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第6章 夢と混沌の祭典
第36話 アクセラレーション!!
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~~side ユノン~~
「『これは…………!?』」
「教えてやる。この領域の独自ルールを……!!」
そう言ってセイスの姿が消える。次の瞬間、彼の拳は私の身体を軽く吹き飛ばしていた。
「『グッ…………!!スキルもなしに、このスピード……!?それに、どうしてセイスがこんなパワーを!?』」
どういうことだ……!?いくらセイスがスピードに極振りしているとはいえ、ただのダッシュでここまでの速度は出せなかったはず。しかも、極振りということは即ち、他のステータスは軒並み初期値のまま。ただのパンチで、ステータスが上がった今のウチにダメージが通るはずがない。
「まず1つ。【無制限の速度領域】では互いに限界を超えたスピードを……無制限に出すことが可能になる」
なるほど。アウトバーン……ドイツにある、世界で唯一速度制限が存在しない高速道路。それがモチーフになっているなら、そこまでの速さで動けるのも納得がいく。どころか、その条件ならウチが出せるスピードも上がっている……?
「『…………でも、それじゃ今のパワーは説明できないわ』」
「まあ慌てるな。ここからが2つ目のルール……この領域内では、動くスピードが速ければ速いほど、強力なバフ効果を得られるんだよ」
ということは、スピード極振りで誰よりも速く動けるセイスは、この領域内では最強の存在にもなり得る……ということか。まさに、彼のための世界だ。
「『そう…………それは厳しいわね。でも、それはアンタにも言えることじゃない?』」
「…………その心は?」
「『アンタの根幹になる戦術は、弓による狙撃と罠戦術の2つ。でも、アンタはウチよりステータスで優位に立つために、またウチの攻撃を回避するために、動きを止めるわけにはいかない。その状態なら、正確な狙撃も罠の設置も難しいんじゃないかしら?』」
実際、ウチには誰にも負けない目の良さがある。さっきは咄嗟のことで動きを追えなかったが、もう適応した。セイスの回避動作を予測した攻撃も、不可能ではない。彼にとってウチからの攻撃を安定して回避する最善の策は、常に動きを止めないことのはずだ。
「フッ……流石だな。痛いとこ突いて来やがる。たった今の一撃と開示情報だけで、そこまで見破ったか」
だが……と再びダッシュする。今度は……後ろだ!!背後から振り向きざまに放たれる回し蹴りに、ダガーを合わせて防御する。
「『2度はやられないわよ』」
「ああ、分かってたさ……」
攻撃を回避されてこの余裕…………まさか!!
『避けてッ!!!』
ウチの脳内に危機感が走ると同時に、影ちゃんも何かを察して叫ぶ。咄嗟に後ろに跳んだ後には……大きな爆炎が上がっていた。
「これって……!!」
「簡単なことだ。お互いの動きが止まっている時なら、弓でも罠でも使い放題だ」
「『なるほど…………動きを止めちゃいけないのは、ウチも同じってわけね』」
「そうだ。そして同じスピードの土俵の上なら、俺には勝てない…………チェックメイトってやつだ、ユノン」
点と点が線で繋がった。一見するとミスマッチに思える狙撃と罠は、相手にも動きを止めさせないための抑止力だったんだ。
互いに動き続けなくてはならない状態を強要し、得意のスピード勝負に持ち込むことで、領域の恩恵を存分に享受しつつ、ハイスピードバトルに慣れているセイスが相手の対応に追いつかれる前に相手を屠る。まさにワンサイドゲーム……!!ここはセイスが敵を確実に殺すための、狩場なんだ。
…………それでも、今のウチと影ちゃんなら。
「『…………確かに、スピードだけならアンタには勝てないでしょうね。でも、この領域が齎すのはあくまで強化だけ!遅い方への弱体化が無いのなら……いくらでもやりようはあるはずよ!!』」
さて、そうは言ったもののどうするか。現状、セイスに届くほどのスピードはウチには出せない。えぇと、何か強化系のスキルは……。
『ウチのスキルを使いなさい。幸いウチは高機動の近接格闘型……持ってるわよ、AGI強化系のスキル!』
「ッ!!よし、任せた!!」
『【反重力機動】』
瞬間、身体がふわりと浮いたように軽くなる。これは……重力の影響が軽減されている!?これは良い…………これなら動ける!!
「『ハッ!!』」
「ほう……さらに動きを速めてきたか」
急加速し短剣をセイスの喉元に突き立てようとしたが、ナイフのブレード部分で受け止められる。流石に、AGI極振りなだけはある。今のを見切れるくらいには、目が慣れているんだろう。
そのまま乱れ突きを繰り出すが、やはり当たる様子はない。全て避けるか防御されてしまう。
「フンッ!!」
「『ッ、しまった!!』」
パリィされた……!?マズい、完全にぬかった!今のウチは…………隙だらけだッ!!
「【レーザーショット】!」
すかさずセイスのボウガンから光線の矢が放たれる。これは……避けられない!!
『【空蝉】!!』
その瞬間、自分の身体がセイスの背後に回ったのを感じる。これは……自動回避スキル!?ナイス、影ちゃん!!
「ッ!?」
「『貰った!【シャープネイル】!!』」
スキルの技後硬直で避けられないところに、高威力の連続攻撃スキル!ここで確実に仕留める!!
「『!?』」
攻撃を当てた瞬間、不思議な感覚に襲われた。最初の一撃では確かな手応えを感じていた。なのに、その直後の二撃目、三撃目が空振ったのだ。
一撃でやられたというわけではないだろう。死亡エフェクトは出なかった。でも、だとしたら一撃目と二撃目の僅かな時間で抜け出したのか?いや、いくらセイスのスピードでもそれは有り得ない。
などと、思考を巡らせていると。
「こっちだ!!」
声に振り向く。が、目が反応できても身体の動きが追いつかない。
「『グッッ!!』」
強烈な蹴りが入り、壁に激突する。
「『カハァッ…………!い、今のは……!?』」
何が起きた?緊急回避スキルを使ったのなら、一撃目の時点で回避できたはず。受けた直後に技後硬直が解けたのか?いや、それでも次の一撃までの隙はコンマ数秒単位……その間にスキルを発動し回避するのは、ほぼ不可能だ。となると、有り得そうなのは…………。
「影ちゃん、もしかして今のって」
『ええ。恐らくは幻影による分身体、ってとこかしらね。でも、何かスキルを使ったようにはみえなかった』
「でも、あのスピードなら或いは……」
『まさか、自力で分身してるとでもいうの!?』
十分考えられる話だ。彼はAGI極振り、しかもこの領域下だ。残像を作るなど、できなくはないだろう。
「話し合いは済んだか!?」
セイスが再び攻撃を仕掛けようとウチに接近する。まだ十分距離はある…………ここで確かめる必要がありそうだ。
「『チェインスキル【閃光乱撃】!!』」
ランダムに反射する光線を乱射する。その反射率や回数は全てランダム。ウチ含め誰にも予測はできない!
「ッ!!?」
攻撃態勢を止め、即座に回避に移る。この光線の中を躱して進むなんて。やっぱり速い……でも!!
「『流石にランダム要素まで予測はできないでしょう!?』」
「クッ!!」
よし、命中!!この光線は一撃ごとの威力はとても低いが、当たった相手に僅かな硬直を与える。スタン攻撃というやつだ。
「『そこっ!!【サンダーブレイク】!!』」
光線を出し続ける傍らで、すかさずセイス目がけて雷を落として攻撃する。真影術で並列思考ができることで、スキルの多重制御もお手のものだ。外しはしない……!
「ッ、危ねえな……!!」
「『外れた!?いや、躱されたか!』」
やっぱり、予想通りだ。スタン中に動けるはずもなければ、ましてやスキルを使えるわけもない。それに、身代わり人形ならさっき使ったばかりでもう使えない。この条件下で今のを回避できるとしたら。
「『やっぱり……分身体か!!』」
光線をキャンセルし、即座に接近戦に持ち込む。互いの得物がギリギリと火花を散らす。
「ほう、今のは検証だったというわけか……!」
その瞬間、鍔迫り合いの手応えが消失する。勢いあまってつんのめったところ、セイスのナイフがウチの背中を刺した。
「『ッ!!!』」
「だが、知られたところで対策はできまい!!」
身体を掴まれ、地面に叩きつけられる。次の瞬間、ウチの身体は勢いよく空中に投げ出された。いや、連れて行かれたというべきか。
「『これは、ミハイル戦の時の……!!』」
【罠操術:画竜点睛】……いつの間にこんな大技を仕掛けていたんだ!?いや、そんなことよりも。
「さらばだ……!【バスターショット】!!」
龍に拘束され空中で動けないウチに対し、ここぞとばかりに決めにきたか!この攻撃を受けたら確実に負ける!何か、まだウチにできることは…………!?
『危険だけど……賭けるしかないわね!!』
「影ちゃん……?」
そう口にした瞬間、意識が混濁し引き剥がされるのを感じた。
「『これは…………!?』」
「教えてやる。この領域の独自ルールを……!!」
そう言ってセイスの姿が消える。次の瞬間、彼の拳は私の身体を軽く吹き飛ばしていた。
「『グッ…………!!スキルもなしに、このスピード……!?それに、どうしてセイスがこんなパワーを!?』」
どういうことだ……!?いくらセイスがスピードに極振りしているとはいえ、ただのダッシュでここまでの速度は出せなかったはず。しかも、極振りということは即ち、他のステータスは軒並み初期値のまま。ただのパンチで、ステータスが上がった今のウチにダメージが通るはずがない。
「まず1つ。【無制限の速度領域】では互いに限界を超えたスピードを……無制限に出すことが可能になる」
なるほど。アウトバーン……ドイツにある、世界で唯一速度制限が存在しない高速道路。それがモチーフになっているなら、そこまでの速さで動けるのも納得がいく。どころか、その条件ならウチが出せるスピードも上がっている……?
「『…………でも、それじゃ今のパワーは説明できないわ』」
「まあ慌てるな。ここからが2つ目のルール……この領域内では、動くスピードが速ければ速いほど、強力なバフ効果を得られるんだよ」
ということは、スピード極振りで誰よりも速く動けるセイスは、この領域内では最強の存在にもなり得る……ということか。まさに、彼のための世界だ。
「『そう…………それは厳しいわね。でも、それはアンタにも言えることじゃない?』」
「…………その心は?」
「『アンタの根幹になる戦術は、弓による狙撃と罠戦術の2つ。でも、アンタはウチよりステータスで優位に立つために、またウチの攻撃を回避するために、動きを止めるわけにはいかない。その状態なら、正確な狙撃も罠の設置も難しいんじゃないかしら?』」
実際、ウチには誰にも負けない目の良さがある。さっきは咄嗟のことで動きを追えなかったが、もう適応した。セイスの回避動作を予測した攻撃も、不可能ではない。彼にとってウチからの攻撃を安定して回避する最善の策は、常に動きを止めないことのはずだ。
「フッ……流石だな。痛いとこ突いて来やがる。たった今の一撃と開示情報だけで、そこまで見破ったか」
だが……と再びダッシュする。今度は……後ろだ!!背後から振り向きざまに放たれる回し蹴りに、ダガーを合わせて防御する。
「『2度はやられないわよ』」
「ああ、分かってたさ……」
攻撃を回避されてこの余裕…………まさか!!
『避けてッ!!!』
ウチの脳内に危機感が走ると同時に、影ちゃんも何かを察して叫ぶ。咄嗟に後ろに跳んだ後には……大きな爆炎が上がっていた。
「これって……!!」
「簡単なことだ。お互いの動きが止まっている時なら、弓でも罠でも使い放題だ」
「『なるほど…………動きを止めちゃいけないのは、ウチも同じってわけね』」
「そうだ。そして同じスピードの土俵の上なら、俺には勝てない…………チェックメイトってやつだ、ユノン」
点と点が線で繋がった。一見するとミスマッチに思える狙撃と罠は、相手にも動きを止めさせないための抑止力だったんだ。
互いに動き続けなくてはならない状態を強要し、得意のスピード勝負に持ち込むことで、領域の恩恵を存分に享受しつつ、ハイスピードバトルに慣れているセイスが相手の対応に追いつかれる前に相手を屠る。まさにワンサイドゲーム……!!ここはセイスが敵を確実に殺すための、狩場なんだ。
…………それでも、今のウチと影ちゃんなら。
「『…………確かに、スピードだけならアンタには勝てないでしょうね。でも、この領域が齎すのはあくまで強化だけ!遅い方への弱体化が無いのなら……いくらでもやりようはあるはずよ!!』」
さて、そうは言ったもののどうするか。現状、セイスに届くほどのスピードはウチには出せない。えぇと、何か強化系のスキルは……。
『ウチのスキルを使いなさい。幸いウチは高機動の近接格闘型……持ってるわよ、AGI強化系のスキル!』
「ッ!!よし、任せた!!」
『【反重力機動】』
瞬間、身体がふわりと浮いたように軽くなる。これは……重力の影響が軽減されている!?これは良い…………これなら動ける!!
「『ハッ!!』」
「ほう……さらに動きを速めてきたか」
急加速し短剣をセイスの喉元に突き立てようとしたが、ナイフのブレード部分で受け止められる。流石に、AGI極振りなだけはある。今のを見切れるくらいには、目が慣れているんだろう。
そのまま乱れ突きを繰り出すが、やはり当たる様子はない。全て避けるか防御されてしまう。
「フンッ!!」
「『ッ、しまった!!』」
パリィされた……!?マズい、完全にぬかった!今のウチは…………隙だらけだッ!!
「【レーザーショット】!」
すかさずセイスのボウガンから光線の矢が放たれる。これは……避けられない!!
『【空蝉】!!』
その瞬間、自分の身体がセイスの背後に回ったのを感じる。これは……自動回避スキル!?ナイス、影ちゃん!!
「ッ!?」
「『貰った!【シャープネイル】!!』」
スキルの技後硬直で避けられないところに、高威力の連続攻撃スキル!ここで確実に仕留める!!
「『!?』」
攻撃を当てた瞬間、不思議な感覚に襲われた。最初の一撃では確かな手応えを感じていた。なのに、その直後の二撃目、三撃目が空振ったのだ。
一撃でやられたというわけではないだろう。死亡エフェクトは出なかった。でも、だとしたら一撃目と二撃目の僅かな時間で抜け出したのか?いや、いくらセイスのスピードでもそれは有り得ない。
などと、思考を巡らせていると。
「こっちだ!!」
声に振り向く。が、目が反応できても身体の動きが追いつかない。
「『グッッ!!』」
強烈な蹴りが入り、壁に激突する。
「『カハァッ…………!い、今のは……!?』」
何が起きた?緊急回避スキルを使ったのなら、一撃目の時点で回避できたはず。受けた直後に技後硬直が解けたのか?いや、それでも次の一撃までの隙はコンマ数秒単位……その間にスキルを発動し回避するのは、ほぼ不可能だ。となると、有り得そうなのは…………。
「影ちゃん、もしかして今のって」
『ええ。恐らくは幻影による分身体、ってとこかしらね。でも、何かスキルを使ったようにはみえなかった』
「でも、あのスピードなら或いは……」
『まさか、自力で分身してるとでもいうの!?』
十分考えられる話だ。彼はAGI極振り、しかもこの領域下だ。残像を作るなど、できなくはないだろう。
「話し合いは済んだか!?」
セイスが再び攻撃を仕掛けようとウチに接近する。まだ十分距離はある…………ここで確かめる必要がありそうだ。
「『チェインスキル【閃光乱撃】!!』」
ランダムに反射する光線を乱射する。その反射率や回数は全てランダム。ウチ含め誰にも予測はできない!
「ッ!!?」
攻撃態勢を止め、即座に回避に移る。この光線の中を躱して進むなんて。やっぱり速い……でも!!
「『流石にランダム要素まで予測はできないでしょう!?』」
「クッ!!」
よし、命中!!この光線は一撃ごとの威力はとても低いが、当たった相手に僅かな硬直を与える。スタン攻撃というやつだ。
「『そこっ!!【サンダーブレイク】!!』」
光線を出し続ける傍らで、すかさずセイス目がけて雷を落として攻撃する。真影術で並列思考ができることで、スキルの多重制御もお手のものだ。外しはしない……!
「ッ、危ねえな……!!」
「『外れた!?いや、躱されたか!』」
やっぱり、予想通りだ。スタン中に動けるはずもなければ、ましてやスキルを使えるわけもない。それに、身代わり人形ならさっき使ったばかりでもう使えない。この条件下で今のを回避できるとしたら。
「『やっぱり……分身体か!!』」
光線をキャンセルし、即座に接近戦に持ち込む。互いの得物がギリギリと火花を散らす。
「ほう、今のは検証だったというわけか……!」
その瞬間、鍔迫り合いの手応えが消失する。勢いあまってつんのめったところ、セイスのナイフがウチの背中を刺した。
「『ッ!!!』」
「だが、知られたところで対策はできまい!!」
身体を掴まれ、地面に叩きつけられる。次の瞬間、ウチの身体は勢いよく空中に投げ出された。いや、連れて行かれたというべきか。
「『これは、ミハイル戦の時の……!!』」
【罠操術:画竜点睛】……いつの間にこんな大技を仕掛けていたんだ!?いや、そんなことよりも。
「さらばだ……!【バスターショット】!!」
龍に拘束され空中で動けないウチに対し、ここぞとばかりに決めにきたか!この攻撃を受けたら確実に負ける!何か、まだウチにできることは…………!?
『危険だけど……賭けるしかないわね!!』
「影ちゃん……?」
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