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岩屋編 被食ディペンデンス

流血ロストヴァージン

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「う…」
 積極的に抵抗する意思は既に消し飛んでいた。

 でも…輪姦されて処女を失う事になるのは悔しかった。しかもそうしようとしている連中を見ると異形の怪物なのだ。最初の非現実感は吐き気のする臭いと悪意に満ちた暴力によって猛獣と檻も無しに相対しているような現実的な恐怖に塗り変わっていた…抵抗は無理だった。

 ともかく刺激しない様に曖昧な反応をしていたのに苛ついたのか後ろ手に抑えていた一匹が私の腕を捻り上げる。
『おらあ!メス蛆!はっきりしろお!!』
「いたいいたいいたい!い…や…ああああ」
 その化け物に訴える声は最後は泣き声になってしまう。
 怪我と涙その他でぐちゃぐちゃになった私の顔を見て残りのゴブリン達が囃し立てる。

 傾国とか何処に行ったのか?

 本当にあの姿にプライドを持って好きになっていたらもっと自分を守るために抵抗していただろう。でも私はアッサリ自分の為に努力することを放棄してなすがままになっていた。目先の安逸の為にたった数分前の自分の気持ちも裏切る…私はそう言う卑怯な女だった。

 心が折れた私は誰か同情してくれる者が居ないか見回すけど、そこには侮蔑か興味本位の欲情しか存在しなかった。

 元の世界での幾つかの経験が蘇って消極的な抵抗の意志さえ蒸発して行く。
 勇気なんか出したら更に酷い目に合うだけだ。

 そこで私は強引に髪を掴まれて顔を向き直され…そして絶句した。

 目の前に赤首の一物が突き出されていたのだ。
『仕方ねえ…まずこれを咥えてる間に考えろ』

 そしてそれが口に捻り込まれそうになる。
 腐臭ともっと獣じみた異臭が鼻を覆う。それだけで込み上げるものが有ったけど私は口を閉じ続けた時の反応が恐ろしく歯を緩めてしまう。

 即座に化け物のイボでデコボコになった亀頭が歯が当たるのも構わず口一杯に侵入して来た。異臭と酷い味の所為で身体が拒否反応を示していたけど恐怖の為に私は強引に断続的なえづきを抑え込んだ。

『しゃぶれ』
 その声に硬直してしまう。
 予測はしてた…気持ちはとうに屈服していたけど今度は下手過ぎて怒りを買ったらどうしようと言う気持ちが先に出てしまったのだ。
 実際しゃぶろうにもどうして良いか分からなかった。

 そうしている内に頭を掴んだ手に力が込められゴブリンのちんぽこが強引に喉の奥まで侵入してくる。
「ううううう…ぐご…んご…おええぐ!」
 えづきが止められず奇妙な声が出てしまう。
 そのままゴリゴリと前後に頭ごと揺すられてイマラチオをさせられる。

『肉便器のくせにしゃぶり方も分かんねえのか』
 酷い侮辱にも怒りより先に申し訳無さを感じてしまう。
 おずおずと舌を当てるけどそれが気持ちよさを増したのかどうかも分からなかった。
 何故ならそれは直ぐに引き抜かれてしまったから。
 …多分、全然ダメだったのだろう。

 ケホケホと咳き込む私に赤首は早くしろと言う様に唸り声を上げた。

 さっきみたいに腕を捻り上げられたり殴られたりして屈服させられるのは辛かった。

 もう言う通りにしたかったけどどうしよう?

 お願いしますとか言えば良いのか寝転んで文字通り股を開くのか?何をすれば期待に応えられるのかさっぱり分からないのだ…
 そして私がどうでも良い事に悩んでいる内に結局殴り飛ばされた。

『おい、早くしろ!』
「…ど、どうすれば良いの?」
 痛む頰を押さえた私は疑問を口に出す。
『ああ??』
 心底イライラしたと言う感じのその声に私は震え上がる。

「ああ、おねね…おね!おね!え、えーと…」
 焦って吃ってしまう。
 霊通者の能力は単語の切れ端には作用しないのかあの赤首が怪訝な表情を浮かべていた。さっきは私の失態を囃し立てた周りのゴブリンも沈黙していた。もしかしたら変な意味に誤訳されたのかも知れなかった。

 居た堪れ無くなった私の目に再び涙が溢れ出る。

 もう何も考え付かなかった私はほとんど無意識の内に先程のもう一つの方法、寝転んで股を開くと言うやり方を実行していた。

 目が合った赤首に失望の色を感じたけどどうしようもなかった。

 殴られてすぐ言う事を聞く様な女にあまり多くを期待されても困る。

 …こんな状況なのに平常運転で自虐的な脳内ツッコミを入れたところで自分がどれだけ卑屈な行動を取っているかに思いが至った。

 …思わず羞恥で身を竦めてしまう。

「ううう…もうだめ…」
 幾ら何でも股をだらっと開くのは無かった。
 慌てて脚を閉じ、目を伏せ指を噛んでしまう…恥ずかし過ぎる時の私の癖だった。

 そこでようやく赤首の本気の嗜虐心に火が付いた様だった。
 奴は閉じた私の両足を有無を言わせぬ力で開き直した。
 勢いでスカートが捲り上がり股間が露わになるがそれを気にする余裕は私には無かった。

 身体接触が外れた事で出来た僅かな心理的余裕が吹き消えた。
「いや…いや…やめて…」
 私が怯えて口走る言葉にやれば出来るじゃねえかと言う表情を浮かべる。全然嬉しく無かった。

『そういやお前、下着自分で脱げ』
 ふと気がついた様に奴が命令してくる。

 その位自分でやれよ!と思ったけど勝手に怯えた身体が反応してパンツを下ろそうする。でも股を一杯に開いて両手で抑えられた状態では脱ぐ事は物理的に出来ない。
 焦った私の両手は脇のところを引き千切ろうとするけどこんな状態で上手く力を掛けられる訳も無かった。
「…どうしよう…ち、ちぎれない…」

 脳内ツッコミも沈黙していた。
 多分惨めすぎて客観視出来ないんだと思われた。

『くくくく…』
 低い笑い声と共に赤首が指の一本でパンツを引き千切る。そして残りの部分を毟り取ると丸めて私の口に押し込んだ。
『舌を噛まれたら不味いからな』

「むぐぐむむ…」
 屈辱感とこれからされる事への恐怖で私は呻き声を上げる。正面から睨み付けるのは恐ろしかったので横目で伺いながら…これはかなりポイントが高かったらしく荒い息を吐きながら赤首は両脚を抱え直し私に奴の節くれだった棍棒を突っ込んだ。

 …全ては一気に来た。

 身体の真ん中を貫く激痛に私は仰け反り悲鳴を上げようとするけど実際に出たのは掠れた様な排気音だけだった。
 奴の腹が私の股間に当たるビチャっと言う音と共に衝撃が下半身全体に広がる。
 弾け飛ぼうとする私の身体は奴の長い手でホールドされて抑え込まれた。
 私の口から粘液を引きながら零れ落ちたパンツの切れ端が地面に転がる。

 引き抜かれ二挿目に入るところで何かが膣内にあふれるのを感じる。
 二回目の挿入は一回目より滑らかだった。
 まったく感じて居なかったからそれは出血だと思われた。

 私は処女膜がどういう風になっていたか良く確認した事は無かった。だから破瓜でどれだけ血が出るのか分からなかったけど多分それだけでこんなに滑らかになったりはしない筈だ。
 奥まで裂けたような激痛が中でしたし止め処も無く溢れる感覚はどこか正常でなかった。

 ずちゃ…ずちゃ…と赤首に犯される度に茨の束とでも言うようなモノを突っ込まれた様な痛みが走り意識を失いそうになる。
 跳ね回る私の四肢を赤首は軽々と押さえつけた。
 遊び慣れた子供が昆虫を捕まえて解体する時の様に奴は私の本能的な動きを読んで制御していた。慣れた作業なのだろう。

 何度目かの挿入で私はようやく悲鳴を上げられるようになった。
 どうしても出てしまう悲鳴は金切声に近くとても止まりそうに無かった。ゴブリン達の反応が恐ろしくて自分でも止めようとするが全然だめだ。
 しかし不快気に唸り声を上げた奴が三発ほど私を殴りつけるとぴたりと止まった。どうやら私の身体は私自身より奴の方を主人と認めているようだった。

 一旦抜かれる。

 私はもう終わったのかと安堵し、そして激痛と悲惨な状況に涙が止まらなくなる。

 丸まって嗚咽を零す私に赤首は不快そうに言う。
『何サボってやがる…これからだろうがよ!』
 そのまま蹴られて追い立てられる様にうつ伏せにされてしまう。

「や!やめて痛い!もうゆ…ひぎゃああ!………!」
 バックで貫かれた激痛に絶叫する。

 それから声も出なくなり無意識の内に這い進んで逃れようとする私に奴は冷酷そうに宣告する。
『これから腕一つ分でも動いたら頭がザクロになるまで殴り付けてやる』

 私の身体は再びピタっと動きを止めた。
 …なんだか自分の身体が自分のもので無いような気がしてくる。

 するとそいつはまとめて両腕を捻り上げる様に掴み私の上体を引っ張り上げると後ろから胸を抱き私の乳房で遊び始めた。まだ辛うじて残るシャツの隙間から手を突っ込み乱暴に弄り回す。

 その間にも背後からの送挿は繰り返された。
 動きは小さくなったけど私の体重が集中する為お腹の底に響く様な痛みが走る。
 姿勢が変わっても忠実に赤首の命令を守り続ける私の身体は全く逃げる様な動きを取らずただ痛みに耐えていた。

『…この乳袋は人間にしておくのが惜しいじゃねえか!』
 赤首が嘲笑する様に言いシャツの残骸を破り捨てて私の胸を晒す。先を掴まれ乳首が捻り上げる様に突き出されると周りのゴブリン達が追従する様な笑い声を上げた。
「ちが…いや…いや…いやああ」
 私は恥辱と屈辱に首を振って否定するがその行為は新たな嘲笑を誘うだけだった。

『まだ駄目だ。食い千切られるぞ』
 物欲しそうに他のゴブリンが近づいてくるが赤首はそう言って追い払う。
 私にはそんな気力なんて欠片も残って居ないので不思議に思ったけど、そこで自分が欠ける様な勢いで歯を食いしばって居る事に気が付いた。
 確かにこれではこじ開けても使い物にならないだろう。これを止めたらまた金切声をあげてしまう筈だ。

 それから再び私をひっくり返して犯し続けた赤首はぐいと私の頭を持ち上げると
『おい!戻ってこい!』と低く呟き私を平手打ちにした。

 途端に口の周りの硬直が解け私は再び悲鳴を上げようとする。しかし直ぐに奴の腐臭のする長い舌が口に差し込まれ喉まで犯された。
「ん…んぐむ…ご」
 そしてその最中に赤首が射精したのが分かった。
 流石に中の感覚は麻痺していたので分かったのは股間に血液より粘性の高い何かが流れ出したからだったけど。

 崩れ落ちた私の前に部下のゴブリン達が立っていた。

 …全員おっ立てていた。

 それは節くれだっていてペニスがこれほど醜悪なものだとは思いも寄らなかった。

『誰か口を試したら俺の鉄のナイフをやる…くく、それから白蛆、千切ったら腕を引き千切るからな』

 そう赤首が命令した…

 幸いな事にそこからは離人症りじんしょうが本格化して現実感が剥離していった。
 それから残りのゴブリン全員に犯された私の身体には本当に申し訳なかったけど最後まで心で受け止めてたらガチで発狂していただろう。

 この世界は“辛い目に遭う”どころかしっかり地獄だった。

 女の提示した解決策は完全に失念していた。
 私の心は高級車並みの衝突安全クラッシャルボディー(壊れて守る人と社会!)なので意外としぶといけど次もそう上手く行くとは限らない…何事も限界はあるし。
 忘れないようにしないと…


 しばらくして私は首と手首を蔦の縄で繋がれて森の中の小径をゴブリン達に引っ立てられていた。

 シャツや下着類は遊び半分にズタボロにされたので今私が着けているのはスカートとジャケット、ネクタイ、下履きだけだ。
 スカートやジャケットは奴らの精液と私の血でぐっしょりとして気持ち悪かった(出血してたのは主に下半身なのになんでジャケットまで血塗れなんだ?思い出そうとすれば出来るけどしたくない)。下履きはさっきまでかなりだったアソコからの出血と言うか流血で血に染まって中々ホラーだった。

 輪姦まわし終わった後、赤首は私を尋問した。まだ何処か他人事だった私は全てを正直に話した様だった。
 奴がそれをどう思ったかは分からなかったが私を蔓で縛り付ける様に他のゴブリンに命じると軟膏の様なものを私の顔や目立った外傷に塗りたくった。膣の方にも何かを突っ込んだけど出血が直ぐに止まるという事は無かった。
 それから直ぐに出発となったけど私の出血が止まっていない事は特に問題とならなかった。
 ゴブリン達が気にしないのは当たり前だし、私もその時は状態が悪化してお役御免になるなら儲けものと言う気分だった。

 赤首は他のゴブリンより一回り大きくリーダー格で知恵も回る様だった。武器も他は槍と緑青の浮いたナイフだったりするのに鉄と思われる暗い色の金属の剣を装備していた。
 一番後ろを進んで他のゴブリンや私が言う通りにしてるかどうか絶えず急き立ていた。

 歩き始めて現実感が戻って来ると状況の恐ろしさに私は押し潰されそうになった。
 ゴブリン達が何かする度に恐怖を感じる。

 一応、赤首が私のアソコを犯すのを禁止していた為に休憩中には口での奉仕をさせられたが咥え込んだり、身体を弄られると呼吸困難になりそうになった。
  
 どうやらどうやら私のパニック発作の対象にゴブリン雄が登録された様だった。

 パニック障害自体は元の世界から持っていて、私の場合発作が起こると呼吸困難に陥る事が多かった。激しくなると本当に窒息してしまう。
 家でも学校でも慣れた感覚だったけど今は不味かった。

 まだ今はコントロール出来る程度だけど、これから反応が強化される未来しか見えない。

 もうほぼこいつらの性奴隷として生きて行かなければならないのだ。
 今日明日ならともかくずっとお役御免で済むとは思えなかった。犯す度に気絶したり金切り声を上げる役立たずがどうなるのか試したくは無かった。
 あの女の設定が生かされず潰されて食糧になると言うのはまだ良い方だろう…怖いのは暴力のみの対象に成る事だった。性欲の対象ならさっきみたいに薬を使ってもらえる事もあるけど面白半分での暴力的な遊びの道具になるのは恐ろしかった。
 昔の監禁殺人事件の記録を読んで被害者の子が度重なる凌辱によって容姿が失われると共に暴虐が致死レベルへ変化して行く有様を知ってしまった時の恐怖は今でも忘れられない。

 …少なくともレイプして貰える状態は保たねばならない。

 結局あの女の考える通りになるのか…

 救済措置…って言う事は感度を上げればさっきみたいなレイプをされても気持ちよくイケるって事だろう。
 なんだかキメセクみたい…と言うか魔法でドーピングそのものだけど発作についてもセロトニン系の治療薬を投与するのと同じだと思えば確かに効くはずだ。
 それにもう一つの救済策のやっぱり死ぬほど下品な治療手段も使える様になる。
 本当は今のままでもちゃんとオナニーとかで気持ち良くなる事は出来てたんだけどあいつらのやり方で感じるのは無理だった。

 足元に滴って跡を残す血痕を眺めながら辛うじて残っていた自己防衛本能が結論を下す。底辺で色々あり続けてメンヘルに何度も転落し掛かった…そのお陰で対応法が見えてしまうと言うのはどうなんだろう?

 あの女の“設定”は性奴隷として適応しろって言ってる様なものだった。正しく利用するイコール性奴隷コース一直線なのだ。

 …まあ、仕方なかった。
 ちょっと魔法で整形された位でドヤってあんな目立つところで妄想三昧だもん…当然の流れだった。あの女の笑い声が聞こえる…笑う機能付いてるか知らないけど。

 だったら直ぐが良い。

 そうと決まれば膣の裂傷の化膿が心配だった。
 ゴブリンのちんぽはともかく不潔なのだ。
 次の休憩で身体を弄られた時に発情すれば少なくともアソコ周辺の傷は治る筈。
 こいつら私が急に反応が良くなったらビックリするだろうな…アソコが治ってるのが分かったらそのまま犯すかも知れない。
 そしたら気持ち良くなりまくって発作なんて全部押し流しちゃえばいい。嫌らしいゴブリン語の語彙とかいっぱい覚えて奴隷アピールすれば可愛がって貰えるかも?
 もしかしたら依存症とかそっちに進んじゃうかも知れないけど性奴隷なんだから仕事熱心ってだけだ。問題ない。
 ハッピーゴブリン肉奴隷ライフのスタートだぜっ!

 …無理だ。

 一つ大事な事を忘れていた。

 私はこいつらを死ぬほど憎んでいるのだった。

 赤首に抱かれてだいしゅきホールドとか余裕で死ねる…文字通りの意味で。
 私にもっと知恵が有ったらさっき見た崖の近くでファックするよう誘導して一緒に落ちてやるのに!

 …そこで自分の中にそんな激しい感情が残っていた事に私は怯えてしまう。

 この感情を抑えきれずにコイツらにぶつけてしまったら…予想される結果の恐ろしさに私はこの気持ちを何としても隠蔽しなければと思う。

 今、あの女なんか呼び出せない。
 どんな不測の事態が起こるか分かったもんじゃ無かった。

 路が徐々に険しくなり出血と打撲で消耗した私が倒れる直前に岩屋に着いた。
 そこは渓谷の崖の中腹にある洞窟で入口には二匹のゴブリンの衛士が所在なさげに立っていた。

 中に連れ込まれゴブリンが何匹かだらしなく屯っている詰所みたいな場所で待たされる。そして私を牢獄に入れるよう指示した赤首と手下はそのまま何処かへ行ってしまった。

 二匹のゴブリンが私を引き立てた。

 牢獄は鉄の杭と言うかペグが何本か地面に打ち付けられてるだけのがらんとした部屋だった。
 そこで蔓の縄が鉄の首輪と鎖に付け替えられて杭に固定された。
 なんか本格的に奴隷っぽい。

 そこで護送役と獄卒と思われる一匹がいつまで経っても立ち去らない事に気付いた。

 あー…

 その三匹は赤首の指示を聞いて居ないらしく私のまんこを容赦なく犯した。止まり掛けた血が再び溢れ出した。激痛に跳ね回る私に手を焼いたらしく二匹は口での奉仕に切り替えたが、もう一匹は執拗に私の膣を責め立て中に精液をぶち撒けた。
 最後の一匹の精液を口で受けると竿一面の潰瘍からの膿汁と一緒に我慢して飲み込む。休憩中のフェラで最初に受けた時に我慢出来ずに吐き捨てた後、激怒したゴブリン手下に喉を締め上げられてから私は全て飲み込む事にしていた。
 絶対病気になるけど回避する手段は無かった…設定が働かなきゃ病気持ちとして暮らして行くしか無い。
 酷い吐き気がしてちょっと戻してしまう。
 ただその時は急いで居たのか一度足蹴にされただけで許してくれた。

 二匹が立ち去ったが獄卒は部屋の入り口に置かれた丸太の椅子に腰掛けた。

「むかつく…」
 私は取り敢えずそいつを無視してスカートとジャケットの残骸を脱ぐと隅に放り投げた。
 色んな体液で気持ち悪過ぎる状態になってたからだ。

 ヒラヒラしてるのが気になるのか射精の標的になったのでネクタイも捨てたかったけど首輪が肌に直接当たるのを少しでも和らげる為残さざるを得なかった。それと下履き以外まっぱになってしまったけど多分あんな状態の服を着ている方が劣情を誘う。
 現に獄卒は私の行動をチラッと見た切り無視だった。

 そのまま座り込むと床に小さな血溜まりが形成されてゆく。
「…止まんない」
 どうしよう?
 生理より明らかに激しく流れ出す真っ赤な血液に空恐ろしさを感じる。

 誰かを呼べば更に状況が悪化するだけだろう。
 止血?
 やり方が分からない。

 結局あの女の提案しか…いや、待て、自分でするなら感じる事が出来ないか?魔法の整形の件は真実だった…体液の件も既に設定に加えられている筈…試す価値はあると思う。

 胸は乱暴に弄られ過ぎて触っても痛いだけになって居たけどクリトリスは大分マシだった。ゴブリンは私を感じさせる事に何の興味も無かったので目立たないところにあるちっちゃな突起に対する責めはそれほどでは無かったのだ。

 流石に獄卒から丸見えの状態で堂々とオナニーをするのは憚られたので重い身体を引き摺って隅っこに移動して壁に向き合う様に横になる。疲れて眠り込もうとした様に見せたのだ。

 しかしそこで掻き毟られた様な大量の人間の…多分女と思しき髪の毛を発見してしまった。随分ごそっといっていた。

 発作が亢進こうしんしてしまう。

 他に捕まった人間が居るのだろうか?
 付いた埃の様子から昨日今日の物では無いようだったが…他の奴隷の存在を感じた事によって状況にリアリティを感じてしまう。

 私がバラされて喰われるのは死んじゃえば同じだからまあいいけど、他の奴隷が食事として出て来たらどうしよう…隣で壊れてく子の介抱とかマジ精神的重労働だろ…私が保っても一緒に壊れても罪悪感とか半端ない筈だ。

 クリにちょっと触れてみるけど全然感覚が走らない。
 くっそ…先輩やってくれるじゃないか!

 快感を感じる機構全体が萎縮してる感じだった。

 何とか少しでも感じられるようにしないと死ぬかも知れないのに…普段なら吹き出す様なおバカな心配が今は現実的な脅威として迫ってくる。

 も、妄想だ…妄想で頭の中をエロくして雰囲気作んないと!

 眼を瞑って頭の中に入り込もうとする。

 背後からいびきの音が聞こえる。
 獄卒はちょっと歳が行ってる感じだったので一発スッキリして眠気に襲われたのだろう。証拠品はしっかり私の胃の中に納まっている…だめだ。こっち方面では白けるだけだ。

 でも視線を気にしなくて良くなったのは助かった。
 足をおずおずと伸ばす。
 時々ピンとすると私的わたしてきな統計ではイキやすくなるのだ…しかし、途中で膣が引き攣れて激痛が走って断念。

 でも仰向けにはなれた。
 これで大分緊張が取れる。

 定番のおかずは…小学生の時親戚の兄弟に下着にさせられた事件!

 まだ家族がしっかりしていた時、新年に群馬のおばあちゃんちに挨拶に行った事があった。そして集まった従兄弟の三兄弟に離れに呼び出されて言葉巧みに下着にさせられたのだ。すぐにご飯になって何だったんだ?って展開で終わったんだけど…まあ、呼び出しが入らなければあれは集団でイタズラされてたかな?と言う話だった。

 もちろんご使用するのは呼び出しが入らなかった場合の展開だ。

 好きなお兄さんも居たので帰宅直後からネタ入りして年と共に妄想は軽いいたずらから本格的な輪姦に発展して行った。複数人にレイプされるって状況に興奮したんだけど現実に体験するとあれってレイプじゃなかったんだよな。
 カッコいいお兄さん達が寄って集って私を気持ち良くさせる為に頑張るって…女王様じゃないか!

 集団レイプNO!女王様輪姦YES!

 あ…相対化したら少し楽になって来た。

 そして20割増しのイケメン化した親戚のお兄さん達に優しく犯して貰っている内に段々とほぐれてきた。

 さすが私…

 精神勝利法のプロ。リアル阿Q(原典)!と言うか高一の文化祭準備で窃盗犯と疑われ追い詰められてた時の対処法と全く同じだった…取り敢えずオナニーに逃げる。

 あんなレイプも学校のトラブルと同レベルで処理出来るとは!…神!いやゴミだ!…ゴミッてるん?
 でも、この状況で性欲に関する事全部無理になってしまったら一方的に壊れて行くしか無い。それを察知した自分の中の賤しい部分が出ているようで少しザラつく感じがするけど…気にしてはダメだ。

 満を持してもう一度そっとクリに触ってみる。
 さっきより少し熱を持ったそこは微かな接触に小さな反響をもって答えた(ちょっと感じた)。
 何度か様子を見ながら繰り返すうちにはっきりとした快感が身体を走るようになる。

 元の世界でもかなり依存気味だった私は元々クリで感じるのは得意だ。一旦、始まると手慣れた快感の梯子を容易く登って行く。

 因みに私の周りでオナ中と言う言葉は禁句だ...必ず赤面出来る自信があるから。
 もちろん単なる自分ルールなので誰も守らないけど私が赤面するかどうか誰も気にしないので結果的に問題無い。

「…うぅんん!」
 遂に私はこの世界に来て初めての嬌声を上げた。
 膣の痛みが大分引いていた。
 出血の程度を探る為に入口のあたりを探ると流れの様なものは感じられなかった。
 元々血で濡れていたので例の魔法薬化した分泌物がどれ位の割合で混ざってるのか分からなかったが刺激を繰り返している内に血液よりもっとさらさらとした液体の割合が増えた気がした。

 テンションが上がってつい胸に触れてしまう。
 びっくりする位に存在感を増していたそれは挫傷でまだらになっていた筈だけどどこを触っても先ほどまでの激しい痛みは感じなくなっていた。

 直接愛液を触れさせなくても効くのか?

 痛みから解放された私は胸のボリューム感を自由自在に楽しむ。
「あっ…あっ…いい」
 感じる毎に痛みが消え代わりに体内を快感が満たして行く。

「本当に性奴隷向きの身体になったな」とお兄さんのイケボで再生された脳内ツッコミが入るけど気にならない。

 …こうなれば行く所までいってみよー!

『なんだ随分一人でお楽しみじゃねえか?』
 …え?

 眼を開けると赤首の手下のゴブリンの一匹が私の顔を覗き込んでいた。
『さすが赤首の薬だな…顔の腫れとかほとんど引いてるわな』

 全ての快感が身体から流れ去りパニック発作特有の呼吸困難が襲ってきた。

『おい、王様が呼んでる。行くぞ』

 行き掛けの駄賃みたいにそいつは私を犯した。

 鉄の首枷を掛けられ鉄杭に掴まりながらバックで犯されていると森で考えた一番最悪だと思った展開に見事にハマっている事が実感された。
 膣の中はさっきの女王様輪姦オナニーで大量分泌したマン汁が潤滑油兼治療薬となっていたので出血はしなかった。しかし私の中でゴリゴリと暴れまわるイボだらけのゴブリン 棒はただひたすら痛いだけだ。

 息苦しさがキツくなる中何処で間違ったのかと思ったけど考えてみればどこも間違っていなかった。あの女の設定としても自分のキャラからしてもすごく納得出来る展開だ…だったら笑顔でイヤらしい事でも言ってご奉仕出来れば良いのに。

 振り向いて愛想笑いをしようとしたら殴られた…どうやら表情から敵意が抜け切れなかったみたいだ。呼吸が厳しい中頑張ったのに…

 結局肉便器としては最低限のおちんぽをシコる粘膜穴としての役目しか果たせない内に伝令ゴブリン様はフィニッシュを迎えてしまった。
 痛みが去りがっくりと頭を落とすと股から抜かれたゴブリン ちんぽがだらりと垂れ下がるのが見えた。そして蓋が外れおまんこから溢れた血の色混じりの生暖かいザーメンが腿を伝って流れ落ちる。
 奴の先端からも同じものがどろりと滴り落ちるのを眺めながら私は次のご奉仕は頑張ろうと気持ちを新たにしたのだった…マジ死にたい。

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