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どろぼう2
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「なぜ白のワンピースである必要があるんですか?」
「その方が雰囲気が出る気がするし、可愛いから。」
「……」
簡単に可愛いとか言わないでほしい。どうしたって、その容姿は私の好みなのよ。恥ずかしいわ。
「メンフィスさまー!出来ましたよー!!」
「ありがとう。ゴマ、そろそろかい?」
「はい、悪い人間の臭いがしてきました。」
悪い人間の臭い…なにそれ。
「リディアさま!何があっても俺が守りますから、安心して脅かして来て下さい!!」
やんす君、何かが違う気がするんだけど。安心して脅かす…って。
「持ち上げる石は…」
「はい。これだよ。」
「っ!?」
メキメキっと音をたてて、地面から大きな石が出てきたわ…。ウソでしょ…。
「この石を使うといい。」
私ならこれだけで逃げ帰るわ…。わざわざ私に石を持たせなくても。
「ん?」
ものすごくニコニコして、魔王様はとてもご機嫌だわ。何が嬉しいのよ…。
5分くらいすると、私達に声が聞こえるくらい近くに人がきた。
「リディア、用意はいい?」
「…はい」
自分より5倍くらいの高さの大きい石を持ち上げられてしまうなんて…
「その辺には化けもんがいるらしいぜ」
「んなのいるかよ、誰かが流したデマだ」
ドォオオン
「何だ?」
ドォオオン
「うわっ、地面が、地震か!?」
私が石を持って歩くたび、ドォオオンと地響きと揺れが凄い。石の重みでそうなるのは当たり前なんだけど、それを持てる自分がせつない…。
「…っ化け物だぁーー」
「………うわわぁぁ」
悪い人間は、私を見たとたん一目散にに逃げていった。
「リディアすごいよ!才能があるよ!!」
「リディアさま!かっこいいです!」
「ありがとう。」
私はなぜ人間を脅すほうになっているの?
反対だよね…。
「その方が雰囲気が出る気がするし、可愛いから。」
「……」
簡単に可愛いとか言わないでほしい。どうしたって、その容姿は私の好みなのよ。恥ずかしいわ。
「メンフィスさまー!出来ましたよー!!」
「ありがとう。ゴマ、そろそろかい?」
「はい、悪い人間の臭いがしてきました。」
悪い人間の臭い…なにそれ。
「リディアさま!何があっても俺が守りますから、安心して脅かして来て下さい!!」
やんす君、何かが違う気がするんだけど。安心して脅かす…って。
「持ち上げる石は…」
「はい。これだよ。」
「っ!?」
メキメキっと音をたてて、地面から大きな石が出てきたわ…。ウソでしょ…。
「この石を使うといい。」
私ならこれだけで逃げ帰るわ…。わざわざ私に石を持たせなくても。
「ん?」
ものすごくニコニコして、魔王様はとてもご機嫌だわ。何が嬉しいのよ…。
5分くらいすると、私達に声が聞こえるくらい近くに人がきた。
「リディア、用意はいい?」
「…はい」
自分より5倍くらいの高さの大きい石を持ち上げられてしまうなんて…
「その辺には化けもんがいるらしいぜ」
「んなのいるかよ、誰かが流したデマだ」
ドォオオン
「何だ?」
ドォオオン
「うわっ、地面が、地震か!?」
私が石を持って歩くたび、ドォオオンと地響きと揺れが凄い。石の重みでそうなるのは当たり前なんだけど、それを持てる自分がせつない…。
「…っ化け物だぁーー」
「………うわわぁぁ」
悪い人間は、私を見たとたん一目散にに逃げていった。
「リディアすごいよ!才能があるよ!!」
「リディアさま!かっこいいです!」
「ありがとう。」
私はなぜ人間を脅すほうになっているの?
反対だよね…。
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