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ミートボールの気分だったのに(2)
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「お姉ちゃん相変わらずミートボール好きよねw ママも忙しいから仕方ないよー」
「あと、ママといえば、来週おじいちゃんの一周忌、帰れるかもって言ったけど無理そうで、」
「まだ先だけどGWには必ず帰るからって伝えてくれるー?」
ミチは大学卒業後、東京を出て大阪にある会社に就職した。大学のとき付き合ってた彼氏が関西に戻るっていうからついて行った形になる。せっかくついていったのに、結局別れてしまったものの(さんざん、馬鹿だね~と言っていた)、会社内ですぐに別の彼氏ができて、今に至る。
家に帰る電車を待ちながら、タツヤとのLINEを開く。
やはり、既読がついていない。1日何回も、隙を見て開く。気づいてないのか?いや、彼氏だろ。ヤバくない?と囁くダークナナコ。いやいや、ちょっと前も毎日御前様って言ってたし、きっと忙しいんでしょ!と自分に言い聞かせ、LINEを閉じた。
お風呂あがり。アイスを探す。お、ラス1。
「あー!姉ちゃんそれ俺の!」
大学生の弟・トモヤに気づかれる。
「いや私が先だから~」
階段を上がり、自分の部屋の扉を開ける。
トモ、今帰ったのかな?今日はバイトだっけ。
テレビつけながらソファに座る。
スマホを開くとLINE1件。タツヤ!?
口にくわえたアイスを落としそうになる。
慌て開くと真由からだった。あー最悪。既読ついちゃったじゃん。
「ナナコ先輩お疲れ様です。
明日なんですけど、お忙しいということでしたがもし時間あればと思って。。
実は友達から飲み会誘われてるんですけど、ナナコ先輩に来て欲しいって言われててー」
「でも彼氏いるから無理だと思うとは言ってるんですよ!それ分かった上で来て欲しいってことなんでしょうが」
「へんなお願いですみません」
あ~…。
ちょっと前によくあった誘い。というこもナナコは学生時代読モもどきのことをやってた。
まぁ、なんか私と写った写真でも見せてそういう話になったんでしょ。
タツヤからの返信だと思ったからどっと疲れが出たー。
なんなんだよ…と思いながらタツヤとのLINE開くと、既読がついてる……!
「明日も夜忙しい?」と衝動的に打ち込む。
送信ボタンを押そうとしてやっぱりやめる。
髪乾かして、寝よ…
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