57 / 57
同じ笑顔
しおりを挟む
「…約束したからな、魔術の靴を履くって。」
「…知ってたの?」
「たった今思い出した。何故か靴を履くまでドロシーを忘れてたけど。」
「でも、おかしいよ。アイクは7才の姿になってただけで、過去にいたわけじゃない。約束は今したところなのに。」
「もともと知ってたのかさえ本当はわからない。俺と7才になった俺は記憶を共有してなかったから、俺が意図して履いた訳じゃないと思うしな。」
「あの靴はアイクが探して履いたんじゃないの?」
「探してない。」
…やっぱり、あの魔術の靴がアイクを選んだのかな。
「俺が知らなかったドロシーの事を、7才の俺は知ってた。20才になって、子供の時の俺の記憶があの靴を探して履いたんだと思う。『20才になったら魔術の靴を履いて…』って、きっと子供の俺が思い出した。」
「アイク、私一度だけ靴と話をした事があるの。」
「話?」
「魔術をとくために私を呼んだんだって。そして7年でとかないと、アイクはどんどん小さくなって死ぬって言われたわ。」
「…だから泣いてたのか。」
「うん。」
「もう大人になったから、大丈夫だな。」
あれ?
「私、20才のアイクの前でさっき以外に泣いた事あったかな?」
「…あぁ。」
「アンドリュー様の前では泣いてしまったけど、なぜアイクが知ってるの?」
「……」
「もしかして、アイクじゃなくてアンドリュー様なの?」
「逆だ…。実はアンドリューはアイザックなんだ。」
「…どういう事?本当は魔術はとけてたの?」
「俺は大人の姿に戻れたんだ。けど何故かドロシーの前では7才のアイザックにしかなれなかった。街で偶然会った時に別人だと思いこませたらいいんじゃないか…と思って、とっさに嘘を…。」
「私を騙してたの!?」
「…どうしても会いたかったんだから仕方ないだろ。」
「……じゃあ、プロポーズはアイクがしたの?」
「断られたけどな。」
「初対面であんな風に言われたら誰でも断るよ。」
「なら今は?」
「…アンドリュー様の事は素敵だと思ったわ。」
「それは俺の事が好きって事?」
「……おしえない。大人のアイクとはさっき会ったばっかりだしね。」
「む、夫に秘密は駄目なんだぞ。」
「もう夫になってるじゃない。」
「もう結婚したからな。」
「まだしてないよ。」
「してる。だって、18才になったら俺達は結婚だ。」
「アイクが18才って事だったんだよ。」
「だったら、もう俺は20才だから2年も前だ。」
確かにそうかも…。
「何だか変なの。今は7才になっていた時の記憶があるの?」
「魔術がとけたからなのか、ドロシーと会ってからの事は思い出した。全てじゃないし、かなり恥ずかしいけどな。」
「…もう7才のアイクに会えないのはさみしいかな。」
「ドロシーが会ってた7才のアイクは全部俺だ。」
「ねぇ、人参を食べなくていい日も知ってる?」
「あれは許してくれたからいいんだ。」
「誰が?」
「ドロシーが…」
「19才まではそんな日は無かったの?」
「靴をはいた7才の俺が勝手につくった。勉強をしなくていい日も。図書室にいた時、何でそんな記憶があるのかわからなかったが、子供になった7才の俺の勝手な言い訳だったのか。」
「大きな人参をたべた日も憶えてる?」
「あれは苦しかった。これからは、毎日『人参を食べなくていい日』にしよう。」
「そんな日はないよ。」
「……」
ちょっと拗ねてる…。
「私が幸せになれたのは全部7才のアイクのおかげかな。」
「変な話だが靴を履いてからの7才は20才の俺だぞ。」
「じゃあ、7才のアイクが言ってた『嫌なやつ』って自分の事を言ってたんだよね?」
「…いい奴ではなかったかもしれない。」
「ノートンも嫌な奴って言ってたんだよね。後で聞いてみよう。」
「ドロシー、ノートンは話をもる。嘘をつくからやめておけ。」
「ふふ。」
「俺は『嫌なやつ』ではない…はず。」
何をしたのか、聞くのが楽しみだわ。
「『嫌なやつ』から、たまに子供にもどったら可愛いのに。」
「たまになら、魔術の靴を履けばなれるかもしれないな。」
「ふふ、そうだね。」
『けっこんしたんだ』
言い続けてくれた。
本当に『けっこん』できるよ。
子供のアイクは私を幸せにしてくれた。
「ドロシー、」
「ん?」
「一生2人で幸せに暮らそうな。」
「っ!?」
アイクが軽く私に口づけした。
「誓いの口付けだ。」
「……」
口付けっていう言葉は何だか恥ずかしい。
「…『ちゅー』じゃなくなったんだね。」
「ん?『おやすみ』と『おはよう』と『やくそく』と『いってらっしゃい』と『いってきます』は『ちゅー』だぞ。ほっぺは駄目だからな!全部特別だ。」
「ふふ…」
「どうした?」
「きっと7才のアイクがまた出てくる気がする。」
「たまになら子供になってもいいぞ。ドロシーの口付けとチョコレート色の靴があれば何があっても大丈夫だ…か…ら…。」
「アイク?」
「…クラクラする。」
「怪我っ!」
アイクの脇腹から血が出てる!!
「何をしてるの貴方は!!忘れて話し込んでた私も悪いけど!!」
アイクの怪我が少し悪くなって、国へ帰る日が数日おくれた。
20日後、
私達が城に戻ると、皆が出迎えてくれた。
「ドロシー。こんな息子とでも結婚してくれるかな?」
「アイクに初めてあった時から、私は妻ですから。」
「ああ、そうだったね。」
私と陛下の会話に皆笑っていた。
アイクだけは何だかな複雑そうだったけど。
「アイクの部屋で同棲は終わりだね。」
「結婚するから同棲とは違うな。」
「きちんと結婚するまでは、同棲は終わって1人の部屋にいかないと。」
「え…?今まで一緒に寝てたのに…。」
「7才のアイクとね。とりあえず、部屋を片付けよう。オモチャがいっぱいよ。」
片付けていて気がついた。
「魔術の靴がないわ…。」
「本当だ。」
「誰かが何処かにもっていったのかな?」
「俺達にしか見えないのに?」
「そうだよね。」
「なるほど。これからは2度と見つからないと思うぞ。魔術はとけたからな。」
だったらもう7才のアイクには会えないのかな…。
「もしいつか7才のアイクに会える日が来たら、今度は私からプロポーズしてみようかな。その時はもう私はお婆ちゃんになってシワシワになってるかもしれないけど。」
「何才のドロシーに会っても、俺は言うぞ。」
「何て言うの?」
「もう結婚したって。」
「お婆ちゃんでも?」
「だからなんだ。オレの海よりも深い愛は死ぬまでずっと続くんだ。」
「ふふ、それ子供の時も言ってたよ。」
「ああ、これは一生かわらないからな。」
きっと魔術をかけられていたのは私。
アイクが履いたあの靴は、私にかけられた魔術をとく靴だったんだよね。
7才でも20才でも、アイクは私を助けるために迎えに来てくれたんだから。
「私の海より深い愛は、アイクのよりも深いよ。」
その私の言葉を聞いてアイクは驚いた顔をした。…そして笑った。
その笑顔は、7才でも20才でも変わらない、私の大好きな笑顔だった。
おしまい。
「…知ってたの?」
「たった今思い出した。何故か靴を履くまでドロシーを忘れてたけど。」
「でも、おかしいよ。アイクは7才の姿になってただけで、過去にいたわけじゃない。約束は今したところなのに。」
「もともと知ってたのかさえ本当はわからない。俺と7才になった俺は記憶を共有してなかったから、俺が意図して履いた訳じゃないと思うしな。」
「あの靴はアイクが探して履いたんじゃないの?」
「探してない。」
…やっぱり、あの魔術の靴がアイクを選んだのかな。
「俺が知らなかったドロシーの事を、7才の俺は知ってた。20才になって、子供の時の俺の記憶があの靴を探して履いたんだと思う。『20才になったら魔術の靴を履いて…』って、きっと子供の俺が思い出した。」
「アイク、私一度だけ靴と話をした事があるの。」
「話?」
「魔術をとくために私を呼んだんだって。そして7年でとかないと、アイクはどんどん小さくなって死ぬって言われたわ。」
「…だから泣いてたのか。」
「うん。」
「もう大人になったから、大丈夫だな。」
あれ?
「私、20才のアイクの前でさっき以外に泣いた事あったかな?」
「…あぁ。」
「アンドリュー様の前では泣いてしまったけど、なぜアイクが知ってるの?」
「……」
「もしかして、アイクじゃなくてアンドリュー様なの?」
「逆だ…。実はアンドリューはアイザックなんだ。」
「…どういう事?本当は魔術はとけてたの?」
「俺は大人の姿に戻れたんだ。けど何故かドロシーの前では7才のアイザックにしかなれなかった。街で偶然会った時に別人だと思いこませたらいいんじゃないか…と思って、とっさに嘘を…。」
「私を騙してたの!?」
「…どうしても会いたかったんだから仕方ないだろ。」
「……じゃあ、プロポーズはアイクがしたの?」
「断られたけどな。」
「初対面であんな風に言われたら誰でも断るよ。」
「なら今は?」
「…アンドリュー様の事は素敵だと思ったわ。」
「それは俺の事が好きって事?」
「……おしえない。大人のアイクとはさっき会ったばっかりだしね。」
「む、夫に秘密は駄目なんだぞ。」
「もう夫になってるじゃない。」
「もう結婚したからな。」
「まだしてないよ。」
「してる。だって、18才になったら俺達は結婚だ。」
「アイクが18才って事だったんだよ。」
「だったら、もう俺は20才だから2年も前だ。」
確かにそうかも…。
「何だか変なの。今は7才になっていた時の記憶があるの?」
「魔術がとけたからなのか、ドロシーと会ってからの事は思い出した。全てじゃないし、かなり恥ずかしいけどな。」
「…もう7才のアイクに会えないのはさみしいかな。」
「ドロシーが会ってた7才のアイクは全部俺だ。」
「ねぇ、人参を食べなくていい日も知ってる?」
「あれは許してくれたからいいんだ。」
「誰が?」
「ドロシーが…」
「19才まではそんな日は無かったの?」
「靴をはいた7才の俺が勝手につくった。勉強をしなくていい日も。図書室にいた時、何でそんな記憶があるのかわからなかったが、子供になった7才の俺の勝手な言い訳だったのか。」
「大きな人参をたべた日も憶えてる?」
「あれは苦しかった。これからは、毎日『人参を食べなくていい日』にしよう。」
「そんな日はないよ。」
「……」
ちょっと拗ねてる…。
「私が幸せになれたのは全部7才のアイクのおかげかな。」
「変な話だが靴を履いてからの7才は20才の俺だぞ。」
「じゃあ、7才のアイクが言ってた『嫌なやつ』って自分の事を言ってたんだよね?」
「…いい奴ではなかったかもしれない。」
「ノートンも嫌な奴って言ってたんだよね。後で聞いてみよう。」
「ドロシー、ノートンは話をもる。嘘をつくからやめておけ。」
「ふふ。」
「俺は『嫌なやつ』ではない…はず。」
何をしたのか、聞くのが楽しみだわ。
「『嫌なやつ』から、たまに子供にもどったら可愛いのに。」
「たまになら、魔術の靴を履けばなれるかもしれないな。」
「ふふ、そうだね。」
『けっこんしたんだ』
言い続けてくれた。
本当に『けっこん』できるよ。
子供のアイクは私を幸せにしてくれた。
「ドロシー、」
「ん?」
「一生2人で幸せに暮らそうな。」
「っ!?」
アイクが軽く私に口づけした。
「誓いの口付けだ。」
「……」
口付けっていう言葉は何だか恥ずかしい。
「…『ちゅー』じゃなくなったんだね。」
「ん?『おやすみ』と『おはよう』と『やくそく』と『いってらっしゃい』と『いってきます』は『ちゅー』だぞ。ほっぺは駄目だからな!全部特別だ。」
「ふふ…」
「どうした?」
「きっと7才のアイクがまた出てくる気がする。」
「たまになら子供になってもいいぞ。ドロシーの口付けとチョコレート色の靴があれば何があっても大丈夫だ…か…ら…。」
「アイク?」
「…クラクラする。」
「怪我っ!」
アイクの脇腹から血が出てる!!
「何をしてるの貴方は!!忘れて話し込んでた私も悪いけど!!」
アイクの怪我が少し悪くなって、国へ帰る日が数日おくれた。
20日後、
私達が城に戻ると、皆が出迎えてくれた。
「ドロシー。こんな息子とでも結婚してくれるかな?」
「アイクに初めてあった時から、私は妻ですから。」
「ああ、そうだったね。」
私と陛下の会話に皆笑っていた。
アイクだけは何だかな複雑そうだったけど。
「アイクの部屋で同棲は終わりだね。」
「結婚するから同棲とは違うな。」
「きちんと結婚するまでは、同棲は終わって1人の部屋にいかないと。」
「え…?今まで一緒に寝てたのに…。」
「7才のアイクとね。とりあえず、部屋を片付けよう。オモチャがいっぱいよ。」
片付けていて気がついた。
「魔術の靴がないわ…。」
「本当だ。」
「誰かが何処かにもっていったのかな?」
「俺達にしか見えないのに?」
「そうだよね。」
「なるほど。これからは2度と見つからないと思うぞ。魔術はとけたからな。」
だったらもう7才のアイクには会えないのかな…。
「もしいつか7才のアイクに会える日が来たら、今度は私からプロポーズしてみようかな。その時はもう私はお婆ちゃんになってシワシワになってるかもしれないけど。」
「何才のドロシーに会っても、俺は言うぞ。」
「何て言うの?」
「もう結婚したって。」
「お婆ちゃんでも?」
「だからなんだ。オレの海よりも深い愛は死ぬまでずっと続くんだ。」
「ふふ、それ子供の時も言ってたよ。」
「ああ、これは一生かわらないからな。」
きっと魔術をかけられていたのは私。
アイクが履いたあの靴は、私にかけられた魔術をとく靴だったんだよね。
7才でも20才でも、アイクは私を助けるために迎えに来てくれたんだから。
「私の海より深い愛は、アイクのよりも深いよ。」
その私の言葉を聞いてアイクは驚いた顔をした。…そして笑った。
その笑顔は、7才でも20才でも変わらない、私の大好きな笑顔だった。
おしまい。
1
お気に入りに追加
549
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(9件)
あなたにおすすめの小説
政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
他サイトにも公開中。

旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します

【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。

【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。

あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。
ふまさ
恋愛
楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。
でも。
愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
可愛い素敵なお話ありがとうです(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪
癒されました❗
感想ありがとうございます(*´ω`*)気に入っていただけてよかったです!
素敵な作品ありがとうございます
楽しく最後まで読めました
帰したくない2にて
ノツメだと思われる箇所が一箇所ツノメとなっておりました
私の思い違いでしたらすいません
感想ありがとうございます。
楽しんでもらえてよかったです(^^)
確認にいくと、国名間違えてました💦
面白かったです、泣けました
続編楽しみにしてます
ありがとうございます。
続編、時間があれば書けたらいいなと思います(^-^)