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しおりを挟む僕は誰ともセックスが出来なくて、こんなにも毎日欲求不満だというのに。もし今ここに僕が来なかったら、ドミニクはエリオット先生とめちゃくちゃ激しいセックスをしていたかもしれないんだ!僕は!こんなにも!欲求不満なのに!!
悔しさから涙目になってドミニクを睨み付けると、彼は一瞬気まずそうに視線を泳がすと、突然頭を抱え出した。
「っ、そ、それは……あー、もうっ……! 俺は、お前が好きなんだよ! でも俺、今まで女としか付き合ってこなかったし、もしかしたら勘違いかもしれないって思って……」
ん?んん??
今ドミニク、僕のことが好きって言った?
それ本当?
「自分が本当に男とも出来るのか、試したいなって思ってた時に、エリオット先生に試しでもいいから抱いてって誘われて、それで……」
あの淫猥教師め……!悩める生徒を手玉にとって自分だけ良い思いをしようだなんて……!
ドミニクは僕が先に目を付けてたんだぞ!
先ほどまで自分がクレイグ先生としようとしていたことは棚に上げつつ、心の中でエリオット先生に悪態をつく。そういうことなら、手遅れになる前にここに来れて本当に良かったよ……。
「ドミニクの馬鹿。他の人で練習なんてしないでよ。僕とだけ、して?」
「え……」
ベッドに腰掛けて俯いているドミニクの頬に両手を添えて、目と目が合うように掬いあげる。
戸惑うように揺れたドミニクの目を見て、僕はふっと吐息で笑うと彼の色っぽい唇に口付けを落とした。
ちゅっ
最初はほんの少しだけ。可愛らしい音を立ててすぐに離す。それを何度も何度も繰り返していると、力の抜けていたドミニクの手が、少しずつ確かめるように僕の身体を這い回りはじめた。
徐々に深く、激しくなっていくキスに僕の息も上がってくる。いつの間にか遠慮のなくなってきたドミニクの手のひらが、手馴れた仕草で尻を揉み、ズボンの中に侵入しようとしてきたところで、僕はその手を叩いて制止した。
「だーめ♡ 僕以外の人とえっちなことしようとした、ドミニクにはお仕置きです」
「……お仕置き?」
とん、と肩を押して綺麗な筋肉がついた身体をベッドに押し倒す。真ん中の方に寝るように促し、ドミニクがそれに従ったところで、僕もベッドによじ登った。
僕のことを放置して、他の人と楽しもうとした罰なんだからね。こういう躾は最初が肝心なんだから。しっかり理解させないと。
「僕がいいって言うまで、絶対触っちゃダメだよ」
少しだけ膨らんでいるドミニクのちんちんを撫でながら、僕はにっこりと微笑んだ。
「そのかわり僕が、いーっぱい……可愛がってあげる♡」
「っはぁ……♡ おっきぃ♡♡」
ドミニクの下肢に顔を近づけて、制服のズボンを寛げ、下着をずらす。中なら飛び出してきた立派なペニスを見て僕は感嘆の声を漏らした。
まだ少ししか反応をしていないようだったそれは、僕の呟きを聞いてかピクンッと跳ねていた。あーん、まだ高校生なのに赤黒いちんちんが、格好いいのに可愛いよう♡
僕はたまらず目の前の美味しそうなちんちんの先っぽを口に咥えた。
「っ、まじ、かよ……っ、ユーリ……っ♡」
ふふん。フェラだって、妄想とバナナでしっかり履修済みなんだから。ぐっぽりと口腔全体で亀頭を包み込み、ちろちろ舌を動かしながら鈴口を刺激する。すぐにガチガチの勃起状態になったモノは、大きすぎて口に入り切らなくなってしまった。流石に喉奥で愛撫するほど手練れのテクニックは持ち合わせていないので、仕方なく口を離すとべろりと伸ばした舌で、裏筋をつつつーっと舐め上げた。優しく睾丸を揉みながら、ビキビキに血管が浮き出た竿をゆっくりと抜いていく。
「う、ぐ……っ! ユーリ、もう……っ」
ドミニクの腰がぐうっ、と持ち上がり、射精を我慢している腹筋がピクピクと震えていた。
「ん、だひて……♡」
あ、と口を開けて、再び亀頭だけを口に含んだ僕は、舌や唇を使ってぺろぺろ、ちゅっ、ちゅ…と愛撫を続ける。そのままドミニクの方を見上げれば、彼はジッと僕の方を見ながら顔を真っ赤にして口を押さえていた。
「いやっ、無理だろ……っ!」
「なんれ? のみはい……♡」
弱い力で僕を引き剥がそうとするドミニクのことは無視して、再びちんちんを限界まで咥内に迎え入れ、引き抜くと同時に鈴口をじゅう…っと吸い上げる。
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