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本編後ストーリー
裏側に光を
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クール様はシスター達を教会へ送りに行った。護衛として兵士がついて行くけど、言葉が通じないとお互い不安になるから…と、自らすすんで。
「エドワード?」
「ニーナ、一体こんなところで何をしてるんだ。本来のここへ来た目的は何?」
「……」
「ニーナ、怒るよ」
「…エドワードが帰ってくるまで観光でもしようかな…て思ったの……」
「観光?」
呆れるよね、エドワードが頑張ってる時に……
「色々理由はあるだろうし、遊びに来たのは何も言わない。けど、裏側の街の事は俺が来てからでも遅くはなかった。何故1人で解決しようとしたんだ…」
言いたい事はわかるけど、エドワードだと出来ない事もある…。
「貴族と裏側の街の住人の言う事、どちらを信じるのかと問われてしまうと、答えは簡単だわ。ヤングが悪いと疑っても 、エドワードはそれ以上は問えなくなってしまうのよ。」
「だからってニーナが死んでしまったら、もともこもないだろ。」
「けど死んでないわ」
「はぁ…ああ言えばこう言う。クリフみたいだ」
「腕だって3日くらいで痛みもひくって言ってたし、大丈夫よ」
「そういう事じゃない。1人で突っ込む前に、1度立ち止まって考えてほしい。君に何かあった時、悲しむ人が何人いるか。俺だけじゃない、ニーナの家族はアルデーテに娘を送り出す事だけでも辛いはずなんだ。まして1度死にそうになってるんだから……」
エドワードが私の肩に顔を埋めた。
「ごめんなさい…」
自分を大切にしなかった。まわりの事を考えてなかった。
「今度から気を付けます」
「うん、解ってくれたならいいよ」
エドワードに頭を強く撫でられて髪がクシャクシャになった。
「もう少し優しく撫でてくれてもいいじゃない」
「ボサボサ髪でも可愛いよ。さて、これから大変になりそうだ。……明日は街に行くのか?」
「いや?」
「そうじゃない。ただ、俺が動く時には必ずレオンが…銃をもった護衛が何人も付いてくる。街の皆は不安にならないかと思ってね。言葉も話せないし」
「大丈夫よ。悪い人はいなかったわ」
「そう、よかった」
・・・・
エドワードが少し席をはずした時に俺はニーナ様に言った。
「ニーナ様」
「クリフ…何かしら…?」
「結果が良ければいい…という事ではないんです、何事も。エドワードの貴女への想いと、結婚する為にしてきた努力、それを貴女が壊さないで下さい」
「ええ、ごめんなさい。怒られて当然よね」
「……素直なニーナ様は、何だか気持ち悪いですね」
「クリフ、私はまだ貴方の事を殴ってなかった気がするわ……」
「……私はやる事がございますので、失礼します」
俺はそそくさと部屋を出た。
俺はニーナ様に何回殴られる覚悟をしなければいけないのか…。
この先が恐ろしい。
「エドワード?」
「ニーナ、一体こんなところで何をしてるんだ。本来のここへ来た目的は何?」
「……」
「ニーナ、怒るよ」
「…エドワードが帰ってくるまで観光でもしようかな…て思ったの……」
「観光?」
呆れるよね、エドワードが頑張ってる時に……
「色々理由はあるだろうし、遊びに来たのは何も言わない。けど、裏側の街の事は俺が来てからでも遅くはなかった。何故1人で解決しようとしたんだ…」
言いたい事はわかるけど、エドワードだと出来ない事もある…。
「貴族と裏側の街の住人の言う事、どちらを信じるのかと問われてしまうと、答えは簡単だわ。ヤングが悪いと疑っても 、エドワードはそれ以上は問えなくなってしまうのよ。」
「だからってニーナが死んでしまったら、もともこもないだろ。」
「けど死んでないわ」
「はぁ…ああ言えばこう言う。クリフみたいだ」
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「そういう事じゃない。1人で突っ込む前に、1度立ち止まって考えてほしい。君に何かあった時、悲しむ人が何人いるか。俺だけじゃない、ニーナの家族はアルデーテに娘を送り出す事だけでも辛いはずなんだ。まして1度死にそうになってるんだから……」
エドワードが私の肩に顔を埋めた。
「ごめんなさい…」
自分を大切にしなかった。まわりの事を考えてなかった。
「今度から気を付けます」
「うん、解ってくれたならいいよ」
エドワードに頭を強く撫でられて髪がクシャクシャになった。
「もう少し優しく撫でてくれてもいいじゃない」
「ボサボサ髪でも可愛いよ。さて、これから大変になりそうだ。……明日は街に行くのか?」
「いや?」
「そうじゃない。ただ、俺が動く時には必ずレオンが…銃をもった護衛が何人も付いてくる。街の皆は不安にならないかと思ってね。言葉も話せないし」
「大丈夫よ。悪い人はいなかったわ」
「そう、よかった」
・・・・
エドワードが少し席をはずした時に俺はニーナ様に言った。
「ニーナ様」
「クリフ…何かしら…?」
「結果が良ければいい…という事ではないんです、何事も。エドワードの貴女への想いと、結婚する為にしてきた努力、それを貴女が壊さないで下さい」
「ええ、ごめんなさい。怒られて当然よね」
「……素直なニーナ様は、何だか気持ち悪いですね」
「クリフ、私はまだ貴方の事を殴ってなかった気がするわ……」
「……私はやる事がございますので、失礼します」
俺はそそくさと部屋を出た。
俺はニーナ様に何回殴られる覚悟をしなければいけないのか…。
この先が恐ろしい。
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