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質問2

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温室を使う許可を貰いに行こう。ここ数日見ていたけど、利用してる人ってイチャイチャしてる恋人達だけだし…。どうぞ、気にせず何でもしてください!

…その許可をえようとする私の意気込みを、崩壊させる軍団に出会ってしまった。


「リズ、どうしたら考えて貰える?」

王太子様…。それを考えてもらえると思ってる事にビックリだわ。
5人仲良くごめんなさい。許して下さい。あやまるので、婚約者になって下さいって事?この王太子と愉快な仲間たちは…。

「何を考えるの?」

「…俺達の事を認めて欲しい。」

私に温室で話しかけてきた男が言った。

「私達、付き合ってるの。」

リリー様が続けた。

本気で言ってるのかしら、この人達。

「貴方達の仲を否定はしてません。けれど自分達さえよければいいの?私も婚約者になりたくない…と思っていると考えたりしましたか?」

「…私たち、恋人なのよ。」

ルーシー様…。身分を考えてください…。

「人を好きな事はいい事だと思います。でも私達は貴族なの。我が儘を言って好きな人と結婚出来ると思っていないでしょう?それに、その理論なら私も付き合っている人がいるからこの出来レースから下ろして欲しいと言うわ。」

「付き合ってる男が本当にいるのか…?」
「セドリック殿下、何を驚いているのですか。前にも言ったはずです。」

私に恋人がいたら、反論のしようがないよね。

「こうなれば、やはり3人から決めていただきたいわ。ミリオン侯爵家には私しか子はいないという事を考えたうえで。失礼します。」

流石に16才でこのレベルの会話はキツいよね。貴族なのだから、そのあたりだって解っているはずでしょ。

こんな事で集まってお友達を認めてあげてほしい…って。もう王太子を変更した方がいいわよ。
万が一にも婚約者に選ばれた時、結婚相手はこのレベルの男になるの?
王が不出来なら王妃の仕事が増えるのよ。

絶対に婚約者選ばれる気はないけどね。


気をとりなおして、許可をもらいにいこう!

あの温室に『エリザベス毒草地帯』をつくるのよ!…まだ許可もらえてないけど。


「リズ」
後ろから声をかけられた。
「…何でしょうか。セドリック王太子様。」
呼ぶの長くて面倒だわ…。
「お願いがある。」
「さっきの話の延長なら…」
「……」

何だかそんな話ではない雰囲気だわ。真剣な話なら、私も聞かないと。

「どうかしましたか?」
「足を見せてもらえないだろうか。」
「……」

何言ってるの、この男っ!!足を見せてくれって!
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