裏方令嬢と王子様 ~彼女と彼がおとぎ話になるまで~
「どうか、私の妃になって下さい。シャノン・カードヴェイル嬢」
継母に虐げられながら、異母妹キャロラインの『影』としてその栄光の裏方をさせられていたシャノン。
王太子妃に選ばれたキャロラインが王宮入りの日、身元を伏せて侍女として付き従っていた彼女の前に『理想の貴公子』と名高い王子・エセルバートが跪き、何とシャノンに求婚する。
妹を思う優しさに感動してと告げる優雅な王子の笑顔に、思い切りうさん臭さを感じたシャノン。
連れていかれた彼の住まいである蒼玉宮で、シャノンは『求婚』の真相を相手の本性と共に知らされる――。
些か平穏ではない彼女と彼のおとぎ話。
思わぬ理由でのお妃様ライフの、始まり始まり。
イラスト:とん とんぶ 様
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まだ、読み始めたところですが、とても心がホッとするお話だと思いました。嫌な気分に、なることなく安心して読めます。
シャノンとエセルバートがとても可愛いし、虐げられてきた継母の娘である義妹にも姉としての情を抱いていたり、使われる側の気持ちになって環境をよくするために一生懸命になってるシャノンこそ将来の王妃にふさわしい気がします。
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