乙ゲーヒロインの隣人って、普通はお助けキャラなんじゃないの?

つむぎみか

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6月

side 青島-7

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 突然のご褒美に俺の思考は完全にフリーズした。昨日に引き続き、普段は隠れた優太きゅんの柔肌を拝めるだなんて。腰ほっそ! 臍すら可愛いっ! 筋肉らしいものは残念ながら見当たらないけど、誰にも汚されていない真っ白い雪原を思わせるお腹に、ちょこんと存在する臍のくぼみ。あの孔を心行くまで舐めしゃぶることが出来たら、どんなに幸せだろうか。

「筋肉付かないの、何か理由があるのかなぁ?」

 ハッ! またしても頭の中で優太きゅんを汚してしまった。反省しつつ、ピンク色の妄想を振り払って真面目に答えることにする。

「……筋トレは……バランスだから。腹筋を鍛えたいなら背筋も必要だし、正しいやり方でないと、効果が薄い」
「そっかぁ。……ねぇ、僕、青島くんにお願いがあるんだけど……」

 うーん、と一度考えるようにした優太きゅんは、ぱっと花が咲いたように満面の笑みを浮かべて俺へと向き直った。あー、可愛い。ほんと見てるだけで癒されるわぁ……。でも出来ることなら俺は、優太きゅんのお腹に顔面突っ込んでぐりぐりしたい。下腹部をナデナデしながら徐々にその手を下げていって、「だめだよぉ♡」とか言われながら、腰をくねくねするえっちな優太きゅんを愛でたいのだ。










 そんなことを考えていたら、半分くらい夢が叶っちゃいました。








「んっ、はぁっ、……ぁっ!」
「……そう。上手だ」
「ぅ、んンッ……もぉ、駄目、だよぉ……っ」
「まだ。我慢して」
「無理っ無理ぃ……我慢できなぃ~~」


 優太きゅんは絶対何も考えずに、思ったままの言葉を使っているだけなんだと思うけど。傍から聞くとまるでセックスしているかのような声を上げながら、必死に腹筋を繰り返している。俺は俺で、意図的に言葉を選んで、優太きゅんとの擬似セックスを楽しんでいた。これは今晩も捗りますわぁ。
 出来ることなら、もう少しいろんな言葉を引き出して、脳内録音しておきたかったのだけれど、限界を迎えたらしい優太きゅんはパタリと床に倒れこんでしまった。

「……っあーー! 背中ついちゃったぁ……」
「初めてにしては、よく頑張ったな」
「もう腹筋ぷるぷるしてるよ~……」

 自分の手のひらで、お腹の下あたりを撫でる優太きゅん。あ、その動きなんかえろいかも。最高です。

「これで、次は背筋をするの?」
「ああ。そうだな」
「うつ伏せになればいいんだよね」

 先ほど俺が説明した内容に従うように、今度は背筋にチャレンジしようとする努力家さんだ。偉いなぁ。でも優太きゅん、そんなうつ伏せに寝そべったら可愛いお尻がとっても無防備だよ~。変態さんに悪戯されちゃうよ~。

 この柔らかそうなお尻に、俺の勃起したちんこを挟んでめちゃくちゃに擦ったら気持ちいいだろうなぁ。ジャージとパンツを一緒に引き摺り下ろして。驚いて固まっている間に割り拡げた尻たぶに熱々の勃起ちんこを挟むんだ。ばちゅばちゅ擦りながら、たまに亀頭をケツ孔に引っ掛けたりして。入り口を虐めちゃうと、だんだん我慢できなくなってきた優太きゅんが「あんッ♡ だめッ♡」って声を出して止めてくる。俺はそれを知らんぷりして、擦ってるだけだよ~なんて言いながら、押し付けるようにぐりぐりすると、もう気持ちよくて堪らないはず。だんだん綻んでくるピンクの孔に、先端だけ含ませちゃったりして、ぐぽぐぽ音が出るようになった頃には優太きゅんも自然とお尻が上がってきちゃうんだよね。それで最後には「もうっ挿れて……ッ♡」って……

「青島くん?」
「あ、悪い」

 動きを見せない俺を不思議に思ったのか、ちらりと見られて若干慌ててしまう。

 しかしどうしようかな。出来るだけ紳士的に行きたいのだけど、あまりにも据え膳すぎて……ちょっとくらい役得を貰ってもいいのだろうか。俺は無防備な優太きゅんのお尻をぐいっと持ち上げるように、太ももの付け根に両手のひらを置き、その身体が動かないように固定した。それは、もう少しでも親指を奥に押し込んだら、きっと優太きゅんの会陰を突いてしまうのではないかという位置だった。

「一人の時はそのままでも良いんだが……二人いる時は押さえてもらう方が、変なところに力が入らなくていい」

 尤もらしいことをいいながら、手のひらで感じる優太きゅんの体温と感触に全神経を集中して、頭の中では彼の肢体をめちゃくちゃに弄りまわす。

 腹筋と背筋を終えた優太きゅんは、もうへろへろだった。
 一度でも自分の決めた一線を飛び越えてしまった俺は、もう止まることなど出来なくて。マッサージというのを言い訳にして、再びその身体に触れる権利を得ると、持てる力の限りを尽くして優太きゅんを善がらせる。嬉しいことにその指技がお気に召した様子の天使。なんと俺は引き続き、優太きゅんをマッサージするという最高の権利を得ることが出来たのだった。

 これからもこの関係を続けることが出来るなんて幸せすぎる。推しに対して、無理やり嫌がることをするのは出来ないけど、喜んでもらえることをしてあげながら、こっそり妄想の世界で楽しむくらいはきっと合法だ。

 ……合法、だよな?????




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