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岩屋編 被食ディペンデンス
担い手ユールディ
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最初何が起こったのか理解出来無かった。
激痛に硬直した私は不満分子が遂に暴挙に出て槍で私を串刺しにしたかと思ったのだが、それは事実と当たらずとも遠からずと言ったものだった。
背中にゴブリンの身体を感じ、胸を揉みしだかれながら私の尻に腰を打ち付ける動作が繰り返されているのが分かりようやく事態を理解する。
私の肛門を犯すゴブリンの肉体の槍はその周りの粘膜を丸ごとこそげ取ったのでは無いかと思われた。
師匠のゴブリン棒を受け入れた上で同時に尻穴に別のゴブリン棒を受け入れるのは私の肉体の許容範囲を超えていた。
一突き毎に身体が破壊されて行く感覚に私の内に広がった快感の炎は消し飛ぶ。
『どうだ?中々良いだろう?』
よ、良すぎます師匠!と減らず口を叩こうとしたけど実際に出てくるのは絶叫だけだった。
その様子に師匠が射精したのが分かった。
すぐに私は蹴飛ばされ後ろのゴブリンごと尻餅をつく。
その衝撃で私は再び絶叫を上げてしまう。
『調子に乗りやがってペラペラと蛆虫風情が!』
顔を殴られる…どうやら私の身勝手な感謝は通用しなかったようだった。
そのままお腹を蹴られる。
衝撃で私の中にブチまけられた精がアソコから飛び散る…くそ…
『便器は黙って俺たちの垂れ流したもんを受けてれば良いんだよ!』
もう一発。
『待て!』
神官様の声が聞こえたがさっきの師匠の発言に湧いた周囲から歓声に掻き消されてしまう。
『受け入れを続けりゃいいんでしょ!』
私を投げ飛ばしたゴブリンが近付いて来て私の胸に蹴りを入れるとちんぽを口に突っ込む。
そのまま先端から小便が吹き出して来たが予期していなかった為に吹きこぼしてしまう。噎せながらも私は必死に飲み込もうとするけどほとんどが溢れてしまった。
『使えねえ担い手様だな!じゃあ、こっちか?』
そいつは私の顔を殴るとこぼれた陰水でびしょ濡れになった私の股を開いてちんぽを突き入れて来た。
その突きそのものの痛みはそれほどでは無かったけど引き攣れた尻の痛みで私は仰け反り悲鳴を上げてしまう。
私が痛みの声を上げるたびに歓声や嘲笑が繰り返され私の存在が彼らに歓迎されていない事を明らかにした。
残虐なショーの復活を期待していたゴブリン達に取っては順番に数を報告しながらあまつさえ時折嬌声を上げて処理をしてゆく私はさぞウザかっただろう。
群がって私を犯し始めたゴブリン達にもはや秩序はなかった。
「お、お願い!数を数えさせて!」
際限なく犯される恐怖でせめてどれ位受け入れが進行しているか確認させて貰おうとしたけど…
『てめえ!もう一度あんなフザケタ事し始めたら舌を抜くぞ!』
…袋叩きにあった。
三つの穴全てを乱暴に犯され続ける内に思考力が低下し始めた。
特にアナルからは際限なく血が吹き出て来て実際に出血多量で死ぬのではないかとおもわれた。
ラーガドルーの元に行く為に丸焼きになるのには恐怖をほとんど感じないのに尻から血を垂れ流して死ぬのは恐怖だった。
もしかして私にはまだ自尊心の欠片が残っているんだろうか?
だから死に方を選びたいなんて僭越な事を考えてしまうのだ。
草過ぎて草原が森になる。
…すぐに調子に乗ってフェラしか出来ない豚なのにイキって大勢の男をどうにか出来ると勘違いする馬鹿なのに?
…レイプされてるのに色々屁理屈を付けて自分から感じまくるビッチなのに?
…もう儀式なんて意識にも登らなくてただ尻を犯され無いよう、正常位でまんこして貰う為に何でもしちゃうクズ雌なのに?
…人間蛆のゴブリン便器に似合いの結末なのに?
なんでお前はそんなに贅沢なんだ…
犯されながらそんな自虐的な事を考え続けるのは地獄だった。
妄想の中のような自己憐憫の甘さはまるで無く容赦無い事実として自分に襲い掛かってくるのだ。
…それでも私の歪んだ自我は何時もの慣れ親しんだ自己防衛の方法として自壊の刃を作り続けた。
その刃は私の心を切り裂き限界を超えた。
…もう嫌だ。助けて!
あの女に会う前に戻りたい!
確かに元の世界にも希望は無かったけどこんなに野蛮に私を破壊しようとはしなかった。
幾ら私が底辺だって道を歩いていていきなり輪姦される事なんかあり得ない。
人を狩り集めたり、生け贄を捧げたりなんかしなかった。
助けて助けて助けて助けて助けて!
王様!見ているならこいつらを止めて!
神官様!火の玉でこのゴブリン達を焼き払って!
誰でも良いから、何でもするから助けて!
私は完全に折れていた。
「助けて!いや!だれか助けて!」
私が遂に声を上げると周囲に下衆な安堵感が広がるのが分かった。
…やっぱりこいつも同じだ。
…今迄の生け贄と同じ様に無様に叫ぶメス豚だった。
そんな呟きが聞こえて来て私はそれでようやく納得した。
私はまた誰も望まない事を調子に乗ってやっていたんだ。
元の世界で勇気は何も事態を良くしないって学んだのに…私がこんな目に遭うのは当たり前だった。
私は助けを求め、許しを乞い、痛めつけられると絶叫した。
するとちゃんとお返しにゴブリン達は凌辱と暴行で答えてくれた。
…これが正しいやり方だった。
納得したからと言って耐えられるかは別だったけど。
助けて…
快感と無縁となって私の膣もボロボロになり始めていた。
肛門自体の感覚はもう何も無くなってしまったが出血は徐々に酷くなっていた。
他の部分も暴行の結果痛みの無い部位はどこにも無くなった。
もう設定を使っても良いかも知れない。
こんなになって、ゴブリン達への敵愾心もへし折られていた。
大体、設定使わずともさっきまでこいつら相手に盛りまくっていたのだ。こんな淫乱が意地を張ってどうなるんだろう?
ただ勇気をへし折られた私はその決断すら出来なかった。
そうした耐え難い暴行の中、胃の中に溜まって行く生命素だけが私の支えだった。
アソコや直腸に放たれた分は無駄になっていたけど口も同時に相当犯されたのでかなりの量を収納出来ていた。
玉座付近の松明の替えで単位は分からずとも経過は分かるのでもう40人以上の生命素は溜まっている筈だった。
しかしその時私は最大の失態をしてしまった。
膣の痛みに耐えかねて手加減してくれるよう懇願してしまったのだ。
…いや、懇願自体は何度もしていたけど…結果から考えて最大の失態だったという事だ…だって、全ての原因は私にあるんだから。
多分私の小さな言い方の変化に相手の癇に障る部分があったのだ…それを察知できなかったのは私がうすのろのコミュ障だったからだ。
何も口にすべきじゃなかった…いや、偉そうに黙ってんなよクソ蛆!
結局、不満派のゴブリンを怒らせた私は腹を蹴られて転倒し、打ち所が悪かったのか吐き気を催し胃の中のものを全部吐き出してしまったのだ。
暴行が続き思考が散漫になっていた私は事態の意味に気付けなかった。
どうでも良い事を考えていた私は周囲の緊張が高まるのも感じ取れなくなっていた。
私は神官様の大声で現実に引き戻された。
『担い手に近付くな!』
…へ?何で?近付いて貰わないとちんぽ咥えらんない。
私に近付こうとしていた不満分子と思われる数匹のゴブリンが立ち止まる。
『げへへ…こりゃ儀式を続けるのは無理じゃ無いですかね?』
その中の一人が神官様に質問する。
…続けるのが無理?
私は足元を見た。
そして広がる汚物の意味を理解して悲鳴を上げる事となった。
「そ、そうだ!…す、すみません!すみません!」
『ユールディ殿の責任では無い!』
神官様が叱咤するようにさけぶ。
え?でも、我慢出来ずに吐いちゃったのは私だし…
『担い手様は自分の所為だって分かってらっしゃる様ですが?』
不満分子の一人…最初に私を投げ飛ばしたリーダー格らしきゴブリンが言う。
え?どういう事?
『このまま許したら生命素を奉納した方々も納得出来ないですぜ』
…そうだ。私が罰を受けて…多分嬲り殺されるのも仕方ない。
暴行が激しくなったのも私が身の程知らずに神官様と王様の為に頑張ろうとしたからだ…本当に申し訳なかった。
涙が滲む…勇気は事態を何も良くしないのに…
私の思いをよそに王様が身じろぎするのを制した神官様が答える。
『生命素を戻したからと言って担い手を罰する掟は無い。それはラーガドルーの思召しそのものだ…不敬であろう』
『は!この量…儀式始めてからの奉納物全部ですな。今からやり直して担い手の身体持ちますかね?俺らは構わんですけどね』
『改めて日を変える。そもそも今回この様な事態になったのは貴様らが新法を無視して古法じみたやり方で儀式を乱したからでは無いか?それに対する処分は覚悟しておけよ』
神官様はさすがで不満分子を抑えこんでいるように見えた。
しかしリーダーは自信満々で反論する。
『くくくく…それでみんなが納得しますかねえ?ヴェゼルドガ様、先ほどみんなが大盛り上がりしたわけが分かりますか?』
『…下賎な話だ』
『俺たちがこいつを躾け直して人間蛆らしい振る舞いを教え込んだからですよ!せめてこいつも何時もの様に薬で大人しくさせりゃあ良かったんだ。でも…みんな思い出した!思い出しちまったんですよ!!本当にもう一度新法で儀式をやれるとお思いですかあ?』
『…』
神官様は沈黙してしまった。
そして渦を巻くようなどよめき…本物の暴動が起ころうとしていた。
私は頭が空白になっていた。
私が悪いのだけは分かったけど、それが何故なのか分からなくなってしまったのだ。
勇気が何も良くしないのは当たり前だけど…じゃあ、黙って言われるがままにすれば事態は良くなるのか?
もちろんそんな訳は無かった。
今、神官様は追い詰められていた。
それは私が情けなくてちょっと肛門を犯されたくらいで泣き叫んで屈服したせいだった。
神官様が薬を使う暇が無かったのなら最後まで私が頑張らないといけなかったのに…心が弱くて周りに迎合してちょっとでも良くして貰おうと神官様を裏切ったのだ。
勇気を出しても何もしなくても事態は悪くなっていた。
じゃあ、死ねばいいのだろうか?…きっと死んでも生きても事態は悪くなる。後世が有ると分かってしまった以上死も逃げ場にならなくなってしまった。
私に何処にも行き先が無いのは分かっていたのに…地獄の底を這いずる様に悪いと思った事が更に悪い事の前振りでしか無かった事を思い知りながら同じ様な事を繰り返す他無いのだ。
担い手となってこの世界を離脱してもきっとさらに酷い事になる…ようやく私はそれを悟った。
死んだら無になって消えて無くなれるって考えられた前の世界って天国だったな…思い立って屋上から飛び降りればどんな問題でも解決出来ると信じられたんだから。
私の目の前には私が吐き出した汚物が広がっていた。
大広間のゴブリン達に踏み躙られた汚い岩の床の上、ゴミや虫の死骸と混じり合った精液と小便と胃液の混合物。
こんなものの所為で私はともかく神官様や王様のやって来た事が否定されようとしていた。
見ている内にまた吐き気が襲って来た…もう吐くものは無かったけど。
『じゃあ、まずこいつに罰をくれにゃあな…くく』
ゴブリン達が近付いて来た。
リーダーがおどけた様に槍を振り回し何かを突っつくしぐさをする…私を串刺しにして愉しむんだろうか?確かに色んなところから入れ易くなってる。
…渦巻くざわめきは段々と下世話で残酷な興味を示す沈黙へと変わっていった。
私は跪くと首を垂れる。
ビシャ!…そこで私は姿勢を崩してしまい汚物の中に手を付いてしまう。
ふん…馬鹿にしたような失笑が聞こえた。
その声を聞きながら私は汚物の中に顔を突っ込む…と出来るだけ大きな音を立ててそれを啜り上げた。
「ずず!ずずずず…ずずずずずずず!」
大広間中に下品な音が響き渡った…予想以上に大きな音だった。
私が汚物に塗れた顔を上げると近付いて来たゴブリン達が嫌悪感に満ちた顔で立ち止まった。
…潰瘍だらけのゴブリンでも吐瀉物は汚いのか?
「奉納物を納め直しています…飛び散りますから近寄ら無いで下さい」
起きかけた騒めきが完全な沈黙に変わった。
何故か不満派のゴブリン達が私を見詰めて酷い表情のまま硬直していた。
その中、私がゴブリンの排泄物で構成されたゲロを啜る音だけが響き続ける。
ゴキブリに似た小虫が目の前に浮いていた。
この世界に来た直後、ゴキブリに犯されたら気が狂うと思ったけど遥かにそっちの方がマシだった。ゴキブリのわさわさで感じられる様になれば結構楽しいかも知れ無い。アソコに詰め込み過ぎて大量虐殺者になるかも?
そっちのルートがあるなら是非選びたかった。
…少なくともその世界で悪意が有るのは私だけだろうし。
それごと啜り上げると飲み込んでしまった。一緒に連れてってあげよう。
そこで水滴の様なものが時折、汚物の表面に滴り落ちている事に気付く。
見上げると上には何も無かった。
正確にはラーガドルーのシンボルが吊るされていたけど水が染み出す印象が無かったから不思議だった。大広間の天井から伝わった地下水か何かだろうか?
気にしてもしょうがないのでまとめて飲み込む。
せっかくなので今からの行動を邪魔され無い為に狂気染みた印象を与えるよう床がピカピカになるまで舐め上げた。最後、砂利とか泥も食べてしまったけど、まあ、後何時間も無い命なので問題無いだろう…ゲームでは必ずクールなイケメンの某五奉行筆頭の心掛けは私には全く無かった。
答えが無いので思い付いた事をする事にした。
…で、ここでこれ啜ったらみんなびっくりするだろうなと思って実行してみたのだ。それにともアイツらの思い通りにはしたく無かった。
何もしなくても酷い目に遭う訳だし…マジしょうがない。
自暴自棄って言われても仕方ないけど。
それにしてもあのズズズの響き方は不自然だった。神官様魔法入れたのかな?だとしたらあの時私の行動を完全に予測してた事になる…いやマジで?
『…ふ、ふざけるな!一度出したものを!…認められるか!』
スタン状態からようやく戻ってそう叫ぶ不満派のゴブリン達の周りに炎の壁が広がる。
『いや、ユールディ殿の働きで生命素は順調に納められている。儀式をこれ以上邪魔するならあそこで正邪を賭けて火輪の試練を行うか?』
火鉢を指し示す神官様…いや、あそこ私専用ですから。
…あんまり美味しくなさそうな前菜はご遠慮願いたい。
壁が消えうせるとへたり込んだり虚脱した不満派の皆様がそこにいた。
もうアジは飛んでこなかった…アジってた連中はみんなここらしい。
それを見る他のゴブリン達の沈黙はもう彼らに好意的では無くなっていた
まあ、調子に乗って首謀者が全員前に出ちゃったら基本実力の高い神官様には敵わない。本当に悪賢い奴は絶対に前に出てこないのだ…二年の時の工藤かすみとか…それから工藤かすみとか!
自分の名前は出てこないのになんであんな奴の名前がすらすら連呼出来んのか分かんないけど工藤かすみ!
「くど…じゃなくて、神官様!後どれ位納めれば良いでしょうか?」
『ああ、規定通りなら後10づつ程度だが?』
まず標的は目の前にいる連中だ。
全員犯してやる(気合い的に)。
ふ…神官様が事態を掌握し直した以上、飼い犬である私の気が大きくなるのも当然だろう。持つべきは実力派の後ろ盾だ…出来れば雷撃また頂いて現ご主人様に返り咲いてほしい。
それで完璧に大人しくさせてから正式の選ばれた人達…
身体が持つかだけが心配だった…今度こそ本気で設定の使用を考える。
後でどうなるか何て考えなくて良いんだから今だけの事を考えればいい。
…不死の設定で生き残る事は考えなくなっていた。
死ななかったら何度でも火鉢に突っ込んでやる。あの女がどんな存在か知らないけどラーガドルーも早々コケにされ続けたら怒って呪いをぶち壊すんじゃ無いか?
だからデメリットは何も無い(断言)。
治癒の方も快感が高まれば高まるほど効力が上がっていた。半ば破壊された肛門から滴り落ちる血によって私の体力は一秒毎に消耗している…これも解決だ。
どんな状態でもイケるなら敢えて攻撃を受けてそれが無効だと思い知らせて心を折る事も出来るだろう…槍で突き刺される度にイキまくってもっととせがむ姿を想像して乾いた笑いが込み上げてくる。
でも…まだ決められ無かった。
元の世界で自分で慰めた時の事を考えてしまった。
辛過ぎる時には中々糸口が掴めずに大変だったけど徐々に身体を溶かして行くと悩みも一緒に溶けて行く気がした。
王様に刺激されてじわじわと高まって行った時の事も考える。
ほんの数分だったけどそれは純粋に私の人生の中で一番幸せな時だと思ってしまった。
元の世界も含めて絶望しか無いと思った状況でそれは私を変えてしまったのだ。多分それが私をいつに無い行動に駆り立てしまっているのだ…結果は酷いものにしかならないだろうけど。
大した経験もして無いのに(要らない経験は直近で大量にしたけど)そう言う事は私の中で何故か一番大切なところと結び付いて離れなかった。
私が刺激されて露わになる反応の一つ一つに私自身が結び付いてしまっているのだ…要は私は死ぬほど性欲強くて変態なんだろう。
私なんて全然好きじゃないのに…私の身体も結局相変わらずめんどくさいポンコツなのに
…決められ無い。
しょうが無いのでまたオナニー路線で行こう。
ただゴブリン達の深刻なクリ差別のおかげで今回もそこは無事だったけど流石に王様や神官様の前でまんこを自分で弄るのは出来なかった。
公開オナニーでさらにマッドな威圧感を演出するのも手だとは思うけどこの期に及んで羞恥心が仕事をやめないのだ…過労死寸前なんだけどね。
でも指で身体弄らなくても妄想さえ上手くゆけば軽く太ももとか擦り合わせるだけでかなりのところまで高められる。バスの座席での妄想中に絶叫事故を起こしそうになった私だからこそ可能な作戦だった…しかしマジでキモい女だな私。
…そうだ。
ちょうど思い付いたし公開オナニーで妄想するか。
するとしたらどこでするんだろう?
やっぱここか…私が綺麗に舐め取ったお陰で広間で一番綺麗な場所だ。
…お?過労死寸前の羞恥心がまた仕事してちょっと身体の芯が熱くなったぞ。
改めて考えればケツから血を滴らせながら地面をペロペロなんて既に死ねるぐらい恥だった…私、本当に死に掛かってるのに何やってんだろう?
…本当に恥ずかしくなった!
思わず頭を抱えてしまいあわわわと声を出してしまう。
ゴブリン達が何か恐ろしいものを見る様に目を逸らす。
文章で書くとかわいく女の子が恥ずかしがっている様に思われるかも知れないけど下半身を流血で染めてショック症状起こしかけた異種族の女が意味不明な行動を取っているのだ…恐怖だろう。
おお!いい感じにちょっとなった。
…やっぱ私自虐が入ると捗るな。
私はそこに座り込む。疲労度がMAXになって立っているのが厳しくなった為だ…実際にイジる為では無い。念のため。
…そう、そうして座り込んだらあのゴブリン達に向けて思いっ切り脚を開いて見せ付ける様に彼らが蹂躙し痛め付けた秘部を晒してやるのだ。
実際はただの横坐りである。くどいけど念のため。
そうしたらアイツらはどう言う顔をするだろうか?
さっきみたいに目を逸らすんだろうか?それとも喰いいる様に凝視するんだろうか?
私はかわいく笑って
「担い手ユールディの公開オナニーショー始めまーす!皆さまよく見て…きっちりセンズリこいて早くお精を下さいね!」
とか言って弄り始める。
…その後は笑ってなんかやらない。
馬鹿にしたように見下してそいつらの痴態を眺めながら大きな声を上げて高まってやる。治って来たら腰を突き出してアソコの中に指も入れちゃおう…絶対シコく見える。
我慢出来ずに飛び出してくるかも知れない。
そしたらそのまま犯されてやっても良いし、神官様に頼んで躾けて貰っても良い…
妄想の中で私は犯される事にしたらしい。
さっきまで恐怖と憎悪の対象だった連中に犯されてるのに喜んで嬌声を上げて感じまくる私の身体に私は酷い堕落とふしだらさを感じてまた高まる…
いつの間にか私は足の間に手を差し入れて自分を刺激していた。
いや、いつの間にかと言うのは嘘だ。
結局我慢出来ずに効率を上げる為と言い訳し犯される事にして延長戦をしてしまったのだ。王様や神官様に見られてるのもその時点では単なるスパイスだった。
どこでどう弄り始めたかも克明に覚えている…なにか?
そして完治していた。
…オナニーすれば全部解決とか。
物語のヒロインだったらお手軽さとゲスさで非難轟々だろうな…まあ、良くて過去のある悪役だから問題ない。
ちょっと前には学校の教室で授業を受けて居たのに…半日でオナニー平気で人に見せる女になってしまった。
すごい危機に直面したら眠ってる私の中の魂の力などが現れて立ち向かえる様になるかも?と思った時期が私にもありましたが…結局そう言うヒロイン要素はゼロであっさり色々屈服した上にすごい勢いで恥知らずで淫乱になっただけだった。
結局犯されて淫乱属性が増えただけでいつもの虐待対処法実践してた。物理的に物凄く酷い事はされてるけどチートで能力アップしてる事考えるとほぼほぼレベルはおんなじ?…キモさで寄せ付けなくして何とかするとか中学時代に戻った感がある。
いや、状況的には王様や神官様の強力フォローがある事考えると周り全部が敵だった前の世界より良くなってるかも?
…あの女何したい?くく、今どんな気持ち??
マジでレイプされて血塗れなのにこんな事考えて突発的にテンション上げてる私はガチキチランドフリーパスげとの境界例女そのものだった。言い訳はしない。
ゴブリン達は唖然として私が近付いても無反応だった。
どうやら犯すまでも無いようだった。一応、私の痴態に反応したのかゴブリン棒は皆そそり立っていた…魔法整形仕事してるね!
私は作業を始めるため四つん這いになるとその一本を口に含んだ。
しゃぶんのめんどくさいし足りないしこいつは陰水で良いかな?
「おちゅっほじゅーらひ?」
さきっぽ外すのサボって上目使いでそのゴブリンの意図を確認しようとした時だった。
私の身体のすぐ上を何かが風切り音を発して通過した。
『ぎゃ!』
『ぐううう…』
苦鳴が幾つか聞こえ私がしゃぶり始めたゴブリンの身体の力が抜けて私を押し潰した。
姿勢的に無理となってちんぽを放り出した私は岩の地面にひたいを打ち付けてしまう。
目から火花が飛んで気が遠くなった。
激痛に硬直した私は不満分子が遂に暴挙に出て槍で私を串刺しにしたかと思ったのだが、それは事実と当たらずとも遠からずと言ったものだった。
背中にゴブリンの身体を感じ、胸を揉みしだかれながら私の尻に腰を打ち付ける動作が繰り返されているのが分かりようやく事態を理解する。
私の肛門を犯すゴブリンの肉体の槍はその周りの粘膜を丸ごとこそげ取ったのでは無いかと思われた。
師匠のゴブリン棒を受け入れた上で同時に尻穴に別のゴブリン棒を受け入れるのは私の肉体の許容範囲を超えていた。
一突き毎に身体が破壊されて行く感覚に私の内に広がった快感の炎は消し飛ぶ。
『どうだ?中々良いだろう?』
よ、良すぎます師匠!と減らず口を叩こうとしたけど実際に出てくるのは絶叫だけだった。
その様子に師匠が射精したのが分かった。
すぐに私は蹴飛ばされ後ろのゴブリンごと尻餅をつく。
その衝撃で私は再び絶叫を上げてしまう。
『調子に乗りやがってペラペラと蛆虫風情が!』
顔を殴られる…どうやら私の身勝手な感謝は通用しなかったようだった。
そのままお腹を蹴られる。
衝撃で私の中にブチまけられた精がアソコから飛び散る…くそ…
『便器は黙って俺たちの垂れ流したもんを受けてれば良いんだよ!』
もう一発。
『待て!』
神官様の声が聞こえたがさっきの師匠の発言に湧いた周囲から歓声に掻き消されてしまう。
『受け入れを続けりゃいいんでしょ!』
私を投げ飛ばしたゴブリンが近付いて来て私の胸に蹴りを入れるとちんぽを口に突っ込む。
そのまま先端から小便が吹き出して来たが予期していなかった為に吹きこぼしてしまう。噎せながらも私は必死に飲み込もうとするけどほとんどが溢れてしまった。
『使えねえ担い手様だな!じゃあ、こっちか?』
そいつは私の顔を殴るとこぼれた陰水でびしょ濡れになった私の股を開いてちんぽを突き入れて来た。
その突きそのものの痛みはそれほどでは無かったけど引き攣れた尻の痛みで私は仰け反り悲鳴を上げてしまう。
私が痛みの声を上げるたびに歓声や嘲笑が繰り返され私の存在が彼らに歓迎されていない事を明らかにした。
残虐なショーの復活を期待していたゴブリン達に取っては順番に数を報告しながらあまつさえ時折嬌声を上げて処理をしてゆく私はさぞウザかっただろう。
群がって私を犯し始めたゴブリン達にもはや秩序はなかった。
「お、お願い!数を数えさせて!」
際限なく犯される恐怖でせめてどれ位受け入れが進行しているか確認させて貰おうとしたけど…
『てめえ!もう一度あんなフザケタ事し始めたら舌を抜くぞ!』
…袋叩きにあった。
三つの穴全てを乱暴に犯され続ける内に思考力が低下し始めた。
特にアナルからは際限なく血が吹き出て来て実際に出血多量で死ぬのではないかとおもわれた。
ラーガドルーの元に行く為に丸焼きになるのには恐怖をほとんど感じないのに尻から血を垂れ流して死ぬのは恐怖だった。
もしかして私にはまだ自尊心の欠片が残っているんだろうか?
だから死に方を選びたいなんて僭越な事を考えてしまうのだ。
草過ぎて草原が森になる。
…すぐに調子に乗ってフェラしか出来ない豚なのにイキって大勢の男をどうにか出来ると勘違いする馬鹿なのに?
…レイプされてるのに色々屁理屈を付けて自分から感じまくるビッチなのに?
…もう儀式なんて意識にも登らなくてただ尻を犯され無いよう、正常位でまんこして貰う為に何でもしちゃうクズ雌なのに?
…人間蛆のゴブリン便器に似合いの結末なのに?
なんでお前はそんなに贅沢なんだ…
犯されながらそんな自虐的な事を考え続けるのは地獄だった。
妄想の中のような自己憐憫の甘さはまるで無く容赦無い事実として自分に襲い掛かってくるのだ。
…それでも私の歪んだ自我は何時もの慣れ親しんだ自己防衛の方法として自壊の刃を作り続けた。
その刃は私の心を切り裂き限界を超えた。
…もう嫌だ。助けて!
あの女に会う前に戻りたい!
確かに元の世界にも希望は無かったけどこんなに野蛮に私を破壊しようとはしなかった。
幾ら私が底辺だって道を歩いていていきなり輪姦される事なんかあり得ない。
人を狩り集めたり、生け贄を捧げたりなんかしなかった。
助けて助けて助けて助けて助けて!
王様!見ているならこいつらを止めて!
神官様!火の玉でこのゴブリン達を焼き払って!
誰でも良いから、何でもするから助けて!
私は完全に折れていた。
「助けて!いや!だれか助けて!」
私が遂に声を上げると周囲に下衆な安堵感が広がるのが分かった。
…やっぱりこいつも同じだ。
…今迄の生け贄と同じ様に無様に叫ぶメス豚だった。
そんな呟きが聞こえて来て私はそれでようやく納得した。
私はまた誰も望まない事を調子に乗ってやっていたんだ。
元の世界で勇気は何も事態を良くしないって学んだのに…私がこんな目に遭うのは当たり前だった。
私は助けを求め、許しを乞い、痛めつけられると絶叫した。
するとちゃんとお返しにゴブリン達は凌辱と暴行で答えてくれた。
…これが正しいやり方だった。
納得したからと言って耐えられるかは別だったけど。
助けて…
快感と無縁となって私の膣もボロボロになり始めていた。
肛門自体の感覚はもう何も無くなってしまったが出血は徐々に酷くなっていた。
他の部分も暴行の結果痛みの無い部位はどこにも無くなった。
もう設定を使っても良いかも知れない。
こんなになって、ゴブリン達への敵愾心もへし折られていた。
大体、設定使わずともさっきまでこいつら相手に盛りまくっていたのだ。こんな淫乱が意地を張ってどうなるんだろう?
ただ勇気をへし折られた私はその決断すら出来なかった。
そうした耐え難い暴行の中、胃の中に溜まって行く生命素だけが私の支えだった。
アソコや直腸に放たれた分は無駄になっていたけど口も同時に相当犯されたのでかなりの量を収納出来ていた。
玉座付近の松明の替えで単位は分からずとも経過は分かるのでもう40人以上の生命素は溜まっている筈だった。
しかしその時私は最大の失態をしてしまった。
膣の痛みに耐えかねて手加減してくれるよう懇願してしまったのだ。
…いや、懇願自体は何度もしていたけど…結果から考えて最大の失態だったという事だ…だって、全ての原因は私にあるんだから。
多分私の小さな言い方の変化に相手の癇に障る部分があったのだ…それを察知できなかったのは私がうすのろのコミュ障だったからだ。
何も口にすべきじゃなかった…いや、偉そうに黙ってんなよクソ蛆!
結局、不満派のゴブリンを怒らせた私は腹を蹴られて転倒し、打ち所が悪かったのか吐き気を催し胃の中のものを全部吐き出してしまったのだ。
暴行が続き思考が散漫になっていた私は事態の意味に気付けなかった。
どうでも良い事を考えていた私は周囲の緊張が高まるのも感じ取れなくなっていた。
私は神官様の大声で現実に引き戻された。
『担い手に近付くな!』
…へ?何で?近付いて貰わないとちんぽ咥えらんない。
私に近付こうとしていた不満分子と思われる数匹のゴブリンが立ち止まる。
『げへへ…こりゃ儀式を続けるのは無理じゃ無いですかね?』
その中の一人が神官様に質問する。
…続けるのが無理?
私は足元を見た。
そして広がる汚物の意味を理解して悲鳴を上げる事となった。
「そ、そうだ!…す、すみません!すみません!」
『ユールディ殿の責任では無い!』
神官様が叱咤するようにさけぶ。
え?でも、我慢出来ずに吐いちゃったのは私だし…
『担い手様は自分の所為だって分かってらっしゃる様ですが?』
不満分子の一人…最初に私を投げ飛ばしたリーダー格らしきゴブリンが言う。
え?どういう事?
『このまま許したら生命素を奉納した方々も納得出来ないですぜ』
…そうだ。私が罰を受けて…多分嬲り殺されるのも仕方ない。
暴行が激しくなったのも私が身の程知らずに神官様と王様の為に頑張ろうとしたからだ…本当に申し訳なかった。
涙が滲む…勇気は事態を何も良くしないのに…
私の思いをよそに王様が身じろぎするのを制した神官様が答える。
『生命素を戻したからと言って担い手を罰する掟は無い。それはラーガドルーの思召しそのものだ…不敬であろう』
『は!この量…儀式始めてからの奉納物全部ですな。今からやり直して担い手の身体持ちますかね?俺らは構わんですけどね』
『改めて日を変える。そもそも今回この様な事態になったのは貴様らが新法を無視して古法じみたやり方で儀式を乱したからでは無いか?それに対する処分は覚悟しておけよ』
神官様はさすがで不満分子を抑えこんでいるように見えた。
しかしリーダーは自信満々で反論する。
『くくくく…それでみんなが納得しますかねえ?ヴェゼルドガ様、先ほどみんなが大盛り上がりしたわけが分かりますか?』
『…下賎な話だ』
『俺たちがこいつを躾け直して人間蛆らしい振る舞いを教え込んだからですよ!せめてこいつも何時もの様に薬で大人しくさせりゃあ良かったんだ。でも…みんな思い出した!思い出しちまったんですよ!!本当にもう一度新法で儀式をやれるとお思いですかあ?』
『…』
神官様は沈黙してしまった。
そして渦を巻くようなどよめき…本物の暴動が起ころうとしていた。
私は頭が空白になっていた。
私が悪いのだけは分かったけど、それが何故なのか分からなくなってしまったのだ。
勇気が何も良くしないのは当たり前だけど…じゃあ、黙って言われるがままにすれば事態は良くなるのか?
もちろんそんな訳は無かった。
今、神官様は追い詰められていた。
それは私が情けなくてちょっと肛門を犯されたくらいで泣き叫んで屈服したせいだった。
神官様が薬を使う暇が無かったのなら最後まで私が頑張らないといけなかったのに…心が弱くて周りに迎合してちょっとでも良くして貰おうと神官様を裏切ったのだ。
勇気を出しても何もしなくても事態は悪くなっていた。
じゃあ、死ねばいいのだろうか?…きっと死んでも生きても事態は悪くなる。後世が有ると分かってしまった以上死も逃げ場にならなくなってしまった。
私に何処にも行き先が無いのは分かっていたのに…地獄の底を這いずる様に悪いと思った事が更に悪い事の前振りでしか無かった事を思い知りながら同じ様な事を繰り返す他無いのだ。
担い手となってこの世界を離脱してもきっとさらに酷い事になる…ようやく私はそれを悟った。
死んだら無になって消えて無くなれるって考えられた前の世界って天国だったな…思い立って屋上から飛び降りればどんな問題でも解決出来ると信じられたんだから。
私の目の前には私が吐き出した汚物が広がっていた。
大広間のゴブリン達に踏み躙られた汚い岩の床の上、ゴミや虫の死骸と混じり合った精液と小便と胃液の混合物。
こんなものの所為で私はともかく神官様や王様のやって来た事が否定されようとしていた。
見ている内にまた吐き気が襲って来た…もう吐くものは無かったけど。
『じゃあ、まずこいつに罰をくれにゃあな…くく』
ゴブリン達が近付いて来た。
リーダーがおどけた様に槍を振り回し何かを突っつくしぐさをする…私を串刺しにして愉しむんだろうか?確かに色んなところから入れ易くなってる。
…渦巻くざわめきは段々と下世話で残酷な興味を示す沈黙へと変わっていった。
私は跪くと首を垂れる。
ビシャ!…そこで私は姿勢を崩してしまい汚物の中に手を付いてしまう。
ふん…馬鹿にしたような失笑が聞こえた。
その声を聞きながら私は汚物の中に顔を突っ込む…と出来るだけ大きな音を立ててそれを啜り上げた。
「ずず!ずずずず…ずずずずずずず!」
大広間中に下品な音が響き渡った…予想以上に大きな音だった。
私が汚物に塗れた顔を上げると近付いて来たゴブリン達が嫌悪感に満ちた顔で立ち止まった。
…潰瘍だらけのゴブリンでも吐瀉物は汚いのか?
「奉納物を納め直しています…飛び散りますから近寄ら無いで下さい」
起きかけた騒めきが完全な沈黙に変わった。
何故か不満派のゴブリン達が私を見詰めて酷い表情のまま硬直していた。
その中、私がゴブリンの排泄物で構成されたゲロを啜る音だけが響き続ける。
ゴキブリに似た小虫が目の前に浮いていた。
この世界に来た直後、ゴキブリに犯されたら気が狂うと思ったけど遥かにそっちの方がマシだった。ゴキブリのわさわさで感じられる様になれば結構楽しいかも知れ無い。アソコに詰め込み過ぎて大量虐殺者になるかも?
そっちのルートがあるなら是非選びたかった。
…少なくともその世界で悪意が有るのは私だけだろうし。
それごと啜り上げると飲み込んでしまった。一緒に連れてってあげよう。
そこで水滴の様なものが時折、汚物の表面に滴り落ちている事に気付く。
見上げると上には何も無かった。
正確にはラーガドルーのシンボルが吊るされていたけど水が染み出す印象が無かったから不思議だった。大広間の天井から伝わった地下水か何かだろうか?
気にしてもしょうがないのでまとめて飲み込む。
せっかくなので今からの行動を邪魔され無い為に狂気染みた印象を与えるよう床がピカピカになるまで舐め上げた。最後、砂利とか泥も食べてしまったけど、まあ、後何時間も無い命なので問題無いだろう…ゲームでは必ずクールなイケメンの某五奉行筆頭の心掛けは私には全く無かった。
答えが無いので思い付いた事をする事にした。
…で、ここでこれ啜ったらみんなびっくりするだろうなと思って実行してみたのだ。それにともアイツらの思い通りにはしたく無かった。
何もしなくても酷い目に遭う訳だし…マジしょうがない。
自暴自棄って言われても仕方ないけど。
それにしてもあのズズズの響き方は不自然だった。神官様魔法入れたのかな?だとしたらあの時私の行動を完全に予測してた事になる…いやマジで?
『…ふ、ふざけるな!一度出したものを!…認められるか!』
スタン状態からようやく戻ってそう叫ぶ不満派のゴブリン達の周りに炎の壁が広がる。
『いや、ユールディ殿の働きで生命素は順調に納められている。儀式をこれ以上邪魔するならあそこで正邪を賭けて火輪の試練を行うか?』
火鉢を指し示す神官様…いや、あそこ私専用ですから。
…あんまり美味しくなさそうな前菜はご遠慮願いたい。
壁が消えうせるとへたり込んだり虚脱した不満派の皆様がそこにいた。
もうアジは飛んでこなかった…アジってた連中はみんなここらしい。
それを見る他のゴブリン達の沈黙はもう彼らに好意的では無くなっていた
まあ、調子に乗って首謀者が全員前に出ちゃったら基本実力の高い神官様には敵わない。本当に悪賢い奴は絶対に前に出てこないのだ…二年の時の工藤かすみとか…それから工藤かすみとか!
自分の名前は出てこないのになんであんな奴の名前がすらすら連呼出来んのか分かんないけど工藤かすみ!
「くど…じゃなくて、神官様!後どれ位納めれば良いでしょうか?」
『ああ、規定通りなら後10づつ程度だが?』
まず標的は目の前にいる連中だ。
全員犯してやる(気合い的に)。
ふ…神官様が事態を掌握し直した以上、飼い犬である私の気が大きくなるのも当然だろう。持つべきは実力派の後ろ盾だ…出来れば雷撃また頂いて現ご主人様に返り咲いてほしい。
それで完璧に大人しくさせてから正式の選ばれた人達…
身体が持つかだけが心配だった…今度こそ本気で設定の使用を考える。
後でどうなるか何て考えなくて良いんだから今だけの事を考えればいい。
…不死の設定で生き残る事は考えなくなっていた。
死ななかったら何度でも火鉢に突っ込んでやる。あの女がどんな存在か知らないけどラーガドルーも早々コケにされ続けたら怒って呪いをぶち壊すんじゃ無いか?
だからデメリットは何も無い(断言)。
治癒の方も快感が高まれば高まるほど効力が上がっていた。半ば破壊された肛門から滴り落ちる血によって私の体力は一秒毎に消耗している…これも解決だ。
どんな状態でもイケるなら敢えて攻撃を受けてそれが無効だと思い知らせて心を折る事も出来るだろう…槍で突き刺される度にイキまくってもっととせがむ姿を想像して乾いた笑いが込み上げてくる。
でも…まだ決められ無かった。
元の世界で自分で慰めた時の事を考えてしまった。
辛過ぎる時には中々糸口が掴めずに大変だったけど徐々に身体を溶かして行くと悩みも一緒に溶けて行く気がした。
王様に刺激されてじわじわと高まって行った時の事も考える。
ほんの数分だったけどそれは純粋に私の人生の中で一番幸せな時だと思ってしまった。
元の世界も含めて絶望しか無いと思った状況でそれは私を変えてしまったのだ。多分それが私をいつに無い行動に駆り立てしまっているのだ…結果は酷いものにしかならないだろうけど。
大した経験もして無いのに(要らない経験は直近で大量にしたけど)そう言う事は私の中で何故か一番大切なところと結び付いて離れなかった。
私が刺激されて露わになる反応の一つ一つに私自身が結び付いてしまっているのだ…要は私は死ぬほど性欲強くて変態なんだろう。
私なんて全然好きじゃないのに…私の身体も結局相変わらずめんどくさいポンコツなのに
…決められ無い。
しょうが無いのでまたオナニー路線で行こう。
ただゴブリン達の深刻なクリ差別のおかげで今回もそこは無事だったけど流石に王様や神官様の前でまんこを自分で弄るのは出来なかった。
公開オナニーでさらにマッドな威圧感を演出するのも手だとは思うけどこの期に及んで羞恥心が仕事をやめないのだ…過労死寸前なんだけどね。
でも指で身体弄らなくても妄想さえ上手くゆけば軽く太ももとか擦り合わせるだけでかなりのところまで高められる。バスの座席での妄想中に絶叫事故を起こしそうになった私だからこそ可能な作戦だった…しかしマジでキモい女だな私。
…そうだ。
ちょうど思い付いたし公開オナニーで妄想するか。
するとしたらどこでするんだろう?
やっぱここか…私が綺麗に舐め取ったお陰で広間で一番綺麗な場所だ。
…お?過労死寸前の羞恥心がまた仕事してちょっと身体の芯が熱くなったぞ。
改めて考えればケツから血を滴らせながら地面をペロペロなんて既に死ねるぐらい恥だった…私、本当に死に掛かってるのに何やってんだろう?
…本当に恥ずかしくなった!
思わず頭を抱えてしまいあわわわと声を出してしまう。
ゴブリン達が何か恐ろしいものを見る様に目を逸らす。
文章で書くとかわいく女の子が恥ずかしがっている様に思われるかも知れないけど下半身を流血で染めてショック症状起こしかけた異種族の女が意味不明な行動を取っているのだ…恐怖だろう。
おお!いい感じにちょっとなった。
…やっぱ私自虐が入ると捗るな。
私はそこに座り込む。疲労度がMAXになって立っているのが厳しくなった為だ…実際にイジる為では無い。念のため。
…そう、そうして座り込んだらあのゴブリン達に向けて思いっ切り脚を開いて見せ付ける様に彼らが蹂躙し痛め付けた秘部を晒してやるのだ。
実際はただの横坐りである。くどいけど念のため。
そうしたらアイツらはどう言う顔をするだろうか?
さっきみたいに目を逸らすんだろうか?それとも喰いいる様に凝視するんだろうか?
私はかわいく笑って
「担い手ユールディの公開オナニーショー始めまーす!皆さまよく見て…きっちりセンズリこいて早くお精を下さいね!」
とか言って弄り始める。
…その後は笑ってなんかやらない。
馬鹿にしたように見下してそいつらの痴態を眺めながら大きな声を上げて高まってやる。治って来たら腰を突き出してアソコの中に指も入れちゃおう…絶対シコく見える。
我慢出来ずに飛び出してくるかも知れない。
そしたらそのまま犯されてやっても良いし、神官様に頼んで躾けて貰っても良い…
妄想の中で私は犯される事にしたらしい。
さっきまで恐怖と憎悪の対象だった連中に犯されてるのに喜んで嬌声を上げて感じまくる私の身体に私は酷い堕落とふしだらさを感じてまた高まる…
いつの間にか私は足の間に手を差し入れて自分を刺激していた。
いや、いつの間にかと言うのは嘘だ。
結局我慢出来ずに効率を上げる為と言い訳し犯される事にして延長戦をしてしまったのだ。王様や神官様に見られてるのもその時点では単なるスパイスだった。
どこでどう弄り始めたかも克明に覚えている…なにか?
そして完治していた。
…オナニーすれば全部解決とか。
物語のヒロインだったらお手軽さとゲスさで非難轟々だろうな…まあ、良くて過去のある悪役だから問題ない。
ちょっと前には学校の教室で授業を受けて居たのに…半日でオナニー平気で人に見せる女になってしまった。
すごい危機に直面したら眠ってる私の中の魂の力などが現れて立ち向かえる様になるかも?と思った時期が私にもありましたが…結局そう言うヒロイン要素はゼロであっさり色々屈服した上にすごい勢いで恥知らずで淫乱になっただけだった。
結局犯されて淫乱属性が増えただけでいつもの虐待対処法実践してた。物理的に物凄く酷い事はされてるけどチートで能力アップしてる事考えるとほぼほぼレベルはおんなじ?…キモさで寄せ付けなくして何とかするとか中学時代に戻った感がある。
いや、状況的には王様や神官様の強力フォローがある事考えると周り全部が敵だった前の世界より良くなってるかも?
…あの女何したい?くく、今どんな気持ち??
マジでレイプされて血塗れなのにこんな事考えて突発的にテンション上げてる私はガチキチランドフリーパスげとの境界例女そのものだった。言い訳はしない。
ゴブリン達は唖然として私が近付いても無反応だった。
どうやら犯すまでも無いようだった。一応、私の痴態に反応したのかゴブリン棒は皆そそり立っていた…魔法整形仕事してるね!
私は作業を始めるため四つん這いになるとその一本を口に含んだ。
しゃぶんのめんどくさいし足りないしこいつは陰水で良いかな?
「おちゅっほじゅーらひ?」
さきっぽ外すのサボって上目使いでそのゴブリンの意図を確認しようとした時だった。
私の身体のすぐ上を何かが風切り音を発して通過した。
『ぎゃ!』
『ぐううう…』
苦鳴が幾つか聞こえ私がしゃぶり始めたゴブリンの身体の力が抜けて私を押し潰した。
姿勢的に無理となってちんぽを放り出した私は岩の地面にひたいを打ち付けてしまう。
目から火花が飛んで気が遠くなった。
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