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第6章 夢と混沌の祭典
第40話 まさかの方法
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~~side 春風~~
『あーっと春風!!自分が作り上げた迷宮を逆に利用されたぁ!!』
「ッ、マジか!!」
攻撃を防がれたと思ったら、突然飛び立ったプレ君の攻撃で動きを封じられ、さらに強力な炎攻撃が迫っている。【 付加:炎獄】の拘束時間は60秒、解除を待っていてはあれを回避するのには到底間に合わない。
でも、あれの直撃をくらったら多分死ぬ。攻撃や回避の性能を重視して錬金術耐性をあまり付けていなかったのが裏目に出ている!それに、仮に耐え切ったとてこの檻の継続ダメージでどのみちお陀仏だ。
一か八か、ボクもプレ君や雪ダルマさんのようにスキルオーバーライドに挑戦するか?
《…………スター……》
…………いや、あのスキルは移動を伴う。出来るかも分からない賭けのためにこの檻に触れる方がかえってリスキーか。
《ま…………ター…………》
どうする?この状況における最善の策は、檻に触れずに外に脱出し、その後この空間から出ること。幸いこの檻の格子はさほど小さくない。新たに獲得した召喚スキルで出せるダークスパイダーの幼体なら、この檻から無傷で出られる。
ただ、召喚して使役して命令して……と手間を重ねているうちに、定数ダメージで倒されてしまうかもしれない。幼体は身体が小さくすばしっこいが、その分とても体力が低いのだ。使役せずすぐに掴んで投げるにしても、その後【ドラゴンフレイム】を避けることができない。何にしてもあと1ピース、足りない!
《マスターッ!!》
《ッ!!小春!》
しまった。いつの間にか、思考の海に溺れていたらしい。まあ、この限られた時間の中であれこれ考えないといけない以上、自然と思考が加速してしまうのは無理ないんだけど。
《ごめん、考えごとしてた!》
《もう、シッカリして下サイ!……作戦がありマス》
《作戦?》
《ワタシに乗って脱出して下サイ!!ついでニお父様ノもとへ連れテ行きマス!》
《待って、ボクが乗ったら檻に触れちゃう……》
と、そこで閃く。
《本当にできるの!?》
《マスターの訓練のお陰デ身体の動カシ方も分かっテ来マシタ!今ナラ、デキる気がしマス!》
おお、何だか我が子の成長を感じるみたいな感覚……!そういえば、最初より少し流暢に喋れるようになってる気がするし!!
「そういうことなら…………【支配術:召喚】!インファント・ダークスパイダー!」
自分の影が少し揺れ動き、小さなダークスパイダーがぴょこんと姿を現す。ダークスパイダーは、自分の影を媒介して召喚することができるのだ。
《頼んだよ、小春》
《ッ、マスターも乗っテ下サイ!このままジャ……!?》
《説明してる暇はない!ボクを信じて、さあ!!》
《…………分かりマシタ、ご武運ヲ!》
そうして、子蜘蛛を乗せた小春が檻を出て空に飛んだ。一応、振り落とされないよう【蜘蛛之糸】で軽く括り付けてある。あとは小春が真っ直ぐ飛んでくれれば大丈夫だろう。
「さて……ぶっつけ本番か、頑張らないと」
このスキル、覚えたてでまだ使ったことがないのだ。でも、イメージはできてる!【ドラゴンフレイム】はもうすぐそこまで来ている……チャンスは、一度きりだ!!
「【支配術:擬態】!」
あれから毎日擬態してプレイするようにしたことで、最初は1分かかっていたのをほぼ瞬間的にできるようになった。練度を高めるのが比較的早いスキル群のようで助かる。
そして、ここからが本番だ。
「からの…………【支配術:影武者】!!」
その瞬間、パッと自分の目に映る景色が切り替わる。檻の灼熱地獄から一転、雲ひとつない晴天だ。これは……。
「成功だ!!」
《マスター!?って、ウワワ!!?》
ヤバい、急に乗せてるものが入れ替わったことでバランスを崩してる!このサイズの蜘蛛じゃ仕方ないか……勿体ないけど、もうスキルを解除しちゃおう。
「よっ……と」
サーフボードに乗るような姿勢で、小春の上でバランスを取る。…………何とか、振り落とされずに済んだみたいだ。念のため、両足を【蜘蛛之糸】で固定しておこう。
さて、どうやってボクがここに来たのか?それはあのスキルの効果だ。【支配術:影武者】は、自分が擬態中の時に使えるスキルで、同族個体と自分の位置を入れ替えることができる。
要は、限定的な身代わりスキルだ。大抵の身代わりスキルと比べて汎用性は低いけど、その代わり擬態中なら何回でも使える、つまり同族の数だけ攻撃を回避できるというものになっている。まあ今回は1回しか使わなかったわけだけど……。
ピギィィィィィッ!!
と、程なくして頭の中に子蜘蛛の断末魔が響く。ごめんね、子蜘蛛ちゃん。炎の中で安らかに。合掌。
《よーし、それじゃ行こうか!》
《ハイ、マスター!!》
【付加:迷宮壁】消費MP:80×2 クールタイム:1時間
自身の周囲に背の高い土の壁を複数生成する。壁の配置は自由に決定できる。付加による発動のため、消費MPが2倍になる。
【召喚】消費MP:1体毎に40 クールタイム:15分
支配可能な特定のMOBを任意の数召喚する。召喚にはMOBの種類に応じた触媒を要する。
【蜘蛛之糸】消費MP:10 クールタイム:なし
指先からダークスパイダーの糸を射出する(擬態中は尻から)。糸は粘糸、鋼糸から選択可能。
【影武者】消費MP:30 クールタイム:10秒
支配可能な特定のMOBと自身の位置を入れ替える。擬態中にのみ使用可能。
~~side プレアデス~~
「…………うはっ、そう来たかぁ」
ハルが空中を駆けて……いや、飛んで?こちらに向かってくる。彼女のことだ、何とかしてあれを脱してここまで来ると思っていたが……なかなかどうして、予想以上に奇抜な方法だったもので、思わず吹き出してしまった。
「追いついたよ、プレ君!!」
「やれやれ……どこの世界に自分の刀をホバーボードにする侍がいるんだか」
『な、なんと春風!!あの大ピンチを切り抜けるだけでは飽き足らず、プレアデスに負けじと空を飛んだぁ!どうやら、動く刀を乗り物代わりにしているようです!!』
ハルの変態的なプレイングに、会場は大歓声に包まれる。……ちょっと笑い声も聞こえるような。僕は相当ズレてるという自覚はあるが、これを見るとハルも大概異端児だな。類は友を呼ぶ、ってやつか…………。
「凄いなそれ、どーなってんの」
「小春とたくさん訓練したら、何かできる気がしてね!足を固定してるから落ちる心配もないよ!」
「小春にどんな教育してるんだよ、おい!!」
全く、子は親に似るとはよく言ったものだ……まあ、それを言えば産みの親は僕なんだけども。
「まあ良いや。せっかくここまで来てくれたことだし…………第2ラウンドは空中戦と洒落込もうじゃないの!」
「あはっ、良いねぇそれ!!一度やってみたかったんだ!!」
「それじゃ……行くよ!!」
そう言って、全力で距離を取る。空中戦では、近接格闘の難易度が地上戦とは段違いに高い。だからこそ、立ち回りとしては遠距離戦闘が主体となる。
その点、ハルは小春という重要な飛び道具を使えないうえに、空中では地属性錬金術の出力も大幅に下がる。地上戦で輝く武器をいくつも失っている今、地の利は僕にある!!
「【宝石片弾】!」
まずは小手調べ。流石にこの有利な状況下、空中での身体制御に慣れないハルを尻目に全力で落としにかかるのはちょっと気が引けた……というのもあるが、この時間を使って減ったHPを再生させたいというのが本音だ。
【宝石分解】を手に入れた今、MPの回復に困ることはなくなった。だが、ハルの攻撃はともかく、僕の付加の錬成陣はHPを消費するよう設定したせいで、いちいちコストとしてHPを消費してしまう。あの時はそんな便利なMP回復の手段なんてなければ、ステータス的にもHPの方が余裕があったから仕方なかったとはいえ。
ただまあ、ハルもあの状況を脱するのにかなりMPを消費したはずだ。そして僕の知る限りでは即時回復スキルも持っていないはず。小春にあの動きをさせるのにはそれなりにMP消費もかさむだろうし、今が好機であるのは間違いない。ある程度回復できたら、こちらから仕掛けよう。
『あーっと春風!!自分が作り上げた迷宮を逆に利用されたぁ!!』
「ッ、マジか!!」
攻撃を防がれたと思ったら、突然飛び立ったプレ君の攻撃で動きを封じられ、さらに強力な炎攻撃が迫っている。【 付加:炎獄】の拘束時間は60秒、解除を待っていてはあれを回避するのには到底間に合わない。
でも、あれの直撃をくらったら多分死ぬ。攻撃や回避の性能を重視して錬金術耐性をあまり付けていなかったのが裏目に出ている!それに、仮に耐え切ったとてこの檻の継続ダメージでどのみちお陀仏だ。
一か八か、ボクもプレ君や雪ダルマさんのようにスキルオーバーライドに挑戦するか?
《…………スター……》
…………いや、あのスキルは移動を伴う。出来るかも分からない賭けのためにこの檻に触れる方がかえってリスキーか。
《ま…………ター…………》
どうする?この状況における最善の策は、檻に触れずに外に脱出し、その後この空間から出ること。幸いこの檻の格子はさほど小さくない。新たに獲得した召喚スキルで出せるダークスパイダーの幼体なら、この檻から無傷で出られる。
ただ、召喚して使役して命令して……と手間を重ねているうちに、定数ダメージで倒されてしまうかもしれない。幼体は身体が小さくすばしっこいが、その分とても体力が低いのだ。使役せずすぐに掴んで投げるにしても、その後【ドラゴンフレイム】を避けることができない。何にしてもあと1ピース、足りない!
《マスターッ!!》
《ッ!!小春!》
しまった。いつの間にか、思考の海に溺れていたらしい。まあ、この限られた時間の中であれこれ考えないといけない以上、自然と思考が加速してしまうのは無理ないんだけど。
《ごめん、考えごとしてた!》
《もう、シッカリして下サイ!……作戦がありマス》
《作戦?》
《ワタシに乗って脱出して下サイ!!ついでニお父様ノもとへ連れテ行きマス!》
《待って、ボクが乗ったら檻に触れちゃう……》
と、そこで閃く。
《本当にできるの!?》
《マスターの訓練のお陰デ身体の動カシ方も分かっテ来マシタ!今ナラ、デキる気がしマス!》
おお、何だか我が子の成長を感じるみたいな感覚……!そういえば、最初より少し流暢に喋れるようになってる気がするし!!
「そういうことなら…………【支配術:召喚】!インファント・ダークスパイダー!」
自分の影が少し揺れ動き、小さなダークスパイダーがぴょこんと姿を現す。ダークスパイダーは、自分の影を媒介して召喚することができるのだ。
《頼んだよ、小春》
《ッ、マスターも乗っテ下サイ!このままジャ……!?》
《説明してる暇はない!ボクを信じて、さあ!!》
《…………分かりマシタ、ご武運ヲ!》
そうして、子蜘蛛を乗せた小春が檻を出て空に飛んだ。一応、振り落とされないよう【蜘蛛之糸】で軽く括り付けてある。あとは小春が真っ直ぐ飛んでくれれば大丈夫だろう。
「さて……ぶっつけ本番か、頑張らないと」
このスキル、覚えたてでまだ使ったことがないのだ。でも、イメージはできてる!【ドラゴンフレイム】はもうすぐそこまで来ている……チャンスは、一度きりだ!!
「【支配術:擬態】!」
あれから毎日擬態してプレイするようにしたことで、最初は1分かかっていたのをほぼ瞬間的にできるようになった。練度を高めるのが比較的早いスキル群のようで助かる。
そして、ここからが本番だ。
「からの…………【支配術:影武者】!!」
その瞬間、パッと自分の目に映る景色が切り替わる。檻の灼熱地獄から一転、雲ひとつない晴天だ。これは……。
「成功だ!!」
《マスター!?って、ウワワ!!?》
ヤバい、急に乗せてるものが入れ替わったことでバランスを崩してる!このサイズの蜘蛛じゃ仕方ないか……勿体ないけど、もうスキルを解除しちゃおう。
「よっ……と」
サーフボードに乗るような姿勢で、小春の上でバランスを取る。…………何とか、振り落とされずに済んだみたいだ。念のため、両足を【蜘蛛之糸】で固定しておこう。
さて、どうやってボクがここに来たのか?それはあのスキルの効果だ。【支配術:影武者】は、自分が擬態中の時に使えるスキルで、同族個体と自分の位置を入れ替えることができる。
要は、限定的な身代わりスキルだ。大抵の身代わりスキルと比べて汎用性は低いけど、その代わり擬態中なら何回でも使える、つまり同族の数だけ攻撃を回避できるというものになっている。まあ今回は1回しか使わなかったわけだけど……。
ピギィィィィィッ!!
と、程なくして頭の中に子蜘蛛の断末魔が響く。ごめんね、子蜘蛛ちゃん。炎の中で安らかに。合掌。
《よーし、それじゃ行こうか!》
《ハイ、マスター!!》
【付加:迷宮壁】消費MP:80×2 クールタイム:1時間
自身の周囲に背の高い土の壁を複数生成する。壁の配置は自由に決定できる。付加による発動のため、消費MPが2倍になる。
【召喚】消費MP:1体毎に40 クールタイム:15分
支配可能な特定のMOBを任意の数召喚する。召喚にはMOBの種類に応じた触媒を要する。
【蜘蛛之糸】消費MP:10 クールタイム:なし
指先からダークスパイダーの糸を射出する(擬態中は尻から)。糸は粘糸、鋼糸から選択可能。
【影武者】消費MP:30 クールタイム:10秒
支配可能な特定のMOBと自身の位置を入れ替える。擬態中にのみ使用可能。
~~side プレアデス~~
「…………うはっ、そう来たかぁ」
ハルが空中を駆けて……いや、飛んで?こちらに向かってくる。彼女のことだ、何とかしてあれを脱してここまで来ると思っていたが……なかなかどうして、予想以上に奇抜な方法だったもので、思わず吹き出してしまった。
「追いついたよ、プレ君!!」
「やれやれ……どこの世界に自分の刀をホバーボードにする侍がいるんだか」
『な、なんと春風!!あの大ピンチを切り抜けるだけでは飽き足らず、プレアデスに負けじと空を飛んだぁ!どうやら、動く刀を乗り物代わりにしているようです!!』
ハルの変態的なプレイングに、会場は大歓声に包まれる。……ちょっと笑い声も聞こえるような。僕は相当ズレてるという自覚はあるが、これを見るとハルも大概異端児だな。類は友を呼ぶ、ってやつか…………。
「凄いなそれ、どーなってんの」
「小春とたくさん訓練したら、何かできる気がしてね!足を固定してるから落ちる心配もないよ!」
「小春にどんな教育してるんだよ、おい!!」
全く、子は親に似るとはよく言ったものだ……まあ、それを言えば産みの親は僕なんだけども。
「まあ良いや。せっかくここまで来てくれたことだし…………第2ラウンドは空中戦と洒落込もうじゃないの!」
「あはっ、良いねぇそれ!!一度やってみたかったんだ!!」
「それじゃ……行くよ!!」
そう言って、全力で距離を取る。空中戦では、近接格闘の難易度が地上戦とは段違いに高い。だからこそ、立ち回りとしては遠距離戦闘が主体となる。
その点、ハルは小春という重要な飛び道具を使えないうえに、空中では地属性錬金術の出力も大幅に下がる。地上戦で輝く武器をいくつも失っている今、地の利は僕にある!!
「【宝石片弾】!」
まずは小手調べ。流石にこの有利な状況下、空中での身体制御に慣れないハルを尻目に全力で落としにかかるのはちょっと気が引けた……というのもあるが、この時間を使って減ったHPを再生させたいというのが本音だ。
【宝石分解】を手に入れた今、MPの回復に困ることはなくなった。だが、ハルの攻撃はともかく、僕の付加の錬成陣はHPを消費するよう設定したせいで、いちいちコストとしてHPを消費してしまう。あの時はそんな便利なMP回復の手段なんてなければ、ステータス的にもHPの方が余裕があったから仕方なかったとはいえ。
ただまあ、ハルもあの状況を脱するのにかなりMPを消費したはずだ。そして僕の知る限りでは即時回復スキルも持っていないはず。小春にあの動きをさせるのにはそれなりにMP消費もかさむだろうし、今が好機であるのは間違いない。ある程度回復できたら、こちらから仕掛けよう。
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