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子供の頃の小話 全23話
花火
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「クリフ!花火をしよう!!」
「いいけど、まだ夜じゃないから無理だよ。」
「いいんだ、この花火は戦いの花火だから!」
「そんなのあるわけないよ。人に向けて打ち上げるなんて、駄目だからな。」
む、俺がそんなに悪い男だと思ってるのか。
「これは、手で持って戦うんだ。ほら。」
「何これ?ただの紐じゃない?」
「クリフもまだまだだな。これは『センコーハナビ』という、東の国の花火だ。」
「ふーん。」
む、クリフめ。興味がなさそうだな。
「どうやって戦うの?」
「火の玉?が、先に落ちた方が負けらしい。とりあえず、やってみるぞ!」
「いいけど、どこで火をつけるの?」
「……」
「はい、エドワードの負け。俺の不戦勝」
「明日はろうそくを用意しておくからな!逃げるなよ!」
「逃げないよ。」
次の日
「雨だね。」
「…………」
・・・・
あれから15年。やっとセンコーハナビを手に入れた。
湿気ていた。
「いいけど、まだ夜じゃないから無理だよ。」
「いいんだ、この花火は戦いの花火だから!」
「そんなのあるわけないよ。人に向けて打ち上げるなんて、駄目だからな。」
む、俺がそんなに悪い男だと思ってるのか。
「これは、手で持って戦うんだ。ほら。」
「何これ?ただの紐じゃない?」
「クリフもまだまだだな。これは『センコーハナビ』という、東の国の花火だ。」
「ふーん。」
む、クリフめ。興味がなさそうだな。
「どうやって戦うの?」
「火の玉?が、先に落ちた方が負けらしい。とりあえず、やってみるぞ!」
「いいけど、どこで火をつけるの?」
「……」
「はい、エドワードの負け。俺の不戦勝」
「明日はろうそくを用意しておくからな!逃げるなよ!」
「逃げないよ。」
次の日
「雨だね。」
「…………」
・・・・
あれから15年。やっとセンコーハナビを手に入れた。
湿気ていた。
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