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一周目
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騎士と別れレベルカンストまで鍛えた僕は、遂に安全な集落から出る。
やはりモンスター避けの香が焚かれた集落とは違い、外には鉄の匂いとモンスターが蔓延っている。
実際に鍛錬の際に来る事は何回も会ったが、成長速度に補正が掛けられていた為レベルカンストするのに掛けた時間は僅か半年、そしてこの匂い等は長い年月を掛けないと慣れる事は無いだろう、そう思いながら襲い掛かって来るチームというモンスターの群れを戦斧で薙ぎ倒す。
そうして、暫く歩いていると倒れた馬車と二人の人を見かけた。
どうやらチームの群れに襲われている様だ。
そして僕はチームの群れの後ろから戦斧を遠心力も利用して振り回しチームの群れを吹き飛ばす。
藤弥「大丈夫かい?」
こうしていると、多少違うが騎士に会った時の事を思い出す。
そう感慨に浸っていると、二人のうち一人が返事をする。
格好を見るに集落の自警団だろう。
自警団の男「俺は大丈夫だが、もう一人が負傷している」
そう言って彼はグッタリとしている青年に指を差した。
藤弥「これはヤバイな」
余りにも青年がグッタリとしているので、青年に手を当て僕は魔法を使った
藤弥「Complete healing」
そう僕が呪文を唱えると、僕が手を当てている部分が鈍く光り、見る見る内に青年の体の傷は治っていく、そして青年の傷は完治した。
すると、青年は立ち上がり感謝の念を述べた。
青年「ありがとうございます、この恩を返せる物は今は持っていませんが、いつか返させていただきます」
藤弥「いや別に恩返しとかは良いんだ、それより君達は何故ここに?」
そう僕が問うと青年がこう答える。
青年「それはいつか此処が元通りになった時の為に出来るだけ人が生き残るように、色々な物資を届けるためです」
そう青年が答えた事に無駄だと僕は思ったが、それと同時に青年が眩しく見えた。
何故なら僕は転生する前までの人生は自身の不幸体質を理由に様々な事を諦め続けていたからだ。
そんな青年に僕はこう返した。
藤弥「そうなのか、なら僕も協力させてもらって良いかな」
僕のその言葉に青年達は二つ返事で了承する。
そして僕は青年達の拠点である、僕がいた所とは別の集落に向かう事になった。
やはりモンスター避けの香が焚かれた集落とは違い、外には鉄の匂いとモンスターが蔓延っている。
実際に鍛錬の際に来る事は何回も会ったが、成長速度に補正が掛けられていた為レベルカンストするのに掛けた時間は僅か半年、そしてこの匂い等は長い年月を掛けないと慣れる事は無いだろう、そう思いながら襲い掛かって来るチームというモンスターの群れを戦斧で薙ぎ倒す。
そうして、暫く歩いていると倒れた馬車と二人の人を見かけた。
どうやらチームの群れに襲われている様だ。
そして僕はチームの群れの後ろから戦斧を遠心力も利用して振り回しチームの群れを吹き飛ばす。
藤弥「大丈夫かい?」
こうしていると、多少違うが騎士に会った時の事を思い出す。
そう感慨に浸っていると、二人のうち一人が返事をする。
格好を見るに集落の自警団だろう。
自警団の男「俺は大丈夫だが、もう一人が負傷している」
そう言って彼はグッタリとしている青年に指を差した。
藤弥「これはヤバイな」
余りにも青年がグッタリとしているので、青年に手を当て僕は魔法を使った
藤弥「Complete healing」
そう僕が呪文を唱えると、僕が手を当てている部分が鈍く光り、見る見る内に青年の体の傷は治っていく、そして青年の傷は完治した。
すると、青年は立ち上がり感謝の念を述べた。
青年「ありがとうございます、この恩を返せる物は今は持っていませんが、いつか返させていただきます」
藤弥「いや別に恩返しとかは良いんだ、それより君達は何故ここに?」
そう僕が問うと青年がこう答える。
青年「それはいつか此処が元通りになった時の為に出来るだけ人が生き残るように、色々な物資を届けるためです」
そう青年が答えた事に無駄だと僕は思ったが、それと同時に青年が眩しく見えた。
何故なら僕は転生する前までの人生は自身の不幸体質を理由に様々な事を諦め続けていたからだ。
そんな青年に僕はこう返した。
藤弥「そうなのか、なら僕も協力させてもらって良いかな」
僕のその言葉に青年達は二つ返事で了承する。
そして僕は青年達の拠点である、僕がいた所とは別の集落に向かう事になった。
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