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第6章 夢と混沌の祭典
第16話 宝石使い
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「もう1人の……?プレ君、それってどういうこと?」
「最後の星の動き、明らかにおかしかったんだ。それまでは自然な回転を続けていたのに……煌が何かスキルを使って以降、その動きが急に激しくなった。まるで、ダイヤルを合わせて操作してるみたいに」
「錬金術で、何とかできるもんじゃねえのか?」
マグさんが口を挟む。確かに、この世界での錬金術は既に現代科学とは違う方面へと展開している。だから、ある程度の非科学的現象なら起こせるかもしれない。でも。
「それは……厳しいと思う。あそこまで不規則的で変則的な回転運動を、それも8つ同時に操作するなんて、普通はできない。それこそ、よほど発達した科学技術か、魔術でもない限り」
この世界において錬金術自体はあくまで、科学に毛が生えた程度のファンタジー要素をプラスした概念であり、超自然的な現象を何でも起こせるわけじゃない。そして基盤となる科学技術の精度は、現実世界におけるそれの水準より数世紀劣る。
「じゃあつまり、プレ君の知ってる限りあの動きをさせられるのは宝石しかない……ってこと?」
「恐らく、ね。他のゲームをやってると混同しがちだけど、錬金術の本質は科学であって、魔法じゃない。だから、ああいう動きを再現するのは難しいんだ」
勿論僕も、錬金術で何とかなるか試そうとしたり、文献を漁ったりした。だが、やはり普通の科学だけでは到底作れないような緻密な精度の遺産が多すぎる。研究所で見た機動兵が良い例だ。あれはロボットではなくゴーレムだという結論が出たが、普通の錬金術で同時に制御できるゴーレムの数は精々数体程度。離れた所から何十もの数を完璧に制御できる特別な術を彼らが持っていたのだとしても、それは少なくともファンタジー世界程度の科学技術が成せる技ではない。
「……でも宝石だけは、違う。無限の可能性を持ってるこいつを使えば、あれくらいのことは簡単にできてしまう」
そう、たった一つ、この世界と現実世界では明確に違う点がある。それは、空気中に含まれる超自然的エネルギー分子……「マナ」の存在だ。
他のゲームでは魔力の素などとしてよく扱われるこの分子が、科学を礎とするはずの錬金術の世界に存在する。これこそが、この世界におけるいくつもの非科学的事象の全ての正当性を説明してしまう事実であり、同時に錬金術が現代科学とは違う魔術じみた空想の中の技術であるということを暗に示す、アルケミア・オンラインの世界観そのものに対するアンチテーゼにもなり得る。
そして宝石は、正しくそんなマナの塊なのではないか。これは研究を始めた当初から抱いていた仮説だが、この世界における宝石の神がかったような異常性・特異性をみるに大方間違いではないだろう。宝石は空気中のマナが長い年月をかけて凝集した結晶体であり、この世界に錬金術という概念が誕生してからずっと、科学と魔術という本来相容れないもの同士を結びつけ、錬金術によって実現できる範囲を広げてきた。その様はもはや、錬金術の根幹を揺るがす禁断のアイテム……賢者の石。
何よりの証拠としては、僕があの門番から抜き取ったコア。あれに宝石が使われていたことだ。これは即ち、この世界の歴史では確かに、錬金術に宝石の技術が用いられていた時代があったことを意味する。それが今の僕達にも、殆どのNPCにも知られていないのは、何か裏でその事実を揉み消そうとしているような気がしてならないが。やはり王立研究所……もとい王家は、何か隠しているんだろう。
「でも、ボクたちみたいに、宝石を使った装備を着けてるだけなんじゃ……プレ君が作ったんじゃないの?それか、市販品で」
「僕が作ってないのは前提として、彼らの宝石に対する認識は、精々不思議な力を持つと噂される程度の小綺麗な石でしかない。だから、唯一燃料として使える紅焰石を除いては……宝石は彼らNPCにとっても、市場にとっても、大した価値にはならないんだ。まともに取引してる店なんてないはずだよ」
それに万が一、珍しい石コレクターみたいなNPCが存在し市場でも入手可能だったとして、それにこの世界を揺るがす力が秘められていると自力で気づけたんだとしたら、そいつはもう既に立派な宝石使いだ。煌が自作したのか、それとも誰か他の生産職プレイヤーが作ったのか……いずれにしろ、2人目がいるのは明らかだろう。
そして、強い装備やアイテムがあれば、世界観などまるで無視して飛びつく単純なゲーマー達のことだ。こんなチートじみたツールが今日までまともに市場で取引されていない時点で、他の生産職プレイヤーが作ってばら撒いたという可能性は極めて低い。となれば、残る可能性は……。
「だから恐らく、煌……彼女が2人目の宝石使いなんだ」
皆の顔が曇る。きっと僕もそうだ。自分でも宝石について調べるほど謎が増えるばかりだし、単純にトーナメント進出者という観点から見ても、相手が宝石使いだと分かっただけでもかなり勝算が危うくなる。最も、戦う前に知ることができたのは不幸中の幸いだが。
『間もなく、第4試合を開始致します!』
「ってヤバ、もうこんな時間!」
うっかり出番をすっぽかすところだった。煌については気になるけど、今は後回し。大事なのは、目の前の一戦をしっかり勝ち上がることだ。彼女のことは、それから考えればいい。
「行ってくる!!」
「頑張ってね!プレ君!!」
「おれ達が応援してるからな!」
ハルとノルキア、とりあえず仲直りしてそうでよかった。僕はそのことにひと息安堵すると、踵を返してフィールドへと急いだ。
「遅いですよ!プレアデスさん!!」
フィールドの中、反対側のゲートの前で彼は待っていた。……全身黄金色のライトアーマーに身を包んで。おいおい、まさか武器に合わせて防具買い直したのか?なんか、随分と派手になったな。って、ちょっと前まで魅せ防具来てた僕達が言えたことじゃないか。
「ごめんごめん、ちょっと考え事してて」
「考え事って……まあ、プレアデスさんらしいですけど」
「……お互い、頑張ろうね」
「……はい。胸をお借りします」
レオンに作った『金獅子の双拳』は、僕が作った装備達の中で3本の指に入る傑作だ。直接攻撃の威力、錬成陣による高い制御性、優れたステータス補正値……全てがバランス良く仕上がっていて、自分で言うのもなんだが抜け目がない。使いやすさでは間違いなくトップクラスだろう。
そして金獅子の特性について調べたところ、面白いことが書いてあった。あれの装備スキル【サンライズクロー】にヒントが隠されていたのだ。伝説の魔獣の1体、金獅子は、太陽が天高く昇るほどその力を増した、と……。
つまり、昼間であれば力を発揮し、その力は正午に近いほど強力なものになる、ということだ。彼にとっては幸運なことに、この第4試合は午前の部最後の対戦枠。つまり、考えうる限り最も彼が力を発揮できる条件が揃ってしまった。
「……上等だ」
ここで勝てたら、僕は必ず次のステップに進むことができる。宝石使いとして更に成長できるはずだ。
『1回戦第4試合、プレアデスvsレオン!レディ……!』
「俺にくれたこの力で、プレアデスさん、あなたを超えます!!」
「面白い……ならば付き合ってもらおうか。炎を呼び大地を揺るがす……大いなる実験に!!」
そう、全ては宝石と、この世界を解き明かすために。
『バトル、スタートォ!!』
~~side 第1サーバー代表・早瀬~~
「……ああ。頼んだぞ、光」
休憩室に入ると、博士が誰かと電話をしていた。家族だろうか?今ゲーム内では決勝トーナメントの1回戦……こっちでもメンテナンス2日目、折り返し地点だ。電話の1つくらい、かけたくもなるものだろう。
私達運営は、こういう大規模メンテナンスの時はデスワーク、家に帰れるとは端から思ってもいない。だが、別に後悔はしていない。誰もがゲームが、そして何よりこの世界のことが好きで、いつも誇りを持って仕事している。日替わりでパトロールと称したログインもできるし、大きなメンテナンスさえなければ基本的にはホワイトなのだ。
「何だ、そこにいたのかね早瀬君」
「あぁ、博士。いえ、私も先程休憩に入ったところです」
「そうか……」
「…………」
気まずい。会議にも似た、あの重い空気が漂う。電話しているのをそんなに聞かれたくなかったのだろうか?
「プレアデス、良い調子ですね」
「当然だ。この程度で足を止めてもらっては困る」
やはり、博士は彼に何か期待を込めている?いや、それどころか、彼があの世界で何かを成し遂げるのを求めているような……?
「……博士。貴方とプレアデスは、一体どのような…………?」
「……そうだな…………私の虚無を埋めてくれる者、或いは、元々そこにあったもの、とだけ言っておこうか」
「博士の中に……?」
抽象化されすぎているが、それでも何となく、博士の言おうとしていることが理解できたような、そんな気がする。最も、博士はきっと私の考えなど遠く及ばぬ所にいるのだろうが。
「最後の星の動き、明らかにおかしかったんだ。それまでは自然な回転を続けていたのに……煌が何かスキルを使って以降、その動きが急に激しくなった。まるで、ダイヤルを合わせて操作してるみたいに」
「錬金術で、何とかできるもんじゃねえのか?」
マグさんが口を挟む。確かに、この世界での錬金術は既に現代科学とは違う方面へと展開している。だから、ある程度の非科学的現象なら起こせるかもしれない。でも。
「それは……厳しいと思う。あそこまで不規則的で変則的な回転運動を、それも8つ同時に操作するなんて、普通はできない。それこそ、よほど発達した科学技術か、魔術でもない限り」
この世界において錬金術自体はあくまで、科学に毛が生えた程度のファンタジー要素をプラスした概念であり、超自然的な現象を何でも起こせるわけじゃない。そして基盤となる科学技術の精度は、現実世界におけるそれの水準より数世紀劣る。
「じゃあつまり、プレ君の知ってる限りあの動きをさせられるのは宝石しかない……ってこと?」
「恐らく、ね。他のゲームをやってると混同しがちだけど、錬金術の本質は科学であって、魔法じゃない。だから、ああいう動きを再現するのは難しいんだ」
勿論僕も、錬金術で何とかなるか試そうとしたり、文献を漁ったりした。だが、やはり普通の科学だけでは到底作れないような緻密な精度の遺産が多すぎる。研究所で見た機動兵が良い例だ。あれはロボットではなくゴーレムだという結論が出たが、普通の錬金術で同時に制御できるゴーレムの数は精々数体程度。離れた所から何十もの数を完璧に制御できる特別な術を彼らが持っていたのだとしても、それは少なくともファンタジー世界程度の科学技術が成せる技ではない。
「……でも宝石だけは、違う。無限の可能性を持ってるこいつを使えば、あれくらいのことは簡単にできてしまう」
そう、たった一つ、この世界と現実世界では明確に違う点がある。それは、空気中に含まれる超自然的エネルギー分子……「マナ」の存在だ。
他のゲームでは魔力の素などとしてよく扱われるこの分子が、科学を礎とするはずの錬金術の世界に存在する。これこそが、この世界におけるいくつもの非科学的事象の全ての正当性を説明してしまう事実であり、同時に錬金術が現代科学とは違う魔術じみた空想の中の技術であるということを暗に示す、アルケミア・オンラインの世界観そのものに対するアンチテーゼにもなり得る。
そして宝石は、正しくそんなマナの塊なのではないか。これは研究を始めた当初から抱いていた仮説だが、この世界における宝石の神がかったような異常性・特異性をみるに大方間違いではないだろう。宝石は空気中のマナが長い年月をかけて凝集した結晶体であり、この世界に錬金術という概念が誕生してからずっと、科学と魔術という本来相容れないもの同士を結びつけ、錬金術によって実現できる範囲を広げてきた。その様はもはや、錬金術の根幹を揺るがす禁断のアイテム……賢者の石。
何よりの証拠としては、僕があの門番から抜き取ったコア。あれに宝石が使われていたことだ。これは即ち、この世界の歴史では確かに、錬金術に宝石の技術が用いられていた時代があったことを意味する。それが今の僕達にも、殆どのNPCにも知られていないのは、何か裏でその事実を揉み消そうとしているような気がしてならないが。やはり王立研究所……もとい王家は、何か隠しているんだろう。
「でも、ボクたちみたいに、宝石を使った装備を着けてるだけなんじゃ……プレ君が作ったんじゃないの?それか、市販品で」
「僕が作ってないのは前提として、彼らの宝石に対する認識は、精々不思議な力を持つと噂される程度の小綺麗な石でしかない。だから、唯一燃料として使える紅焰石を除いては……宝石は彼らNPCにとっても、市場にとっても、大した価値にはならないんだ。まともに取引してる店なんてないはずだよ」
それに万が一、珍しい石コレクターみたいなNPCが存在し市場でも入手可能だったとして、それにこの世界を揺るがす力が秘められていると自力で気づけたんだとしたら、そいつはもう既に立派な宝石使いだ。煌が自作したのか、それとも誰か他の生産職プレイヤーが作ったのか……いずれにしろ、2人目がいるのは明らかだろう。
そして、強い装備やアイテムがあれば、世界観などまるで無視して飛びつく単純なゲーマー達のことだ。こんなチートじみたツールが今日までまともに市場で取引されていない時点で、他の生産職プレイヤーが作ってばら撒いたという可能性は極めて低い。となれば、残る可能性は……。
「だから恐らく、煌……彼女が2人目の宝石使いなんだ」
皆の顔が曇る。きっと僕もそうだ。自分でも宝石について調べるほど謎が増えるばかりだし、単純にトーナメント進出者という観点から見ても、相手が宝石使いだと分かっただけでもかなり勝算が危うくなる。最も、戦う前に知ることができたのは不幸中の幸いだが。
『間もなく、第4試合を開始致します!』
「ってヤバ、もうこんな時間!」
うっかり出番をすっぽかすところだった。煌については気になるけど、今は後回し。大事なのは、目の前の一戦をしっかり勝ち上がることだ。彼女のことは、それから考えればいい。
「行ってくる!!」
「頑張ってね!プレ君!!」
「おれ達が応援してるからな!」
ハルとノルキア、とりあえず仲直りしてそうでよかった。僕はそのことにひと息安堵すると、踵を返してフィールドへと急いだ。
「遅いですよ!プレアデスさん!!」
フィールドの中、反対側のゲートの前で彼は待っていた。……全身黄金色のライトアーマーに身を包んで。おいおい、まさか武器に合わせて防具買い直したのか?なんか、随分と派手になったな。って、ちょっと前まで魅せ防具来てた僕達が言えたことじゃないか。
「ごめんごめん、ちょっと考え事してて」
「考え事って……まあ、プレアデスさんらしいですけど」
「……お互い、頑張ろうね」
「……はい。胸をお借りします」
レオンに作った『金獅子の双拳』は、僕が作った装備達の中で3本の指に入る傑作だ。直接攻撃の威力、錬成陣による高い制御性、優れたステータス補正値……全てがバランス良く仕上がっていて、自分で言うのもなんだが抜け目がない。使いやすさでは間違いなくトップクラスだろう。
そして金獅子の特性について調べたところ、面白いことが書いてあった。あれの装備スキル【サンライズクロー】にヒントが隠されていたのだ。伝説の魔獣の1体、金獅子は、太陽が天高く昇るほどその力を増した、と……。
つまり、昼間であれば力を発揮し、その力は正午に近いほど強力なものになる、ということだ。彼にとっては幸運なことに、この第4試合は午前の部最後の対戦枠。つまり、考えうる限り最も彼が力を発揮できる条件が揃ってしまった。
「……上等だ」
ここで勝てたら、僕は必ず次のステップに進むことができる。宝石使いとして更に成長できるはずだ。
『1回戦第4試合、プレアデスvsレオン!レディ……!』
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「面白い……ならば付き合ってもらおうか。炎を呼び大地を揺るがす……大いなる実験に!!」
そう、全ては宝石と、この世界を解き明かすために。
『バトル、スタートォ!!』
~~side 第1サーバー代表・早瀬~~
「……ああ。頼んだぞ、光」
休憩室に入ると、博士が誰かと電話をしていた。家族だろうか?今ゲーム内では決勝トーナメントの1回戦……こっちでもメンテナンス2日目、折り返し地点だ。電話の1つくらい、かけたくもなるものだろう。
私達運営は、こういう大規模メンテナンスの時はデスワーク、家に帰れるとは端から思ってもいない。だが、別に後悔はしていない。誰もがゲームが、そして何よりこの世界のことが好きで、いつも誇りを持って仕事している。日替わりでパトロールと称したログインもできるし、大きなメンテナンスさえなければ基本的にはホワイトなのだ。
「何だ、そこにいたのかね早瀬君」
「あぁ、博士。いえ、私も先程休憩に入ったところです」
「そうか……」
「…………」
気まずい。会議にも似た、あの重い空気が漂う。電話しているのをそんなに聞かれたくなかったのだろうか?
「プレアデス、良い調子ですね」
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やはり、博士は彼に何か期待を込めている?いや、それどころか、彼があの世界で何かを成し遂げるのを求めているような……?
「……博士。貴方とプレアデスは、一体どのような…………?」
「……そうだな…………私の虚無を埋めてくれる者、或いは、元々そこにあったもの、とだけ言っておこうか」
「博士の中に……?」
抽象化されすぎているが、それでも何となく、博士の言おうとしていることが理解できたような、そんな気がする。最も、博士はきっと私の考えなど遠く及ばぬ所にいるのだろうが。
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