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7月
脳内戦争の行く末は ※黒瀬
しおりを挟む……ちゃんと、ことわらなくては。
いまここでことわらないと、またくろせとセックスすることになってしまう。
さぁ、断れ。ひとこと「しない」っていうだけだ。おれをおうえんする、テンシの声があたまのなかにひびいていた。
わかったわかった、テンシくん。そんなにしんぱいしなくても、ちゃんとことわるって。
よーーーし、言うぞ~~~~~? ことわるぞ~~~~~???
「お前が煽りまくってくるせいで、我慢できなくなった。今日はおっさんいるから、声は我慢しろよ?」
ぶるんっと飛びだしたそれをみて、あたまのなかで「がんばれーー!!!」と、声をはりあげていたはずのテンシは、どこかにふっとんでいった。
え…………?
なにそれ……ちょーーっと、育ちすぎではありませんか……???
今までもなんどか、くろせのはだかをみたことがある。そのときにはあまり意識していなかったからか、それともきょうがとくべつなのか、とにかくくろせのちんこがデカい。こんなのがおれのケツの中にはいっていたというのか……?
むしょーにきょうみがそそられて、おれはしぜんとくろせのモノに手をのばしていた。
「うおっ……!?」
「くろせくんの、すごくおっきぃね……」
「は!?」
「ぼくのと、ぜんぜん、ちがう……。なんでだろ……?」
じぶんにもおなじものが付いているので、けんおかんみたいなものは特にない。
しかし、どうしてここまでぞうけいが違うんだ? おとなりくんは肌がしろいからか、ちんこもおどろくくらいきれいだ。つるっとしてて、うっすらぴんくで……くろせに比べるとちいさめサイズなのがざんねんだけど、しょうじきまえのからだの時も、こんなにデカくなかった気がする。
にんげんの個性とはこんなところにまであらわれるのかと、くろせのちんこをいじくりまわす。
「おっ、い……乙成……っ」
「ん~……もーちょっとだけ……わぁ、すごい……」
おおっ!? もっとデカくなるのか!?
いったい、どこまで……おれもこれくらいりっぱなもんが付いてたら、おとことして自信がつきそうなものだが、おとなりくんのからだにコレがついているのは……そうぞうできないな。
「はぁっ……。おまえ……いい、加減に……っ」
「やーだ。くろせくんだって、いつもやめてくれないもん……」
逃げようとするくろせをおいかけて、いつもじぶんでするみたいにこすってみる。ふふふ……ふだんは俺がほんろーされてばっかりだけど、めずらしくくろせがあせっているのが、なんかかわいくおもえてきたぞ。てをうごかすたび、ぴくぴくとはんのうを返すちんこに、あいちゃくすらわいてきた。
「ここ、きもちぃの? すき?」
「うっ……。乙成、てめ……」
さきの方をやさしくすりすり。
さきばしりでぬるぬるしてきた手でやさしくくるんで、かんきゅうをつけてぬいてみる。
ソロプレイはおてのものだ。くろせのようすを見ながら、主にじぶんのすきなところをいじって、きもちよさそうなはんのうをみせたばしょをせめていく。この頃になると、くろせは口ではあくたいをついていても、おれをとめることはしなくなった。力づくでおさえこまれたら、ひりきなおとなりくんの身体ではさからうことなんてできないはずなのに。
やめさせられるはずなのに止めないってことは、つづけていいってことだろ?
「ぼくはすき。こうすると、きもちーでしょ」
「はぁっ……、あーーーーもうっ。っ、お前、まじで……っ」
こういう時にみんながいじわるいってくるの、なんでだろうっておもっていたけど……じぶんが同じたちばになってみると、なんとなくきもちがわかる。いつもより顔をあかくして、がまんしているくろせ。
ふふふ……なんか、か~わい~~~!
そんなふうにたえていないで、さっさとイっちゃえって♪
「……ね。きもちーよね?」
「気持ちいいよっ……! くそっ……!」
「っ、あ! や、やだ……ぼく、が、っ! あっ♡」
「うるせぇ、足りねぇんだよ……っ」
がばっと身をのりだしたくろせにしゅどうけんをにぎられる。ゆるく勃っていたおとなりくんのちんことあわせてえんりょなしにぬかれて、しびれるようなかいかんに腰がふるえた。
「あっ、ああ、あ♡ あっ♡」
「はぁっ……はぁ、っ、く……!」
「~~~~~っ♡♡」
かき抱くようにひきよせられて、俺もくろせのせなかに手をまわす。ぶるっとおおきく震えたあと、はき出されたくろせのせいえきがいきおいよく胸までとびちった。ひときわつよく擦られるてのうごきにおれもがまんできなくて、ほぼ同時にイっていたとおもう。
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