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第一章 恩人

ギルドマスター

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「ギルドマスターですか」
「なんやジス、驚かへんのか?」
「申し訳ないのですが凄さがイマイチ分かりません」

ビリーは手を顎に当てどうしたものかと悩む

「ギルド最高責任者やから職員をクビにするも左遷するも自由やし冒険者のランクも自由に変えれる、まぁこれは職権乱用やさかいやったことないしこれからもやらんけど。どや?凄いやろ?」

しかしジスはそれは凄いのか?という顔をしている

「まぁ簡単にゆうたら元★★★★ランク冒険者や」

なんと、ゼシカ嬢より3つもランクが高いのか

すると周りから
マジかよ
ギルマスとんでもねぇな
憧れんなぁ

など声が

「お、そうか最近入った冒険者には言っとらんかったな」

HAHAHAと笑いながら言っている

「去年くらいから入ってきた冒険者達にこう言っといたら悪事を働くことが減ったからそれ以降こうやって自慢しとるんや」

なるほど、★★★★ランクなんて人知を超えたものらしいからな。そんな人の下で悪事なんて働けば何をされるかわかったもんじゃないからな


「まぁそれでもさっきみたいに面倒事起こす奴はまだおるから気を付けんといかんで。んで今回はお前さんがあいつらどついたやろ、無星ノットスターランクが☆☆ランクに力勝負で圧勝したってのはとんでもねぇこった。ダンのやつは☆☆ランクの中でも優秀やった、それに勝ったんや☆☆☆☆ランクの強さは持ってるやろな」
「ギルドマスター」
「お?ゼシカやないか。元気しとったか?」
「はいおかげさまで、それでジスのことなんですが…ゴブリンロードの率いる群れを単独で全滅させた実績を持っています。」
「…え?」

辺りは沈黙に包まれる





「「「「「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?」」」」」




周りの者が驚愕っと言った声をあげる

「ジス、ゼシカ、それはほんまやな?」
「あぁ、そうだ」
「間違いないです。この目で見ました」

私達が話し終わるとハァーとビリーは大きな溜息をついた

「ジス、お前さんとんでもないな」
「何がだ?」
「わかっとらんのかい…今日はもう遅いし明日詳しく話し聞いてもええか?」
「私は構わない」
「あとゼシカも来てくれ」
「分かりました」
「んじゃ、明日ここの二階の奥にあるマスタールームに来てくれ。頼むでー」

そう言ってビリーは二階へと去っていった

姿が見えなくなると同時にゼシカ嬢が床にへたり込む

「どうしたんだ?」
「どうしたって…ギルドマスターだよ?緊張しすぎてへとへとだよ」
「まぁ気さくな方だったな…なんだゼシカ嬢、そのギルドマスターがどれほどすごいか分からないのか、見たいな顔をして」
「…はぁ~」

それからギルドを出て

「ジスはどうするの?」
「何がだ?」
「何がって…宿だよ、や!ど!」
「とってないな」
「やっぱりね…よし!ジスついてきて」


言われるがままついて行き
とある宿の前に


翔くものに安らぎを
ーーー止まり木ーーー


この宿の名前だ

翔くものというのは冒険者のことだろう。いいセンスだ、などと感想を述べているうちにゼシカ嬢は宿へ入っていくのでそれに続く

「おばさん、こんばんは」
「ゼシカちゃんじゃない、いらっしゃい。あら、そちらの方は?」
「ジス・フィーナスだ」
「ジスさんね、よろしくね」
「おばさん部屋空いてる?」
「一部屋だけ空いてるよ」
「ひ、一部屋…」

どうしたものかと迷うゼシカ

「ジ、ジスは私と一緒の部屋でいいかな?」

顔を赤らめながら聞いてくる


少し意地悪してみるか

「ああ、ゼシカ嬢程の美人と一緒の部屋だ、文句の出ようがない」
「~~~っ!!!」

ゼシカ嬢はおばさんから鍵を受け取り顔を真っ赤にしながら部屋に走っていった








後で謝っておこう
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感想 2

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みんなの感想(2件)

ガク
2018.12.13 ガク

嘘なんかいw 

カメレオン
2018.12.13 カメレオン

当時は頑張ろうって思ってたんですが、いざ書こうとなると時間がなかったんです(F〇rtnite)

(ノω≦`)ノ。゚.o。許してクダチャイ。o.゚。

解除
ガク
2018.12.04 ガク

 まだ三話ながら今後の展開に期待いています(´▽`) 一宿一飯の恩義に報いる。ジスって侍よりは侠客に近い考えの持ち主ですね。

 今後、ジスの侍としての生き方をどう異世界で活かしていくのか楽しみにしています! 

カメレオン
2018.12.04 カメレオン

感想ありがとうございます!
初の感想ですのでとても嬉しいです
これからの話の展開に期待していてください(笑)
これからも頑張りますのでお願いします!

解除

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