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本編後ストーリー
シロブ語
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私はこの国に呪われてるのかしら……
警察に被害届は出したけれど『よくある事だから』って、それで終わりよ。エドワードが調べててもザルな所はあるよね。
『はなせ!バカっ!お前らなんか死ねっ!!』
珍しい。あの子、シロブ語を話してるわ。アルデーテでも話す人がいるなんて知らなかった。
聞いていると、あまりよろしく無い事を言ってるんだよね。
『オレの家かえせ!!殺してやる!』
『……君、どうしたの?』
シロブ語を話せる私に、少年はとても驚いている。
『…こいつらのせいで、俺たちは街の裏っかわに追いやられたんだ!』
『追いやる?警察が?』
『こいつらと、この街を仕切ってる男とかがぐるになって追いやったんだ!』
確かに、やりそうな警官だとは思うけど、ここは一旦引くべきだわ。
「…私達は帰りますので、私の鞄をしっかり探してくださいね。」
私は少年を連れて外に出た。
『何言った!』
『帰ると言ったのよ。言葉の通じない相手に突っかかっても、何も始まらないでしょう』
『……あんたは何で言葉がわかるんだよ』
『私はまだ、この国の女じゃないからよ』
『まだ?』
『結婚するまでは、アルデーテの人でないわ』
『理由になってないし』
『そうかな?』
あまり身元をあかすのはよくないから、詳しい事は言えないのよね。
それにしても、アルデーテの民は差別的だわ。
この子は少し肌と目の色が違う。きっともともとこの土地に住んでいた子だよね。
この国の駄目なところね。同じ人種しかいない状況でしか暮らさないから、違うものを排除したがる。情けない主義だわ。
ああ…だから私との結婚も気にくわないのね。やっと解ったわ。他にも何かありそうだけど。
『シロブ語が解る人に初めてあった』
『私の友人も話せるわ』
『アンタがもう少し早く来てくれてたらよかったのに……』
何かあるみたいだけれど…これ以上は聞けないわ。
『ねぇ、この辺りに教会はない?』
『……この坂を上りきったとこにある』
『そう、ありがとう』
まず自分の事で精一杯よ。
警察に被害届は出したけれど『よくある事だから』って、それで終わりよ。エドワードが調べててもザルな所はあるよね。
『はなせ!バカっ!お前らなんか死ねっ!!』
珍しい。あの子、シロブ語を話してるわ。アルデーテでも話す人がいるなんて知らなかった。
聞いていると、あまりよろしく無い事を言ってるんだよね。
『オレの家かえせ!!殺してやる!』
『……君、どうしたの?』
シロブ語を話せる私に、少年はとても驚いている。
『…こいつらのせいで、俺たちは街の裏っかわに追いやられたんだ!』
『追いやる?警察が?』
『こいつらと、この街を仕切ってる男とかがぐるになって追いやったんだ!』
確かに、やりそうな警官だとは思うけど、ここは一旦引くべきだわ。
「…私達は帰りますので、私の鞄をしっかり探してくださいね。」
私は少年を連れて外に出た。
『何言った!』
『帰ると言ったのよ。言葉の通じない相手に突っかかっても、何も始まらないでしょう』
『……あんたは何で言葉がわかるんだよ』
『私はまだ、この国の女じゃないからよ』
『まだ?』
『結婚するまでは、アルデーテの人でないわ』
『理由になってないし』
『そうかな?』
あまり身元をあかすのはよくないから、詳しい事は言えないのよね。
それにしても、アルデーテの民は差別的だわ。
この子は少し肌と目の色が違う。きっともともとこの土地に住んでいた子だよね。
この国の駄目なところね。同じ人種しかいない状況でしか暮らさないから、違うものを排除したがる。情けない主義だわ。
ああ…だから私との結婚も気にくわないのね。やっと解ったわ。他にも何かありそうだけど。
『シロブ語が解る人に初めてあった』
『私の友人も話せるわ』
『アンタがもう少し早く来てくれてたらよかったのに……』
何かあるみたいだけれど…これ以上は聞けないわ。
『ねぇ、この辺りに教会はない?』
『……この坂を上りきったとこにある』
『そう、ありがとう』
まず自分の事で精一杯よ。
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