【R18】陰キャの女子高生だけどオークの肉便器に成り上がる為に頑張ります

あるふぁ

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岩屋編 被食ディペンデンス

アソコでよくなりたい

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『王は全てをご存知だ。お任せするように』
 そう神官様に言われて私は玉座の裏にある扉を開けた。

 そこは小さな部屋となっていた。もう一つ扉があり、床には麻を編んだ様な絨毯が敷かれていた。奥に木のベンチが置いてありそこに王様が座っていた。
 私は部屋に入るとさっきと同じ様に跪く。
『面をあげよ』
 その前に言う事と聞く事があった。
「王様先程はちゃんとお礼も言えずに申し訳ありませんでした。本当に…素晴らしい名前を頂き有難うございました…それからお聞きして宜しいか分からないけど思い切って聞きます…」
 その質問をするのは何故だか分からないけど生け贄として覚悟を決めるより勇気が必要だった。
 私は息を整えて続けた。

「何故ユールディ…星と名付けられたのですか?」

 暫しの沈黙と身動ぎの音がした。

『…昔しばらく人の帝国と辺境の諸族の間で和睦がなされていた…その時帝国の皇女がこの辺りの帝国領の巡撫に来たのじゃ。その時実際にわしも姿を見たのじゃがその髪がそなたと同じ色であっての…詰まらない理由で済まぬのじゃが』
 元々の髪の毛はぼさっとした黒の長髪だったけど…水鏡で見た時は“ぼさっ”が取れて流れる様な緑なすって言葉がぴったりのものに変わっていた。
「…いえ、とんでも有りません!ではその皇女様の名前が?」
『うむ…その意味の帝国語であったのじゃが…ワシは人間の碑文を読もうとした事があって少々古代の人の言葉を覚えておったのじゃよ…そちは帝国人と言うより碑文の肖像の民のように見えたのでな』

 …充分以上の答えだった。

「ユールディ…ユールディ、ユールディ、ユールディ…」
 私は名前を繰り返してしまう。
 元の名前は忘れただけなのに元から名前が無かった様に感じていた…だからこれは私の唯一の名前だ。
 …異論しか無いのは認める。

 ユールディ。

 それからふと気になって別の質問をする。
「…王様のお名前をお聞きしても宜しいのでしょうか?」
『ゴブリンの王に名は無い…呼ばれる時は西のベグシャドレ統の王とだけな』
 思わず顔を上げると悲しげに顔を落とした様に感じられた。

 動悸は全く訪れなかった。

 こう言う風に歳を取ると皺とか色を落とした体色とか老人としての印象が強くなって男とか雄って感じが消えて感じられる様だった。
『…それにしても済まぬの。本来なら潔斎に一晩掛けるのだが民の動揺を鎮める為に一刻も早く始めねばならなんだ』
「そんなこと…私は大丈夫です。王様、そろそろ…」
 …むしろ催促してしまった。
 衣服に隠された王様のアレを口に含んでみたくてしょうがなかった。

 その言葉を聞くと王様は大きく目を見開いた。
 その時老人じみた印象が少し変わる。
 …ちょっとはしたなかったのだろうか?

 私が少し驚いて見つめていると王様は右腕を上げもう一つの扉の方を指差した。
『その扉を出た回廊の二番目の横道に入ってしばらく…』

 思わず王様の口を自分の唇で塞いでしまった。
 唇は薄く乾いていたがその中は粘り気で満ちていた。
 普通の人間の水準だったら口臭が酷いって言われるレベルだったけど性奴隷仕様に仕上がっていた私の味覚や嗅覚はそれを美味しいと判断していた。
 良く分からなかったので舌を差し入れてめちゃくちゃに舐め回していたらゴブリンの長い舌で段々と導かれる様になった。

 カッと身体の芯に火がついた。

 そのまま王様の身体に抱きついて横倒しにしてしまう。
 老人相手に何をやってるんだろう私は…そして不安定な座椅子からそのまま転げ落ちてしまう。
 幸いなことに下敷きになったのは私だった。
 30センチ程度だったのでちょっと気が遠くなって息が詰まるだけで済んだ。
 興奮して治癒能力が高まってる私に取っては実質ノーダメージだ。

 驚いて手を付いて起き上がろうとした王様の手が胸に当たる。
「あああ…ん」
 嬌声を上げた私は離そうとした王様の手を掴んで胸に押し付けてしまう。
 キスがあんなに上手だったんだから絶対胸の愛撫の仕方も凄いに違い無かった。

 一般臣民にもこう言う訓練を施してくれてたら気持ち良くゴブリン性奴隷になれたのに…そこは西のベグシャドレ統王の治世の最大の欠点だろう。

 私がおねだりをする様に王様の顔を見詰めると最初おずおずと…そしてすぐに大胆に私の胸を弄りだした。
 最初は貫頭衣の上からそして私が充分に興奮すると手を差し入れ高めてくれた。
 乳首に愛撫が到達すると私は高い声を上げてしまう。

 …これはもしかして出来る?

 悲惨なレイプで男性恐怖症を発症してしまった私はもうちゃんとしたのは無理だと思った…でも、今まで恐怖感は全く感じなかったし、高まっている私のアソコはかなりの状態になっていた。
 切なくなって足をもじもじさせるだけで変形し圧迫された性感を感じる内臓達が声を上げる。
 最後に一回だけ…そう考える自分の浅ましさと余裕の無さが自分の淫乱さを際立せている様で更に興奮を煽ってしまう。

 …一度でいいから入れて気持ち良くなりたい。

 でも…今は神聖な儀式の最中だし、今の状態も充分暴走中だった。

 私はすがりつく様に王様を見つめた。
 王様はしばらく私の目を見つめてため息を吐いた。
『ワシはもう歳で中々立って放つと言う事が難しくなってのお』

 う…やっぱりダメか…涙が溢れてくる。
 ヤりたくて涙流すなんて私どんだけ淫乱なんだよ!

 …ただ、その淫乱ぶりを王様は哀れに思ってくれたようだった。
 続く言葉はこうだった。
『…精を放つには女の器官の中でなくては無理になっておる』
 私は王様に抱きつきもう一度転がしてしまった。

 王様にはもう一度椅子に座って貰い、その前に跪いた私は王の衣装の前垂れを上げた。
 そこには項垂れた一般のゴブリンのモノより整った形の一物があった。潰瘍とか一目で分かる病気の跡も無かった。

 …怖くならない。

 私が興奮し過ぎてそう言った反応が入り込む隙が無いのかそれとも王のソレ自体に他のものと違う何かがあるのか?

 私はそっとそれに口付けをしてみる。

 残念ながらそれはピクリとも反応しない。

 少し悲しい気分になりながらもなら数で補うしか無いと私は抱き止める様に手を添え幾度も口付けをする。
 すぐに私はその行為自体に興奮してしまい情熱的に音を立てて繰り返すとピクンとそれが揺れた。嬉しくなった私は添えた手でそのペニスを持ち上げると先端部分にキスをする。
 アンモニアの腐臭と言ってもいい臭いがするがそれは私の切っ先に対する食欲を高めただけだった。

 そうだ先にあれを頂こう。
「王様…精を頂く前に陰水を頂けますか?」
 王様だけは陰陽双方の生命素を送る特権があるのだ…もちろん私には特権を特権で終わらせる気は無い。

『うむ…確かに立つと出難いな』
 …そう言うものなのか。大正解だった。

 そのまま亀頭全体を口に含む。
 硬直せず完全勃起前の為ふわっとした柔らかさを感じる。
 ゴブリンちんぽらしくイボの様な突起が何箇所か舌に感じられるが他のゴブリンの一物よりかは数も少なく目立たない。

「ふわいひょう…」
 …いかん。
 ちょっと外して言い直す。
「大丈夫ですか?出す時は…えーと、頭をコツコツしてくれると助かります」
『そうしよう…直ぐに出して良いのか?』
「はい!」
 なんだか楽しみになって大きな声で返事してしまう。

 相当にバカになっていた…ゴクゴク飲んでやるぜ!とか変な方向に気合スイッチがオンになっていた。比喩じゃなく本当に小便器に使われる肉便器デビューなのに…そんなにちゃんとセックス出来るのが嬉しいのか私。

 もう一度含み直す。
 すると舌でしゃぶり回したくてしようがなくなる。
 …だから今、立たせたらダメなんだってば、この淫乱め!

 今までの反動なのか欲求がエロい方に振り切れてダメだった
 …早くハメて鎮めなきゃ!

 我ながら本当にウザい。

 そこで頭に王様の掌が乗せられる。
 さっきの言葉とは違いまず優しく頭を撫でてくれた。
 肉の奥でチリチリと何かが燃え広がりそれは淫液の洪水という結果になって現れた。大陰唇を超えて溢れ出し切なくて擦り合わされる内腿に広がって行く。
 そう言えば頭を撫でられた記憶とか無かった…幾らなんでも小学生のころまでにはある筈なのに…まあ、いいやユールディになって初ってことは私に取って初って事だ。

 それにしても頭撫でられるのがこんなにエッチだったなんて…アソコがむずむずしてしょうがないんですけど!

 手が止まりトントンと中指が頭を刺激する。
 私が身構え息を止めると同時に口の中に前に味わった事のある尿の味が広がる。
 …紙コップで飲むより遥かに抵抗感が無かった。
 性行為の一種としてしている感覚が今の淫らに狂った私に取っては逆に抵抗感を消すのに役立っていた。

 王様のおしっこの流量は私の口腔で充分に受け止められる量で舌に余るほど溜まる度に次々と嚥下して行く。
 最初の違和感が消えると性感でおかしくなった私の感覚にそれは甘く感じられた。
 文字通りの肉便器になってしまったと言う興奮(屈辱感ゼロなのが草だった…どんだけ肉便器に順応してるんだよ)と喉を媚薬が流れ下る感覚でいっちゃいそうになる。

 出し切ったのか流量が急速に減ると私はそれをもっと求めて鈴口を舌先で吸い始める。
 小便を吸い取られる異常な感覚に王様は小さなうめき声を上げる。

 そして私の厭らしさ欲深さに気付いた王様の中の男が反応を始めた。

 ムクリと身じろぎ硬さと太さを増したゴブリン棒に私は舐め回すのは後回しにして根元まで咥え込む事にした。

 …えずく迄喉の奥で感じたかったから。

 恐怖感が蘇って発作のスイッチが入るような行為はあまりしない様にしようと事前には心の中で決めていたけど始めたら完全に忘れてしまった。

 喉の奥の当たるところ迄入っても王様のペニスはまだ余っていた。
 さらに吞み込もうとしてがむしゃらに押し込んだ私はあるところでズボっと抜けた様に感じた。そして抵抗の減ったのを幸いに一気に根元まで唇を滑らした。反射的な排除反応を王様の腰に手を回しやり過ごすと少しづつ挿送を繰り返して喉の奥まで肉棒で貫かれる感覚を楽しんだ。

 …脅されてやるのと何でこんなに違うんだろう?

 それと共に王様のものが一気に硬さを増したのを感じて私は自分は間違っていなかった事を知る。

 それから舌で亀頭を舐め回したくなってのどの奥から王様のおちんちんを抜き両手で竿を握りしめる。どうすれば気持ち良いのかちょっと分からないので王様の表情を窺いながら周囲を舌で何周もさせた…王様もうちんぽガッチガチですよ?

 そして身体の奥から湧き出す様な疼きを感じ無意識のうちに自分でクリトリスを慰めようと手を伸ばす。

 おっと…ここまで狂っておいてなんだけどそれは一線を超えてしまう様な気がするぞ。相手の身体だけじゃ足りなくて自分で処理とか言い訳効かない根深さだろ…
 一応、天使が勝利した私は泳がせた手を何処に向けて良いか分からず結んで開いてを繰り返した…改めて馬鹿だった。

 それでちょっと理性が戻って来た私はあまり時間が無い事を思い出した。

 も、もう入れても良いのかな?

 無意識に暴走した時は驚くほど大胆に行動したのに意識が入った途端にヘタレてしまう。どうすれば良いか聞く事すら恥ずかしくなってしまった。
 根元までちんぽを咥えこんでシゴいてる奴が考える事じゃ無かったけど軽いパニックになってしまう。
 しかも性欲だけは更に亢進して疼いて仕方ないのだ

 …ハメたいハメたいハメたい!

 もじもじしていたのに気が付いたのか王様が軽く肩を叩いてくれた。
『横になるか?』
 前垂れをめくって尋ねた王様に私はその白い陰毛に顔を埋めたまま大きく頷いた。

 私は勢いよく服を脱ぐとポイっと座椅子の上に放る。ネクタイだけは私を食べて的な雰囲気を感じるので残す…裸ネクタイだぜ!
 そして麻の絨毯の上に寝転ぶと受け入れ易い様に足を大きく広げた。

 それを見た王様が微笑む。

 ん?やっぱり微妙な反応…この格好ってあんまりいやらしく無いのかな…エロいところ全部見えてしかも入れ易いと思うんだけど?

「これ…おかしいですか?」
 急に恥ずかしくなっておずおずと尋ねる。
『いや、そんな事は無いの…可愛らしいぞ』
 …褒められちゃった。

 王様は私の股の前で跪くとゴブリン王様棒の先端を私のアソコに当ててくれる。そしてかき混ぜるようにクリから膣に掛けての裂け目を刺激する。
「あ…気持ちいい」
 ゴブリン亀頭のイボが色々なところに当たりいい感じだった。
 そうしているう内に私のスイッチが入る。
「あ、あ…あああ、ああ…あ」
 このイボだらけでゴツゴツした肉棒を身体の奥まで突き入れて欲しくて仕方なくなる。

 恐怖感は全く無い…現実に私の一番敏感なところを刺激して次から次へと快感を与えてくれているのだ。これが私の肉体を破壊したアレと同じものの筈が無い。

 …そう自然に思えた。

 私の欲求をまたしても理解してくれた王様はゆっくりとソレを私の中に埋めていった。膣そのものの快感はまだくぐもったままだったが体内が満たされる様な感覚に思わず声を上げる。
「はああああ…」

 そして根元まで到達し王様がのし掛かる様にすると快感が弾けた。
「くあああ…ああああああ!」

 それと共に王様の一物の硬さが更に増す…貫かれ感がすごい!
 …テンションやばい事になってきた!!

 円を描く様にゆっくりと私のおまんこ全体がかき混ぜられ、男を全て受け入れた満足感とペニスと腰の双方に圧迫され捏ね回された膣前方の色々な快感が相まって直ぐに私は絶頂へと導かれる。
 ゴブリンちんぽのゴツゴツとした突起が時に大きな快感を与えその度に私の身体は弓を成し或いは跳ね上がった。

 王様の腰の動きは絶妙だった。
 刺激の多いその種族特有の一物を痛みに変わらない程度にゆっくりと動かし快感を引き出す。
 クリからの鋭い快感に幾度も絶頂が訪れ、そうした刺激の累積で体内の性的な熱源が更にヒートアップして行く。

 胸にも手が伸び掬い上げる様に乳房を弄ぶ。
 更に王様の長い舌が乳首の周りを舐め上げると未知の快感に全身が総毛立った。

 これ…気持ちいい。気持ち良いんですけど!

「ふああ…ふあ…ふぁ…」
 なんか嬌声のろれつまで回らなくなって来た気がする。

 王様の動きは変わっていないのに私の身体はその与えてくれる快感を拾い上げどんどん淫らになっていった。
 動きを邪魔しないようにだいしゅきホールドは出来ないけどおんなじ様な事がしたかった。
 なので王様の上半身を抱き寄せまた口の中を犯して貰う。

 …恥ずかしくて目を開けていられない。

 それなのに行動は更に嫌らしく貪欲になって行く。
 キスの為腰の動きが小さくなったのをこれ幸いと足を王様の腰に巻き付けた…結局だいしゅきホールドやっていた。

 そしてアソコ全体を自分から王様の腰に擦り付けて淫乱アピールをする。

 それは応じる王様の動きと合わさり私を高めて行き遂に頭に突き抜けるような激しい快感の波が何度となく押し寄せる事となった。
「うぐむむ…んんんんん!ずず…んんんんんん!!んん!」

 大イキしてしまい一瞬真っ白になる。

 その後も雷のような快感がスパークする度私のアソコは痙攣し一物を締め上げる。

 長いキスが終わり口が自由になると言葉でも私がどれだけ嫌らしいか知って欲しくなる。

「王様!ありがとうございます…気持ちいいです…凄いの入れられて本当何度もイッて…気持ちいい…気持ち良過ぎる…でももっと気持ちくなりたい…ぐす…もっとイキたいよお…ぐむ」
 最後は泣きながらおねだりと言うまたしもの事になってしまい、慌ててキスで誤魔化す。

 感謝の言葉のつもりが更なる要求に成るとは…私はマジどうしようもない奴だった。
 普通に恥ずかしい。

 でも、その言葉が呼び水になったのか王様の腰がブルっと震える。

 …お、頂けるのか。

 その後の手順を考えた事で現実感が蘇ってくる。

 王様の動きが突くように変わり男の快感を求めてくる。
 ゴブリン棒の凶悪さで若干の痛みを伴うそれも受け容れる準備の出来た身体に取っては新たな刺激となる。

「あああああああ…ああ!…またイク!…ああああ!」
 私の身体が硬直する様に王様の一物を締め上げると王様の腰が何度も震えそれが来た事を知らせた。

 凄い快感の連続に立つ事も難しかった。
 しかし設定のお陰かすぐに身体に力が戻ってくる。

「王様?」
『おお、ここ数年の儀式では実際の受渡しはしておらなんだからな』

 ちょっとふらっとした様な王様。

 えー、それ先輩方可愛そう…私が神官様なら霊旅に旅立つ前に王様に肉の喜びを教えて貰うステップを絶対に入れるけど。
 まあ、私みたいな変態じゃ無いと丸焼きにされる直前にのんびり気持ち良くなって居られないか?

 それよりお掃除お掃除!最重要の王様の精に取りこぼしが有ってはマズイですからね。

 僅か半日とは言え膣に溢れた精液の挙動にはかなり詳しくなった私はペニスを引き抜いた後に膣内に留めておくのが如何に難しいか理解している。
 それの唯一の解決策はズバリ!膣口を上に向けておく事しか無い!…当たり前か。

「すみません、抜く前に腰を上げてもよろしいでしょうか?」
 王様は私が腰を上げるとゆっくりとゴブリン棒を抜き出す。

 抜かれた男性器に精液がまとわりつくが、そこには見慣れた鮮血の色は無かった…当たり前だけどこっちが正常なのだ。

 そのまま納めようとする王様にあ、と声を掛ける。
「その…勿体ないです」
『そちの中に残ったもので充分…』

 その時広間の扉の向こうから罵声と怒号が響いて来るのに二人は気が付いた。
 私の息が上がる。
 どうしたんだろう?
 王様も不審そうな顔で扉を見詰めているから通常の進行では無いのだろう。

 心臓が早鐘を打ち不吉な予感に私は慄く。
『ユールディよ、そちはここで待っておれ』
 …ダメ、行かないで。
「分かりました…準備が出来たら参ります」
 王様の視線が少し泳いだ。
『この様な事をせねば続かぬ…』
「王様」
 仰りたい事は分かるけどその意図を汲む事は出来ない。

『…うむ』
 短くそう答えて王様は扉を開けた。
 途端にどよめきの様なものが聞こえ私は自分の身体がさっきまでのモードに戻った事を知る。
 扉は直ぐに閉められたけど王様に犯して貰っていた時の安心感は戻って来なかった。

 姿勢を戻すと震える手で王様の精を手に受け飲み下して行く。

 私は作業を終えると王様が最初に指し示した奥へと通ずる扉を眺めた。

 ここから逃げてどこに行くんだろう?
 またあの森に戻ってまた亜人に捕まるのだろうか?
 あのオーク…ゴブリン達より力が強そうだった。
 あれに捕まってレイプされたら赤首やゴブリン達にされたより遥かに悲惨な状態になりそうだった。腕とか千切れるかも…

 結局どこに行く道も無いんだ。

 だったら少しでも意味のある事をしよう。

 私がラーガドルーの所に行くのは王様や神官様には大切な事だ。
 王様は情に弱いからあんな事を言ったけど自分の国の民と部下が拾って来た性奴隷を比べられる訳がない…それはしてはいけない事だ。

 ちゃんと死ねれば良いけど…

 私は広間に通じる扉に向かった。
 一度だけ私の撒き散らした淫水の匂いの籠る部屋を見返す。

 少し乱れ過ぎたけど私の中にはまだ壊れていない部分が残っていたと思う。

 だからこれは精神的な病気かなんかが私に馬鹿な事をさせてるって事じゃ無い…そうじゃ無くて、私自身が馬鹿だから馬鹿な事をしてるんだと…そう思う。

 私は向き直るとその扉を開けた。
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