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神業すぎる整体師と重症すぎる腰痛持ちの秘密
ステップ2:ぴんくの器具と貞操帯
しおりを挟むヴィーーン…と、まるで羽虫が飛び交うような細かい機械音が、あたりに反響している。
その音の出所は俺の下肢に取り付けられた、ピンク色の小さな器具。それは、なんだかアダルトビデオで見るようなイケナイ玩具のようにも見えたが、何でもないことのように使い方の説明をする先生を見て、邪な考えをしてしまった自分が恥ずかしくなる。
説明の半分も頭に入っていない俺に対して、いつもと変わらない優しい微笑みを浮かべた先生が、新たに持ってきてくれたそれを、殊更丁寧に俺のペニスに取り付ける。それまでの施術で、既に緩く勃ち上がった自分のものに、つるりとしたプラスチックの素材が触れるだけで、肩が揺れるのを隠せなかった。
器具が振動を始めると、敏感な部分には強すぎる快感が広がっていき、びくびくと跳ねる腰の動きが止まらない。身体の動きにつられて揺れるペニスを、震える手で押さえ込みながら、俺は必死で射精しそうになるのを堪えていた。
「せっ、先生っ♡ 本当に、これで…っ、凝りが解れるんでしょうかぁ……っ♡」
後ろにはそれまでの施術に使われていたいつもの器具が挿し入れられていて、その無機質で大きなな感触もまた、俺の身体を心地よく刺激するのだ。
「そうですね。ペニスを細かい振動で刺激するのは、医学的にも心身にとても良い影響を与えるとされているんです」
「ぁんっ♡ ぁっあっ…そう、なんですね……っ♡♡ さすが先生…っ、あぅっ中が……ぁんんっ♡」
あらゆる物から快感を拾って膨らんだペニスに与えられる振動は、たとえ小さなものであっても体感的には数十倍の大きさになる。いつもであれば「我慢せずにイってくださいね」と優しい言葉をかけてくれる島崎先生は、今日に限って新しい治療法を試したいと俺の陰茎の根元を貞操帯で戒めていた。
そのなんとも淫靡な様子は、久しぶりに目隠しを外されたままの施術をしてもらう俺にとって、どうにも刺激が強すぎた。
「せんせ……っ、もぉ、射精したいっ、ですぅ……♡♡」
「もう少し、我慢しましょうね。今回は少し時間がかかる治療法なんです」
「ぁああっ! もぅ……っぁっあっ……っ♡ 我慢できませんんんっ♡」
「大丈夫。大丈夫。高橋様なら、きっと出来ますよ」
にっこりと笑いながらカルテに何事かを書き込んでいる先生は、俺がどんなに泣き言を吐いても許してはくれなかった。何も変わらない押し問答を続ける間も、貞操帯に堰き止められた俺のちんこは湧き上がる射精感とは裏腹に、ある一定の硬さ以上にはならずにだらんとしている。
「あん……っ先生、ちんこが……♡ ひぁっっ♡♡ らめらめっ、ぁっ♡ もっと……っ、♡♡」
「なるほど、射精を強制的に制限されると人間の身体はそのようになるんですね。勉強になります」
「はぁ…っ♡ はずかしい…っぁあっ♡♡」」
タガが外れてしまったかのように、俺の身体は前と後ろから与えられる気持ちよすぎる悦楽に浸っていた。驚くほど広がっている後孔は、ぎゅうぎゅうと音がしそうな程、大きな器具を食い締めていたのだが。無情にも先生は大事に咥え込んでいた器具をやや強引に引き抜いてしまった。無遠慮にも思えるやや強引なその所作によって、身体中を駆け抜ける快感で肌が粟立ってしまう。
「っぁあんっ♡♡ ぬっ、抜かないで……っ」
ぶぽっ、と音を立てながら器具が抜かれると、目いっぱい拡がっていた後孔がぽっかりと開いてしまい、なんだか寂しいのだ。
「おや。高橋様はこの器具がお好きですか?」
「っ、だいすきっ♡♡♡ それ、だいすき……っ先生もっとっ♡♡♡ ゃんっ、そこ、擦れちゃ……っあっ……」
恥も外聞もなく好きだ、もっと、と求めて縋れば喉奥でくっと嗤った先生が、再び太くて大きい器具を俺の後孔に挿れてくれた。
「せんせ、気持ちい……っ気持ちい……っ♡♡♡ あっぁっ……♡ うそ、なんか、なんかキちゃうっ♡♡ お尻が……やだっダメダメダメ……っ! ぁっ、ぁっアッ♡♡ ………っっ♡♡♡♡」
ごつんっと最奥を抉るように突き入れられた器具に、俺の目の前にはチカチカと白い光が散った。何度も何度も叩きつけられる激しい抽送で、限界まで高められていた俺の身体は限界を迎えた。
ぎゅうううううっと器具を食い締めながら、俺の身体は射精することなく頂点に達する。ぴく…ぴく…と不規則に痙攣する身体から、ゴトリ、と大きな音を立てて器具が落ちていく。
それでも俺は固まったようにペニスを握った手を解くことが出来ず、振動を繰り返す小さな機械を押し付けながら何度も何度も絶頂を繰り返していた。
「とても上手でしたよ。この調子で治療を続けましょうね」
「………っ♡♡♡ っ、…っ……♡♡♡♡♡」
優しい笑顔でそう言われて、もう声を出すことすらままならない俺は、ただ総身を震わせながらへにゃりと力のない笑顔を返すのだった。
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