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神業すぎる整体師と重症すぎる腰痛持ちの秘密
ステップ5:シリコンブジーと温泉の効能(2)
しおりを挟む「では始めていきます」
「っぁ……! は、い……っ」
ぬるりとした何かを纏った先生の手が、俺の身体を這っていく。反響する声がいつもより響いて聞こえるのが恥ずかしいが、ここで我慢をしてはいけないことはこれまでの施術を通して学んでいる。
施術内容自体はいつもと変わらず、胸元から下腹部、口腔に至るまでを丹念に揉み解される。しばらくそうして全身を整えられていると、我慢のきかない俺の身体は快感に頭をもたげ始めてしまうのだ。
島崎先生は風呂椅子に腰かけた俺のペニスをつまみ上げると、亀頭の先端をぷちゅり…と押し拡げ、先が少しだけ凹凸したそれを尿道に突き刺した。
「ひゃん…⁈ ぁ…っ、うそ、そんなところ……っ」
たっぷりと粘液を纏っていた器具は難なく中へと入り込んでくる。物を入れたことのないそこに急激に感じる閉塞感。俺は信じられない衝撃を感じながらも、それを抜き差しされると全身が言いようもない快感に包まれていく。
「ぁあっ、先生……っ、島崎せんせ……っ! んぅ……っっ♡ これだめ……♡ だめですぅ…っ♡」
「大丈夫、上手に解せていますよ。この調子で出し入れを続けます」
小刻みに揺らすように抽送されると、腰の奥がずくずくと疼いてしまう。
「あっ! あ、あ、あっ♡ なんでっ、き、気持ちい……っ♡♡」
「うーん、まだ大事なところまで入っていませんね。ほら、ここまで挿れないと凝りには届きません」
ずぷんっ、と音が聞こえた気がする。
俺がいくら泣き言を漏らしても、先生が動かしている器具は遠慮なく動かされ、遂には一番奥の突き当たりまで到着した。
「ん……だめ……っ♡ ……んっ……、ひぁっっ♡」
「ここもだんだん柔らかくなってきました。いい調子です。頑張りましょう」
「奥……っ! ヤバイ、ですからっ♡ ぁっ、あうっ……ぁあああっ♡」
器具だけは挿し入れたまま、動かしていた手を離すと先生は俺の胸元の施術を始める。院内の施術室でもよくされている、胸を揉むような動きと先端で尖っているしこりをくにくにと解す動きをされると、俺の腰は無意識に揺れてしまうのだ。
「ふぁああ♡ それ、ダメ……っ♡ ぁっ!」
尿道が塞がれながらもわずかに白濁を溢している俺の性器に先生がシャワーをかけた。びくびくびくっと震える俺の身体を支えながら、先生がにっこりと微笑む。
「さぁ身体を流したら、次は湯船に入りながら施術を行いましょう。出口は塞いでいますから大丈夫ですよ」
「ンッ♡ は、はい……」
既にへろへろの身体を支えられながら、ゆっくりと湯船に脚を入れていく。視界がふさがれたまま動くのは少し怖かったが、先生が肩を貸してくれているので大丈夫だ。
「ふぁ……気持ちい~……」
施術とは違う、温泉の心地よさに包まれて、ほぅ……と特大のため息を吐く。
「気に入っていただけましたか? しっかりと効能を感じるためにも、肩までしっかりと浸かってくださいね」
「はぁい……」
視覚を奪われているからこそ、少しとろっとしたようにも感じるお湯を強く感じた。しばらくそうして一人湯船を堪能していると、ふと自分以外から発生した波紋が身体を揺らす。
「あ、え? 先生……?」
「さぁ施術の続きです。こちらに寄りかかっても大丈夫ですからね」
「ぁ! はい……っ、ん、ふぅ……♡」
背後から伸びてきた手のひらに腕をとられて、指の先まで優しくなぞられた。
(あれ、そういえば……服の感触がしない?)
お湯に浸かっているのだから当たり前かもしれないが、もしかして先生も裸になっているのか、と思ったら一気に頭に血が上る。
「ぁああっ! はぁ……っ♡ せんせぇっ♡♡」
「随分解れてきましたね。 そのままこちらに身体を預けて……」
温泉の温かさと一緒に、先生の体温をほのかに感じる。今までにないそれに、俺の心臓が痛いほどに音を立てていた。
(俺、どうしちゃったんだ。こんなにドキドキして……なんかおかしい……!)
「あっあっ、あ、……っ、ま、待って……!」
「ここに来るまで歩きましたから……ここも少し疲れが溜まっていますね」
「んぁあっ♡ そこ……っ、き、もちいい、です……っ♡」
俺が身じろぎをするたびに、湯船がぱしゃんと跳ねる。
温かなお湯に包まれながら先生の手に全身を解されるのは、いつも以上の至福を感じた。鼠径部のコリを重点的に揉まれ、出口を塞がれて欲望を発散できない身体は、煮詰まったジャムみたいにどろどろになってしまう。
「ひぅっ♡ も、ダメ……っ! くらくらする……っ♡」
「くらくら……? ああ、すみません」
ふわふわと思考が定まらないままに、俺がそう口走った瞬間。先生はパッと身体を離すと、力の抜けた俺を湯船の端に座らせて額に手を当てた。
「これ以上は逆上せてしまいますね。身体も十分温まりましたし、続きは後ほど」
「っえ……!」
「どうしましたか?」
「いや、あの……な、なんでもありません」
そうか、俺は逆上せているからこんなに心臓が高鳴っていたのか。よくわからない現象に理由がついてほっとした半面、身体に燻る熱がすっきりしてなくて、じくじくと疼く下半身をもじつかせてしまう。
「ふふ。食事が終わったら続きをしましょう。明日まで時間はたっぷりありますから」
「は、はい……」
そんな俺の様子に気付いたのか、先生の声色は面白がっているような響きを含んでいた。俺は既に逆上せているのか、ぐらぐらと揺れる頭のままに小さく頷く。
——— ああ、今日の夕飯は懐石料理だって、女将さんが言っていたのに。
そんなことを言われてしまったら、食後の施術が楽しみで料理の味なんて分からなくなってしまいそうだ。
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凄く面白いです。
続き楽しみにしています。
感想いただきありがとうございます!
のんびりペースの更新ですが、お気に入りのお話なので、随時更新させていただきます(^^)
是非引き続きお付き合いください!