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本編
2 雷が怖い女子高生は間違えて股間に顔を埋めた
しおりを挟むそしてやっと休憩。
カフェオレとクッキーは、この部屋のエッチな匂いを消してくれたと思う。
私はキレイな下着に替えて気分はスッキリ。
これならまた、勉強できるかなって思ってたんだけど……。
それは突然やってきた。
ピカッ!
ゴロゴロ……。
ドドーン!!
「きゃあ!」
突然の雷。
私は雷が大っ嫌い。
怖くて思わず太先生に抱きついた。
先生は驚いたみたいだけど、そんなの気にしてる場合じゃない。
「大丈夫だよ。随分遠いから」
「でも……」
遠くたって、怖いものは怖いのよ。
真っ黒な雲が垂れこめる窓の外を気にしつつ、それでも先生から離れられない。
冷静に考えたら、男の人にピッタリ引っ付いたりしたら……良くなかったよね。
胸も当たってるし足も擦り寄せてるし、先生に色々刺激を与えてたんだと思う。
あとから考えるに、角度的にも胸見えてたのは確実だし……。
でも。
その時の私は、そんなのどーでも良かったんだよね。
だって、理屈抜きで怖いんだから。
ゴゴゴ……ゴロゴロ……。
ドーン!
「イヤッ!」
「えぇっ」
咄嗟に伏せた。
しばらく怖くて丸まって耐えてたけど、ドキドキして息苦しくて、パニック。
「さ、咲良ちゃん? あの、ソコはまずい……」
「怖いよぉ。先生~」
「あ、うん」
先生は怖がる私の背中を擦りながら「大丈夫、大丈夫」って言ってくれた。
でも時々、窓の外には時々光が走る。
雷鳴も遠いけど鳴り止むことはない。
「先生~」
「咲良ちゃん。一回、起きてみない?」
「ダメ、このままが良い」
怖いんだから、ちょっとだけこのままで居させて欲しい。
「このまま……かぁ」
先生は困ったようにそう言うと、多分ベットの上にあったブランケットを掛けてくれた。
あぁ、もしかしてまたパンツ見えちゃったのかな?
そんなのいくら見ても良いから、今だけちょっとこのままにして欲しい。
私が自分のことで一杯いっぱいだった時、先生は先生で困ってたんだって言うのが分かったのは、その直後だった。
ん?
何か動いてる?
顔に当たってる部分は程よい弾力と温かさで居心地よかったんだけど、ソコがムニムニと動いてるに気が付いた。
何だろうと考えて……。
私が咄嗟に伏せた先は、先生の下腹部。
熱を孕んだソレは。
先生のおちんちん?
ギョッとして、隙間からチラリと顔を覗き見すると、困り顔なのにちょっと嬉しそうな、複雑な表情の先生を見てしまった。
これ、どうするのが正解?
何事もなかったようにしてもOK?
あ、でも……。
ちょっと興味はある。
彼氏も兄弟もいない私は、見たことも触ったこともない男の人のアレが、すぐそこにあるって思ったら、雷とは別の意味でドキドキしちゃった。
だけども、雷がまだゴロゴロ言ってて怖いのはホントで、この体勢から元に戻る勇気は全くない。
だからって雷が遠ざかるまでこのままは……。
私はこのままが良いんだけど、先生はどうなのかな?
ピカッ!
ピカピカ!
ゴォ……ゴロゴロ……。
ドーン!
無理です。
先生、ごめんなさい。
おちんちん大っきくなってきてるけど、私はここから動けないの。
知らず知らずに先生の股間で息をしてた私は、先生がどんだけドキドキしてて、ムラムラしはじめてたのなんか気が付くはずもなく。
今やカチカチに成長し、ズボンに滲みまでできてるおちんちんに、震える頬でスリスリしちゃってた。
ようやくなんか変だと思ったのは、嗅いだことのない匂いに気が付いたから。
でも、嫌な匂いではない。
だから、何だろうってクンクン匂ってみた。
「ふぅ……」
先生が何度もため息吐いたり、時々硬直したりしてる。
もしかしなくても、噂に聞く我慢汁ってヤツですか?!
びっくりして少し顔を上げた私がまた元に戻ろうとして……。
戻れなくなった。
たぶん顔を上げた時に、先生のおちんちんの位置がズレたんだと思う。
もし今このまま顔を戻したら、おちんちんの先っぽに唇を押し当てることになる。
どうしようかと考えるも、首の筋肉にかかった負荷で、段々今のままで居るのは辛くなってる。
あ~もうダメ。
疲れちゃった。
限界が来て、そのままそっと顔を降ろす。
唇に硬くて熱い、先生のおちんちんがめり込んだ。
息止めてるわけにもいかないから、鼻息が当たるのは許して欲しい。
「あ……の。咲良ちゃん? ちょっとだけ、こっちに……」
「え? 先生、何?」
「……くぅ」
おちんちんに唇を付けたまま聞き返しちゃったら、声にならない呻きを吐き出す太先生。
私は少し面白くなってきた。
さっきよりも雷が遠ざかってくれたのも先生には仇となる。
もともと興味深々な私は、ちょっとだけ目の前のおちんちんに触ろうとしたけど、手だと咎められそうな気がした。
考えた末に、唇を押し当てたまま、おちんちんの先っぽに息を吹きかけてみた。
何回か繰り返したら、ピクピク震えてその度に質量が増した。
気が付けば、太先生が悶絶してて。
私はそっと見ないフリしておいた。
しばらくすると空は明るくなり、雷鳴も遠くなった。
やっと怖くなくなった私は先生の体から身を起こす。
「もう大丈夫?」
「うん。先生ありがと」
精一杯の感謝を込めた笑顔でお礼したら、先生がうしろめたそうに目を逸らした。
「あのさ、ちょっと……トイレ」
そう言い残して席を立った太先生。
歩き去る猫背の後ろ姿に、何となく見覚えがあった。
クラスの男子もよくやってるような気がする。
あ、もしかして……。
大きくなってて歩き辛かったの?
太先生はしばらく戻って来なかった。
今度は私の方が大丈夫かなって気になって、そーっとトイレの前まで行ってみたら、何だか様子がヘン。
「あ……あぁ……うっ……」
聞こえてきた太先生の声はエロかった。
私はそこで初めて、今トイレの中で太先生が何をしてるのか悟る。
私は忍び足で、だけど急いで部屋に戻っていく。
少しして、やけにスッキリした顔の太先生が戻ってきて、優しく丁寧に勉強を教えてくれた。
最後に宿題まで出されて涙目の私。
トイレであんなことしてたくせにぃ。
先生のばかぁ……。
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