなヒトだったからね、三番目は。
これを機に心を入れ替えてせめて常温程度にまでヒトの心を持って欲しいわね。
でも、他人の心を読めるなんて大変でしょうね。
あの子としては元の世界に愛着があるわけじゃないけれど、気のいい友人がいるぶんこっちの世界よりはマシ、とも言っていたわ。
それだけ三番目の口説きがイヤだったのかしら? ……まあ、うざったかったでしょうね。
自分のことを見下しているってわかっている相手から口説かれるなんて、なかなかうっとうしいことはないでしょうね。
え? わたし?
そりゃあわたしは魔女だけれど、さすがに他人の心の中はのぞけないわよ。
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