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本編後ストーリー
傲慢2
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撃たれる!!
痛みを覚悟した時、銃声が響いた。
パンッ
「…あれ?痛くない……何で?」
よく見れば地面に矢が刺さっていた。
『ニナ!逃げろ!!』
『ブロギー君っ!?』
まさか追いかけて来てくれるなんて…
『こっちに来ちゃ駄目よ!危ないから戻ってっ!!』
ヤングの手下は5人。そのうち2人が馬を下りてブロギー君を追いかけていく。絶対殺させたりしないわ!
相手はブロギー君に気をとられてる…今ならやれる!突っ込めばヤングを馬から引きずり落とせる!銃を拾えるかもしれないっ!
勢いよく突っ込んだけど、馬がひるんでしまった。やっぱり軍馬でもない限り、簡単にはいかないよね。けど、それも想定内よっ!!
「何をっっ…うわ!?」
「…っっ」
私は馬上から飛んでヤングを掴んで落馬させた。
ドサッ…
「イタタタっ……っ」
「…ッ」
ヤングは落とせたけど…まわりにまだ3人いるんだよね。
腕をひねったし、これじゃ銃を握れないわ。
「うわわぁぁあ」
「やめてくれー!」
ブロギー君を追った2人が、何故か転がり落ちてきた。
「え…?」
何があったの?フラフラしてるわ。
『ニナ!すぐに助けてやるぞ!』
ブロギー君の回りには、弓をもった人が10人くらいいる。みんな裏側の街の人達。
私を助けに来てくれたんだ!
『放てー!』
男の人の号令で矢が飛んできたけど、矢は腕を掠める程度。いくら此方が松明で明るいとはいっても、やっぱり夜に難しいよね。
そんな私の考えが間違ってたと、すぐに気がついた。
「毒…?」
ヤングの手下はバタバタと落馬していく。痺れる作用の物が塗ってあったのかもしれないわ。
凄い……
狙って射たんだわ…。誰も死ぬ事のないように。私みたいに突っ込んで攻撃するだけじゃ駄目だったのよ。
助けて欲しいと最初からお願いすればよかった。こんなに凄い事が出来るなんて考えてなかった。
私が何とかする、1人で何とかなる…
そんな傲った考えを持っていた自分が恥ずかしい。
『ニナ!逃げろっ!!』
カチャ
「え?」
「ぅ…射つなっ!この女が…どうなってもいいのかっ!!」
「――っ」
不覚にも後ろをとられたわ…。
ヤングは私と一緒に倒れてたから、馬の影にかくれて矢はあたっていなかったのね。皆は馬には一切当てていないもの。
私が盾のようになってるから、皆はヤングに矢を射れないでいる。腕を捻ってるから大して抵抗も出来ないし、今の私は完璧に足手まとい。
『…誰か来るぞっ!!』
斜面にいるブロギー君達には遠くが見えるようで、また矢をつがえてる。
もし関係ない人だったら大問題になる。街の人と争うのはよくないわ。
『みんなっ弓を下ろしてっ!お願い!!』
私が言うとみんなサっと下ろしてくれた。よかった。ここで街の人を殺したりしてしまえば大変な事になるもの。
安心していると『パァン』と少し離れた所から銃声が聞こえた。
「うぅぐぅっ……!!」
私の後ろにいたヤングが唸り声をあげて、私から手を離した。
よく見ると、肩から血が滲み出ていた。誰かが撃った銃弾が当たったんだわ。
痛みを覚悟した時、銃声が響いた。
パンッ
「…あれ?痛くない……何で?」
よく見れば地面に矢が刺さっていた。
『ニナ!逃げろ!!』
『ブロギー君っ!?』
まさか追いかけて来てくれるなんて…
『こっちに来ちゃ駄目よ!危ないから戻ってっ!!』
ヤングの手下は5人。そのうち2人が馬を下りてブロギー君を追いかけていく。絶対殺させたりしないわ!
相手はブロギー君に気をとられてる…今ならやれる!突っ込めばヤングを馬から引きずり落とせる!銃を拾えるかもしれないっ!
勢いよく突っ込んだけど、馬がひるんでしまった。やっぱり軍馬でもない限り、簡単にはいかないよね。けど、それも想定内よっ!!
「何をっっ…うわ!?」
「…っっ」
私は馬上から飛んでヤングを掴んで落馬させた。
ドサッ…
「イタタタっ……っ」
「…ッ」
ヤングは落とせたけど…まわりにまだ3人いるんだよね。
腕をひねったし、これじゃ銃を握れないわ。
「うわわぁぁあ」
「やめてくれー!」
ブロギー君を追った2人が、何故か転がり落ちてきた。
「え…?」
何があったの?フラフラしてるわ。
『ニナ!すぐに助けてやるぞ!』
ブロギー君の回りには、弓をもった人が10人くらいいる。みんな裏側の街の人達。
私を助けに来てくれたんだ!
『放てー!』
男の人の号令で矢が飛んできたけど、矢は腕を掠める程度。いくら此方が松明で明るいとはいっても、やっぱり夜に難しいよね。
そんな私の考えが間違ってたと、すぐに気がついた。
「毒…?」
ヤングの手下はバタバタと落馬していく。痺れる作用の物が塗ってあったのかもしれないわ。
凄い……
狙って射たんだわ…。誰も死ぬ事のないように。私みたいに突っ込んで攻撃するだけじゃ駄目だったのよ。
助けて欲しいと最初からお願いすればよかった。こんなに凄い事が出来るなんて考えてなかった。
私が何とかする、1人で何とかなる…
そんな傲った考えを持っていた自分が恥ずかしい。
『ニナ!逃げろっ!!』
カチャ
「え?」
「ぅ…射つなっ!この女が…どうなってもいいのかっ!!」
「――っ」
不覚にも後ろをとられたわ…。
ヤングは私と一緒に倒れてたから、馬の影にかくれて矢はあたっていなかったのね。皆は馬には一切当てていないもの。
私が盾のようになってるから、皆はヤングに矢を射れないでいる。腕を捻ってるから大して抵抗も出来ないし、今の私は完璧に足手まとい。
『…誰か来るぞっ!!』
斜面にいるブロギー君達には遠くが見えるようで、また矢をつがえてる。
もし関係ない人だったら大問題になる。街の人と争うのはよくないわ。
『みんなっ弓を下ろしてっ!お願い!!』
私が言うとみんなサっと下ろしてくれた。よかった。ここで街の人を殺したりしてしまえば大変な事になるもの。
安心していると『パァン』と少し離れた所から銃声が聞こえた。
「うぅぐぅっ……!!」
私の後ろにいたヤングが唸り声をあげて、私から手を離した。
よく見ると、肩から血が滲み出ていた。誰かが撃った銃弾が当たったんだわ。
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