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第6章 夢と混沌の祭典
第37話 影縫い
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~~side 春風~~
それは突然のことだった。プレ君の位置情報が、フレンドマップ上に表示されたのだ。彼だけじゃない。雪ダルマさんとマグ太郎さんも含め、3人同時にだ。
「おいおい、同時に戻ってくるなんてそんなことあるのか?」
「いよいよ、胡散臭くなってきましたね……でも、とりあえず行ってみましょう!」
カンナさんとテラナイトさんが一足先に走る。ボクたちも、それを追うように駆け出すのだった。
~~side ユノン~~
「…………何ッ!?外しただと?」
セイスが驚嘆の声をあげる。それは、まさにこのウチにも同じ感想だ。
彼の罠に嵌って空中に連れ去られ、もういよいよ地上からの追撃が当たる……というところで、突然意識が引き離されたと思ったら、影ちゃんが何事もなかったかのようにそこに浮遊しているのだから。
「影ちゃん、今のは……?」
『攻撃が当たる瞬間、遷し身で合体を解除したの……上手くいってよかったわ』
ええと、つまり【真影術の壱・遷し身】を咄嗟に発動して合体を解除することで、セイスの一撃が命中する瞬間に当たり判定を無くして回避した…………ってこと?何その高等テクニック。格ゲーのバグ挙動みたいなことするじゃん。影ちゃんってそういう発想もできるの……!?
セイスの分身体も大概だけど、こっちもこっちでなかなか無法なことやってる気がする…………。
「フッ、命拾いしたか。だが、合体を解除させられたのは結構痛手なんじゃないか?」
『さあね……どのみち純粋なスピードではアンタに勝てないし、あながち大差ないんじゃないの?』
「そうか、まあ良い…………また合体される前に、お前を倒すぜ!ユノン!!」
そうして、セイスと影ちゃんの戦いが始まった。腕輪のおかげで、スピード勝負は案外良いところまで行っている。だが合体状態と比べると、いかんせんステータスが低い。しかも、スキルの幅も少ない。今の状態では、狙撃・罠・近接戦闘を使い分けられるセイスに対応しきれない!
次の合体までは……まだこんなにあるのか!?これはどうやら、この試合が終わるまでにもう一回使えるかどうか怪しいところだ。
「【スプレッドショット】!」
『クッ……弾幕が!!』
セイスはこちらが接近戦しかできないのを察してか、露骨に距離を離してきた。射撃中心の立ち回りで、影ちゃんはまともに近づくこともできない。
マズい……このままじゃ押し負ける。何か、ウチにできることは?戦いから離れ、冷静に俯瞰できる今だからこそ、できることがきっとあるはずだ。
…………影ちゃんがせっかく賭けに勝ってバトンを繋いでくれたんだ。ここはウチも賭けに出る!
「影ちゃん!!ウチがスキルを組み立てるまで、何とか持ち堪えて!!」
『まさか……アドリブで!?アンタにできるの?』
「やるしかないんだよ!!それに…………影ちゃんがいる今なら、できるかもしれない!」
実際、グレンを葬ったあのチェインスキルはその場で作ったようなものだ。戦闘中にスキルを作るなんて超人じみた技、プレアデスにしかできないと思ってたけど……思考に全リソースを割ける今なら、ウチにだって!!
『そう…………分かったわ。アンタを信じる!』
そう言って、影ちゃんは再び戦いに身を投じた。時間は限られている。早く完成させないと。
まず真っ先に対策が必要なのは、やはりセイスの動きだ。これを封じられるのが一番の理想形だろう。でも、下手に仕掛けると【潜影】や分身体で逃げられる。そうなったら、技後硬直を攻め込まれ終わりだ。本体と幻影、両方を対策できるか……?
「とりあえず、動けなくするのは重力系のスキルで何とかするとして……やっぱり問題はもう一つの方ね」
セイスが分身体を作るメカニズム……今のところ候補は2つある。彼自身のスピードで残像を残した緊急回避を行っているか、影を利用して自身のデコイを作っているか。
でも、前者の可能性は低いと思う。それができるなら、わざわざ一撃目を受ける必要はない。全てを回避できるはずなのだ。となると、残る可能性は後者。1回しか当たり判定がないのも、ウチらが使う身代わり系のスキルと特徴がマッチしているし、恐らくそうなんだろう。
ただ、どうも分身体を生み出すスキルを使っているようには見えなかった。もしそれがあるなら、セイスが複数体見える瞬間が必ずあるからだ。でも、この目にもそれが一切見られなかった……。
ということは、セイスは分身体を作っていないのか……?くそっ、思考が堂々巡りし始めた。このままではドツボに嵌ってしまう。
───【真影術の壱・遷し身】再使用可能。
遷し身……そういえば、さっき影ちゃんはそれを使って攻撃を回避していた。身体の交代、かぁ。
「…………ッ!!!」
そうか、そういうことか!!これならセイスが常に1人しかいなかったのにも納得がいく!
「交代よ、影ちゃん!!」
『オッケー!!【真影術の壱・遷し身】!!』
チャンスは一度きり。この交代が終わった後、錬金術師相手に距離を離したくないセイスは、確実に接近戦を仕掛けてくるはず。
「今度は表人格か!!なら……!」
やっぱり、突っ込んできた!あとは、自分を信じるだけ……この移動時間で決められなければ、ウチの負けだ!!
「お願い、決まって…………チェインスキル!【影縫い】!!」
「ッ!!?」
『これは……!!』
その瞬間、眼前に迫った脅威が動きを止める。僅かな慣性を残すこともなく。
「このスキル……まさか、アドリブで?」
「まあね…………これで、影に潜ることも、分身を作ることもできないでしょ?」
「ああ、さっきから試してるんだがな…………マジかよぉ。プレアデスにしかできない芸当だと思ってたんだがな」
セイスの影を活用したスキルと、ウチの真影術。影に干渉できる権能の強さは、当然だがウチの方が強い。【影縫い】は、重力を高めて対象の動きを封じつつ、対象者の影の動きをも妨害する。単純に、重力系スキルの上位互換だ。
セイスの分身体は、幻影を使って自身の残像を実体化させ、一度だけ攻撃を受けられる身代わりとなる。そしてその時本体は、足元の影に潜っている。だから同時に複数体出現することがなかったのだ。スキルとして使っていたのも実質【潜影】のみ。恐らく幻影の実体化は、この領域による恩恵と本人の凄まじいスピードが合わさって可能になる、超次元の技術なんだろう。
でも、それを封じた今、セイスはもう逃げも隠れもできなくなった。完全に動かぬ的だ。ウチは、この領域を攻略したんだ。
「ウチの勝ちよ…………【縛られし魂の解放】!!」
地面に縫い付けられたセイスを、地面からの強力な一撃で吹き飛ばす。確実に、この攻撃で葬れるように。これで……勝負はついた。
~~side プレアデス~~
「…………ッ」
「プレアデス、目が覚めたか」
「…………雪ダルマさん」
気がつくと、僕は元いた場所に戻されていた。そうだ、僕はここで雪ダルマさんが拘束されているのを見て、助けようとして、それで…………。
「雪ダルマさん、大丈夫でしたか?何があってあんな集団に」
「ああ…………俺の剣が不正品だと疑われたようでな。何とか、奪われずには済んだが」
やっぱりか。どうやら僕の認識との齟齬は無さそうだ。
「君も呼ばれていたんだろう?宝石の第一人者として」
「はい…………向こうで何を話してたのかは、残念ながら思い出せないですが」
「俺もだ。どうやら記憶操作をされているらしい」
まあ、そりゃそうだろうなあ。ゲームプレイ中に運営の介入があって対話があった?なんてこと、覚えていられるわけにはいかないだろうし。
「……………………あれ?何でちょっとだけ覚えてるんだ、僕……」
「プレ君!!」
その声に振り向く。ハルだ。もの凄い速さでこっちに…………って、おいおい【電光石火】使って!?
「ぐえっ!?」
いくらダメージが入らないからって、わざわざスキルで超加速してくる奴があるか。いたんだよ、それも身内に。
「は、ハル…………?」
「ばか!!すっごく心配したんだよ!?」
そう言って僕にしがみつく彼女の肩は、小刻みに震えていた。…………そんなに心配してくれてたのか。聞いた話だと、当時僕達のアイコンがフレンドマップから消えていたらしい。僕は、前にハルが僕を残して消えてしまった時のことを思い出した。
「…………ごめんね、心配かけたね」
僕は手をハルの頭に置く。そりゃあ突然いなくなったらびっくりするよね。まあ、今回は僕は何も悪くないはずなんだけど……でも、結果論とはいえ彼女を不安にさせてしまったことには変わりない。もっと、周りに気をつけないと。
「おーいダルマ、カシラ…………って、おいおい」
「全く。見せつけてくれるな」
「ふふっ……でも、彼ららしいです」
ハルの後を追うように、ぞろぞろと人がやってきた。どうやらテラナイトさんとカンナさんも探すのに協力してくれてたらしい。マグ太郎さんの姿が見えないけど……きっと、そっちにはノルキア君が向かっているんだろう。
「皆……心配をかけたな、ありがとう」
「あっ僕も……ありがとうございました!」
まあ、色々あったけどこれで一件落着ってことで。別方向から来たマグさん、ノルキア君の2人とも合流して、僕達はスタジアムに戻るのだった。
それは突然のことだった。プレ君の位置情報が、フレンドマップ上に表示されたのだ。彼だけじゃない。雪ダルマさんとマグ太郎さんも含め、3人同時にだ。
「おいおい、同時に戻ってくるなんてそんなことあるのか?」
「いよいよ、胡散臭くなってきましたね……でも、とりあえず行ってみましょう!」
カンナさんとテラナイトさんが一足先に走る。ボクたちも、それを追うように駆け出すのだった。
~~side ユノン~~
「…………何ッ!?外しただと?」
セイスが驚嘆の声をあげる。それは、まさにこのウチにも同じ感想だ。
彼の罠に嵌って空中に連れ去られ、もういよいよ地上からの追撃が当たる……というところで、突然意識が引き離されたと思ったら、影ちゃんが何事もなかったかのようにそこに浮遊しているのだから。
「影ちゃん、今のは……?」
『攻撃が当たる瞬間、遷し身で合体を解除したの……上手くいってよかったわ』
ええと、つまり【真影術の壱・遷し身】を咄嗟に発動して合体を解除することで、セイスの一撃が命中する瞬間に当たり判定を無くして回避した…………ってこと?何その高等テクニック。格ゲーのバグ挙動みたいなことするじゃん。影ちゃんってそういう発想もできるの……!?
セイスの分身体も大概だけど、こっちもこっちでなかなか無法なことやってる気がする…………。
「フッ、命拾いしたか。だが、合体を解除させられたのは結構痛手なんじゃないか?」
『さあね……どのみち純粋なスピードではアンタに勝てないし、あながち大差ないんじゃないの?』
「そうか、まあ良い…………また合体される前に、お前を倒すぜ!ユノン!!」
そうして、セイスと影ちゃんの戦いが始まった。腕輪のおかげで、スピード勝負は案外良いところまで行っている。だが合体状態と比べると、いかんせんステータスが低い。しかも、スキルの幅も少ない。今の状態では、狙撃・罠・近接戦闘を使い分けられるセイスに対応しきれない!
次の合体までは……まだこんなにあるのか!?これはどうやら、この試合が終わるまでにもう一回使えるかどうか怪しいところだ。
「【スプレッドショット】!」
『クッ……弾幕が!!』
セイスはこちらが接近戦しかできないのを察してか、露骨に距離を離してきた。射撃中心の立ち回りで、影ちゃんはまともに近づくこともできない。
マズい……このままじゃ押し負ける。何か、ウチにできることは?戦いから離れ、冷静に俯瞰できる今だからこそ、できることがきっとあるはずだ。
…………影ちゃんがせっかく賭けに勝ってバトンを繋いでくれたんだ。ここはウチも賭けに出る!
「影ちゃん!!ウチがスキルを組み立てるまで、何とか持ち堪えて!!」
『まさか……アドリブで!?アンタにできるの?』
「やるしかないんだよ!!それに…………影ちゃんがいる今なら、できるかもしれない!」
実際、グレンを葬ったあのチェインスキルはその場で作ったようなものだ。戦闘中にスキルを作るなんて超人じみた技、プレアデスにしかできないと思ってたけど……思考に全リソースを割ける今なら、ウチにだって!!
『そう…………分かったわ。アンタを信じる!』
そう言って、影ちゃんは再び戦いに身を投じた。時間は限られている。早く完成させないと。
まず真っ先に対策が必要なのは、やはりセイスの動きだ。これを封じられるのが一番の理想形だろう。でも、下手に仕掛けると【潜影】や分身体で逃げられる。そうなったら、技後硬直を攻め込まれ終わりだ。本体と幻影、両方を対策できるか……?
「とりあえず、動けなくするのは重力系のスキルで何とかするとして……やっぱり問題はもう一つの方ね」
セイスが分身体を作るメカニズム……今のところ候補は2つある。彼自身のスピードで残像を残した緊急回避を行っているか、影を利用して自身のデコイを作っているか。
でも、前者の可能性は低いと思う。それができるなら、わざわざ一撃目を受ける必要はない。全てを回避できるはずなのだ。となると、残る可能性は後者。1回しか当たり判定がないのも、ウチらが使う身代わり系のスキルと特徴がマッチしているし、恐らくそうなんだろう。
ただ、どうも分身体を生み出すスキルを使っているようには見えなかった。もしそれがあるなら、セイスが複数体見える瞬間が必ずあるからだ。でも、この目にもそれが一切見られなかった……。
ということは、セイスは分身体を作っていないのか……?くそっ、思考が堂々巡りし始めた。このままではドツボに嵌ってしまう。
───【真影術の壱・遷し身】再使用可能。
遷し身……そういえば、さっき影ちゃんはそれを使って攻撃を回避していた。身体の交代、かぁ。
「…………ッ!!!」
そうか、そういうことか!!これならセイスが常に1人しかいなかったのにも納得がいく!
「交代よ、影ちゃん!!」
『オッケー!!【真影術の壱・遷し身】!!』
チャンスは一度きり。この交代が終わった後、錬金術師相手に距離を離したくないセイスは、確実に接近戦を仕掛けてくるはず。
「今度は表人格か!!なら……!」
やっぱり、突っ込んできた!あとは、自分を信じるだけ……この移動時間で決められなければ、ウチの負けだ!!
「お願い、決まって…………チェインスキル!【影縫い】!!」
「ッ!!?」
『これは……!!』
その瞬間、眼前に迫った脅威が動きを止める。僅かな慣性を残すこともなく。
「このスキル……まさか、アドリブで?」
「まあね…………これで、影に潜ることも、分身を作ることもできないでしょ?」
「ああ、さっきから試してるんだがな…………マジかよぉ。プレアデスにしかできない芸当だと思ってたんだがな」
セイスの影を活用したスキルと、ウチの真影術。影に干渉できる権能の強さは、当然だがウチの方が強い。【影縫い】は、重力を高めて対象の動きを封じつつ、対象者の影の動きをも妨害する。単純に、重力系スキルの上位互換だ。
セイスの分身体は、幻影を使って自身の残像を実体化させ、一度だけ攻撃を受けられる身代わりとなる。そしてその時本体は、足元の影に潜っている。だから同時に複数体出現することがなかったのだ。スキルとして使っていたのも実質【潜影】のみ。恐らく幻影の実体化は、この領域による恩恵と本人の凄まじいスピードが合わさって可能になる、超次元の技術なんだろう。
でも、それを封じた今、セイスはもう逃げも隠れもできなくなった。完全に動かぬ的だ。ウチは、この領域を攻略したんだ。
「ウチの勝ちよ…………【縛られし魂の解放】!!」
地面に縫い付けられたセイスを、地面からの強力な一撃で吹き飛ばす。確実に、この攻撃で葬れるように。これで……勝負はついた。
~~side プレアデス~~
「…………ッ」
「プレアデス、目が覚めたか」
「…………雪ダルマさん」
気がつくと、僕は元いた場所に戻されていた。そうだ、僕はここで雪ダルマさんが拘束されているのを見て、助けようとして、それで…………。
「雪ダルマさん、大丈夫でしたか?何があってあんな集団に」
「ああ…………俺の剣が不正品だと疑われたようでな。何とか、奪われずには済んだが」
やっぱりか。どうやら僕の認識との齟齬は無さそうだ。
「君も呼ばれていたんだろう?宝石の第一人者として」
「はい…………向こうで何を話してたのかは、残念ながら思い出せないですが」
「俺もだ。どうやら記憶操作をされているらしい」
まあ、そりゃそうだろうなあ。ゲームプレイ中に運営の介入があって対話があった?なんてこと、覚えていられるわけにはいかないだろうし。
「……………………あれ?何でちょっとだけ覚えてるんだ、僕……」
「プレ君!!」
その声に振り向く。ハルだ。もの凄い速さでこっちに…………って、おいおい【電光石火】使って!?
「ぐえっ!?」
いくらダメージが入らないからって、わざわざスキルで超加速してくる奴があるか。いたんだよ、それも身内に。
「は、ハル…………?」
「ばか!!すっごく心配したんだよ!?」
そう言って僕にしがみつく彼女の肩は、小刻みに震えていた。…………そんなに心配してくれてたのか。聞いた話だと、当時僕達のアイコンがフレンドマップから消えていたらしい。僕は、前にハルが僕を残して消えてしまった時のことを思い出した。
「…………ごめんね、心配かけたね」
僕は手をハルの頭に置く。そりゃあ突然いなくなったらびっくりするよね。まあ、今回は僕は何も悪くないはずなんだけど……でも、結果論とはいえ彼女を不安にさせてしまったことには変わりない。もっと、周りに気をつけないと。
「おーいダルマ、カシラ…………って、おいおい」
「全く。見せつけてくれるな」
「ふふっ……でも、彼ららしいです」
ハルの後を追うように、ぞろぞろと人がやってきた。どうやらテラナイトさんとカンナさんも探すのに協力してくれてたらしい。マグ太郎さんの姿が見えないけど……きっと、そっちにはノルキア君が向かっているんだろう。
「皆……心配をかけたな、ありがとう」
「あっ僕も……ありがとうございました!」
まあ、色々あったけどこれで一件落着ってことで。別方向から来たマグさん、ノルキア君の2人とも合流して、僕達はスタジアムに戻るのだった。
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