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パーティー4
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「ハハハッ!ニナ、君は面白いな」
公爵が大きな声で笑うものだから、皆こっちを見てる…。
「エドワード殿下にあのような態度をとってしまい、公爵にも伯爵にもご迷惑をかけてしまったかもしれません。」
私は頭をさげた。
公爵は大丈夫だけど、伯爵は私を雇っているんだから、悪印象を与えてしまったよね。
「気にしなくてもいい。誰もが思っている事を、君が言ったまで。それに、このくらいの事で伯《・》爵《・》に何《・》かあるようであれば、このパーティーの出席者は皆助けてくれる。」
なるほど…これはエドワードの対応を見るための試験でもあるのね。
「ニナ、私はもう少し皆と話してくるから、迷惑にならない程度にゆっくりしていなさい。」
「はい。」
っとは言っても何をしていればいいのかしら。
沢山料理が並んでいるのに、皆あまり食べたりしないのよね…。けど私はとてもお腹がすいている。
「食べよう。」
難関突破祝い!
もうこれ以降は伯爵以外と関わらなくてすむよね。ちょうどテラスには誰もいないし、そこで1人パーティーをしよう!
次の仕事、1ヶ月で決まるかなぁ。
家も並行して探さないと。あまり汚いところは嫌だけど…贅沢は言ってられないよね。
どこだって牢の中よりはましなはずよ。本当に汚かったわ…。
私が泥だらけで遊んでいた(鍛えられていた)女でなければ、目をまわしてたと思うのよね。
泥だらけどころじゃないわ。藁に埋まった時も肥料の上に転がり落ちた時も、泣いてる私をめちゃくちゃ笑ってたわね。あの兄弟は…。大切にされてた事が…何1つ思いつかない…。
でも今となっては全てが私の糧になっているから、感謝するべきね。
それにしても、さすが公爵家の料理だわ。
美味しすぎる。
ガタ…
「ん?」
外を見ながら料理食べてたから気配に気がつかなかったけど、前にクリフが座っている。
「少しいいですか」
よくないです…。
「ええ、もちろん。」
…もしかして気がつかれてたとか?
それなのにさっきは知らないふりしてたとかっ!?
どうしよう…強制送還されて監禁されるなんて嫌よ…
弱気になっては駄目。何があっても絶対にごまかす!
「…失礼ですが、貴女は本当に侍女ですか?」
「それはどういう意味でしょうか?」
まさかニーナじゃないかっ?て疑惑が浮上してるとか…?
「いえ、伯爵邸で働いている方に教えて頂きたい事があったもので。」
「何でしょうか?」
「マール様の誘拐事件についてです。」
「…っ!?」
まさか、その方面で攻めてくるなんて!最初に1番恐れていた事よ。すっかり忘れてたなんて、何て馬鹿なの…!
「主の許しなくして教える事はできません。まず、旦那様に伺いをたてて下さい。」
「マール様の誘拐について、我々が探している犯人が貴女の妹ではないか…という疑いがあります。」
「犯人…?妹が…?」
「ええ。なので1度会わせて頂けませんか?」
「…冗談ですよね?」
「いえ、冗談ではありません。」
「何をどうして妹が犯人になるのか、教えていただけませんか?」
「それは出来かねます。他の誘拐にも関与している可能性も捨てきれませんので。」
まさか…また犯人として疑われるなんて…。
どこをどう巡ればそうなるの?確かに
隠し部屋に私が着てた服とマール君の服はあったのは見つかったと思うけど。
っていうか、クリフ達はあの裏切り者3人を捕まえてたりするの…?もしそうなら、
『ブロンドでグリーンの瞳』って嘘ついてたのはすぐ解るよね。
…クリフ…何がしたいのか解らないけど、
少し頭を使ってきたわ…。
公爵が大きな声で笑うものだから、皆こっちを見てる…。
「エドワード殿下にあのような態度をとってしまい、公爵にも伯爵にもご迷惑をかけてしまったかもしれません。」
私は頭をさげた。
公爵は大丈夫だけど、伯爵は私を雇っているんだから、悪印象を与えてしまったよね。
「気にしなくてもいい。誰もが思っている事を、君が言ったまで。それに、このくらいの事で伯《・》爵《・》に何《・》かあるようであれば、このパーティーの出席者は皆助けてくれる。」
なるほど…これはエドワードの対応を見るための試験でもあるのね。
「ニナ、私はもう少し皆と話してくるから、迷惑にならない程度にゆっくりしていなさい。」
「はい。」
っとは言っても何をしていればいいのかしら。
沢山料理が並んでいるのに、皆あまり食べたりしないのよね…。けど私はとてもお腹がすいている。
「食べよう。」
難関突破祝い!
もうこれ以降は伯爵以外と関わらなくてすむよね。ちょうどテラスには誰もいないし、そこで1人パーティーをしよう!
次の仕事、1ヶ月で決まるかなぁ。
家も並行して探さないと。あまり汚いところは嫌だけど…贅沢は言ってられないよね。
どこだって牢の中よりはましなはずよ。本当に汚かったわ…。
私が泥だらけで遊んでいた(鍛えられていた)女でなければ、目をまわしてたと思うのよね。
泥だらけどころじゃないわ。藁に埋まった時も肥料の上に転がり落ちた時も、泣いてる私をめちゃくちゃ笑ってたわね。あの兄弟は…。大切にされてた事が…何1つ思いつかない…。
でも今となっては全てが私の糧になっているから、感謝するべきね。
それにしても、さすが公爵家の料理だわ。
美味しすぎる。
ガタ…
「ん?」
外を見ながら料理食べてたから気配に気がつかなかったけど、前にクリフが座っている。
「少しいいですか」
よくないです…。
「ええ、もちろん。」
…もしかして気がつかれてたとか?
それなのにさっきは知らないふりしてたとかっ!?
どうしよう…強制送還されて監禁されるなんて嫌よ…
弱気になっては駄目。何があっても絶対にごまかす!
「…失礼ですが、貴女は本当に侍女ですか?」
「それはどういう意味でしょうか?」
まさかニーナじゃないかっ?て疑惑が浮上してるとか…?
「いえ、伯爵邸で働いている方に教えて頂きたい事があったもので。」
「何でしょうか?」
「マール様の誘拐事件についてです。」
「…っ!?」
まさか、その方面で攻めてくるなんて!最初に1番恐れていた事よ。すっかり忘れてたなんて、何て馬鹿なの…!
「主の許しなくして教える事はできません。まず、旦那様に伺いをたてて下さい。」
「マール様の誘拐について、我々が探している犯人が貴女の妹ではないか…という疑いがあります。」
「犯人…?妹が…?」
「ええ。なので1度会わせて頂けませんか?」
「…冗談ですよね?」
「いえ、冗談ではありません。」
「何をどうして妹が犯人になるのか、教えていただけませんか?」
「それは出来かねます。他の誘拐にも関与している可能性も捨てきれませんので。」
まさか…また犯人として疑われるなんて…。
どこをどう巡ればそうなるの?確かに
隠し部屋に私が着てた服とマール君の服はあったのは見つかったと思うけど。
っていうか、クリフ達はあの裏切り者3人を捕まえてたりするの…?もしそうなら、
『ブロンドでグリーンの瞳』って嘘ついてたのはすぐ解るよね。
…クリフ…何がしたいのか解らないけど、
少し頭を使ってきたわ…。
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