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5月
side 赤塚-3 ※
しおりを挟む「んー、でも気持ちよさそう。こんなに感度が良いなら、もしかしていつも彼女サンに弄ってもらってたりするんですか」
それを聞いて何になるのか分からない。それでも言わずにはいられなかった。「そうだよ」なんて言われたら、嫉妬に任せて本気で犯しちゃうかも。そう思っていたら先輩から告げられたのは予想外の内容だった。
「ほ、ほんとは嘘なの! 僕もっ、女の子と、え…えっちなんてした事ないんだ……!」
は? まじ?
こんなどすけべボディしておいて、誰にも開発されてないの?
まさか、そんな、としつこく質問を繰り返しても、先輩は首を縦に振るばかりで嘘をついているようには見えない。……じゃあそれが本当だとして、この感度の良さはなんなんだ? 明らかに開発されているようなこの反応。何も知らないなんて嘘は通らない。
「なぁんだ。じゃあ先輩も童貞だ。一緒だったんですね」
「うん……っ! 黙っててごめんなさい……っ」
「別にいいですよ。でもそしたらこんなに感度がいい乳首はどうしちゃったんでしょうね?」
「え……! っあん!」
俺は既に答えにたどり着いているけれど、先輩の口から聞きたくて敢えて質問をする。痛すぎないように力加減を調整しながら、両方の乳首を捻りあげると、先輩は一際高い声で啼いた。
「……もしかして、自分で弄ってたとか?」
答えは返ってこなかったけど、反応を見るだけで答えは明白だ。耳まで真っ赤に染まった顔、羞恥に潤む瞳、震える唇。先輩がそんなえっちだったなんて知らなかったなぁ。
「そっかー、先輩はオナニーの時に乳首も弄る派なんですね」
「え?! いや、違……っ」
「恥ずかしがらなくても大丈夫です。こんな可愛い乳首が自分に付いてたらそりゃ気になって触っちゃいますよね」
「やぁん……!」
「あはっ♡ かわいー声。俺、もっと聞きたいです」
もう無理。我慢できない。
ガチガチに硬くなったちんこは限界を訴えているし、先輩のこんな可愛い素顔を知っちゃったら、我慢なんてできるわけないでしょ。さすがに今日の今日で犯すなんてことは……我慢するけどね。
EDなはずの俺のちんこががっつり勃起していることに、先輩は目を丸くして驚いている。これも先輩のおかげです、何て嘯きながら「射精できるか試してもいいですか?」と笑顔でお願いする。我ながらひどい言い訳だと思いながら、先輩の良心を擽るように言葉巧みに誘導する。
色も大きさも全然違う二つの性器を擦り合わせて、先輩の腰が無意識に動くようになるまで、何度も何度も何度も……。
「はぁ、最初はキレーな顔って思ってただけだったけど、先輩マジでやばいわ……」
「イ、く……っ♡ イっちゃう、からぁ……っ!」
「いいですよ。先輩がイくところ、全部見てあげます」
「ああっ♡ やぁぁああぁぁ……っ♡♡」
一足先に絶頂に達した先輩はびくびくっと全身を震わせながら、勢いよく白い体液を噴き上げる。先輩のちんちんから零れた精液が、先輩のしなやかな身体を濡らす。それだけで眩暈がしそうな程、頭に血が上る。
「はぁーー、えっろ」
それは心からの呟き。もっともっと汚してやりたい。この綺麗で可愛い存在を、ぐちゃぐちゃになるまで。先輩を大事にしたい気持ちと同じだけ、そんな嗜虐心が俺の中で渦巻く。
「あぅッ! も、出た…イった、から♡ 擦らないでぇ……!」
「もう少しっ、ね。俺も…、出る………っ!」
「ひ、ぁぁあんっ♡」
止まって、と言われれば言われるほど、一度イった先輩のちんこを擦る手が止まらない。抵抗にもならないか弱い力で、カリカリと手の甲を引っかかれるだけでぞくりとした快感が走る。残滓までも搾り出し、己も気持ちいいほどの解放感で射精をすれば、俺の精液と先輩の精液が薄い腹の上で混ざりあう。
(まじでやばい。血管ブチ切れそ……――)
白濁に濡れる先輩はめちゃくちゃエロくて可愛くて。最低な感想しか出てこないけど、それを聞いても先輩はふにゃりと笑うばかり。あれ、怒らないんだ。もしかして、このままなし崩しにこの関係続けられちゃうんじゃ? そう思って「また練習付き合ってくださいね♡」と言ってみたら、先輩は戸惑いながらも「うん」と答えた。
ほんと、お人よしすぎて困っちゃう。変な奴に騙されないように、これからは俺が守ってあげないとだめかもな。よーし。まずは先輩がえっちな一人遊びをしなくていい様に、可愛い後輩としてお手伝いしてあげないと。これからもよろしくお願いしますね、先輩♡♡
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