乙ゲーヒロインの隣人って、普通はお助けキャラなんじゃないの?

つむぎみか

文字の大きさ
上 下
151 / 162
7月

脳内戦争の行く末は ※黒瀬

しおりを挟む


 ……ちゃんと、ことわらなくては。
 いまここでことわらないと、またくろせとセックスすることになってしまう。

 さぁ、断れ。ひとこと「しない」っていうだけだ。おれをおうえんする、テンシの声があたまのなかにひびいていた。
 わかったわかった、テンシくん。そんなにしんぱいしなくても、ちゃんとことわるって。
 よーーーし、言うぞ~~~~~? ことわるぞ~~~~~???

「お前が煽りまくってくるせいで、我慢できなくなった。今日はおっさんいるから、声は我慢しろよ?」

 ぶるんっと飛びだしたそれをみて、あたまのなかで「がんばれーー!!!」と、声をはりあげていたはずのテンシは、どこかにふっとんでいった。

 え…………?
 なにそれ……ちょーーっと、育ちすぎではありませんか……???

 今までもなんどか、くろせのはだかをみたことがある。そのときにはあまり意識していなかったからか、それともきょうがとくべつなのか、とにかくくろせのちんこがデカい。こんなのがおれのケツの中にはいっていたというのか……?
 むしょーにきょうみがそそられて、おれはしぜんとくろせのモノに手をのばしていた。

「うおっ……!?」
「くろせくんの、すごくおっきぃね……」
「は!?」
「ぼくのと、ぜんぜん、ちがう……。なんでだろ……?」

 じぶんにもおなじものが付いているので、けんおかんみたいなものは特にない。
 しかし、どうしてここまでぞうけいが違うんだ? おとなりくんは肌がしろいからか、ちんこもおどろくくらいきれいだ。つるっとしてて、うっすらぴんくで……くろせに比べるとちいさめサイズなのがざんねんだけど、しょうじきまえのからだ・・・・・・の時も、こんなにデカくなかった気がする。

 にんげんの個性とはこんなところにまであらわれるのかと、くろせのちんこをいじくりまわす。

「おっ、い……乙成……っ」
「ん~……もーちょっとだけ……わぁ、すごい……」

 おおっ!? もっとデカくなるのか!?
 いったい、どこまで……おれもこれくらいりっぱなもんが付いてたら、おとことして自信がつきそうなものだが、おとなりくんのからだにコレがついているのは……そうぞうできないな。

「はぁっ……。おまえ……いい、加減に……っ」
「やーだ。くろせくんだって、いつもやめてくれないもん……」

 逃げようとするくろせをおいかけて、いつもじぶんでするみたいにこすってみる。ふふふ……ふだんは俺がほんろーされてばっかりだけど、めずらしくくろせがあせっているのが、なんかかわいくおもえてきたぞ。てをうごかすたび、ぴくぴくとはんのうを返すちんこに、あいちゃくすらわいてきた。

「ここ、きもちぃの? すき?」
「うっ……。乙成、てめ……」

 さきの方をやさしくすりすり。
 さきばしりでぬるぬるしてきた手でやさしくくるんで、かんきゅうをつけてぬいてみる。

 ソロプレイはおてのものだ。くろせのようすを見ながら、主にじぶんのすきなところをいじって、きもちよさそうなはんのうをみせたばしょをせめていく。この頃になると、くろせは口ではあくたいをついていても、おれをとめることはしなくなった。力づくでおさえこまれたら、ひりきなおとなりくんの身体ではさからうことなんてできないはずなのに。
 やめさせられるはずなのに止めないってことは、つづけていいってことだろ?

「ぼくはすき。こうすると、きもちーでしょ」
「はぁっ……、あーーーーもうっ。っ、お前、まじで……っ」

 こういう時にみんながいじわるいってくるの、なんでだろうっておもっていたけど……じぶんが同じたちばになってみると、なんとなくきもちがわかる。いつもより顔をあかくして、がまんしているくろせ。
 ふふふ……なんか、か~わい~~~!
 そんなふうにたえていないで、さっさとイっちゃえって♪

「……ね。きもちーよね?」
「気持ちいいよっ……! くそっ……!」
「っ、あ! や、やだ……ぼく、が、っ! あっ♡」
「うるせぇ、足りねぇんだよ……っ」

 がばっと身をのりだしたくろせにしゅどうけんをにぎられる。ゆるく勃っていたおとなりくんのちんことあわせてえんりょなしにぬかれて、しびれるようなかいかんに腰がふるえた。

「あっ、ああ、あ♡ あっ♡」
「はぁっ……はぁ、っ、く……!」
「~~~~~っ♡♡」

 かき抱くようにひきよせられて、俺もくろせのせなかに手をまわす。ぶるっとおおきく震えたあと、はき出されたくろせのせいえきがいきおいよく胸までとびちった。ひときわつよく擦られるてのうごきにおれもがまんできなくて、ほぼ同時にイっていたとおもう。



しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

弟の可愛さに気づくまで

Sara
BL
弟に夜這いされて戸惑いながらも何だかんだ受け入れていくお兄ちゃん❤︎が描きたくて…

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

パパの雄っぱいが大好き過ぎて23歳息子は未だに乳離れできません!父だけに!

ミクリ21
BL
乳と父をかけてます。

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。

丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。 イケメン青年×オッサン。 リクエストをくださった棗様に捧げます! 【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。 楽しいリクエストをありがとうございました! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

処理中です...